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第11話「牛ならいいかなって…」
しおりを挟む勇者「鑑定士のコルンか!」
勇者とリュカオンが魔王討伐の際に質屋を営んでいた18歳の女性鑑定士コルン。
リュカオン「なんでコルンがこんなとこにいんだよ?」
コルン「何でって魔王討伐したから職が無くなったのよ!だから今はこの質屋で働かせてもらってるの!てかそんな話はいいからあんた達早く手伝いなさい!」
2人の新しい職場、質屋。
右も左も分からない中、2人は店のエプロンを腰に巻いた。
コルン「よし、じゃあ着替え終わったわね!なかなか似合ってるじゃない!」
リュカオン「で、どうすりゃいいんだ?」
コルン「まずはお客さんが何を質に入れたいかを聞いて!お金のことは私がするから!」
2人「わかった。」
勇者「いらっしゃいませー。あ、これはいい品物ですね!こんなの貰っていいんですか?」
コルン「何言ってるの!あんたにあげに来たんじゃないのよ!」
リュカオン「いらっしゃいませー。あー申し訳ございません!こちら美味しくなさそうなので結構です。」
コルン「なんであなたは食べようとしてるの!てかそれ牛の革の財布でしょ?食べれるわけ無いじゃない!」
リュカオン「牛ならいいかなって…」
コルン「いいわけないでしょ!てか財布持ったことないの!?」
コルンの体力が削られる。
リュカオン「どうした疲れてるのか?ほら、「ヒール」」
ポワアア
コルン「ポワアアじゃないのよ!嬉しいけどそうじゃないの!ちゃんと仕事して!」
勇者「あ!」
コルン「どうしたの!?」
勇者「これ懐かしいなぁ!昔小さい頃あそんだっけ!」
コルン「いい加減にしなさいよ…!!あんた達2人は店に売られた商品並べてなさい!」
コルンの店は買取も行っている。
勇者「わかった!」
リュカオン「それは簡単なことだ!任せろ!」
2人は裏の倉庫から表へ並べるものを探しに行った。
2人「よし!これ並べればいいんだな!」
2人の姿にコルンは驚愕した。
コルン「何よその格好!!」
勇者「いや、久々に防具なんて見たからつい…!」
コルン「ついじゃないわよ!全身フル装備じゃない!?どっから見つけてきたのよそんなもの!」
勇者「でもこの素材のモンスター弱かったんだよなぁ!僕にかかればワンパンですよ…!」
コルン「あなたをワンパンしてやろうかしら…!それよりリュカオンこそ何よその格好!」
リュカオン「いいだろこれ!魔導師のローブだぜ!」
コルン「あなたそれカーテンよ!何でそんなもの巻くの!?」
リュカオン「え!?これカーテンなの!?どおりで床引ずると思ったよ~!」
コルン「もうそのまま床掃除でもしててちょうだい…!」
勇者「てかリュカオン討伐の時そんなローブじゃなかったじゃん!なんか変なスーツみたいなやつ着てさ!ダサかったなぁ!」
コルン「ちょ、ちょっとそれは…!」
思い出し笑いするコルン
それに気づいたリュカオン。
リュカオン「おい、勇者お前表でろよ…!」
勇者「いいよ!今完全武装だから!」
コルン「ちょっとそれ店のものだからやめてよ!」
2人は店の外に出る。
2人「うおおお!!」
リュカオン「ファイヤーストーム!」
勇者「喰らえ!ブレイブスラッシュ!」
その瞬間…!
勇者「あちちち!あ!鎧が!」
ビリっ!!
リュカオン「あ!しまった!ローブが!!」
続く
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