【第一部完結】天寿を全うした俺は呪われた英雄のため悪役に転生します

バナナ男さん

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第四十五章

1411 決着?

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( モール )


( 先天スキル )

< 死白柱 >

自身のを中心として ” 生 ” の定義を持つ存在の生命力を白い炎で吸い取る、範囲型の闇属性攻撃魔法

これが発動した時点での体力残存値次第で、敵は即死する



「 白い炎……? 」


「 なんだ……あれは……? 」


リゼルとジャリーが汗を拭いながら同時に呟くと、直ぐに解析班からの声が飛ぶ。


「 今の白い炎は生命力を吸うタイプの能力のようです!

触れれば即死する可能性も……。

お気をつけて下さい! 」


解析班の言葉を聞き、前衛班はサァ~……と顔を青くした。

リゼルとジャリーも同じく青ざめ、チッ!と揃って舌打ちをする。


「 まじかよ……そういう攻撃もありか?

兄さん、助かったぜ。 」


「 ちょこざいなスキルを使いおって! 」


「 多分一定の時間ヤツの周りにいると、今のスキルか黒い炎の自爆型の攻撃が来る。

全員、ある程度攻撃したら一旦下がってくれ。 」


俺の指示を聞いた全戦闘員は、一斉に「「「  ────はっ!! 」」」と了承の返事を返してくれた。

俺達が全員逃げてしまった事で< ピエロ・グリム・リーパー >は、口元を歪ませ怒りを顕にすると、そのまま宙に浮く。

そして、空に巨大魔法陣を出現させ、水属性魔法弾を雨の様に打ってきた。


それに対し、防御スキルの展開を指示しようとしたその時────……。


────ニョキ……。

ニョキニョキニョキ~……!


突然地面から巨大な大砲が、まるで花が咲くように沢山生えてきたので、動きを止める。

すると、その多数の巨大大砲達は、迫りくる水の魔法弾に向かって……一斉射撃!!


全ての魔法弾を消し去った。


「 ……範囲攻撃は……任せて。 」


ボソッと呟く声が後ろから聞こえて、後方から姿を現したのは、コスモスピンク色のツインテールを靡かせた女性で、表情が豊かとは言えず、どちらかといえば無気力な感じに見えるが……目の奥には好戦的な光が見える。


第二聖兵士団副団長


< ルビー >



光属性に特化した後方からの攻撃は非常に強力で、第二聖兵士団の中で火力ナンバーワンを誇る実力者だ。


「 よくやった、ルビー。

そのまま派手にぶちかませ。 」


ジャリーが手に持つ槍をくるくると回しながら、上機嫌で言うと、ルビーは「 うん。 」と答えて自身の手のひらに意識を集中させる。

すると、それからどんどん魔力が姿形を変え、やがてそれが1mは軽く超える巨大な大砲銃になった。



<魔大砲士の資質>(ユニーク固有スキル)

< 源光の大砲銃 >

自身の魔力と一つの属性魔力を混ぜ込んで大砲銃を創り出す創作性スキル

その大砲から打ち出される魔法弾は、自身のステータス値プラス、好戦、闘争心、勝利欲、努力値により決まる

(発現条件)

一定以上のステータス値を持ち、魔力、魔力操作、好戦、闘争心、勝利欲、努力値、一つの属性魔力値が一定以上を超えている事

一定回数以上大砲を使った戦闘にて勝利する事



「 ……くたばれ、化け物。 」


ルビーは最大火力砲撃を奴にぶち込み、すかさずリゼルとジャリーを初めとする前衛班が、それに合わせる形で攻撃を放つ。


《 グゥ”ゥ”ゥ”ゥ”ゥ”ゥ”ゥ”~!!!! 》


すると奴から、まるで死者への祈りの言葉にも似た言葉が低い声で聞こえてきて、脳に直接響き出した。



( 先天スキル )

< 悪夢へのいざない >

人を惑わす言葉を相手の脳へ直接囁き、それを耳にいれる事で少しづつ精神力を攻撃する精神系攻撃スキル

もしも精神力が尽きれば、次に生命力が削られていき、対象者を死に誘う



「 そうはさせるか!! 聖歌魔法の威力を上げよ!

サポート班は合体スキルを放て!! 」


「「「 ────はっ!! 」」」


直ぐに奴のスキル効果を察知した俺が指示を飛ばすと、聖歌魔法はより一層歌う声が大きくなって威力を上げる。

そしてサポート班は全員、魔力の波長を合わせて透明な幕の様な物でフィールド内を覆っていった。



( 合体スキル )

< 聖人の領域 >

耐精神系デバフスキルを持ち、更に一定以上の精神力を持った者たち30人以上で発言するバフスキル

その場のフィールド内で発動する精神系攻撃に対し、高い精神攻撃耐性を味方全員に付与する

ただし一定以上の精神汚染度の者には効果はなく、逆に倍になって精神攻撃を受ける事になる



効果が上がった聖歌魔法と、< 聖人の領域 >によって誰も奴に耳を傾ける者たちはいない。

奴は後方で戦う戦闘員達を見て、口元を歪めると ” まずは後方から仕留めてやる! ” と考えた様で、攻撃対象を変えようとしたが……。

そのチャンスをリゼル達前衛班は見逃さず、それぞれの武器を大きく引いて、一斉に奴の体を貫いた。



( 合体スキル )

< 聖人達の大行進 >

光属性又は聖属性魔力を帯びた武器を持つ者50人以上で発現可能な高火力攻撃

攻撃力は全員分の攻撃力と属性魔力値の合計値で決まる



《 ヒギィ”ィ”ィ”ィ”ィ”ィ”ィ”ィ”ィ”!!!!! 》


体中串刺しになった奴は、大きな悲鳴を上げてガクッ!と力なく項垂れる。

それにワッ!と歓声が上がったが、リゼルとジャリーは険しい顔のまま、俺の近くにトンッと飛んで着地した。
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