1,385 / 1,649
第四十三章
1369 新たな能力……?
しおりを挟む
( アゼリア )
クラークは、二丁の長銃に同時に光魔法を込めると、そのまま< ヒャクメ・カオス > に連続射撃!
ガインッ!!
ガインッ!!!
その威力は凄まじく、ヤツの防御結界を超え、クリティカルヒットした。
《 ────ギッ!!!?? 》
< ヒャクメ・カオス >がそのせいでやや上体を後ろへ倒したせいで、周りからはワッ!と歓喜の声が上がるが……私は面白くない。
そのためチィ!と盛大な舌打ちをしてやった。
クラークが活躍するのが気に入らない。
でも弱すぎては、クラークと引き分けた私まで弱いと公言する事になる。
複雑だ……。
隠す事なく、嫌そうな顔をしているとクラークはギロッ!とこちらを睨み「 何か文句あるのか? 」と同じく嫌そうな顔をして不満を口にした。
そこでまた険悪な空気が漂ったが、大きな手で同時に頭を掴まれたため、その空気は跡形もなく消え去る。
「 Sランクモンスター……第二形態はこんなモノではないはずだ。
心してかかれよ、二人共。 」
ドルトン様が真剣な顔でそう言ってきたため、すぐに私とクラークは気を引き締め< ヒャクメ・カオス >を睨みつけた。
現在四柱を中心とした全戦闘員達のお陰で、攻撃をうまくいなすことが出来ているが、ここで終わりのはずがない。
必ず何か隠し持っているはずだ。
結構な数の攻撃が当たっているにも関わらず、相変わらずダメージを受けたとは思えない涼し気な様子の< ヒャクメ・カオス >を注視していると、その目が『 灰色 』に変わった。
「 物理の『 灰色 』
────私の出番だ。 」
私は我先ににヤツの懐に飛び込み、渾身の力で叩き斬ってやった────……が、やはり先ほど同様、物理に対しての耐物理防御結界が自動発動し、私の刀を拒む。
しかし────……。
「 それしきの事で私は引かんぞ! 」
大きく刀を引きスキルを発動すると、刀はビィィィ……ンと細かな振動で揺れだした。
そして私はその振動する刀を、ヤツの体に勢いよく突き刺す。
<闘武士の資質> (ユニーク固有スキル)
< 微細振の衝撃波動 >
武器に振動を咥える事で、ダメージを何倍もUPする特殊強化スキル
スピード、器用、武器の熟練度により程振動数は増えダメージの倍率は上がる
(発現条件)
一定以上のスピード、器用、武器の熟練度、戦闘経験値を持つ事
一定以上の感情の興奮状態を抑える経験が一定回数以上ある事
<闘武士の資質> (ユニーク固有スキル)
< 特急超華 >
すべてのスピード、器用さを攻撃力に上乗せした超火力特化の突き攻撃
攻撃の合計値がある一定以上を超えている場合、更に威力は上がる
耐物理属性をも突破する事が可能な一点集中型の攻撃スキル
(発現条件)
一定以上の攻撃力、スピード、器用、集中、正義感、戦闘経験値かつ戦闘勝利経験を持つ事
一定回数以上、防御耐性を持つ者に対し、攻撃を当てる事
────ズブブ……ッ!!
突き刺さった刀から、嫌な感触が伝わってきたが、怯むこと無く私は奥へと突き刺していった。
《 おががががぎゃああぁぁぁぁ────!!!! 》
これには堪らなかったのか、ヤツが大声を上げたので、” 攻撃が効いたのか!? ” と喜んだのも束の間────。
突然体中に付いている目の色が、一斉に変化し、そのまま目はバラバラの色の瞳へと変わる。
「 ────────っ!!??な、なんだ!? 」
驚きすぐに後ろに飛んで避難するが、突然私を追いかける様にバラバラの属性の魔法弾が一斉に撃たれた。
ドドドドド────ッ!!!!
連続魔法攻撃に対し、一部の攻撃のみ切り落とせたが……全ては無理だ!
ダメージを覚悟したが、すぐに四柱とドルトン様が、全員に耐魔法防御結界を張り、事なきを得る。
「 やはり能力を隠していたか……。 」
ドルトン様がボソッと呟いた声を耳に入れながら、バラバラの色の瞳になっている< ヒャクメ・カオス >を睨みつけた。
私は、クラークの横にトンッと飛んで戻り、額を伝う汗を拭う。
「 さっきまでは確かに一色で統一されていたというのに……。
先程の属性がバラバラの魔法攻撃からして、嫌な予感しかしないな。 」
「 恐らくは全属性の魔法攻撃を一斉に使う事ができる能力を得たのだろう。
つまり人でいうと、魔法の同時展開は5つで神と呼ばれる中────やつは一体いくつできるんだろうな?
……ずいぶん醜い神様だ。 」
クラークがいつもの様に嫌味な言い方をしていたが、余裕がない事は額から頬を伝う汗の量で分かっている。
「 くらえ!!化け物!!! 」
「 こちらも一斉魔法攻撃だっ!!! 」
私兵達が叫び、一斉に様々な魔法属性の攻撃を放ち、それに合わせる形でドルトン様や四柱、そしてクラークも魔法攻撃を撃ったが…………?
「 ば……ばかな……。 」
晴れていく爆風の中、私は呆然としながら呟く。
そこにいたのは無傷な< ヒャクメ・カオス >で、ヤツの前には色とりどりの防御結界が何重にも重なって展開していたからだ。
その場の全員が驚きに目を見開くと、解析班から声が上がった。
クラークは、二丁の長銃に同時に光魔法を込めると、そのまま< ヒャクメ・カオス > に連続射撃!
ガインッ!!
ガインッ!!!
その威力は凄まじく、ヤツの防御結界を超え、クリティカルヒットした。
《 ────ギッ!!!?? 》
< ヒャクメ・カオス >がそのせいでやや上体を後ろへ倒したせいで、周りからはワッ!と歓喜の声が上がるが……私は面白くない。
そのためチィ!と盛大な舌打ちをしてやった。
クラークが活躍するのが気に入らない。
でも弱すぎては、クラークと引き分けた私まで弱いと公言する事になる。
複雑だ……。
隠す事なく、嫌そうな顔をしているとクラークはギロッ!とこちらを睨み「 何か文句あるのか? 」と同じく嫌そうな顔をして不満を口にした。
そこでまた険悪な空気が漂ったが、大きな手で同時に頭を掴まれたため、その空気は跡形もなく消え去る。
「 Sランクモンスター……第二形態はこんなモノではないはずだ。
心してかかれよ、二人共。 」
ドルトン様が真剣な顔でそう言ってきたため、すぐに私とクラークは気を引き締め< ヒャクメ・カオス >を睨みつけた。
現在四柱を中心とした全戦闘員達のお陰で、攻撃をうまくいなすことが出来ているが、ここで終わりのはずがない。
必ず何か隠し持っているはずだ。
結構な数の攻撃が当たっているにも関わらず、相変わらずダメージを受けたとは思えない涼し気な様子の< ヒャクメ・カオス >を注視していると、その目が『 灰色 』に変わった。
「 物理の『 灰色 』
────私の出番だ。 」
私は我先ににヤツの懐に飛び込み、渾身の力で叩き斬ってやった────……が、やはり先ほど同様、物理に対しての耐物理防御結界が自動発動し、私の刀を拒む。
しかし────……。
「 それしきの事で私は引かんぞ! 」
大きく刀を引きスキルを発動すると、刀はビィィィ……ンと細かな振動で揺れだした。
そして私はその振動する刀を、ヤツの体に勢いよく突き刺す。
<闘武士の資質> (ユニーク固有スキル)
< 微細振の衝撃波動 >
武器に振動を咥える事で、ダメージを何倍もUPする特殊強化スキル
スピード、器用、武器の熟練度により程振動数は増えダメージの倍率は上がる
(発現条件)
一定以上のスピード、器用、武器の熟練度、戦闘経験値を持つ事
一定以上の感情の興奮状態を抑える経験が一定回数以上ある事
<闘武士の資質> (ユニーク固有スキル)
< 特急超華 >
すべてのスピード、器用さを攻撃力に上乗せした超火力特化の突き攻撃
攻撃の合計値がある一定以上を超えている場合、更に威力は上がる
耐物理属性をも突破する事が可能な一点集中型の攻撃スキル
(発現条件)
一定以上の攻撃力、スピード、器用、集中、正義感、戦闘経験値かつ戦闘勝利経験を持つ事
一定回数以上、防御耐性を持つ者に対し、攻撃を当てる事
────ズブブ……ッ!!
突き刺さった刀から、嫌な感触が伝わってきたが、怯むこと無く私は奥へと突き刺していった。
《 おががががぎゃああぁぁぁぁ────!!!! 》
これには堪らなかったのか、ヤツが大声を上げたので、” 攻撃が効いたのか!? ” と喜んだのも束の間────。
突然体中に付いている目の色が、一斉に変化し、そのまま目はバラバラの色の瞳へと変わる。
「 ────────っ!!??な、なんだ!? 」
驚きすぐに後ろに飛んで避難するが、突然私を追いかける様にバラバラの属性の魔法弾が一斉に撃たれた。
ドドドドド────ッ!!!!
連続魔法攻撃に対し、一部の攻撃のみ切り落とせたが……全ては無理だ!
ダメージを覚悟したが、すぐに四柱とドルトン様が、全員に耐魔法防御結界を張り、事なきを得る。
「 やはり能力を隠していたか……。 」
ドルトン様がボソッと呟いた声を耳に入れながら、バラバラの色の瞳になっている< ヒャクメ・カオス >を睨みつけた。
私は、クラークの横にトンッと飛んで戻り、額を伝う汗を拭う。
「 さっきまでは確かに一色で統一されていたというのに……。
先程の属性がバラバラの魔法攻撃からして、嫌な予感しかしないな。 」
「 恐らくは全属性の魔法攻撃を一斉に使う事ができる能力を得たのだろう。
つまり人でいうと、魔法の同時展開は5つで神と呼ばれる中────やつは一体いくつできるんだろうな?
……ずいぶん醜い神様だ。 」
クラークがいつもの様に嫌味な言い方をしていたが、余裕がない事は額から頬を伝う汗の量で分かっている。
「 くらえ!!化け物!!! 」
「 こちらも一斉魔法攻撃だっ!!! 」
私兵達が叫び、一斉に様々な魔法属性の攻撃を放ち、それに合わせる形でドルトン様や四柱、そしてクラークも魔法攻撃を撃ったが…………?
「 ば……ばかな……。 」
晴れていく爆風の中、私は呆然としながら呟く。
そこにいたのは無傷な< ヒャクメ・カオス >で、ヤツの前には色とりどりの防御結界が何重にも重なって展開していたからだ。
その場の全員が驚きに目を見開くと、解析班から声が上がった。
140
あなたにおすすめの小説
伝説のS級おじさん、俺の「匂い」がないと発狂して国を滅ぼすらしいい
マンスーン
BL
ギルドの事務職員・三上薫は、ある日、ギルドロビーで発作を起こしかけていた英雄ガルド・ベルンシュタインから抱きしめられ、首筋を猛烈に吸引。「見つけた……俺の酸素……!」と叫び、離れなくなってしまう。
最強おじさん(変態)×ギルドの事務職員(平凡)
世界観が現代日本、異世界ごちゃ混ぜ設定になっております。
【完結】悪役令嬢モノのバカ王子に転生してしまったんだが、なぜかヒーローがイチャラブを求めてくる
路地裏乃猫
BL
ひょんなことから悪役令嬢モノと思しき異世界に転生した〝俺〟。それも、よりにもよって破滅が確定した〝バカ王子〟にだと?説明しよう。ここで言うバカ王子とは、いわゆる悪役令嬢モノで冒頭から理不尽な婚約破棄を主人公に告げ、最後はざまぁ要素によって何やかんやと破滅させられる例のアンポンタンのことであり――とにかく、俺はこの異世界でそのバカ王子として生き延びにゃならんのだ。つーわけで、脱☆バカ王子!を目指し、真っ当な王子としての道を歩き始めた俺だが、そんな俺になぜか、この世界ではヒロインとイチャコラをキメるはずのヒーローがぐいぐい迫ってくる!一方、俺の命を狙う謎の暗殺集団!果たして俺は、この破滅ルート満載の世界で生き延びることができるのか?
いや、その前に……何だって悪役令嬢モノの世界でバカ王子の俺がヒーローに惚れられてんだ?
2025年10月に全面改稿を行ないました。
2025年10月28日・BLランキング35位ありがとうございます。
2025年10月29日・BLランキング27位ありがとうございます。
2025年10月30日・BLランキング15位ありがとうございます。
2025年11月1日 ・BLランキング13位ありがとうございます。
第13回BL大賞で奨励賞をいただきました。これもひとえに皆様の応援のおかげです。本当にありがとうございました。
やっと退場できるはずだったβの悪役令息。ワンナイトしたらΩになりました。
毒島醜女
BL
目が覚めると、妻であるヒロインを虐げた挙句に彼女の運命の番である皇帝に断罪される最低最低なモラハラDV常習犯の悪役夫、イライ・ロザリンドに転生した。
そんな最期は絶対に避けたいイライはヒーローとヒロインの仲を結ばせつつ、ヒロインと円満に別れる為に策を練った。
彼の努力は実り、主人公たちは結ばれ、イライはお役御免となった。
「これでやっと安心して退場できる」
これまでの自分の努力を労うように酒場で飲んでいたイライは、いい薫りを漂わせる男と意気投合し、彼と一夜を共にしてしまう。
目が覚めると罪悪感に襲われ、すぐさま宿を去っていく。
「これじゃあ原作のイライと変わらないじゃん!」
その後体調不良を訴え、医師に診てもらうととんでもない事を言われたのだった。
「あなた……Ωになっていますよ」
「へ?」
そしてワンナイトをした男がまさかの国の英雄で、まさかまさか求愛し公開プロポーズまでして来て――
オメガバースの世界で運命に導かれる、強引な俺様α×頑張り屋な元悪役令息の元βのΩのラブストーリー。
逃げた弟のかわりに溺愛アルファに差し出されました。初夜で抱かれたら身代わりがばれてしまいます💦
雪代鞠絵/15分で萌えるBL小説
BL
逃げた弟の身代わりとなり、
隣国の国王である溺愛アルファに嫁いだオメガ。
しかし実は、我儘で結婚から逃げ出した双子の弟の身代わりなのです…
オメガだからと王宮で冷遇されていたので、身代わり結婚にも拒否権が
なかたのでした。
本当の花嫁じゃない。
だから何としても初夜は回避しなければと思うのですが、
だんだん王様に惹かれてしまい、苦しくなる…という
お話です。よろしくお願いします<(_ _)>
転生したようだけど?流れに身を任せていたら悪役令息?として断罪されていた――分からないまま生きる。
星乃シキ
BL
発作の後に目覚めたら、公爵家嫡男の身体だった。
前世の記憶だけを抱えたまま生きるレイは、ある夜、男の聖女への嫌がらせの罪で断罪される。
だが図書室の記録が冤罪を覆す。
そしてレイは知る。
聖女ディーンの本当の名はアキラ。
同じ日本から来た存在だった。
帰りたい聖女と、この身体で生きるレイ。
秘密を共有した二人は、友達になる。
人との関わりを避けてきたレイの人間関係が、少しずつ動き始める。
悪役令息を改めたら皆の様子がおかしいです?
* ゆるゆ
BL
王太子から伴侶(予定)契約を破棄された瞬間、前世の記憶がよみがえって、悪役令息だと気づいたよ! しかし気づいたのが終了した後な件について。
悪役令息で断罪なんて絶対だめだ! 泣いちゃう!
せっかく前世を思い出したんだから、これからは心を入れ替えて、真面目にがんばっていこう! と思ったんだけど……あれ? 皆やさしい? 主人公はあっちだよー?
ユィリと皆の動画をつくりました!
インスタ @yuruyu0 絵も動画もあがります。ほぼ毎日更新
Youtube @BL小説動画 アカウントがなくても、どなたでもご覧になれます。動画を作ったときに更新
プロフのWebサイトから、両方に飛べるので、もしよかったら!
名前が * ゆるゆ になりましたー!
中身はいっしょなので(笑)これからもどうぞよろしくお願い致しますー!
ご感想欄 、うれしくてすぐ承認を押してしまい(笑)ネタバレ 配慮できないので、ご覧になる時は、お気をつけください!
無能と呼ばれた婚約者は王を完成させる〜替え玉婚約者のはずが、強すぎる王太子に手放してもらえません〜
統子
BL
兄の身代わりとして王太子の婚約者になった伯爵家次男リュシー。
嘘の名を名乗ったはずが、冷静で誠実な王太子リオンは彼を「力の装置」としてではなく、対等な伴侶として扱おうとする。
本物になりたいと願う替え玉と、完成された王太子の静謐な王宮ロマンス。
冤罪で堕とされた最強騎士、狂信的な男たちに包囲される
マンスーン
BL
王国最強の聖騎士団長から一転、冤罪で生存率0%の懲罰部隊へと叩き落とされたレオン。
泥にまみれてもなお気高く、圧倒的な強さを振るう彼に、狂った執着を抱く男たちが集結する。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる