ついに魔王を倒した最強の勇者!と同時に無職になって次は転職先で無双!!

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第12話「魔導師の誇り」

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鎧とローブ(カーテン)を破損させてしまった2人。

コルン「いいかげんに…!」

コルンが腹の奥の奥から怒りが込み上げ、爆発しようとしたその時…。



リュカオン「フッフッフ!「リペアー」!」



シュウウウン!!

リュカオン「これで完全に修復されたぜ!まるで新品だな!」

破損された鎧が新品のごとく修復された。

本来の輝きを取り戻すがごとく。



勇者「よかった~マジでビビったわ。」

リュカオン「おうよ!」

魔導師の誇りを取り戻したリュカオン。

であったが…



コルン「リュカオン…!あんたそれ…!」

リュカオン「何だよ?ちゃんと防具なら直したぞ?防具なら…はあっ!!」

リュカオンは気づいた。

自分が身に付けていたのはカーテンだということに…



勇者「あーあ。」

リュカオン「あーあじゃねぇよ!お前のやつ直しただろ!なんで俺だけこんな目に合うんだぁ!」

嘆くリュカオン。



コルン「あなた達もういいわ、手伝わなくていいからもう出て行ってちょうだい…」

辛辣な言葉をかけるコルン。



泣きつく2人。

勇者「お願いします!やらせてください~!!」

リュカオン「全然食べれてなくて腹が減って死にそうなんです~!!」

魔王を討伐したとは考えられない2人。



コルン「普段こんなに情けなかったのね…。」

失望するコルンに1つの案が思い浮かぶ。

コルン「あ!そうだ!確か昨日お客さんから預かり物をしてるんだった!」

バックヤードからある物を取りに行ったコルン。

コルン「この剣修理を依頼されてたのよ!でもうち修理はやってないから無理って言ったんだけど。それでも置いて帰ったから困ってたのよね!」



勇者「そういうことなら話は早いぜ。」

リュカオン「おうよ!直すのは俺だけどな!」



リペアーを使い、元通りの剣に戻った。

コルン「じゃあこの剣を届けに行って欲しいの!今店空けられないから二人で行ってきてちょうだい!」



2人「任せろ!」

剣を担ぎ指定された住所へ行く。

勇者「いやぁ~剣を装備するなんて久々だなあ~。」

軽く振りながら道中を進む勇者。



リュカオン「装備じゃねえよ。ただ運ぶだけなんだから。」



勇者「どうしたんだよチラチラ見て。」

リュカオン「別にお前を見てるんじゃねえよ。」

挙動不審に勇者の方を見るリュカオン。



勇者「変なやつだなぁ。あ、もしかして剣を持ちたいのか?」

リュカオン「い、いや別にいらねぇし!」

勇者「ちょっとぐらいなら貸してやるよ!ほら!」

リュカオン「いやお前のじゃねぇだろ…!おっと…」

リュカオンが剣を受け取ると、鞘から剣を取り出した。

勇者「おい、結構気に入ってんじゃねえよ!」

リュカオン「うるせぇ!杖なんて地味なんだよ!」



2人がキャッキャする頃人気のない山道へと入っていった。

そして2人は出会った。



野生のモンスターと。

勇者「やべえ、こんな時にエンカウントしたぞ!僕ちょっと剣持ってるから戦えねぇ。」

リュカオン「いや、俺もリペアー使ったからMPねぇぞ。」



勇者「え…?」

リュカオン「え…?」



2人は剣を見つめる。



続く


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