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第三話
【デスタウン】のお巡りさん -1-
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ここ【デスタウン】にも様々な役割を担っている魂がおり、その中で治安維持を目的とした部隊が存在する。彼らは“死神部隊”と呼ばれ、上層部、中層部、下層部で構成されていてそれぞれが違う役割を担っている。ここではこの物語でも頻繁に登場する(予定の)上層部五名の仕事振り(?)をご覧頂こう。
「このところ平穏ね……」
とあるカフェで優雅にティータイムを過ごしている濃紺のとんがり帽子にマキシ丈の長袖ワンピース姿の女性、緑色の皮膚を持ち、背中には竜人類らしく翼が付いている。
「何だかんだで平穏の方が良いでしょ」
隣にいる骸骨男もまたまったりと過ごしていた。彼はチャコールグレーのローブを纏い、いかにも不運を運んできそうないでたちをしている。
「それもこれも皆様方のお陰です」
この店のオーナーである原型兎人類の男性が二人の前に軽食を置いた。
「見た事の無い料理ですね」
「えぇ、市場の方に勧められて仕入れてみたんです。“モリーツェ”と言う名で麦の粉が原料だそうです」
へぇ……女性はほぼ一センチ角の“モリーツェ”に興味を示し、スプーンで一粒すくって口に入れる。
「特に味はしませんがサクサクしていますね」
「えぇ、“ヌンキ”系の惑星“ワレパレワ星”では主食だそうです。とろみのあるスープをかけて食べるとなかなか美味ですよ」
「“ワレパレワ星”……あいつらの郷か」
表情こそ分からないが、骸骨男はげんなりとした口調でため息を吐く。
「そろそろ来る頃ね……マスターすみませんが今日も煩くなります」
「私どもは全然構いません、むしろ楽しいですから」
マスターはにこやかな表情でバックヤードに下がっていくと物凄い勢いで二つの黒い塊が店内に入ってきた。
「「こんにちはー!」」
二つの塊は入り口を潜るとピタッと動きが止まる。鳥にしては大きいが人類の子供ほどで、色違いのオーバーオールを着て何食わぬ顔で立っていた。
「いらっしゃいませ、いつもので宜しいですか?」
「「うんっ!お願いねー」」
鳥二羽は骸骨男の隣に落ち着くと早速“モリーツェ”に興味を示した。
「「うわぁー、懐かしいなぁー」」
「「そうだねぇー、お腹空いてきたねぇー」」
二羽は骸骨男が食べている最中にも関わらず、断りも入れないまま料理にくちばしを突っ込んだ。
「あ、あんたらなぁ……」
「「もきゅもきゅ……美味しいねー」」
「「うんっ!これ何杯でもいける……あいたっ!」」
傍若無人に料理を横取りする鳥二羽の頭を骸骨男がガシッと掴む。
「食うのは構わんが断りは入れようか」
「「何で?トートの物は僕らの物でしょ」」
「何でそうなる?」
「「それが宇宙の理だからねっ!」」
「ふざけんなクソ鳩どもが!!!」
トートこと骸骨男は鳩二羽を店の外に放り投げる。うわあぁ~!と叫び声を上げて飛んでいったが、すぐさま物凄い勢いで店内に戻ってきた。
「「ひどいじゃないかっ!僕たちの方が先輩なのにー!」」
「だったら尊敬できる振る舞いをしてほしいですね、センパイ」
トートの態度に鳩二羽の目が吊り上がった。
「「むぅーっ!自分の横暴さ棚に上げてー!」」
「「そうだそうだー!後輩のくせに生意気だぞー!」」
「あんたら二羽でいるんなら喋り分担しやがれ!」
鳩二羽と骸骨男が臨戦態勢に入っているところにマスターがお待たせしました、と切り込んできた。
「“麦茶”でございます。まずはお顔を拭きましょう」
「このところ平穏ね……」
とあるカフェで優雅にティータイムを過ごしている濃紺のとんがり帽子にマキシ丈の長袖ワンピース姿の女性、緑色の皮膚を持ち、背中には竜人類らしく翼が付いている。
「何だかんだで平穏の方が良いでしょ」
隣にいる骸骨男もまたまったりと過ごしていた。彼はチャコールグレーのローブを纏い、いかにも不運を運んできそうないでたちをしている。
「それもこれも皆様方のお陰です」
この店のオーナーである原型兎人類の男性が二人の前に軽食を置いた。
「見た事の無い料理ですね」
「えぇ、市場の方に勧められて仕入れてみたんです。“モリーツェ”と言う名で麦の粉が原料だそうです」
へぇ……女性はほぼ一センチ角の“モリーツェ”に興味を示し、スプーンで一粒すくって口に入れる。
「特に味はしませんがサクサクしていますね」
「えぇ、“ヌンキ”系の惑星“ワレパレワ星”では主食だそうです。とろみのあるスープをかけて食べるとなかなか美味ですよ」
「“ワレパレワ星”……あいつらの郷か」
表情こそ分からないが、骸骨男はげんなりとした口調でため息を吐く。
「そろそろ来る頃ね……マスターすみませんが今日も煩くなります」
「私どもは全然構いません、むしろ楽しいですから」
マスターはにこやかな表情でバックヤードに下がっていくと物凄い勢いで二つの黒い塊が店内に入ってきた。
「「こんにちはー!」」
二つの塊は入り口を潜るとピタッと動きが止まる。鳥にしては大きいが人類の子供ほどで、色違いのオーバーオールを着て何食わぬ顔で立っていた。
「いらっしゃいませ、いつもので宜しいですか?」
「「うんっ!お願いねー」」
鳥二羽は骸骨男の隣に落ち着くと早速“モリーツェ”に興味を示した。
「「うわぁー、懐かしいなぁー」」
「「そうだねぇー、お腹空いてきたねぇー」」
二羽は骸骨男が食べている最中にも関わらず、断りも入れないまま料理にくちばしを突っ込んだ。
「あ、あんたらなぁ……」
「「もきゅもきゅ……美味しいねー」」
「「うんっ!これ何杯でもいける……あいたっ!」」
傍若無人に料理を横取りする鳥二羽の頭を骸骨男がガシッと掴む。
「食うのは構わんが断りは入れようか」
「「何で?トートの物は僕らの物でしょ」」
「何でそうなる?」
「「それが宇宙の理だからねっ!」」
「ふざけんなクソ鳩どもが!!!」
トートこと骸骨男は鳩二羽を店の外に放り投げる。うわあぁ~!と叫び声を上げて飛んでいったが、すぐさま物凄い勢いで店内に戻ってきた。
「「ひどいじゃないかっ!僕たちの方が先輩なのにー!」」
「だったら尊敬できる振る舞いをしてほしいですね、センパイ」
トートの態度に鳩二羽の目が吊り上がった。
「「むぅーっ!自分の横暴さ棚に上げてー!」」
「「そうだそうだー!後輩のくせに生意気だぞー!」」
「あんたら二羽でいるんなら喋り分担しやがれ!」
鳩二羽と骸骨男が臨戦態勢に入っているところにマスターがお待たせしました、と切り込んできた。
「“麦茶”でございます。まずはお顔を拭きましょう」
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