1,256 / 1,865
小学生編
新春 Blanket of snow 9
しおりを挟む
芽生くんの言葉に、一気に場が和んだ。
誰も知らない秘話とは、まさにこのことだよ。
当時芽生くんはまだ3歳になる前だったはずだが、印象的な匂いとセットだったから、スッと思い出せたのかもしれないね。
「瑞樹、よかったら主人の書斎に入ってみる?」
「えっ」
お母さんに誘われて、一瞬返事に窮した。
何故ならお父さんは同性愛には理解が全くなく、宗吾さんはそのことで仲違いして家を飛び出したと聞いていたからだ。
そんなお父さんの部屋に僕が足を踏み入れるのは、良しとしないのでは?
戸惑っていると、お母さんが僕の背中を撫でてくれた。
「瑞樹……あのね、聞いてくれる。主人は私よりずっと年上で昔気質の職人みたいな性格だったの。でもね、きっと今頃天国で喜んでいると思うの。じゃなきゃ芽生の記憶を使って、この場を盛り上げてくれるはずないわ。主人はずっとひたむきで可愛いものが大好きだったのよ。瑞樹……あなたはまさにぴったりよ」
「思い切って行ってみようぜ! 俺も父さんが他界してから入ったことがないので、いい機会だ」
「……はい」
確かに、またとない機会なのかもしれない。仏壇の前で拝むだけで、小さな写真でしか知らない宗吾さんのお父さんの部屋に入るのは。
「失礼します。あっ……」
一瞬文机に背筋を伸ばして向かっている男性の姿が見えたような気がした。
「うわ、やっぱり今でも樟脳臭いんだな」
「お父さんは和装が好きで樟脳じゃないと駄目だって頑固だったのよね。もう補充していないのに染み付いているみたいね」
宗吾さんが入り口で立ち止まっている僕の手を引いてくれる。
「……父さん、瑞樹です。俺の大切な人です。あの頃のような浮ついた気持ちではなく、彼の家族をひっくるめて愛しています。だから……父さんにも知って欲しいです」
宗吾さんの言葉に、ぐっときた。
宗吾さんにも失ったものがあったのだ。
お父さんとすれ違ったままの別れ、それをずっと悔やんでいたのだ。
滲み出る後悔の念を感じると、切なく胸が震えてしまう。
「本当は笑顔で向き合いたかったのに、最期まで反抗して最低でした。どうか許して下さい」
「まぁ宗吾。そんなに自分を責めないで。親の立場からすると、また少し違うわ。お父さんは、ちゃんと宗吾の心の奥を見つめていたはずよ。表面上は怒っていたように見えたかもしれないけれども……本心は違うのよ」
お母さんの言葉にはいつも救われる。
「そうなのか、父さんはずっと俺を憎んで怒っていたんじゃないのか」
「いいえ、いいえ、それは絶対にないわ。あなたはそんな風に思って、苦しんでいたのね」
「母さん……」
こんな後悔にまみれた宗吾さんを見るのは初めてだ。
「これをはめてみて」
「え……これはお父さんがいつもしていた腕時計じゃ」
古い腕時計を、お母さんが宗吾さんの腕につけてくれた。
「秒針がカチコチ聞こえるでしょう。まるでお父さんの脈みたいよね」
「うっ……」
僕も胸が一杯になった。
お父さんの書斎には、まるですぐ傍に来てくれているような優しい空気が流れていた。
「憲吾も宗吾も私たちの大切な子よ。お父さんの血を引いた愛しい息子よ。親子って難しいわね。ずっと近くにいるので、叱りつけたり反抗したり、いがみあったりふてくされたり……感情をぶつけあって生きていくのよね。でもね、そんなこと出来るのも親子だからなのよ。深い所ではちゃんと繋がって認め合っているの。そうだわ、お父さんが晩年気に入っていた禅語を見れば、少しは伝わるかしら」
お母さんがスッと指さした方向には、一枚の古びた色紙がかかっていた。
『山是山《やまこれはやま》 水是水《みずこれはみず》』
「どういう意味です?」
「山には山の良さがあって、水には水の良さがあるのよ。つまりそれぞれの個性が調和して、自然はバランスを取っているということを表現しているの」
「父さんがこれを? これって俺を認めていてくれたということなのか」
「素直になれないって損ね。歩み寄れないわ。違いを認めて歩み寄れば、生前に和解できたのかもしれないのに……そういう意味では宗吾はお父さんと似ているわね」
深い、深い話だった。
自分を大切にすることで、他者との違いを受け入れられるし、自分の価値観を押し通さなくて済むということなのかな?
