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前編
初めての快楽※R18
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楓の細く、美しい指が恥じらっている俺を無視して、シャツのボタンを外していく。その合間に、もう片方の手で自らのシャツにも手をかけ、ゆるやかに肩から滑らせた。
はらりと楓のシャツが床に落ち、なめらかで均整の取れた上半身が静かに露わになる。
いつもの性行為では俺だけが丸裸で、楓はシャツの裾さえ乱すことがなかった。だけど今、彼は自ら衣類を脱ぎ、上半身をさらしている。
伏し目がちの楓の顔は、どこか艶やかで、いつもの雰囲気とは明らかに違っていた。
濡れたように艶めく唇が、ゆっくりとほころんだ。その微笑みには、ぞくりとするような冷たさが宿っている。喉の奥がひくりと鳴り、視線を奪われるまま動けなくなる。
同じ男なのに、思わず見惚れてしまうほど美しかった。
「んっ、あ……っ、は、あ……っ」
楓のうっすらと汗の滲んだ体が、ぴたりと俺に絡みつく。腰がゆっくりと動くたびに重なった体が熱を孕む。しっとりしたその肌の感触に、息がつまりそうになった。肌越しに伝わる筋肉のかたち。その確かな硬さに、ふるりと身が震え、鼓動が跳ね上がる。
……なんだかおかしい。いつもより体が熱い。のぼせたみたいに顔が火照って、息が浅く、速くなる。
「っあ、あぁ……っ」
漏れた声に、自分でも一瞬、戸惑う。そこに滲んだ快楽の色に動揺を隠せない。
いつもなら楓に求められることが、ただ嬉しかった。好きだから、ではない。そうされることで無価値な自分に意味が持てた気がした。
けれど今は。
与えられる刺激に体が疼いて、仕方がなかった。感じたこともないその感覚が怖くて、熱を帯びたこの体が本当に俺のものなのか分からなくなる。
楓の性器が、ある一点を押し潰した時、「ひゃっ……!!」と、聞いたこともないような甲高い声が喉から漏れる。自分でも信じられないような高い声に、思わず目を見開いた。
「ここ、弱いんだ。」
楓はふ、と笑って、艶気を含んだ低い声で耳元で囁く。
「あっ……、か、楓……っ、そ、そこ……っ、…ああっ!」
お願い、ダメ、やめて、おかしくなる。
どの言葉も口から出そうになっては消えていく。否定するような言葉を言えば、求められなくなるのが嫌で、今まで言わないようにしていた。その習慣が体に染み付いていた。
つま先が空中で跳ねるようにピンと伸びる。
「ねえ、真澄のここ…、知ってていいのは俺だけだよ。」
同じところを執拗に突いてくる楓の腰に、体が弓のようにしなる。びくびくと震える腰と太ももが限界の近さを物語っていた。
「…俺以外には、教えたらダメだから。」
楓のその言葉に息を飲む。
微笑んでいるはずの表情がなぜか冷たい仮面のように見えた。ぞくり、と背筋が震えた。
いつもと何かが違う。
それがやけに胸にひっかかった。小さなざわめきが、心を揺らす。
びくんっと腰が跳ね、とぷりと白濁がこぼれ落ちる。腹とテーブルを汚し、それは静かに木目に染み込んでいく。
そこにあった、かつての綺麗な記憶が穢されていくようでただ目を逸らすことしかできなかった。
はらりと楓のシャツが床に落ち、なめらかで均整の取れた上半身が静かに露わになる。
いつもの性行為では俺だけが丸裸で、楓はシャツの裾さえ乱すことがなかった。だけど今、彼は自ら衣類を脱ぎ、上半身をさらしている。
伏し目がちの楓の顔は、どこか艶やかで、いつもの雰囲気とは明らかに違っていた。
濡れたように艶めく唇が、ゆっくりとほころんだ。その微笑みには、ぞくりとするような冷たさが宿っている。喉の奥がひくりと鳴り、視線を奪われるまま動けなくなる。
同じ男なのに、思わず見惚れてしまうほど美しかった。
「んっ、あ……っ、は、あ……っ」
楓のうっすらと汗の滲んだ体が、ぴたりと俺に絡みつく。腰がゆっくりと動くたびに重なった体が熱を孕む。しっとりしたその肌の感触に、息がつまりそうになった。肌越しに伝わる筋肉のかたち。その確かな硬さに、ふるりと身が震え、鼓動が跳ね上がる。
……なんだかおかしい。いつもより体が熱い。のぼせたみたいに顔が火照って、息が浅く、速くなる。
「っあ、あぁ……っ」
漏れた声に、自分でも一瞬、戸惑う。そこに滲んだ快楽の色に動揺を隠せない。
いつもなら楓に求められることが、ただ嬉しかった。好きだから、ではない。そうされることで無価値な自分に意味が持てた気がした。
けれど今は。
与えられる刺激に体が疼いて、仕方がなかった。感じたこともないその感覚が怖くて、熱を帯びたこの体が本当に俺のものなのか分からなくなる。
楓の性器が、ある一点を押し潰した時、「ひゃっ……!!」と、聞いたこともないような甲高い声が喉から漏れる。自分でも信じられないような高い声に、思わず目を見開いた。
「ここ、弱いんだ。」
楓はふ、と笑って、艶気を含んだ低い声で耳元で囁く。
「あっ……、か、楓……っ、そ、そこ……っ、…ああっ!」
お願い、ダメ、やめて、おかしくなる。
どの言葉も口から出そうになっては消えていく。否定するような言葉を言えば、求められなくなるのが嫌で、今まで言わないようにしていた。その習慣が体に染み付いていた。
つま先が空中で跳ねるようにピンと伸びる。
「ねえ、真澄のここ…、知ってていいのは俺だけだよ。」
同じところを執拗に突いてくる楓の腰に、体が弓のようにしなる。びくびくと震える腰と太ももが限界の近さを物語っていた。
「…俺以外には、教えたらダメだから。」
楓のその言葉に息を飲む。
微笑んでいるはずの表情がなぜか冷たい仮面のように見えた。ぞくり、と背筋が震えた。
いつもと何かが違う。
それがやけに胸にひっかかった。小さなざわめきが、心を揺らす。
びくんっと腰が跳ね、とぷりと白濁がこぼれ落ちる。腹とテーブルを汚し、それは静かに木目に染み込んでいく。
そこにあった、かつての綺麗な記憶が穢されていくようでただ目を逸らすことしかできなかった。
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