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ジュワァ……ッ。
熱したフライパンにタレを回し入れると、醤油と生姜の焦げる香ばしい匂いが台所いっぱいに弾けた。
食欲をこれでもかと刺激する、暴力的なまでに良い匂いだ。
「ぬぉ……! これはまた、強烈に腹の虫を刺激する香りだな」
背後から、感嘆の声が聞こえる。
振り返れば、ダイニングテーブルに頬杖をついたリュカが、黄金の瞳を輝かせてこちらを見ていた。
新しい白シャツに黒のパンツ姿。相変わらずモデルのような出で立ちだが、その視線はフライパンの中の豚肉に釘付けだ。
「もうすぐ出来るから、ご飯よそって待ってて」
「うむ。任せろ」
リュカは嬉々として炊飯器の蓋を開けた。
「何もするな」と言い渡してはあるが、ご飯をよそうのと、冷蔵庫から麦茶を出すことくらいは許可している。
彼は真剣な顔つきで、茶碗に山盛りの白米を装っている。その姿がなんだか微笑ましくて、僕はまた口元が緩むのを止められなかった。
「はい、おまたせ。豚の生姜焼きだよ」
千切りキャベツを添えた皿をドンと置く。
飴色に照り輝く豚肉。マヨネーズを少し添えるのも忘れない。
それを見たリュカの喉が、ゴクリと鳴った。
「いただきます」
僕が手を合わせると、リュカも見よう見まねで手を合わせる。
そして、まだ練習中だが、器用なものでだいぶ上達した箸で肉を掴み、豪快に口へと運んだ。
「……ッ!」
咀嚼した瞬間、彼の目がカッと見開かれる。
「美味い!! なんだこれは、肉の脂とこのタレの相性が、恐ろしいほどに完璧だ! 白米が……白米が勝手に口に入ってくるぞ!」
「ふふ、ご飯に合うおかずナンバーワンだからね」
「貴様は天才か? いや、このタレを生み出した人間こそが神に違いない」
大げさな賛辞を並べ立てながら、リュカは凄まじい勢いで食事を平らげていく。
それを見ながら、僕も一口食べた。
生姜の辛味と玉ねぎの甘み。豚肉の旨味。あつあつのご飯。
ああ、美味しい。
生きている、という味がする。
ふと、会社員時代の食事を思い出した。
深夜のオフィス。コンビニで買った冷たいサンドイッチや、エネルギー補給のためだけのゼリー飲料。味なんてしなかった。ただ空腹を紛らわせ、また働くための燃料を補給していただけだった。
「美味しい」と感じる心の余裕さえ、あの頃の僕は失くしていたのだ。
それが今はどうだ。
目の前には、僕の作った料理を「美味い」と全身で表現してくれる同居人がいる。
窓の外からは虫の声が聞こえ、急かされる仕事は何もない。
「……幸せだなぁ」
ぽつりと、言葉がこぼれた。
リュカが箸を止め、不思議そうにこちらを見る。
「なんだ、改まって」
「いや……誰かと一緒にご飯を食べて、美味しいって言い合えるのが、こんなに幸せなことだったんだなって」
僕が照れくさそうに言うと、リュカはきょとんとして、それからフッと優しく笑った。
「貴様は欲のない男だな。だが……悪くない」
彼は自分の皿に残っていた最後の一枚の肉を、ひょいっと僕の茶碗に乗せた。
「褒美だ。食え」
「えっ、いいの? 一番大きいの取っておいたやつじゃない?」
「我はもう満たされた。貴様がもっと太らんと、抱き心地が悪いからな」
「余計なお世話だよ!」
文句を言いながらも、僕はその肉を頬張った。
しょっぱくて、甘くて、少しだけ泣きたくなるような味がした。
食後、僕たちは縁側に並んで座り、涼んでいた。
雨上がりの澄んだ夜空には満天の星。
お腹はいっぱいで、お風呂上がりの体は程よく温かい。
リュカは人間の姿のまま、柱に背中を預けて片膝を立てている。