「死してなおも輝く……宗吾さんのお父さんは素敵な方だったのですね」
思わず漏れた感想に、お母さんも宗吾さんも喜んでくれた。
「ほらね、瑞樹はやっぱりお父さんに可愛がられる素質たっぷりよ。天国であの人が得意気にしているわ。嬉しそうに、滅多に見せない笑顔を浮かべて」
「瑞樹、ありがとう! こんな俺を大切にしてくれて」
「それは……宗吾さんが僕を大切にしてくれるからです」
宗吾さんにガバッと抱きしめられると、お父さんの腕時計の秒針の音が微かに聞こえた。
宗吾さんのお父さんの素敵な言葉が、僕にも届いた。
「お父さん、僕と宗吾さんは真逆の性格ですが、ずっと傍にいたいんです。お父さんの教えを大切にしますので、お……応援して下さいますか」
思わず口に出して願うと、芽生くんの声がした。
「おじーちゃん! ねっ、いいよね~」
「芽生くん!」
「お兄ちゃん、あのね、おじいちゃん、いつもボクに言ってくれたよ。『いいよ。やってごらん 』って。だから、おじいちゃんのおへや、だいすきだった!」
『いいよ、やってごらん』
その言葉は偶然にも……大沼の父から掛けてもらった言葉と同じだった。
……
「瑞樹、いいよ。やってごらん」
「でも……」
「こわがらなくてもいい。やってみないと始まらないぞ」
「う……ん」
「安心しろ。何をしてもどこにいても瑞樹は瑞樹だ。瑞樹の良さはお父さんとお母さんがちゃんと分かっているから、自分を信じてごらん」
……
「瑞樹……」
「宗吾さん……」
「今、父さんの声が聞こえた気がしたよ」
「はい! 僕もです」
僕たちは生まれも育ちも性格も、何もかも違うもの同士だ。
だが違いを認めあえる大きな心を持っていれば、少しの行き違いも、少しの喧嘩も怖くない。
「そうよ、宗吾も瑞樹も広い海のように大きな心で、大波小波を飛び越えていきなさい。うさぎさんのようにピョンピョンね」
新年にあたり素敵な言葉をもらった。
僕は僕らしく、宗吾さんを今年も愛していく。
お父さん、それでいいのですね?
……
「そうだ瑞樹、それでいい。自分を信じろ! お父さんは瑞樹を信じている!」
……
新しい年の扉が開かれる音がした。
夢と希望が溢れる幕開けだ。
Bland New Day!
誰も知らない秘話とは、まさにこのことだよ。
当時芽生くんはまだ3歳になる前だったはずだが、印象的な匂いとセットだったから、スッと思い出せたのかもしれないね。
「瑞樹、よかったら主人の書斎に入ってみる?」
「えっ」
お母さんに誘われて、一瞬返事に窮した。
何故ならお父さんは同性愛には理解が全くなく、宗吾さんはそのことで仲違いして家を飛び出したと聞いていたからだ。
そんなお父さんの部屋に僕が足を踏み入れるのは、良しとしないのでは?
戸惑っていると、お母さんが僕の背中を撫でてくれた。
「瑞樹……あのね、聞いてくれる。主人は私よりずっと年上で昔気質の職人みたいな性格だったの。でもね、きっと今頃天国で喜んでいると思うの。じゃなきゃ芽生の記憶を使って、この場を盛り上げてくれるはずないわ。主人はずっとひたむきで可愛いものが大好きだったのよ。瑞樹……あなたはまさにぴったりよ」
「思い切って行ってみようぜ! 俺も父さんが他界してから入ったことがないので、いい機会だ」
「……はい」
確かに、またとない機会なのかもしれない。仏壇の前で拝むだけで、小さな写真でしか知らない宗吾さんのお父さんの部屋に入るのは。
「失礼します。あっ……」
一瞬文机に背筋を伸ばして向かっている男性の姿が見えたような気がした。
「うわ、やっぱり今でも樟脳臭いんだな」
「お父さんは和装が好きで樟脳じゃないと駄目だって頑固だったのよね。もう補充していないのに染み付いているみたいね」
宗吾さんが入り口で立ち止まっている僕の手を引いてくれる。
「……父さん、瑞樹です。俺の大切な人です。あの頃のような浮ついた気持ちではなく、彼の家族をひっくるめて愛しています。だから……父さんにも知って欲しいです」
宗吾さんの言葉に、ぐっときた。
宗吾さんにも失ったものがあったのだ。
お父さんとすれ違ったままの別れ、それをずっと悔やんでいたのだ。
滲み出る後悔の念を感じると、切なく胸が震えてしまう。
「本当は笑顔で向き合いたかったのに、最期まで反抗して最低でした。どうか許して下さい」
