4 / 7
第4話「固く握った拳」
しおりを挟むサキ「もうええわ…なんかもうしんどいわ…」
サキの瞳から光が失われた…。
リン「うわ、すねてもたやん。」
サキ「すねてへんし。」
レイ「こんなんですねるんや。へぇ~」
サキ「だるいってマジでなんやねんお前ら。」
2人「「へぇ~。」」
サキ「なんやねんほんま!!鬱陶しいねん!!」
2人「「こっわ。」」
サキは3人を後にした。
行くあてもなく街を徘徊するサキ。
サキ「はぁ~何がスローライフやねん。てかスローライフってそもそもなんやねん。」
そんな悪態をつきながらサキは公園のベンチでひと休みする。
そんな時だった。
「うぇーい虫取りしようぜ!」
「今日はでっかい虫捕まえるからなぁ!」
サキ「ええのう…。子供はなんも考えんでええんやから…。虫取りか…昔はウチもしたなぁ。」
サキは物思いにふけながら、天を見上げた。
その時だった。
「うわぁ!!」
「やばい!助けて!」
子供達の前に巨大な猛獣が現れた。
サキ「うぉっ!!なんやねんお前これ!!これウリ坊とちゃうんか!?」
「助けてお姉ちゃん!!エレキボアだよ!!」
サキ「エ、エレキ?なんやて?」
「エレキボア!電気で攻撃するイノシシだよ!」
サキ「何やねんお前そんなん知らんぞ!イノシシやろ…えーと、そや!どんぐりないんかどんぐり!!」
「どんぐりってなんだよ~!助けて!怖いよ~!」
サキ「このままやったらあかん!うぉおおお!!」
「お姉ちゃん!」
サキはエレキボアに向かっていく。
そして鋭く太い牙と、細く白いサキの腕が組み合った。
「ドオォーン!!」
サキ「がっぷり四つや!相撲なら負けへんで!!」
徐々に押されていくエレキボア。
次の瞬間だった。
サキ「そらぁ!!」
サキの細い腕が一瞬にして膨らむ。
そしてエレキボアを投げ倒した。
サキ「しゃあっ!これがウチの上手投げじゃい!」
固く握った拳を高く突き上げた。
「お姉ちゃんかっこいい!」
「さすがだぜ!」
サキは鼻を高くし、こう言った。
サキ「どないや!ウチ舐めとったらあかんど!!」
サキは自信満々にその場を立ち去った。
公園を後にしたサキ。
すぐのことだった。
「うわああ!!」
「バキィ!!ボキィ!!」
エレキボアは先程の子供二人を食い散らかしていた。
サキ「ほんまや!相撲で投げただけやん!!そんなんでイノシシなんて死なへんわ!!」
食べ続けるエレキボア
血を流し続ける2人。
サキ「かめへんかめへん!!人生スローライフや!!ぼちぼち行こか!」
続く
40
あなたにおすすめの小説
趣味で人助けをしていたギルマス、気付いたら愛の重い最強メンバーに囲まれていた
歩く魚
ファンタジー
働きたくない元社畜、異世界で見つけた最適解は――「助成金で生きる」ことだった。
剣と魔法の世界に転生したシンは、冒険者として下積みを積み、ついに夢を叶える。
それは、国家公認の助成金付き制度――ギルド経営によって、働かずに暮らすこと。
そして、その傍で自らの歪んだ性癖を満たすため、誰に頼まれたわけでもない人助けを続けていたがーー
「ご命令と解釈しました、シン様」
「……あなたの命、私に預けてくれるんでしょ?」
次第にギルドには、主人公に執着するメンバーたちが集まり始め、気がつけばギルドは、愛の重い最強集団になっていた。
至れり尽くせり!僕専用メイドの全員が溺愛してくる件
こうたろ
青春
普通の大学生・佐藤健太は目覚めると、自宅が豪華な洋館に変わり10人の美人メイドたちに「お目覚めですか、ご主人様?」と一斉に迎えられる。いつの間にか彼らの“専属主人”になっていた健太は戸惑う間もなく、朝から晩までメイドたちの超至れり尽くせりな奉仕を受け始める。
男女比1対5000世界で俺はどうすれバインダー…
アルファカッター
ファンタジー
ひょんな事から男女比1対5000の世界に移動した学生の忠野タケル。
そこで生活していく内に色々なトラブルや問題に巻き込まれながら生活していくものがたりである!