夜風が彼の銀髪を揺らす。その横顔は、彫刻のように美しく、そしてどこか人間離れした神聖さを帯びていた。
ふと、不安がよぎった。
今のこの生活は、あまりにも出来すぎている。
会社から逃げ出して、祖母の家に来て。
そこで偶然、神話の生き物のような彼に出会って。
まるで、神様がくれた長い夏休みのような、夢のような時間。
でも、夢はいずれ覚めるものだ。
貯金はいずれ尽きるし、彼だっていつかは森へ帰るかもしれない。あるいは、僕の過去が、ここまで追いかけてくるかもしれない。
「……ねえ、リュカ」
「ん?」
彼は星空を見上げたまま、低い声で応じた。
「君は、いつまでここにいてくれるの?」
聞いてしまってから、後悔した。
重い。まるで面倒な恋人のような質問だ。
けれど、リュカは視線をゆっくりと僕に移した。黄金の瞳が、暗闇の中で静かに光る。
「いつまで、とは?」
「いや……君は神獣だし、本来はこんな人間の家で暮らすような存在じゃないだろ? 怪我も治ったし、いつかは森に……」
「馬鹿を言うな」
リュカは呆れたように鼻を鳴らした。
「我は最初に言ったはずだ。『一生養う』と。神獣に二言はない」
「それは……そうだけど」
「それに、ここには美味い飯がある。ふかふかの布団がある。そして何より」
彼は言葉を切ると、長い腕を伸ばして、僕の頭を鷲掴みにした。
そして、ぐしゃぐしゃと乱暴に、けれどどこか愛おしむように撫で回す。
「貴様がいる。我にとって、今はここが一番快適な『巣』なのだ」
「……巣って」
「不満か?」
「……ううん。嬉しいよ」
髪を撫でられる感触が心地よくて、僕は目を細めた。
巣、か。
彼にとってここが帰る場所なら、僕にとってもここは、ようやく見つけた安息の地なのかもしれない。
「ミナトよ」
手が止まり、リュカの声が真剣な響きを帯びた。
「貴様は時折、捨てられた子犬のような顔をするな」
「え……?」
「『ここにいていいのか』と、怯えているような顔だ。……かつて貴様がいた場所は、それほど過酷だったのか?」
図星だった。
何も言っていないのに、彼は僕の心の奥底にある「逃げ出した罪悪感」や「居場所のなさ」を見抜いていたのだ。
「……うん。ちょっと、しんどかったかな。自分が何のために生きてるのか、わからなくなっちゃって」
「ならば、今はただ生きることを楽しめばいい」
リュカは僕の肩を引き寄せ、自身の体温のある身体に預けさせた。
硬い筋肉の感触と、彼特有の清浄な匂いに包まれる。
「美味いものを食い、よく眠り、笑う。それだけで十分だ。貴様がそうして健やかでいることが、我への一番の『供物』だと思え」
「……供物って。やっぱり僕、生贄なの?」
「フッ、まあな。我の心を癒やすための、愛玩動物だ」
憎まれ口を叩きながらも、その腕に込められた力は優しかった。
「ここにいていい」と、言葉以上に雄弁に語ってくれている。
目頭が熱くなった。
会社を辞めてから、ずっと心のどこかにあった「逃げてしまった自分」への後ろめたさ。それが、彼体温に溶かされていくようだ。
「ありがとう、リュカ」
「礼には及ばん。……さて、少し冷えてきたな」
リュカはそう言うと、パンッ、と一瞬光に包まれた。
次の瞬間、そこには巨大な銀色の狼が座っていた。
『部屋に戻るぞ。今日は貴様が我を枕にするがよい』
頭の中に響く声と共に、モフモフの尻尾が僕の背中をバンと叩く。
その不器用な優しさに、僕は声を上げて笑った。
「うん。最高の枕だね」
僕は立ち上がり、巨大な狼の首元に抱きついた。
柔らかい毛並みに顔を埋める。
明日のことはわからない。でも、少なくとも今夜は、悪夢を見ずに眠れそうだ。
