42 / 50
DISK2
第四十一話 Recruit Survivor
しおりを挟む
プロモ撮影当日。俺たちは都内のハウススタジオを訪れた。
「ずいぶんとスタッフいるな……」
「そりゃそうでしょ? だってプロモ撮りは人も金も掛かってるんだからさぁ」
思いのほか撮影は大がかりなようだ。
ウラとジュンは業界に関わっているためか全く動じていない。
動揺しているのは俺と七星だけだ。
「すっげー!! 本当にプロモ撮りするみたいだ!」
「あのさー七星、本当にプロモ撮りすんだよ?」
ウラは七星の後頭部を小突いた。
最近はウラが小突く場所が固定化されてきた気がする。
スタジオは何部屋かに分かれていた。各部屋事にセットが組まれている。
会議室風の部屋、パンク風の部屋、カフェ風の部屋……。
前もって高橋さんから説明を受けてはいたけれど、目の前にすると緊張する。
「あ、皆さんお疲れ様ですー。今日はよろしくお願いしますね」
高橋さんがクリップボードを小脇に抱えて走り寄ってきた。
いつも思う。高橋さんは現場で走り回っていると使えない男に見える。(そう装っているだけなのだろうけど……)
「高橋さーん! 今日はよろしくお願いします! ウチの松田と高嶺はこういう場所初めてなのでご迷惑お掛けするかもしれませんが、どうかよろしくです!」
「ハハハ、大丈夫ですよ! むしろ、京極さん……。いえ、高嶺さんや高木さんくらい現場慣れしてる方がいる方が初プロモでは稀ですから!」
高橋さんはウラの名前を間違えて訂正した。
俺たちはスタジオの端にあるホワイトボードへと向かった。
ホワイトボードの立つと、高橋さんは「オホン」と咳払いをする。
「えー……。では資料に目を通しているとは思いますが、最終確認のため説明させていただきますねー」
高橋さんは進学塾の名物講師のように俺たちに撮影スケジュールを説明し始めた。
『今でしょ』の人っぽい。たしか林なにがし。
今回の新曲は番組の企画に合わせた物だ。
新社会人を応援するという番組に沿った、明るく元気の出るような曲。
本来、俺たちの曲はそこまでPOPテイストにはならない。
もしかしたら結成後初のPOPかもしれない。
「今回は3つのスタジオでそれぞれ撮影させて貰いますねー。言うまでもないですが、メインの被写体は高嶺さんになります。えっと……。高嶺ヘカテーさんです」
「あ、高橋さんいいっすよ京極で! 同じ名字が2人いると紛らわしいから分けて下さい」
確かに紛らわしい。さっきからウラのことを高嶺さんと呼ぶたび七星がビクっとなる。
「では……。京極さん主体の撮影になります。メンバーの方はアップ撮りする場面もありますけど、基本的には京極さんのバックバンドの扱いでお願いします」
「ええ、それでお願いします。まぁスタッフさんが早く帰れるように頑張って終わらせますので……」
「京極さーん、あんまり気を使わなくても大丈夫ですよ! 今回僕らは良い物を作るために集まってますので! 時間が掛かっても良い物を作りましょう! 大事なプロモです。頑張って『アフロディーテ』に負けないようなモノを作りましょう! あと、広通さんにもね……」
高橋さんは競合を意識しているような言い方をした。
広告代理店『広通』。新栄堂の天敵。
撮影前に俺たちは衣装に着替えた。
まず俺たちはスーツ姿になる。フレッシュマンにでもなった気分だ。
「はー……。なんか似合ってるかどうかよくわかんねーよ」
ウラはスーツに着替えるとため息を吐きながら会議室の椅子に腰掛けた。
ウラの年齢はまさに就活生とドンピシャだった。
黒髪をポニーテールにしていると本当にどこかの大学生のように見える。
ウラは企画の趣旨としてナチュラルメイクだった。
あまり意識したことがないが、ウラは童顔なのだ。
見ようによっては10代に見える。
「いやいや、なかなか似合ってるよ京極さん。弊社で雇いたいくらいだ」
「アハハハハ、ジュンありがとー。でも御社で出来る仕事なんて私にあるかしら?」
無駄な戯れ。
「みんなスーツ似合ってていーなー。俺本当に似合ってない……」