「まぁ宗吾。そんなに自分を責めないで。親の立場からすると、また少し違うわ。お父さんは、ちゃんと宗吾の心の奥を見つめていたはずよ。表面上は怒っていたように見えたかもしれないけれども……本心は違うのよ」
お母さんの言葉にはいつも救われる。
「そうなのか、父さんはずっと俺を憎んで怒っていたんじゃないのか」
「いいえ、いいえ、それは絶対にないわ。あなたはそんな風に思って、苦しんでいたのね」
「母さん……」
こんな後悔にまみれた宗吾さんを見るのは初めてだ。
「これをはめてみて」
「え……これはお父さんがいつもしていた腕時計じゃ」
古い腕時計を、お母さんが宗吾さんの腕につけてくれた。
「秒針がカチコチ聞こえるでしょう。まるでお父さんの脈みたいよね」
「うっ……」
僕も胸が一杯になった。
お父さんの書斎には、まるですぐ傍に来てくれているような優しい空気が流れていた。
「憲吾も宗吾も私たちの大切な子よ。お父さんの血を引いた愛しい息子よ。親子って難しいわね。ずっと近くにいるので、叱りつけたり反抗したり、いがみあったりふてくされたり……感情をぶつけあって生きていくのよね。でもね、そんなこと出来るのも親子だからなのよ。深い所ではちゃんと繋がって認め合っているの。そうだわ、お父さんが晩年気に入っていた禅語を見れば、少しは伝わるかしら」
お母さんがスッと指さした方向には、一枚の古びた色紙がかかっていた。
『山是山《やまこれはやま》 水是水《みずこれはみず》』
「どういう意味です?」
「山には山の良さがあって、水には水の良さがあるのよ。つまりそれぞれの個性が調和して、自然はバランスを取っているということを表現しているの」
「父さんがこれを? これって俺を認めていてくれたということなのか」
「素直になれないって損ね。歩み寄れないわ。違いを認めて歩み寄れば、生前に和解できたのかもしれないのに……そういう意味では宗吾はお父さんと似ているわね」
深い、深い話だった。
自分を大切にすることで、他者との違いを受け入れられるし、自分の価値観を押し通さなくて済むということなのかな?
「死してなおも輝く……宗吾さんのお父さんは素敵な方だったのですね」
思わず漏れた感想に、お母さんも宗吾さんも喜んでくれた。
「ほらね、瑞樹はやっぱりお父さんに可愛がられる素質たっぷりよ。天国であの人が得意気にしているわ。嬉しそうに、滅多に見せない笑顔を浮かべて」
「瑞樹、ありがとう! こんな俺を大切にしてくれて」
「それは……宗吾さんが僕を大切にしてくれるからです」
宗吾さんにガバッと抱きしめられると、お父さんの腕時計の秒針の音が微かに聞こえた。
宗吾さんのお父さんの素敵な言葉が、僕にも届いた。
「お父さん、僕と宗吾さんは真逆の性格ですが、ずっと傍にいたいんです。お父さんの教えを大切にしますので、お……応援して下さいますか」
思わず口に出して願うと、芽生くんの声がした。
「おじーちゃん! ねっ、いいよね~」
「芽生くん!」
「お兄ちゃん、あのね、おじいちゃん、いつもボクに言ってくれたよ。『いいよ。やってごらん 』って。だから、おじいちゃんのおへや、だいすきだった!」
『いいよ、やってごらん』
その言葉は偶然にも……大沼の父から掛けてもらった言葉と同じだった。
……
「瑞樹、いいよ。やってごらん」
「でも……」
「こわがらなくてもいい。やってみないと始まらないぞ」
「う……ん」
「安心しろ。何をしてもどこにいても瑞樹は瑞樹だ。瑞樹の良さはお父さんとお母さんがちゃんと分かっているから、自分を信じてごらん」
……
「瑞樹……」
「宗吾さん……」
「今、父さんの声が聞こえた気がしたよ」
「はい! 僕もです」
僕たちは生まれも育ちも性格も、何もかも違うもの同士だ。
だが違いを認めあえる大きな心を持っていれば、少しの行き違いも、少しの喧嘩も怖くない。
「そうよ、宗吾も瑞樹も広い海のように大きな心で、大波小波を飛び越えていきなさい。うさぎさんのようにピョンピョンね」
新年にあたり素敵な言葉をもらった。
僕は僕らしく、宗吾さんを今年も愛していく。
お父さん、それでいいのですね?
……
「そうだ瑞樹、それでいい。自分を信じろ! お父さんは瑞樹を信じている!」
……
新しい年の扉が開かれる音がした。
夢と希望が溢れる幕開けだ。
Bland New Day!