この温かい「家族」が、そばにいてくれるのだから。
熱したフライパンにタレを回し入れると、醤油と生姜の焦げる香ばしい匂いが台所いっぱいに弾けた。
食欲をこれでもかと刺激する、暴力的なまでに良い匂いだ。
「ぬぉ……! これはまた、強烈に腹の虫を刺激する香りだな」
背後から、感嘆の声が聞こえる。
振り返れば、ダイニングテーブルに頬杖をついたリュカが、黄金の瞳を輝かせてこちらを見ていた。
新しい白シャツに黒のパンツ姿。相変わらずモデルのような出で立ちだが、その視線はフライパンの中の豚肉に釘付けだ。
「もうすぐ出来るから、ご飯よそって待ってて」
「うむ。任せろ」
リュカは嬉々として炊飯器の蓋を開けた。
「何もするな」と言い渡してはあるが、ご飯をよそうのと、冷蔵庫から麦茶を出すことくらいは許可している。
彼は真剣な顔つきで、茶碗に山盛りの白米を装っている。その姿がなんだか微笑ましくて、僕はまた口元が緩むのを止められなかった。
「はい、おまたせ。豚の生姜焼きだよ」
千切りキャベツを添えた皿をドンと置く。
飴色に照り輝く豚肉。マヨネーズを少し添えるのも忘れない。
それを見たリュカの喉が、ゴクリと鳴った。
「いただきます」
僕が手を合わせると、リュカも見よう見まねで手を合わせる。
そして、まだ練習中だが、器用なものでだいぶ上達した箸で肉を掴み、豪快に口へと運んだ。
「……ッ!」
咀嚼した瞬間、彼の目がカッと見開かれる。
「美味い!! なんだこれは、肉の脂とこのタレの相性が、恐ろしいほどに完璧だ! 白米が……白米が勝手に口に入ってくるぞ!」
「ふふ、ご飯に合うおかずナンバーワンだからね」
「貴様は天才か? いや、このタレを生み出した人間こそが神に違いない」
大げさな賛辞を並べ立てながら、リュカは凄まじい勢いで食事を平らげていく。
それを見ながら、僕も一口食べた。
生姜の辛味と玉ねぎの甘み。豚肉の旨味。あつあつのご飯。
ああ、美味しい。
生きている、という味がする。
ふと、会社員時代の食事を思い出した。
深夜のオフィス。コンビニで買った冷たいサンドイッチや、エネルギー補給のためだけのゼリー飲料。味なんてしなかった。ただ空腹を紛らわせ、また働くための燃料を補給していただけだった。
「美味しい」と感じる心の余裕さえ、あの頃の僕は失くしていたのだ。
それが今はどうだ。
目の前には、僕の作った料理を「美味い」と全身で表現してくれる同居人がいる。
窓の外からは虫の声が聞こえ、急かされる仕事は何もない。
「……幸せだなぁ」
ぽつりと、言葉がこぼれた。
リュカが箸を止め、不思議そうにこちらを見る。
「なんだ、改まって」
「いや……誰かと一緒にご飯を食べて、美味しいって言い合えるのが、こんなに幸せなことだったんだなって」
僕が照れくさそうに言うと、リュカはきょとんとして、それからフッと優しく笑った。
「貴様は欲のない男だな。だが……悪くない」
彼は自分の皿に残っていた最後の一枚の肉を、ひょいっと僕の茶碗に乗せた。
「褒美だ。食え」
「えっ、いいの? 一番大きいの取っておいたやつじゃない?」
「我はもう満たされた。貴様がもっと太らんと、抱き心地が悪いからな」
「余計なお世話だよ!」
文句を言いながらも、僕はその肉を頬張った。
しょっぱくて、甘くて、少しだけ泣きたくなるような味がした。
食後、僕たちは縁側に並んで座り、涼んでいた。
雨上がりの澄んだ夜空には満天の星。
お腹はいっぱいで、お風呂上がりの体は程よく温かい。
リュカは人間の姿のまま、柱に背中を預けて片膝を立てている。
