【第一部完結】天寿を全うした俺は呪われた英雄のため悪役に転生します

バナナ男さん

文字の大きさ
969 / 1,649
第二十八章

953 完全なる正義の勝利

しおりを挟む
(ジュワン)

「調子に乗るのもここまでだ────っ!!!邪悪なる根源!邪神の子を崇拝する大罪人共がぁぁぁ────!!!
崇高なる貴族のっ!神の戦士たるこの私の血がっ!!────血が流れたんだぞっ??!
生まれてきたことを後悔するほどその身を蹂躙し尽くし、最後はバラバラにして神の供物にしてやるっ!!!覚悟しろっ!!!!」


<剣才士の資質>(ユニーク固有スキル)

< 剣才の極意 >

剣の熟練度が格段にUPし、ステータスとスキルの威力が大UPする

(発現条件) 
一定種類以上の剣のスキルを持つこと
一定以上の剣の熟練度を持つこと
ある特定の血筋を持つこと(ゲレンズ家)


ゴゴゴッ!!と体の中から一気に膨れ上がる私の闘気に、アゼリアと獣のガキは警戒して、身を固くしたが────遅いっ!!!
私は一瞬でアゼリアの前に移動し、そのままスキルを発動した。


<剣才士の資質>(ノーマルスキル)

< 刹那(改) >

気づけば切られていたと錯覚するほどの凄まじいスピードで敵を斬り伏せる攻撃系スキル。
自身のスピード、体力値が高いほど攻撃力が大UPする。

(発現条件) 
スキル< 刹那 >を持つこと
一定のステータス値を持ち、一定以上の闘争心を持つこと


それを生意気にもまたスキル<剣花の舞妃>で受け止めてくるが、今度は威力を殺しきれずに、その体は大きく後ろにふっとばされた。

「────っ!!ぐっ……っ!!」

そのまま後方の壁に叩きつけられたアゼリアにトドメを刺すため、タッ!と移動すると、前に獣のガキが立ちふさがる。

「────くそっ!腐ってても王宮騎士様かよっ!!」

獣のガキはハンマーをまたガシャンっ!という音を立てて双剣に変えると、スピード特化の私の攻撃を同じくスピード特化の双剣で受け止めていく。
しかし、私の方がスピードは遥か上!!
直ぐに胴体ががら空きになった。

「スピードで私に敵うかっ!!この力だけの獣がっ!!」

「…………っ!!」

その隙を見逃さずに胴体部分に鋭い蹴りをお見舞いしてやると、獣のガキは苦しそうに喘ぎ、後ろへ飛ぶ。
そのまま前進し剣を振ろうとすると、いつの間にか復活したらしいアゼリアが私の足に向かって刀を振ってきたので、それを軽々と受け止め剣の打ち合いに。

私の方がスピードもパワーも上!
ソロの戦いでアゼリアに勝機は────ない!

「ほらほらほら~さっきの勢いはどうした?汚れた混じり物に力だけの獣め。」

そのままキンッ!!とアゼリアの刀を弾くと、アゼリアはその弾かれた力の反動を使い剣で突き上げてきたので、タタンッと後ろに飛びながら剣を振り下ろした。

────とった!!

そう確信した攻撃だったが……?

────ガインッ!!ガインッ!!

私に向かって打ち出された沢山の衝撃波を察知し、その全てを叩き切る。
ゆっくりとその衝撃波が飛んできた方向に視線を向ければ、そこには二丁の長銃型の武器を持った獣のガキが……。
先程の衝撃波はどうやらその銃で撃ったモノの様だ。

「……本当にゴキブリ並のしぶとさだな。
実力の差はハッキリしてるのだから、大人しく死を待てば良いモノを……。
────それにしても貴様の武器は特にうっとおしいな。そんなに変形自在な武器など聞いたことがない。一つの武器に絞れぬ半端者め。」

「ヘヘッ!これは俺のオリジナル、【万能重器】。リーフからヒントを得て作って貰った特注品だ。
今回の戦いに間に合って良かったぜ~。
これは俺の個性『好奇心』の全てが詰まった武器。アンタが戦いにくいっつーなら、やっぱり俺にはこれが合ってたって事だな!」

またしてもあの邪神の子かっ!!!

もはやトラウマと言って良いその言葉を聞いて、派手に舌打ちをした私は、剣を自身の顔の横に静かに持ってきて構えた。

「もう貴様らの相手も飽きた。これで終わりにしよう。
我々の正しき『正義』の前に潔く散れ。汚らしい混じりモノと獣下等生物よ。」

私はそのまま今度は剣を大きく上へ掲げ、そのまま思い切り振り下ろす。


<剣才士の資質>(ユニーク固有スキル)

< 血濡れの剣雨(改) >

まるで吹きつける雨の様に怒涛の剣圧が敵を襲う攻撃系スキル。
超高火力、範囲攻撃にも対応した剣の極意とも言えるスキルで、更に貫通属性に風の魔力を纏った捻じれの力も加わるため、回避、盾などの防御力で防ぐにはかなりのレベル差がなければ不可能。

(発現条件) 
スキル< 血濡れの剣雨 >を持つこと
一定以上の攻撃力、スピード、魔力、魔力操作、風属性魔法適性を持つ事


空いっぱいに広がる私の剣圧はビュンビュンと大きな音を立てて台風の様な風をそこら中に発生させた。

これで終わり。悪は滅びて正義が勝つ、完璧なハッピーエンド。
これを避ける事など出来はしない!!

私は奴らの惨めな最後を妄想し、興奮でハァハァと息を荒げた。
しおりを挟む
感想 274

あなたにおすすめの小説

伝説のS級おじさん、俺の「匂い」がないと発狂して国を滅ぼすらしいい

マンスーン
BL
ギルドの事務職員・三上薫は、ある日、ギルドロビーで発作を起こしかけていた英雄ガルド・ベルンシュタインから抱きしめられ、首筋を猛烈に吸引。「見つけた……俺の酸素……!」と叫び、離れなくなってしまう。 最強おじさん(変態)×ギルドの事務職員(平凡) 世界観が現代日本、異世界ごちゃ混ぜ設定になっております。

【完結】悪役令嬢モノのバカ王子に転生してしまったんだが、なぜかヒーローがイチャラブを求めてくる

路地裏乃猫
BL
ひょんなことから悪役令嬢モノと思しき異世界に転生した〝俺〟。それも、よりにもよって破滅が確定した〝バカ王子〟にだと?説明しよう。ここで言うバカ王子とは、いわゆる悪役令嬢モノで冒頭から理不尽な婚約破棄を主人公に告げ、最後はざまぁ要素によって何やかんやと破滅させられる例のアンポンタンのことであり――とにかく、俺はこの異世界でそのバカ王子として生き延びにゃならんのだ。つーわけで、脱☆バカ王子!を目指し、真っ当な王子としての道を歩き始めた俺だが、そんな俺になぜか、この世界ではヒロインとイチャコラをキメるはずのヒーローがぐいぐい迫ってくる!一方、俺の命を狙う謎の暗殺集団!果たして俺は、この破滅ルート満載の世界で生き延びることができるのか? いや、その前に……何だって悪役令嬢モノの世界でバカ王子の俺がヒーローに惚れられてんだ? 2025年10月に全面改稿を行ないました。 2025年10月28日・BLランキング35位ありがとうございます。 2025年10月29日・BLランキング27位ありがとうございます。 2025年10月30日・BLランキング15位ありがとうございます。 2025年11月1日 ・BLランキング13位ありがとうございます。 第13回BL大賞で奨励賞をいただきました。これもひとえに皆様の応援のおかげです。本当にありがとうございました。

やっと退場できるはずだったβの悪役令息。ワンナイトしたらΩになりました。

毒島醜女
BL
目が覚めると、妻であるヒロインを虐げた挙句に彼女の運命の番である皇帝に断罪される最低最低なモラハラDV常習犯の悪役夫、イライ・ロザリンドに転生した。 そんな最期は絶対に避けたいイライはヒーローとヒロインの仲を結ばせつつ、ヒロインと円満に別れる為に策を練った。 彼の努力は実り、主人公たちは結ばれ、イライはお役御免となった。 「これでやっと安心して退場できる」 これまでの自分の努力を労うように酒場で飲んでいたイライは、いい薫りを漂わせる男と意気投合し、彼と一夜を共にしてしまう。 目が覚めると罪悪感に襲われ、すぐさま宿を去っていく。 「これじゃあ原作のイライと変わらないじゃん!」 その後体調不良を訴え、医師に診てもらうととんでもない事を言われたのだった。 「あなた……Ωになっていますよ」 「へ?」 そしてワンナイトをした男がまさかの国の英雄で、まさかまさか求愛し公開プロポーズまでして来て―― オメガバースの世界で運命に導かれる、強引な俺様α×頑張り屋な元悪役令息の元βのΩのラブストーリー。

逃げた弟のかわりに溺愛アルファに差し出されました。初夜で抱かれたら身代わりがばれてしまいます💦

雪代鞠絵/15分で萌えるBL小説
BL
逃げた弟の身代わりとなり、 隣国の国王である溺愛アルファに嫁いだオメガ。 しかし実は、我儘で結婚から逃げ出した双子の弟の身代わりなのです… オメガだからと王宮で冷遇されていたので、身代わり結婚にも拒否権が なかたのでした。 本当の花嫁じゃない。 だから何としても初夜は回避しなければと思うのですが、 だんだん王様に惹かれてしまい、苦しくなる…という お話です。よろしくお願いします<(_ _)>

転生したようだけど?流れに身を任せていたら悪役令息?として断罪されていた――分からないまま生きる。

星乃シキ
BL
発作の後に目覚めたら、公爵家嫡男の身体だった。 前世の記憶だけを抱えたまま生きるレイは、ある夜、男の聖女への嫌がらせの罪で断罪される。 だが図書室の記録が冤罪を覆す。 そしてレイは知る。 聖女ディーンの本当の名はアキラ。 同じ日本から来た存在だった。 帰りたい聖女と、この身体で生きるレイ。 秘密を共有した二人は、友達になる。 人との関わりを避けてきたレイの人間関係が、少しずつ動き始める。

悪役令息を改めたら皆の様子がおかしいです?

  *  ゆるゆ
BL
王太子から伴侶(予定)契約を破棄された瞬間、前世の記憶がよみがえって、悪役令息だと気づいたよ! しかし気づいたのが終了した後な件について。 悪役令息で断罪なんて絶対だめだ! 泣いちゃう! せっかく前世を思い出したんだから、これからは心を入れ替えて、真面目にがんばっていこう! と思ったんだけど……あれ? 皆やさしい? 主人公はあっちだよー? ユィリと皆の動画をつくりました! インスタ @yuruyu0 絵も動画もあがります。ほぼ毎日更新 Youtube @BL小説動画 アカウントがなくても、どなたでもご覧になれます。動画を作ったときに更新 プロフのWebサイトから、両方に飛べるので、もしよかったら! 名前が  *   ゆるゆ  になりましたー! 中身はいっしょなので(笑)これからもどうぞよろしくお願い致しますー! ご感想欄 、うれしくてすぐ承認を押してしまい(笑)ネタバレ 配慮できないので、ご覧になる時は、お気をつけください!

無能と呼ばれた婚約者は王を完成させる〜替え玉婚約者のはずが、強すぎる王太子に手放してもらえません〜

統子
BL
兄の身代わりとして王太子の婚約者になった伯爵家次男リュシー。 嘘の名を名乗ったはずが、冷静で誠実な王太子リオンは彼を「力の装置」としてではなく、対等な伴侶として扱おうとする。 本物になりたいと願う替え玉と、完成された王太子の静謐な王宮ロマンス。

冤罪で堕とされた最強騎士、狂信的な男たちに包囲される

マンスーン
BL
​王国最強の聖騎士団長から一転、冤罪で生存率0%の懲罰部隊へと叩き落とされたレオン。 泥にまみれてもなお気高く、圧倒的な強さを振るう彼に、狂った執着を抱く男たちが集結する。

処理中です...