11
あなたにおすすめの小説
【完結】愛されたかった僕の人生
Kanade
BL
✯オメガバース
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
お見合いから一年半の交際を経て、結婚(番婚)をして3年。
今日も《夫》は帰らない。
《夫》には僕以外の『番』がいる。
ねぇ、どうしてなの?
一目惚れだって言ったじゃない。
愛してるって言ってくれたじゃないか。
ねぇ、僕はもう要らないの…?
独りで過ごす『発情期』は辛いよ…。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
✻改稿版を他サイトにて投稿公開中です。
愛された側妃と、愛されなかった正妃
編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。
夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。
連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。
正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。
※カクヨムさんにも掲載中
※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります
※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。
生まれ変わりは嫌われ者
青ムギ
BL
無数の矢が俺の体に突き刺さる。
「ケイラ…っ!!」
王子(グレン)の悲痛な声に胸が痛む。口から大量の血が噴きその場に倒れ込む。意識が朦朧とする中、王子に最後の別れを告げる。
「グレン……。愛してる。」
「あぁ。俺も愛してるケイラ。」
壊れ物を大切に包み込むような動作のキス。
━━━━━━━━━━━━━━━
あの時のグレン王子はとても優しく、名前を持たなかった俺にかっこいい名前をつけてくれた。いっぱい話しをしてくれた。一緒に寝たりもした。
なのにー、
運命というのは時に残酷なものだ。
俺は王子を……グレンを愛しているのに、貴方は俺を嫌い他の人を見ている。
一途に慕い続けてきたこの気持ちは諦めきれない。
★表紙のイラストは、Picrew様の[見上げる男子]ぐんま様からお借りしました。ありがとうございます!
僕の幸せは
春夏
BL
【完結しました】
【エールいただきました。ありがとうございます】
【たくさんの“いいね”ありがとうございます】
【たくさんの方々に読んでいただけて本当に嬉しいです。ありがとうございます!】
恋人に捨てられた悠の心情。
話は別れから始まります。全編が悠の視点です。
流れる星、どうかお願い
ハル
BL
羽水 結弦(うすい ゆずる)
オメガで高校中退の彼は国内の財閥の一つ、羽水本家の次男、羽水要と番になって約8年
高層マンションに住み、気兼ねなくスーパーで買い物をして好きな料理を食べられる。同じ性の人からすれば恵まれた生活をしている彼
そんな彼が夜、空を眺めて流れ星に祈る願いはただ一つ
”要が幸せになりますように”
オメガバースの世界を舞台にしたアルファ×オメガ
王道な関係の二人が織りなすラブストーリーをお楽しみに!
一応、更新していきますが、修正が入ることは多いので
ちょっと読みづらくなったら申し訳ないですが
お付き合いください!
2度目の恋 ~忘れられない1度目の恋~
青ムギ
BL
「俺は、生涯お前しか愛さない。」
その言葉を言われたのが社会人2年目の春。
あの時は、確かに俺達には愛が存在していた。
だが、今はー
「仕事が忙しいから先に寝ててくれ。」
「今忙しいんだ。お前に構ってられない。」
冷たく突き放すような言葉ばかりを言って家を空ける日が多くなる。
貴方の視界に、俺は映らないー。
2人の記念日もずっと1人で祝っている。
あの人を想う一方通行の「愛」は苦しく、俺の心を蝕んでいく。
そんなある日、体の不調で病院を受診した際医者から余命宣告を受ける。
あの人の電話はいつも着信拒否。診断結果を伝えようにも伝えられない。
ーもういっそ秘密にしたまま、過ごそうかな。ー
※主人公が悲しい目にあいます。素敵な人に出会わせたいです。
表紙のイラストは、Picrew様の[君の世界メーカー]マサキ様からお借りしました。
お二人共、どうぞお幸せに……もう二度と勘違いはしませんから
結城芙由奈@コミカライズ連載中
恋愛
【もう私は必要ありませんよね?】
私には2人の幼なじみがいる。一人は美しくて親切な伯爵令嬢。もう一人は笑顔が素敵で穏やかな伯爵令息。
その一方、私は貴族とは名ばかりのしがない男爵家出身だった。けれど2人は身分差に関係なく私に優しく接してくれるとても大切な存在であり、私は密かに彼に恋していた。
ある日のこと。病弱だった父が亡くなり、家を手放さなければならない
自体に陥る。幼い弟は父の知り合いに引き取られることになったが、私は住む場所を失ってしまう。
そんな矢先、幼なじみの彼に「一生、面倒をみてあげるから家においで」と声をかけられた。まるで夢のような誘いに、私は喜んで彼の元へ身を寄せることになったのだが――
※ 他サイトでも投稿中
途中まで鬱展開続きます(注意)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる