悪魔の手の中 番外編

文字の大きさ
7 / 14

苗代side:蕩ける妄想

しおりを挟む
(※かなり露骨な性描写を含みます。苦手な方はご注意下さい。
まだ印象を残せていないと思っている、登場人物のエピソードを書きました。エロを書くのが下手なのでその練習に書きました。続きを書くかは今のところ分かりませんが、直紀と苗代のエピソードは書きたいと思ってます。)




苗代なえしろさつき視点】



僕は、天羽くんが好きだ。
どのくらい好きかと聞かれたら、彼と僕の自作小説を書いてしまうくらい。

それからーー

「んぅっ、」

彼との性行為を妄想して、一人で自分をなぐさめてしまうくらいは彼のことが好きだ。

ベッドの上で、鍵のない部屋に誰にいつ入ってこられてもいいようにタオルケットを体にかけながら、僕はお尻を左右に広げ、すぼみに触れる。

うつ伏せになってお尻だけ高く上げた体勢では、タオルケットをかけてようが何をしているか丸わかりで、それでも性欲を発散しようと必死になってる自分がとんでもなく間抜けに思えて嫌になる。

「ふっ、んん…っ」

まだ未成年の学生で大人の玩具おもちゃを手に入れることは無理で、ハンドジェルでぬめらせた人差し指を挿入そうにゅうしていく。

「んぁっ、はぁっ…、あ…っ」

『ねぇ、俺にどこに触れてほしい?言ってみなよ。』

僕の耳に吐息をかけながら、柔らかな声で天羽くんがささやいた。

ぐちゅぅ、ぬぷぷと卑猥な音を鳴らして、指を奥へと進める。

「ひぁっ、ああっ!」

夜な夜な自慰じいをして、ぷっくりと腫れ上がって主張してしまっている前立腺ぜんりつせんを指先で強く引っ掻いてしまった。

大きなあえぎ声が漏れて、慌ててもう片方の手で口をふさぐ。

「んぐぅ、ふぅ…ふんんっ…」

二本目の指を挿入し、そのしこりをつまんで、ぐにぐにとひねった。

「あっ、あっ、ああっ…」

口を塞い出た手はするりと簡単に外れて、よだれを垂らしながら、また喘ぎ声を漏らす。

薄ピンクのベッドシーツによだれが染み込んで、小さな水たまりのように濃いピンク色が広がっている。

『ここ、そんなに気持ちいいんだ。喘いでもだえてる姿、可愛いね。苗代くん、女の子みたいだね。』

「あ゛あ゛っ…、ん゛っ、ん゛ぁッ!!」

天羽くんの言葉に脳を犯されながら、二本の指でごりごりとしこりを力いっぱい潰したら、内股ががぐがくと震え、上げてたお尻がずるりとベッドに下がる。
それでも押し潰す指の力は抜かない。