最強賢者の最強メイド~主人もメイドもこの世界に敵がいないようです~
津ヶ谷
ファンタジー
綾瀬樹、都内の私立高校に通う高校二年生だった。
ある日、樹は交通事故で命を落としてしまう。
目覚めた樹の前に現れたのは神を名乗る人物だった。
その神により、チートな力を与えられた樹は異世界へと転生することになる。
その世界での樹の功績は認められ、ほんの数ヶ月で最強賢者として名前が広がりつつあった。
そこで、褒美として、王都に拠点となる屋敷をもらい、執事とメイドを派遣してもらうことになるのだが、このメイドも実は元世界最強だったのだ。
これは、世界最強賢者の樹と世界最強メイドのアリアの異世界英雄譚。
男が少ない世界に転生して
美鈴
ファンタジー
※よりよいものにする為に改稿する事にしました!どうかお付き合い下さいますと幸いです!
旧稿版も一応残しておきますがあのままいくと当初のプロットよりも大幅におかしくなりましたのですいませんが宜しくお願いします!
交通事故に合い意識がどんどん遠くなっていく1人の男性。次に意識が戻った時は病院?前世の一部の記憶はあるが自分に関する事は全て忘れた男が転生したのは男女比が異なる世界。彼はどの様にこの世界で生きていくのだろうか?それはまだ誰も知らないお話。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
詠唱? それ、気合を入れるためのおまじないですよね? ~勘違い貴族の規格外魔法譚~
Gaku
ファンタジー
「次の人生は、自由に走り回れる丈夫な体が欲しい」
病室で短い生涯を終えた僕、ガクの切実な願いは、神様のちょっとした(?)サービスで、とんでもなく盛大な形で叶えられた。
気がつけば、そこは剣と魔法が息づく異世界。貴族の三男として、念願の健康な体と、ついでに規格外の魔力を手に入れていた!
これでようやく、平和で自堕落なスローライフが送れる――はずだった。
だが、僕には一つ、致命的な欠点があった。それは、この世界の魔法に関する常識が、綺麗さっぱりゼロだったこと。
皆が必死に唱える「詠唱」を、僕は「気合を入れるためのおまじない」だと勘違い。僕の魔法理論は、いつだって「体内のエネルギーを、ぐわーっと集めて、どーん!」。
その結果、
うっかり放った火の玉で、屋敷の壁に風穴を開けてしまう。
慌てて土魔法で修復すれば、なぜか元の壁より遥かに豪華絢爛な『匠の壁』が爆誕し、屋敷の新たな観光名所に。
「友達が欲しいな」と軽い気持ちで召喚魔法を使えば、天変地異の末に伝説の魔獣フェンリル(ただし、手のひらサイズの超絶可愛い子犬)を呼び出してしまう始末。
僕はただ、健康な体でのんびり暮らしたいだけなのに!
行く先々で無自覚に「やりすぎ」てしまい、気づけば周囲からは「無詠唱の暴君」「歩く災害」など、実に不名誉なあだ名で呼ばれるようになっていた……。
そんな僕が、ついに魔法学園へ入学!
当然のように入学試験では的を“消滅”させて試験官を絶句させ、「関わってはいけないヤバい奴」として輝かしい孤立生活をスタート!
しかし、そんな規格外な僕に興味を持つ、二人の変わり者が現れた。
魔法の真理を探求する理論オタクの「レオ」と、強者との戦いを求める猪突猛進な武闘派女子の「アンナ」。
この二人との出会いが、モノクロだった僕の世界を、一気に鮮やかな色に変えていく――!
勘違いと無自覚チートで、知らず知らずのうちに世界を震撼させる!
腹筋崩壊のドタバタコメディを軸に、個性的な仲間たちとの友情、そして、世界の謎に迫る大冒険が、今、始まる!
近未来の魔法世界に転生して最強ハーレムを作る
こうたろ
ファンタジー
トラックの直撃で死亡。「君は選ばれた。異世界へ行く資格を得たのだ」とか言われてとりあえず転生させられたクルト。公爵家だけど四男だし魔術があるけど魔力量判定Eでほぼほぼ使い物にならないし……魔物1体倒すのも一苦労。俺の転生後生活、大丈夫か?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる