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第八章
354 最強の状態異常
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☆まだまだ下ネタ注意です~m(__)m
(リーフ)
────パチリッ。
そんな音が聞こえるほど、太くて長~いまつ毛が上に向かって動き、レオンは目を覚ます。
寝た振りをしようと思っていたのだが考え事をしていたせいで反応が遅れ、ばっちりレオンの目と俺の目があってしまった。
────あ……。
声を上げる間もなくレオンは、カァァァ────!!!!と物凄い勢いで顔を赤らめたと思ったら、一瞬でお象さんは守備表示になる。
おおおお!!??
一瞬で収まったお象様に驚き、セクハラセンサーなんのそので、ついレオンに尋ねてしまった。
「あれ!?レオン、お象様元気なくなったね。一瞬で。」
「────────!!???お、お象様っ???あ……あの、これは……その、違うんです!俺……そんなつもりじゃ……。いい匂いがしたから……そ、それで……。」
真っ赤な顔で視線を逸し、しどろもどろの噛み噛みで話すレオンに、俺は『もしかして……。』と1つの事実にたどり着く。
レオンって『朝立ち』の存在を知らない?
実はこの国の性教育は中々の偏りが存在していて、多分モルトやニールでさえその存在を知らない可能性が大。
だから多分その知識がない少年は、今まで何となくモヤモヤっとしたら下半身がムズムズ、朝もなんだか変な感じ?から始まり、その理由はよく分からないけど、人に言うのが恥ずかしい事ってだけはなんとなく理解しているんじゃないかな?と思われる。
多分レオンも例に漏れず、なんだか良く分からないが、何やら恥ずかしいと思ったのかもしれない。
『むっつり扱いされるのが恥ずかしい 。』『からかわれるの嫌!』、多分こんな感じ。
性的な事は慎重に。
それを心得ている俺、とりあえずレオンを落ち着かせるため背中を何度か叩いてあげる。
するとレオンは大きく震えた後、熟れたトマトの様な顔のままぽつりぽつりと話し始めた。
「意識して状態異常を無効にしました……。
────でも、そもそもいかなる状態異常攻撃も俺には適応されないはずなんです……。
なのに……これは……その……。そもそも意識を失う事も……本来ならないはずで……。」
じょ、状態異常攻撃??!!
ゴニョゴニョと語られるその独特の言い回しに、思い切り吹き出しそうになってしまったが必死で堪える。
『お象様起立』の状態異常とか最強すぎる~!
下手な毒より戦えなくなるぞ!
モワモワと頭に浮かんでくるのは、ドシリアスに剣を構えた自分の姿。
「さぁ、掛かってくるがいい!英雄レオンハルトよ!」
そんな悪のボスに相応しいカッコいいセリフを吐いているのに、その状態異常に掛かって下半身はへっぴり腰に。
「こ、小癪な~!!」
モジモジしながら剣を振る自分────辛抱たまらん!!
口元をピクピクさせながら、レオンの胸に顔を埋めて笑いにひたすら耐える。
レオンは真剣に悩んでいる!ここで絶対に吹き出すわけには……!!
そうして震えながら必死に笑いを我慢していたのだが、レオンはそんな俺の行動にサァァー……と青ざめていった。
尋常ではないレオンの様子全く気付いてない俺。
『ステータス大幅ダウン!常に腰は後ろに引く事を意識!!』と続々と続く妄想に必死に耐えていた……ら?
「……俺、気持ち悪いですよ……ね……?」
突然、レオンのか細い声が聞こえた。
えっ、何?何~??!
小さいのに悲痛な叫びにも聞こえるレオンの声にびっくり。
直ぐにレオンの顔を見上げると、そこに映ったのは『絕望』だった。
──ヒュヒュッ!!
一瞬で笑いは吹き飛び、息を飲みながら、思い出すのは先ほど推測した生理現象とレオンの性格についてだ。
レオンは真面目、潔癖症、清潔無垢!────と漂白トリプルマンなものだから、今とても恥ずかしい。
例え男なら誰でも起こる生理現象でも。
こんなモノ、朝は掴み放題と言わんばかりにニョッキリ生える。
でも、レガーノは人口密度も少ないし、同世代と接する機会が少ないし……そういった情報を手に入れるのが難しい環境が良くなかったかもしれない。
性的な知識は、前世と違ってちょっと面倒な法律があって、教えることが禁じられているんだよね~。
まさに八方塞がりな状況にヤレヤレと肩をすくめると、レオンは震えながら俺を強く抱きしめた。
「俺は汚い……存在です……。そんな俺はもう嫌ですか?嫌いになりました?
でも……俺はリーフ様から絶対に離れません。
絶対にどうにかしますから……どうか……捨てないで下さい……。」
「────えっ?汚い??捨てる???」
何?何??何の話~???
全く意味の分からないレオンの話に首を傾げたが、そこで俺は、はっ!!とある事に気づき、顔を歪めて震えた。
────そうか!これ、朝立ちにびっくりしたんじゃなくて、昨日の酷いイタズラを思い出して怯えているのか!
『大勢の大人に穢されてしまった俺は……汚い……存在です……。』
『もうそんな俺は嫌ですよね?穢れてしまった俺はいらない存在なんだ……。』
『性的に弄ばれた……俺、気持ち悪いですよ……ね……?』
「汚くなんてないよ!それに気持ち悪くもない!!」
自分でもびっくりするくらいの大声で全否定する。
そしてその心中を察する事ができなかった自分に対する怒りと共に、力いっぱいレオンの体を抱きしめた。
うす汚い変態達によって無理やり触られたレオン。
きっと今、様々な事に驚き混乱しているはずなのに、俺は状態異常攻撃がうんちゃらで能天気に笑おうとしてただなんて……それって本当に最低だ!
重くのしかかる負の感情に一杯一杯になっていると、レオンは真っ赤な顔のままオロオロと迷子の子供の様な表情を浮かべて言った。
(リーフ)
────パチリッ。
そんな音が聞こえるほど、太くて長~いまつ毛が上に向かって動き、レオンは目を覚ます。
寝た振りをしようと思っていたのだが考え事をしていたせいで反応が遅れ、ばっちりレオンの目と俺の目があってしまった。
────あ……。
声を上げる間もなくレオンは、カァァァ────!!!!と物凄い勢いで顔を赤らめたと思ったら、一瞬でお象さんは守備表示になる。
おおおお!!??
一瞬で収まったお象様に驚き、セクハラセンサーなんのそので、ついレオンに尋ねてしまった。
「あれ!?レオン、お象様元気なくなったね。一瞬で。」
「────────!!???お、お象様っ???あ……あの、これは……その、違うんです!俺……そんなつもりじゃ……。いい匂いがしたから……そ、それで……。」
真っ赤な顔で視線を逸し、しどろもどろの噛み噛みで話すレオンに、俺は『もしかして……。』と1つの事実にたどり着く。
レオンって『朝立ち』の存在を知らない?
実はこの国の性教育は中々の偏りが存在していて、多分モルトやニールでさえその存在を知らない可能性が大。
だから多分その知識がない少年は、今まで何となくモヤモヤっとしたら下半身がムズムズ、朝もなんだか変な感じ?から始まり、その理由はよく分からないけど、人に言うのが恥ずかしい事ってだけはなんとなく理解しているんじゃないかな?と思われる。
多分レオンも例に漏れず、なんだか良く分からないが、何やら恥ずかしいと思ったのかもしれない。
『むっつり扱いされるのが恥ずかしい 。』『からかわれるの嫌!』、多分こんな感じ。
性的な事は慎重に。
それを心得ている俺、とりあえずレオンを落ち着かせるため背中を何度か叩いてあげる。
するとレオンは大きく震えた後、熟れたトマトの様な顔のままぽつりぽつりと話し始めた。
「意識して状態異常を無効にしました……。
────でも、そもそもいかなる状態異常攻撃も俺には適応されないはずなんです……。
なのに……これは……その……。そもそも意識を失う事も……本来ならないはずで……。」
じょ、状態異常攻撃??!!
ゴニョゴニョと語られるその独特の言い回しに、思い切り吹き出しそうになってしまったが必死で堪える。
『お象様起立』の状態異常とか最強すぎる~!
下手な毒より戦えなくなるぞ!
モワモワと頭に浮かんでくるのは、ドシリアスに剣を構えた自分の姿。
「さぁ、掛かってくるがいい!英雄レオンハルトよ!」
そんな悪のボスに相応しいカッコいいセリフを吐いているのに、その状態異常に掛かって下半身はへっぴり腰に。
「こ、小癪な~!!」
モジモジしながら剣を振る自分────辛抱たまらん!!
口元をピクピクさせながら、レオンの胸に顔を埋めて笑いにひたすら耐える。
レオンは真剣に悩んでいる!ここで絶対に吹き出すわけには……!!
そうして震えながら必死に笑いを我慢していたのだが、レオンはそんな俺の行動にサァァー……と青ざめていった。
尋常ではないレオンの様子全く気付いてない俺。
『ステータス大幅ダウン!常に腰は後ろに引く事を意識!!』と続々と続く妄想に必死に耐えていた……ら?
「……俺、気持ち悪いですよ……ね……?」
突然、レオンのか細い声が聞こえた。
えっ、何?何~??!
小さいのに悲痛な叫びにも聞こえるレオンの声にびっくり。
直ぐにレオンの顔を見上げると、そこに映ったのは『絕望』だった。
──ヒュヒュッ!!
一瞬で笑いは吹き飛び、息を飲みながら、思い出すのは先ほど推測した生理現象とレオンの性格についてだ。
レオンは真面目、潔癖症、清潔無垢!────と漂白トリプルマンなものだから、今とても恥ずかしい。
例え男なら誰でも起こる生理現象でも。
こんなモノ、朝は掴み放題と言わんばかりにニョッキリ生える。
でも、レガーノは人口密度も少ないし、同世代と接する機会が少ないし……そういった情報を手に入れるのが難しい環境が良くなかったかもしれない。
性的な知識は、前世と違ってちょっと面倒な法律があって、教えることが禁じられているんだよね~。
まさに八方塞がりな状況にヤレヤレと肩をすくめると、レオンは震えながら俺を強く抱きしめた。
「俺は汚い……存在です……。そんな俺はもう嫌ですか?嫌いになりました?
でも……俺はリーフ様から絶対に離れません。
絶対にどうにかしますから……どうか……捨てないで下さい……。」
「────えっ?汚い??捨てる???」
何?何??何の話~???
全く意味の分からないレオンの話に首を傾げたが、そこで俺は、はっ!!とある事に気づき、顔を歪めて震えた。
────そうか!これ、朝立ちにびっくりしたんじゃなくて、昨日の酷いイタズラを思い出して怯えているのか!
『大勢の大人に穢されてしまった俺は……汚い……存在です……。』
『もうそんな俺は嫌ですよね?穢れてしまった俺はいらない存在なんだ……。』
『性的に弄ばれた……俺、気持ち悪いですよ……ね……?』
「汚くなんてないよ!それに気持ち悪くもない!!」
自分でもびっくりするくらいの大声で全否定する。
そしてその心中を察する事ができなかった自分に対する怒りと共に、力いっぱいレオンの体を抱きしめた。
うす汚い変態達によって無理やり触られたレオン。
きっと今、様々な事に驚き混乱しているはずなのに、俺は状態異常攻撃がうんちゃらで能天気に笑おうとしてただなんて……それって本当に最低だ!
重くのしかかる負の感情に一杯一杯になっていると、レオンは真っ赤な顔のままオロオロと迷子の子供の様な表情を浮かべて言った。
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