「ひぐぅ、ッ、ああ゛、あ゛っ、~~ッ!!!」

仰向あおむけの状態でふくらはぎからつま先までピンと伸び切った。それから、ビクビクと体が痙攣けいれんしたかと思えば、シーツには白い粘ついた体液が吐き出されていた。

「はぁ…はぁっ…はぁ…」

荒い息を繰り返す。
ひたいや首筋、背中、体全体にいつの間にかじっとりと汗をかいていた。

それでも性欲は収まらず、また指先を窄みに沈める。

「ん゛っ、」

敏感になったそこがぎゅっと指先を締め付けた。

天羽くん。
僕の大好きな、天羽くん。
お願い…君のあれで、僕のここをめちゃくちゃにしてほしい。

見たこともない彼の裸を、いつものように想像していたところで部屋のドアが叩かれた。

「さつき~。直紀なおきにぃちゃんが帰ってきたんだから、ちょっとは顔見せろよなぁ。感じわりぃな。」

突然聞こえた、その不機嫌で軽薄けいはくそうな声に体が固まる。自慰に夢中で、階段を上ってくる足音にまったく気付かなかった。

自分の名前を"にぃちゃん"付けで図々しく呼ぶその男は、大学二年生の従兄弟いとこで、二年前に地元を離れたが帰省きせいしていたようだ。

僕とは性格も容姿も違っていて、派手でヤンチャな見た目に楽天的かつ大雑把おおざっぱな性格の彼は苦手だった。

「うおーい。
聞いてんのか?
返事しねぇなら勝手に入るぞ。」

「まっ、まって…、
だ…ダメだってばっ!!」

ドンドンと荒くドアを叩く、従兄弟を制止する。普段は出さないような大きな声を上げた。

「んでだよ。」

「か、風邪かぜっ…、ひいてるから……。
移すと悪いし…そ、それに…ゆっくり寝てたいから…お願いっ、一人にさせて。」

「っんとかよ。お前、俺と顔合わせたくねぇから嘘ついてるだけじゃねぇの?」

僕が苦手なのを知っていて、なんでわざわざかまいにくるんだ。

ボヤいた従兄弟は、はぁとため息をついたかと思えば、ドアから離れる足音がした。

どうやら、分かってくれたみたいだ。

部屋から遠ざかっていく、その足音を聞きながら、バクバクと暴れている鼓動を静める。

その時、蜜のように甘くて官能的な声で天羽くんが耳元で響いた。

『なんだ。俺たちが愛し合ってるとこ、見せつけちゃったらよかったのに。』

「…んあ゛ッ、ああ゛っ、ん゛ん゛ぅッ、」

従兄弟の気配がなくなった安心感から、体にかかっていたタオルケットが落ちてしまっても気にせずに、またお尻を突き上げ、指を三本、一気に入れて前立腺を乱暴に押し潰す。

キジギシときしむベッドのスプリングの音と、
ぶちゅ、ぐちゃ、ぬぽ、ずちゅぅ、いやらしい濡れた音が耳に届く。

頬がカッと燃えつくように熱くなり、
額から汗が落ちた。

「ああっ、ふぅッ、あ゛あ゛ッ、気持ちいいっ、天羽くん、あっ…天羽くん、ん゛ッ…天羽くん…!」

次の瞬間、ガチャリと部屋のノブが回って、ドアが開いた。

「さつき、お前、風邪のわりには、一人で騒ぎすぎじゃね……」

「…ふえ?」

とろけきった思考回路では、すぐに現実を受け止めることはできなかった。

目を見開いて僕を凝視する従兄弟に、ようやく自分の状況を把握する。

絶望的なその状況に関わらず、きゅううと指をくわえた窄みが締まり、中の粘膜がうねって痙攣する。そして、性器からびゅっと白い体液を吐き出した。

どうしよ、天羽くん…
本当に見られちゃった……。

絶頂と衝撃と絶望と、いろんな感情に耐えきれなくなり、ふと意識が途切れかける。

その瞬間、くすりと耳元で天羽くんが僕を嘲笑あざわらった気がした。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

美形な幼馴染のヤンデレ過ぎる執着愛

月夜の晩に
BL
愛が過ぎてヤンデレになった攻めくんの話。 ※ホラーです

創作BL短編集

さるやま
BL
短編まとめました。 美形×平凡、ヤンデレ、執着・溺愛攻め多め

仕方なく配信してただけなのに恋人にお仕置される話

カイン
BL
ドSなお仕置をされる配信者のお話

ハンターがマッサージ?で堕とされちゃう話

あずき
BL
【登場人物】ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ハンター ライト(17) ???? アル(20) ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 後半のキャラ崩壊は許してください;;

ヤンデレだらけの短編集

BL
ヤンデレだらけの1話(+おまけ)読切短編集です。 【花言葉】 □ホオズキ:寡黙執着年上とノンケ平凡 □ゲッケイジュ:真面目サイコパスとただ可哀想な同級生 □アジサイ:不良の頭と臆病泣き虫 □ラベンダー:希死念慮不良とおバカ □デルフィニウム:執着傲慢幼馴染と地味ぼっち ムーンライトノベル様に別名義で投稿しています。 かなり昔に書いたもので芸風(?)が違うのですが、楽しんでいただければ嬉しいです! 【異世界短編】単発ネタ殴り書き随時掲載。 ◻︎お付きくんは反社ボスから逃げ出したい!:お馬鹿主人公くんと傲慢ボス

ヤンデレBL作品集

みるきぃ
BL
主にヤンデレ攻めを中心としたBL作品集となっています。

執着男に勤務先を特定された上に、なんなら後輩として入社して来られちゃった

パイ生地製作委員会
BL
【登場人物】 陰原 月夜(カゲハラ ツキヤ):受け 社会人として気丈に頑張っているが、恋愛面に関しては後ろ暗い過去を持つ。晴陽とは過去に高校で出会い、恋に落ちて付き合っていた。しかし、晴陽からの度重なる縛り付けが苦しくなり、大学入学を機に逃げ、遠距離を理由に自然消滅で晴陽と別れた。 太陽 晴陽(タイヨウ ハルヒ):攻め 明るく元気な性格で、周囲からの人気が高い。しかしその実、月夜との関係を大切にするあまり、執着してしまう面もある。大学卒業後、月夜と同じ会社に入社した。 【あらすじ】  晴陽と月夜は、高校時代に出会い、互いに深い愛情を育んだ。しかし、海が大学進学のため遠くに引っ越すことになり、二人の間には別れが訪れた。遠距離恋愛は困難を伴い、やがて二人は別れることを決断した。  それから数年後、月夜は大学を卒業し、有名企業に就職した。ある日、偶然の再会があった。晴陽が新入社員として月夜の勤務先を訪れ、再び二人の心は交わる。時間が経ち、お互いが成長し変わったことを認識しながらも、彼らの愛は再燃する。しかし、遠距離恋愛の過去の痛みが未だに彼らの心に影を落としていた。 更新報告用のX(Twitter)をフォローすると作品更新に早く気づけて便利です X(旧Twitter): https://twitter.com/piedough_bl 制作秘話ブログ: https://piedough.fanbox.cc/ メッセージもらえると泣いて喜びます:https://marshmallow-qa.com/8wk9xo87onpix02?t=dlOeZc&utm_medium=url_text&utm_source=promotion

可哀想は可愛い

綿毛ぽぽ
BL
 平民、ビビり、陰キャなセシリオは王立魔術学園へ入学を機に高校デビューを目指したが敢え無く失敗し不良のパシリをさせられる毎日。  同室者の男にも呆れられ絶望するセシリオに天使のような男が現れるが、彼もかなりイカれた野郎のようで……?セシリオは理想の平和な学園生活を送る事が出来るだろうか。また激重感情を抱えた男から逃げられるだろうか。 「むむむ無理無理!助けて!」 ━━━━━━━━━━━ ろくな男はいません。 世界観がごちゃごちゃです。余り深く考えずに暖かい目で読んで頂けたら、と思います。 表紙はくま様からお借りしました。

処理中です...