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懲りずに続編
悪ガキの逆襲……
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夏季補習も免れ、晴れて誠ともカップルになれて最高の気分で夏休みを迎えられた。今日から二泊三日のバーベキューパーティー、兄貴が不参加の状態での参加は初めてだけど、今となっては殆どの方が顔見知りだから別段どうって事はない。強いて言えばこのビッグチャンスにあんの隼人が勇に変わってここに参加してきた事が唯一の不満だ。
「まこちゃんには指一本触れさせないからな、伽月ぃ」
とのっけから宣戦布告してきやがる隼人は、誠の隣にべったりと貼り付いてて鬱陶しいことこの上ない。しかも今回特別参加の遵斗と早くも仲良くなり、「遵斗君の方がまこちゃんとお似合いだよ」と十歳とは思えぬ二枚舌で腹黒さ本領発揮中だ。
「それにしてもあの子、なかなかの強敵だな」
遵斗も隼人の二枚舌には気付いてるみたいで苦笑いしてるや。晋は我関せずでちびっ子たちの面倒を買ってでてる、あんま関わりたくねぇんだろうな、多分。
まぁことごとく隼人に邪魔されっぱなしの俺は送迎バスで誠の隣を奪われ、今は遵斗と一緒にいる。二泊三日、チャンスはまだまだあるさとは思うが誠の前では可愛こ振るから下手な事は出来ない。
「あ~どっかに馬居ねぇかなぁ?」
「奇遇だな伽月ぃ、僕も馬を探してるんだ」
ほ~、犬猫にも触れねぇお前が馬に何の用があるんだ?
「ひと仕事してもらうんだい、一人蹴り上げてほしいのがいるからな伽月ぃ。お馬鹿君には難しいだろうけど」
うっ……考えてた事が小学生と同レベルだった事にガッカリする俺、隼人が高校生レベルなのか俺が小学生レベルなのか……ってか誠は俺の恋人なんだよ!馬に蹴られるのはむしろお前だ悪ガキ!
「もう二人共それくらいにしない?二泊三日ずっとそうしてるの?」
隼人の隣に座ってる誠が少々面倒臭そうに仲裁に入ってくる。イヤイヤ、そもそも誰のせいでこうなってると思ってんだ?早いうちに思い知らせといた方がいいのに『一時的なものだって』と放置してるからだろうが。
「僕はそんな事思ってないよまこちゃん、でも超心の狭いあのうど男がね……」
おい誰がうど男だ、まぁ高校に入学して三ヶ月ほどで兄さんと身長並んじまってるけどさ。
「お前さっきから何ぶりっ子してんだよ?」
「何の話してるんだ伽月ぃ、それ以上近付くとまこちゃんが汚れちゃうだろ」
「そんなんで汚れるかっ!」
「汚れるっ!!!まこちゃんの純潔は僕が守るんだいっ!!!」
「ほ~、そのへなちょこでどう守るんだ?」
「何だとぉ!無駄にデカイからっていい気になるなよ伽月ぃ!」
「無駄には余計だ悪カキが!」
「それくらいにしろ、大人げないぞ伽月」
とは兄さん、ったく子供好きなのはいいけどどこまで甘いのやら……コイツは子供の面した腹黒だっての。ついでに言うと俺だって十五歳だから大人ではないぞ。
「何で俺だけ……」
「しょうがないよ伽月君、こういう時大きいって不利だから」
さっきまで子供たちの相手をしていた晋が俺のところに来て肩をポンポンと叩いてくる。一緒に付いてきてた望月さんの長男青蓮坊も晋を真似て俺の太腿を叩いてきた。
「ふりだからー!」
……そこだけピックアップして真似ないでくれ、俺のメンタルぐっさりだわ。
「ああいう子がいた方がいいんだよ、いくら好きな相手でもいるのが当たり前になるとそれに胡座をかいちまうもんなんだ」
兄さんその言葉ちょっと重いよ……ってか隼人もそこまで大それた事は考えてねぇと思うわ。
「星哉君が言うと説得力があるね」
「は、波那……」
波那ちゃんの綺麗な笑顔に兄さんの顔色が失われていく。おいちょっと待て、いくら夏とは言え午前中のうちから怪談話=暴露話はやめてくれ。
ここで言う話でもないんだが、兄さん一度だけ浮気した事あるんだよ。基本ずっとラブラブカップルなんだけど、故郷時代の男が兄さんに泣きついて、ほだされた結果魔が差したらしい。あん時毛利さんや悠麻さんも巻き込んで結構大事になったんだ。その直後に波那ちゃんが倒れちゃったもんだから未だにアレに触れられるとぐうの音も出ないんだ。
「あっアレはだな波那……」
「ん?アレって何?」
二人の間に冷た~い空気が流れてる。うん、俺今冷房要らない!ってか今その話蒸し返すのやめてくれ!
「あら何?修羅場でもあったの?」
と皆勤賞の大澄さん、女性はそういう話が好きなのか妙に楽しそうにするんだよな。
「そりゃあ一度や二度くらい………ねぇ」
「あれだけ波那波那言ってても浮気とかするんですね」
「やっぱ最低だなお前」
えーっとぉ、順番で言うと奈良橋さん、牟礼さん、望月さんの順で喋ってます。女の勘恐るべし!
「ママー、せいやくんってさいていなのぉ?」
青蓮坊の無邪気なひと言に大人たちは笑って誤魔化していた。うん、子供の耳には良くない話だもんな。
「まこちゃんには指一本触れさせないからな、伽月ぃ」
とのっけから宣戦布告してきやがる隼人は、誠の隣にべったりと貼り付いてて鬱陶しいことこの上ない。しかも今回特別参加の遵斗と早くも仲良くなり、「遵斗君の方がまこちゃんとお似合いだよ」と十歳とは思えぬ二枚舌で腹黒さ本領発揮中だ。
「それにしてもあの子、なかなかの強敵だな」
遵斗も隼人の二枚舌には気付いてるみたいで苦笑いしてるや。晋は我関せずでちびっ子たちの面倒を買ってでてる、あんま関わりたくねぇんだろうな、多分。
まぁことごとく隼人に邪魔されっぱなしの俺は送迎バスで誠の隣を奪われ、今は遵斗と一緒にいる。二泊三日、チャンスはまだまだあるさとは思うが誠の前では可愛こ振るから下手な事は出来ない。
「あ~どっかに馬居ねぇかなぁ?」
「奇遇だな伽月ぃ、僕も馬を探してるんだ」
ほ~、犬猫にも触れねぇお前が馬に何の用があるんだ?
「ひと仕事してもらうんだい、一人蹴り上げてほしいのがいるからな伽月ぃ。お馬鹿君には難しいだろうけど」
うっ……考えてた事が小学生と同レベルだった事にガッカリする俺、隼人が高校生レベルなのか俺が小学生レベルなのか……ってか誠は俺の恋人なんだよ!馬に蹴られるのはむしろお前だ悪ガキ!
「もう二人共それくらいにしない?二泊三日ずっとそうしてるの?」
隼人の隣に座ってる誠が少々面倒臭そうに仲裁に入ってくる。イヤイヤ、そもそも誰のせいでこうなってると思ってんだ?早いうちに思い知らせといた方がいいのに『一時的なものだって』と放置してるからだろうが。
「僕はそんな事思ってないよまこちゃん、でも超心の狭いあのうど男がね……」
おい誰がうど男だ、まぁ高校に入学して三ヶ月ほどで兄さんと身長並んじまってるけどさ。
「お前さっきから何ぶりっ子してんだよ?」
「何の話してるんだ伽月ぃ、それ以上近付くとまこちゃんが汚れちゃうだろ」
「そんなんで汚れるかっ!」
「汚れるっ!!!まこちゃんの純潔は僕が守るんだいっ!!!」
「ほ~、そのへなちょこでどう守るんだ?」
「何だとぉ!無駄にデカイからっていい気になるなよ伽月ぃ!」
「無駄には余計だ悪カキが!」
「それくらいにしろ、大人げないぞ伽月」
とは兄さん、ったく子供好きなのはいいけどどこまで甘いのやら……コイツは子供の面した腹黒だっての。ついでに言うと俺だって十五歳だから大人ではないぞ。
「何で俺だけ……」
「しょうがないよ伽月君、こういう時大きいって不利だから」
さっきまで子供たちの相手をしていた晋が俺のところに来て肩をポンポンと叩いてくる。一緒に付いてきてた望月さんの長男青蓮坊も晋を真似て俺の太腿を叩いてきた。
「ふりだからー!」
……そこだけピックアップして真似ないでくれ、俺のメンタルぐっさりだわ。
「ああいう子がいた方がいいんだよ、いくら好きな相手でもいるのが当たり前になるとそれに胡座をかいちまうもんなんだ」
兄さんその言葉ちょっと重いよ……ってか隼人もそこまで大それた事は考えてねぇと思うわ。
「星哉君が言うと説得力があるね」
「は、波那……」
波那ちゃんの綺麗な笑顔に兄さんの顔色が失われていく。おいちょっと待て、いくら夏とは言え午前中のうちから怪談話=暴露話はやめてくれ。
ここで言う話でもないんだが、兄さん一度だけ浮気した事あるんだよ。基本ずっとラブラブカップルなんだけど、故郷時代の男が兄さんに泣きついて、ほだされた結果魔が差したらしい。あん時毛利さんや悠麻さんも巻き込んで結構大事になったんだ。その直後に波那ちゃんが倒れちゃったもんだから未だにアレに触れられるとぐうの音も出ないんだ。
「あっアレはだな波那……」
「ん?アレって何?」
二人の間に冷た~い空気が流れてる。うん、俺今冷房要らない!ってか今その話蒸し返すのやめてくれ!
「あら何?修羅場でもあったの?」
と皆勤賞の大澄さん、女性はそういう話が好きなのか妙に楽しそうにするんだよな。
「そりゃあ一度や二度くらい………ねぇ」
「あれだけ波那波那言ってても浮気とかするんですね」
「やっぱ最低だなお前」
えーっとぉ、順番で言うと奈良橋さん、牟礼さん、望月さんの順で喋ってます。女の勘恐るべし!
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