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やっとこさ本編
……文化祭まで二週間を切り
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このところ文化祭で披露するお芝居の練習にも熱を帯び始めて、景色の絵とか小道具とかも着実に出来上がっています。考えてみれば僕はこの手の物で表舞台に立った事がありません、基本裏方で酷い時はそれすらも入れてもらえませんでした。
でもそんな僕が高校生になって人生初の表舞台、しかもこの学校の文化祭はバザーやフリマの方が盛んで一般開放されるんです。僕の晴れ舞台(?)を家族と波那ちゃん夫婦と伽月君は見に来る予定で、特に波那ちゃんにとっては母校だから余計楽しみにしている様なんです。
それにこうして表舞台側に立つことになると、裏方側の皆が一生懸命僕たちのサポートをしてくれてるのがよく分かる、しかもこの学校の文化祭は近隣の高校の中ではハイレベルなので、一年生でも中途半端な事は出来ません。基本的にハンドメイドの得意な生徒が集まってるので、中学時代のそれとは明らかにモノが違います。
皆の頑張りをフイには出来ない、僕たち出演者も練習に熱が入ります。舞台上で台詞の一言も言った事の無い僕でも、クラスメイトの前では何とか発声できる様になってきました。それでも本番は体育館で行われます、マイクなど用意されていませんので、演出担当や先生によると僕の声量では響かないんじゃないか、と言われてしまいました……。
「まこちゃーん、ちょっと来てぇ♪」
最近彼氏が出来たひかりちゃんは公私共に絶好調!因みに彼氏とは颯天君の事です、伽月君どうも勝算があった上で二人を引き合わせたみたいなんだよね。一応問い質してみたけど『企業秘密』ってはぐらかされちゃった。
彼女は子供服ブランドを立ち上げる夢を持っていて、子供の事を学べて実習教科の多いこの高校を選んだそうです。それにしてもひかりちゃんが作る衣装のクオリティは凄すぎる、きっと三年生相手でも遜色無いと思うよ。ホント僕が着るのが申し訳ないくらいです、可愛い女の子に着て欲しかっただろうなぁ……。
ひかりちゃんを始めとした衣装班は、僕たちの衣装の最終仕上げに取り掛かっています。現時点でほぼ出来上がっているのですが、見栄えに加えて動き易さも考慮して手直しをしてくれました。余談なんだけど、女性用補正下着をリメイクして胸パッドをパンパンに詰めた物を作ってもらいました。これが本当によく出来ていて、女性特有のくびれも出来るんだ、着用してる時だけ女装というより女性を疑似体験している様な気分です。
「衣装班、いつ仕上がりそう?」
「遅くても週明けには完成出来るよ」
教室内がてんやわんやしてる中、担任の史生谷先生が入ってきました。
「今から体育館に移動!一時間だけステージを借りられたんだ。この時間で流れの感覚を掴んでおけ」
はーい!早急に作業の必要とする生徒以外は、先生に連れられて体育館に移動し通し稽古をしました。ここで分かった事、僕の今の声量のままでは体育館全体に声が届きません。そして稽古終了直後から、合唱部所属のクラスメイト二人による発声特訓がカリキュラムに加えられてしまいました……。
音楽室を借りての発声練習ははっきり言って地獄でした。しかも途中から合唱部顧問の先生が入ってきてもうスパルタ!喉はガラガラ体はヘトヘト、今すぐベッドで休みたい……疲れきった僕は合唱部の皆と別れて保健室に向かいます、先生にお願いしてベッドお借りしよう♪我が校の保健の先生とメンタルカウンセラーの先生はとっても優しい方なので、昨夜寝不足で……と言えば仮眠を取らせてくれるはず。でも先客が居ないとも限らないので、まずは控えめにドアをノックします。
……あれ?珍しく反応がありません、お出掛けなさってるのかな?う??ん、どうしよう。もし鍵が掛かってなければ待たせてもらおう。僕はゆっくりとドアノブを捻ってみるとドアは開きました。
「失礼しまぁす……」
僕は恐る恐る中に入ってベッドの使用状況をチェックすると一つ埋まっています、待たせてもらおうかな……?と思ったその時、カーテンの掛かってるベッドから声が聞こえてきました。
「……ん……んんっ……んぐぅ……」
どうもベッドを使用してるのは男子生徒で、熱に浮かされてるのか呻き声を上げています。先生がいらっしゃる様子もなく、本当に体調不良で呻いてるのならそれなりにバタバタしてるよね……?
「うぅん……はあぁっ……!……ん……ぱい……」
……何かおかしい、絶対おかしいっ!僕は足を止めて一呼吸置きます。マズイところに居合わせちゃってるよね?これ先生に報告した方が良いの?規律的にはそうした方が良いんだろうけど、こんなのチクるのは道徳的にどうなのか……?確かに保健室でヤる事じゃないよ、でもこんなの先生に言えないよぉ??!
僕はなるべく音を立てないように後ずさりします、ベッドを使用してる相手に気づかれないよう慎重に慎重に。
「……んふっ……ああぁ……だめぇ!」
「『ダメ』じゃないだろ?こんなに濡らして……」
イヤ駄目だろ、どう考えても駄目だろ!しかもこの声聞き覚えがある……。
『看護科二年二組、氷泉翔太』
あンの変態、四六時中そんな事しか考えてないのか!?
でもそんな僕が高校生になって人生初の表舞台、しかもこの学校の文化祭はバザーやフリマの方が盛んで一般開放されるんです。僕の晴れ舞台(?)を家族と波那ちゃん夫婦と伽月君は見に来る予定で、特に波那ちゃんにとっては母校だから余計楽しみにしている様なんです。
それにこうして表舞台側に立つことになると、裏方側の皆が一生懸命僕たちのサポートをしてくれてるのがよく分かる、しかもこの学校の文化祭は近隣の高校の中ではハイレベルなので、一年生でも中途半端な事は出来ません。基本的にハンドメイドの得意な生徒が集まってるので、中学時代のそれとは明らかにモノが違います。
皆の頑張りをフイには出来ない、僕たち出演者も練習に熱が入ります。舞台上で台詞の一言も言った事の無い僕でも、クラスメイトの前では何とか発声できる様になってきました。それでも本番は体育館で行われます、マイクなど用意されていませんので、演出担当や先生によると僕の声量では響かないんじゃないか、と言われてしまいました……。
「まこちゃーん、ちょっと来てぇ♪」
最近彼氏が出来たひかりちゃんは公私共に絶好調!因みに彼氏とは颯天君の事です、伽月君どうも勝算があった上で二人を引き合わせたみたいなんだよね。一応問い質してみたけど『企業秘密』ってはぐらかされちゃった。
彼女は子供服ブランドを立ち上げる夢を持っていて、子供の事を学べて実習教科の多いこの高校を選んだそうです。それにしてもひかりちゃんが作る衣装のクオリティは凄すぎる、きっと三年生相手でも遜色無いと思うよ。ホント僕が着るのが申し訳ないくらいです、可愛い女の子に着て欲しかっただろうなぁ……。
ひかりちゃんを始めとした衣装班は、僕たちの衣装の最終仕上げに取り掛かっています。現時点でほぼ出来上がっているのですが、見栄えに加えて動き易さも考慮して手直しをしてくれました。余談なんだけど、女性用補正下着をリメイクして胸パッドをパンパンに詰めた物を作ってもらいました。これが本当によく出来ていて、女性特有のくびれも出来るんだ、着用してる時だけ女装というより女性を疑似体験している様な気分です。
「衣装班、いつ仕上がりそう?」
「遅くても週明けには完成出来るよ」
教室内がてんやわんやしてる中、担任の史生谷先生が入ってきました。
「今から体育館に移動!一時間だけステージを借りられたんだ。この時間で流れの感覚を掴んでおけ」
はーい!早急に作業の必要とする生徒以外は、先生に連れられて体育館に移動し通し稽古をしました。ここで分かった事、僕の今の声量のままでは体育館全体に声が届きません。そして稽古終了直後から、合唱部所属のクラスメイト二人による発声特訓がカリキュラムに加えられてしまいました……。
音楽室を借りての発声練習ははっきり言って地獄でした。しかも途中から合唱部顧問の先生が入ってきてもうスパルタ!喉はガラガラ体はヘトヘト、今すぐベッドで休みたい……疲れきった僕は合唱部の皆と別れて保健室に向かいます、先生にお願いしてベッドお借りしよう♪我が校の保健の先生とメンタルカウンセラーの先生はとっても優しい方なので、昨夜寝不足で……と言えば仮眠を取らせてくれるはず。でも先客が居ないとも限らないので、まずは控えめにドアをノックします。
……あれ?珍しく反応がありません、お出掛けなさってるのかな?う??ん、どうしよう。もし鍵が掛かってなければ待たせてもらおう。僕はゆっくりとドアノブを捻ってみるとドアは開きました。
「失礼しまぁす……」
僕は恐る恐る中に入ってベッドの使用状況をチェックすると一つ埋まっています、待たせてもらおうかな……?と思ったその時、カーテンの掛かってるベッドから声が聞こえてきました。
「……ん……んんっ……んぐぅ……」
どうもベッドを使用してるのは男子生徒で、熱に浮かされてるのか呻き声を上げています。先生がいらっしゃる様子もなく、本当に体調不良で呻いてるのならそれなりにバタバタしてるよね……?
「うぅん……はあぁっ……!……ん……ぱい……」
……何かおかしい、絶対おかしいっ!僕は足を止めて一呼吸置きます。マズイところに居合わせちゃってるよね?これ先生に報告した方が良いの?規律的にはそうした方が良いんだろうけど、こんなのチクるのは道徳的にどうなのか……?確かに保健室でヤる事じゃないよ、でもこんなの先生に言えないよぉ??!
僕はなるべく音を立てないように後ずさりします、ベッドを使用してる相手に気づかれないよう慎重に慎重に。
「……んふっ……ああぁ……だめぇ!」
「『ダメ』じゃないだろ?こんなに濡らして……」
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