夜風が彼の銀髪を揺らす。その横顔は、彫刻のように美しく、そしてどこか人間離れした神聖さを帯びていた。
ふと、不安がよぎった。
今のこの生活は、あまりにも出来すぎている。
会社から逃げ出して、祖母の家に来て。
そこで偶然、神話の生き物のような彼に出会って。
まるで、神様がくれた長い夏休みのような、夢のような時間。
でも、夢はいずれ覚めるものだ。
貯金はいずれ尽きるし、彼だっていつかは森へ帰るかもしれない。あるいは、僕の過去が、ここまで追いかけてくるかもしれない。
「……ねえ、リュカ」
「ん?」
彼は星空を見上げたまま、低い声で応じた。
「君は、いつまでここにいてくれるの?」
聞いてしまってから、後悔した。
重い。まるで面倒な恋人のような質問だ。
けれど、リュカは視線をゆっくりと僕に移した。黄金の瞳が、暗闇の中で静かに光る。
「いつまで、とは?」
「いや……君は神獣だし、本来はこんな人間の家で暮らすような存在じゃないだろ? 怪我も治ったし、いつかは森に……」
「馬鹿を言うな」
リュカは呆れたように鼻を鳴らした。
「我は最初に言ったはずだ。『一生養う』と。神獣に二言はない」
「それは……そうだけど」
「それに、ここには美味い飯がある。ふかふかの布団がある。そして何より」
彼は言葉を切ると、長い腕を伸ばして、僕の頭を鷲掴みにした。
そして、ぐしゃぐしゃと乱暴に、けれどどこか愛おしむように撫で回す。
「貴様がいる。我にとって、今はここが一番快適な『巣』なのだ」
「……巣って」
「不満か?」
「……ううん。嬉しいよ」
髪を撫でられる感触が心地よくて、僕は目を細めた。
巣、か。
彼にとってここが帰る場所なら、僕にとってもここは、ようやく見つけた安息の地なのかもしれない。
「ミナトよ」
手が止まり、リュカの声が真剣な響きを帯びた。
「貴様は時折、捨てられた子犬のような顔をするな」
「え……?」
「『ここにいていいのか』と、怯えているような顔だ。……かつて貴様がいた場所は、それほど過酷だったのか?」
図星だった。
何も言っていないのに、彼は僕の心の奥底にある「逃げ出した罪悪感」や「居場所のなさ」を見抜いていたのだ。
「……うん。ちょっと、しんどかったかな。自分が何のために生きてるのか、わからなくなっちゃって」
「ならば、今はただ生きることを楽しめばいい」
リュカは僕の肩を引き寄せ、自身の体温のある身体に預けさせた。
硬い筋肉の感触と、彼特有の清浄な匂いに包まれる。
「美味いものを食い、よく眠り、笑う。それだけで十分だ。貴様がそうして健やかでいることが、我への一番の『供物』だと思え」
「……供物って。やっぱり僕、生贄なの?」
「フッ、まあな。我の心を癒やすための、愛玩動物だ」
憎まれ口を叩きながらも、その腕に込められた力は優しかった。
「ここにいていい」と、言葉以上に雄弁に語ってくれている。
目頭が熱くなった。
会社を辞めてから、ずっと心のどこかにあった「逃げてしまった自分」への後ろめたさ。それが、彼体温に溶かされていくようだ。
「ありがとう、リュカ」
「礼には及ばん。……さて、少し冷えてきたな」
リュカはそう言うと、パンッ、と一瞬光に包まれた。
次の瞬間、そこには巨大な銀色の狼が座っていた。
『部屋に戻るぞ。今日は貴様が我を枕にするがよい』
頭の中に響く声と共に、モフモフの尻尾が僕の背中をバンと叩く。
その不器用な優しさに、僕は声を上げて笑った。
「うん。最高の枕だね」
僕は立ち上がり、巨大な狼の首元に抱きついた。
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