七星は苦笑いを浮かべながら姿見の前に立っていた。
まだ着慣れていないせいか、スーツに着られている。
「にしても……。大志はスーツ似合うよねー」
「似合うっていうか、俺はいつも着てるから着慣れてるだけだと思うぞ?」
「うん……。つーか大志は大学生の頃から似合ってた気がすんだよねー」
生産性のない会話。まるで高校の同級生だ。
スタッフたちは走り回っていた。
機材と舞台セットがすごい勢いで並べられていく。
「はーい! お待たせしましたー! では撮影入りまーす!」
高橋さんに呼ばれて俺たちはカメラの前へと移動した。撮影開始だ。
撮影は滞りなく進む……。と言いたいところだが、やはり俺と七星が足を引っ張った。
ウラとジュンは段取りが頭に入っているようで、要領よく動いていた。
俺もどうにか考えながら撮影していたが、ところどころ指摘される。
一番の問題は七星だった。
一生懸命やっているのはわかる。
しかし彼の失敗で何回も撮り直しを余儀なくされた。
その度ウラが七星に怒る。
「だーかーらー!! 何回言ったらわかるんだよ! スタッフさんに迷惑かけんじゃねーよ!」
「ごめん! 次は気をつけるから!」
「次は、次はって何回ミスってんの? 学習しろよ学習!」
最初は優しく注意していたウラも段々声が荒っぽくなる。
俺とジュンが引くぐらいウラは彼を責め立てた。
「はーい! お疲れ様でーす! 次のスタジオ段取りしますのでそれまで休憩でーす」
高橋さんが顔を覗かせる。ようやく休憩だ。
七星はよほどショックだったらしい。俯いて座り込んでしまう。
「あのよーウラ! 気持ちはわかるけどあそこまで言うことねーだろ? 七星すっかり萎縮しちまったじゃねーかよ」
休憩中、俺はウラに声を掛けた。彼女はすっかりむくれている。
「だってさ! 何回も私は教えたんだよ? なのにあの子は!」
「だからって苛立って解決する問題じゃねーだろ? あいつだって頑張ってるんだからそこは認めてやんねーと……」
「はぁ? なんで? 頑張ってるなら出来て当然でしょ!? 出来ないのは努力してない証拠だ……」
ウラはそこまで言いかけて、言葉を飲み込むように黙り込んだ。
少しの沈黙。そして彼女は再び口を開いた。
「ああ、そうだね……。大志の言うとおり苛立ってた……。大人げねーよね」
「だろ? それに今日のお前なんか妙に気負いしてねーか?」
「否定できないかな……。正直すんごい気負ってるよ……。私たちの再起が掛かったチャンスだし……」
「さっきも言ったけど気持ちはよくわかるよ。でもどうせやるなら楽しんでやりたいだろ?」
「だよね……」
その後、ウラは七星のところに謝りに行った――。
それからの撮影は順調に進んだ。
パンクなセットでの撮影は秀逸だったと思う。手前味噌だけれど。
七星も楽しげにギターを弾いていた。
あのジュンも珍しく作り笑顔ではない。自然な笑みを浮かべていた。
撮影終了。
「はーい! 皆さんお疲れ様でしたー! とても良かったですよ!」
高橋さんは大量の汗を流していた。顔は嬉しそうだ。
「高橋さん! 今回は本当にありがとうございましたー! 初PVすっかり楽しんじゃいましたよ!」
「それはそれは! では京極さん! これから編集はいります。何か進展ありましたらすぐご連絡しますので!」
こうして俺たちの初プロモ撮影は無事終了した。
「ずいぶんとスタッフいるな……」
「そりゃそうでしょ? だってプロモ撮りは人も金も掛かってるんだからさぁ」
思いのほか撮影は大がかりなようだ。
ウラとジュンは業界に関わっているためか全く動じていない。
動揺しているのは俺と七星だけだ。
「すっげー!! 本当にプロモ撮りするみたいだ!」
「あのさー七星、本当にプロモ撮りすんだよ?」
ウラは七星の後頭部を小突いた。
最近はウラが小突く場所が固定化されてきた気がする。
スタジオは何部屋かに分かれていた。各部屋事にセットが組まれている。
会議室風の部屋、パンク風の部屋、カフェ風の部屋……。
前もって高橋さんから説明を受けてはいたけれど、目の前にすると緊張する。
「あ、皆さんお疲れ様ですー。今日はよろしくお願いしますね」
高橋さんがクリップボードを小脇に抱えて走り寄ってきた。
いつも思う。高橋さんは現場で走り回っていると使えない男に見える。(そう装っているだけなのだろうけど……)
「高橋さーん! 今日はよろしくお願いします! ウチの松田と高嶺はこういう場所初めてなのでご迷惑お掛けするかもしれませんが、どうかよろしくです!」
「ハハハ、大丈夫ですよ! むしろ、京極さん……。いえ、高嶺さんや高木さんくらい現場慣れしてる方がいる方が初プロモでは稀ですから!」
高橋さんはウラの名前を間違えて訂正した。
俺たちはスタジオの端にあるホワイトボードへと向かった。
ホワイトボードの立つと、高橋さんは「オホン」と咳払いをする。
「えー……。では資料に目を通しているとは思いますが、最終確認のため説明させていただきますねー」
高橋さんは進学塾の名物講師のように俺たちに撮影スケジュールを説明し始めた。
『今でしょ』の人っぽい。たしか林なにがし。
今回の新曲は番組の企画に合わせた物だ。
新社会人を応援するという番組に沿った、明るく元気の出るような曲。
本来、俺たちの曲はそこまでPOPテイストにはならない。
もしかしたら結成後初のPOPかもしれない。
「今回は3つのスタジオでそれぞれ撮影させて貰いますねー。言うまでもないですが、メインの被写体は高嶺さんになります。えっと……。高嶺ヘカテーさんです」
「あ、高橋さんいいっすよ京極で! 同じ名字が2人いると紛らわしいから分けて下さい」
確かに紛らわしい。さっきからウラのことを高嶺さんと呼ぶたび七星がビクっとなる。
「では……。京極さん主体の撮影になります。メンバーの方はアップ撮りする場面もありますけど、基本的には京極さんのバックバンドの扱いでお願いします」
「ええ、それでお願いします。まぁスタッフさんが早く帰れるように頑張って終わらせますので……」
「京極さーん、あんまり気を使わなくても大丈夫ですよ! 今回僕らは良い物を作るために集まってますので! 時間が掛かっても良い物を作りましょう! 大事なプロモです。頑張って『アフロディーテ』に負けないようなモノを作りましょう! あと、広通さんにもね……」
高橋さんは競合を意識しているような言い方をした。
広告代理店『広通』。新栄堂の天敵。
撮影前に俺たちは衣装に着替えた。
まず俺たちはスーツ姿になる。フレッシュマンにでもなった気分だ。
「はー……。なんか似合ってるかどうかよくわかんねーよ」
ウラはスーツに着替えるとため息を吐きながら会議室の椅子に腰掛けた。
ウラの年齢はまさに就活生とドンピシャだった。
黒髪をポニーテールにしていると本当にどこかの大学生のように見える。
ウラは企画の趣旨としてナチュラルメイクだった。
あまり意識したことがないが、ウラは童顔なのだ。
見ようによっては10代に見える。
「いやいや、なかなか似合ってるよ京極さん。弊社で雇いたいくらいだ」
「アハハハハ、ジュンありがとー。でも御社で出来る仕事なんて私にあるかしら?」
無駄な戯れ。
「みんなスーツ似合ってていーなー。俺本当に似合ってない……」
七星は苦笑いを浮かべながら姿見の前に立っていた。
まだ着慣れていないせいか、スーツに着られている。
「にしても……。大志はスーツ似合うよねー」
「似合うっていうか、俺はいつも着てるから着慣れてるだけだと思うぞ?」
「うん……。つーか大志は大学生の頃から似合ってた気がすんだよねー」
生産性のない会話。まるで高校の同級生だ。
スタッフたちは走り回っていた。
機材と舞台セットがすごい勢いで並べられていく。
「はーい! お待たせしましたー! では撮影入りまーす!」
高橋さんに呼ばれて俺たちはカメラの前へと移動した。撮影開始だ。
撮影は滞りなく進む……。と言いたいところだが、やはり俺と七星が足を引っ張った。
ウラとジュンは段取りが頭に入っているようで、要領よく動いていた。
俺もどうにか考えながら撮影していたが、ところどころ指摘される。
一番の問題は七星だった。
一生懸命やっているのはわかる。
しかし彼の失敗で何回も撮り直しを余儀なくされた。
その度ウラが七星に怒る。
「だーかーらー!! 何回言ったらわかるんだよ! スタッフさんに迷惑かけんじゃねーよ!」
「ごめん! 次は気をつけるから!」
「次は、次はって何回ミスってんの? 学習しろよ学習!」
最初は優しく注意していたウラも段々声が荒っぽくなる。
俺とジュンが引くぐらいウラは彼を責め立てた。
「はーい! お疲れ様でーす! 次のスタジオ段取りしますのでそれまで休憩でーす」
高橋さんが顔を覗かせる。ようやく休憩だ。
七星はよほどショックだったらしい。俯いて座り込んでしまう。
「あのよーウラ! 気持ちはわかるけどあそこまで言うことねーだろ? 七星すっかり萎縮しちまったじゃねーかよ」
休憩中、俺はウラに声を掛けた。彼女はすっかりむくれている。
「だってさ! 何回も私は教えたんだよ? なのにあの子は!」
「だからって苛立って解決する問題じゃねーだろ? あいつだって頑張ってるんだからそこは認めてやんねーと……」
「はぁ? なんで? 頑張ってるなら出来て当然でしょ!? 出来ないのは努力してない証拠だ……」
ウラはそこまで言いかけて、言葉を飲み込むように黙り込んだ。
少しの沈黙。そして彼女は再び口を開いた。
「ああ、そうだね……。大志の言うとおり苛立ってた……。大人げねーよね」
「だろ? それに今日のお前なんか妙に気負いしてねーか?」
「否定できないかな……。正直すんごい気負ってるよ……。私たちの再起が掛かったチャンスだし……」
「さっきも言ったけど気持ちはよくわかるよ。でもどうせやるなら楽しんでやりたいだろ?」
「だよね……」
その後、ウラは七星のところに謝りに行った――。
それからの撮影は順調に進んだ。
パンクなセットでの撮影は秀逸だったと思う。手前味噌だけれど。
七星も楽しげにギターを弾いていた。
あのジュンも珍しく作り笑顔ではない。自然な笑みを浮かべていた。
撮影終了。
「はーい! 皆さんお疲れ様でしたー! とても良かったですよ!」
高橋さんは大量の汗を流していた。顔は嬉しそうだ。
「高橋さん! 今回は本当にありがとうございましたー! 初PVすっかり楽しんじゃいましたよ!」
「それはそれは! では京極さん! これから編集はいります。何か進展ありましたらすぐご連絡しますので!」
こうして俺たちの初プロモ撮影は無事終了した。
0
あなたにおすすめの小説
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
ヤクザに医官はおりません
ユーリ(佐伯瑠璃)
ライト文芸
彼は私の知らない組織の人間でした
会社の飲み会の隣の席のグループが怪しい。
シャバだの、残弾なしだの、会話が物騒すぎる。刈り上げ、角刈り、丸刈り、眉毛シャキーン。
無駄にムキムキした体に、堅い言葉遣い。
反社会組織の集まりか!
ヤ◯ザに見初められたら逃げられない?
勘違いから始まる異文化交流のお話です。
※もちろんフィクションです。
小説家になろう、カクヨムに投稿しています。
病弱な彼女は、外科医の先生に静かに愛されています 〜穏やかな執着に、逃げ場はない〜
来栖れいな
恋愛
――穏やかな微笑みの裏に、逃げられない愛があった。
望んでいたわけじゃない。
けれど、逃げられなかった。
生まれつき弱い心臓を抱える彼女に、政略結婚の話が持ち上がった。
親が決めた未来なんて、受け入れられるはずがない。
無表情な彼の穏やかさが、余計に腹立たしかった。
それでも――彼だけは違った。
優しさの奥に、私の知らない熱を隠していた。
形式だけのはずだった関係は、少しずつ形を変えていく。
これは束縛? それとも、本当の愛?
穏やかな外科医に包まれていく、静かで深い恋の物語。
※この物語はフィクションです。
登場する人物・団体・名称・出来事などはすべて架空であり、実在のものとは一切関係ありません。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる