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第四十五章
1423 これが正体
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( モール )
「 これが……これが、< ピエロ・グリム・リーパー >の正体か……。 」
上空を見上げながらそう呟き、あまりの忌々しさに顔を大きく顰める。
すると、俺の表情を見た団員達全員に大きな緊張が走った。
” まだ終わりではない。 ”
それを理解したからだ。
「 兄さん、これが正体って……?
仮面は粉々、体は消えちまったぜ?一体奴はどこに……? 」
「 それは────……。 」
口を開いた瞬間、一瞬で現れた嫌な気配に右へと視線を向ける。
するとそこには、いつの間に立っていたのか……< ピエロ・グリム・リーパー >が無傷な状態で立っているではないか!
「 ────っ!!??クソっ!! 」
「 ────っくっ!! 」
リゼルとジャリーがいち早く奴に向かって、攻撃を仕掛けたが────ビクともしない!
「 さっきはよろけていたのに……? 」
俺が汗を掻きながら呟くと、二人も同じく動揺したのか大きく後ろへ飛ぶ。
すると、突然ヤツは真っ黒い砂となってサラサラと崩れ去ってしまった。
キョトンと目を見開いたのも束の間。
今度は後衛班の方へ姿を現した< ピエロ・グリム・リーパー >
全員が慌てて攻撃しようとしたが、フッと消え、また別の所にフッと現れ消えてを繰り返す。
まるで遊んでいる様な動きに、リゼルが「 兄さん! 」と叫んだため、俺は汗をダラダラと掻きながら、現状を全団員達に告げた。
「 ここは……奴の ” 中 ”
外的な攻撃は……一切通らなくなった。
少なくともダメージが通る様な ” 感情 ” は……。 」
「 全く!!回りくどい男だな、貴様は!!
簡単に!簡潔に!分かりやすく言え!!
今すぐに!!結果のみを伝えろ!!
このエロペテン師がっ!! 」
イライラした様子でジャリーが怒鳴ると、近くにいるルビーも便乗し「 ムッツリエロペテン師……早く。 」と言ってくる。
「 …………酷くない……? 」
あんまりな言われ様に頭が痛くなったが、直ぐにパンッ!と両頬を叩き、表情を引き締めた。
そして俺の言葉を待つ全団員に向けて詳しく説明をする。
「 奴の正体はこの『 空間 』そのものだ。
一瞬で俺達をこの心の特殊空間に取り込み、現実と切り離したんだよ。
今ここにいる俺達は、現実の体じゃない。
つまりここは奴の『 心の世界 』
そして……俺達は自身の中に持つ精神が具現化した存在って事。 」
「 ……はぁ?? 」
リゼルは訝しげな顔で自分の体をペタペタ触った後、隣にいるジャリーの頭を思い切り叩き、容赦なく蹴り返されていた。
他の団員たちも各々自分の頬を抓ったりと、俺の言った事を確かめようとしている様だ。
その中でルビーだけは冷静で、俺に向かって質問をしてきた。
「 心の世界……にわかには信じられないけど……。
じゃあ攻撃がまったく効かないのは……。 」
またしても突然現れた奴に向かって高火力の弾をぶち込んだルビーが、ピンピンしている奴を睨みつける。
俺もこころなしか、ご機嫌な様子の奴を睨みながらそれに答えた。
「 精神に物理攻撃なんて効かないからだよ。
だからダメージは通らない。 」
消えては現れ、消えては現れを繰り返すヤツを目で追いながら苦々しい表情を浮かべると、ジャリーがフンッ!と鼻で笑う。
「 なら、奴の攻撃も我々には通らないという事だろう!
それなら閉じ込められた所でなんとも……。 」
ジャリーの言葉が終わるか終わらないかのその時────またしても後衛班の近くに現れたヤツが大きく腕を振り上げ地面を殴りつけた。
「 ────っ!!? 」
「 きゃああぁぁぁぁぁ!!! 」
するとその一帯にいた団員達は吹き飛ばされ、地面に叩きつけられてはダメージに喘ぐ。
「 大丈夫か!!? 」
前衛班がすぐに掛けより奴の第二陣の物理攻撃を盾で防いだが、ビリビリと震える盾からもかなりの威力の攻撃を受けた事が分かった。
リゼルとジャリー、そしてルビーが引きつった顔で俺の方を一斉に見てきたため、俺はとにかく現状分かっている事についてツラツラと説明をする。
「 モンスターとは違い、俺達 ” 人 ” は、とても複雑で繊細な心を持っている。
つまり、それを持たないヤツとそれを持つ我々では……。 」
「 食らうダメージが違うってことね。
精神系の攻撃は、受ける側の心が繊細であればあるほど……ダメージが大きいから…………。 」
ルビーが眉を寄せながらズバリ告げれば、突然空中に ” それが正解! ” と言わんばかりの沢山の人間が笑う声が一斉に鳴り響いた。
「 ……くっ……! 」
これも奴の精神攻撃……!
グワングワンする頭を押さえながら、俺達は周囲を睨みつける。
「 これが……これが、< ピエロ・グリム・リーパー >の正体か……。 」
上空を見上げながらそう呟き、あまりの忌々しさに顔を大きく顰める。
すると、俺の表情を見た団員達全員に大きな緊張が走った。
” まだ終わりではない。 ”
それを理解したからだ。
「 兄さん、これが正体って……?
仮面は粉々、体は消えちまったぜ?一体奴はどこに……? 」
「 それは────……。 」
口を開いた瞬間、一瞬で現れた嫌な気配に右へと視線を向ける。
するとそこには、いつの間に立っていたのか……< ピエロ・グリム・リーパー >が無傷な状態で立っているではないか!
「 ────っ!!??クソっ!! 」
「 ────っくっ!! 」
リゼルとジャリーがいち早く奴に向かって、攻撃を仕掛けたが────ビクともしない!
「 さっきはよろけていたのに……? 」
俺が汗を掻きながら呟くと、二人も同じく動揺したのか大きく後ろへ飛ぶ。
すると、突然ヤツは真っ黒い砂となってサラサラと崩れ去ってしまった。
キョトンと目を見開いたのも束の間。
今度は後衛班の方へ姿を現した< ピエロ・グリム・リーパー >
全員が慌てて攻撃しようとしたが、フッと消え、また別の所にフッと現れ消えてを繰り返す。
まるで遊んでいる様な動きに、リゼルが「 兄さん! 」と叫んだため、俺は汗をダラダラと掻きながら、現状を全団員達に告げた。
「 ここは……奴の ” 中 ”
外的な攻撃は……一切通らなくなった。
少なくともダメージが通る様な ” 感情 ” は……。 」
「 全く!!回りくどい男だな、貴様は!!
簡単に!簡潔に!分かりやすく言え!!
今すぐに!!結果のみを伝えろ!!
このエロペテン師がっ!! 」
イライラした様子でジャリーが怒鳴ると、近くにいるルビーも便乗し「 ムッツリエロペテン師……早く。 」と言ってくる。
「 …………酷くない……? 」
あんまりな言われ様に頭が痛くなったが、直ぐにパンッ!と両頬を叩き、表情を引き締めた。
そして俺の言葉を待つ全団員に向けて詳しく説明をする。
「 奴の正体はこの『 空間 』そのものだ。
一瞬で俺達をこの心の特殊空間に取り込み、現実と切り離したんだよ。
今ここにいる俺達は、現実の体じゃない。
つまりここは奴の『 心の世界 』
そして……俺達は自身の中に持つ精神が具現化した存在って事。 」
「 ……はぁ?? 」
リゼルは訝しげな顔で自分の体をペタペタ触った後、隣にいるジャリーの頭を思い切り叩き、容赦なく蹴り返されていた。
他の団員たちも各々自分の頬を抓ったりと、俺の言った事を確かめようとしている様だ。
その中でルビーだけは冷静で、俺に向かって質問をしてきた。
「 心の世界……にわかには信じられないけど……。
じゃあ攻撃がまったく効かないのは……。 」
またしても突然現れた奴に向かって高火力の弾をぶち込んだルビーが、ピンピンしている奴を睨みつける。
俺もこころなしか、ご機嫌な様子の奴を睨みながらそれに答えた。
「 精神に物理攻撃なんて効かないからだよ。
だからダメージは通らない。 」
消えては現れ、消えては現れを繰り返すヤツを目で追いながら苦々しい表情を浮かべると、ジャリーがフンッ!と鼻で笑う。
「 なら、奴の攻撃も我々には通らないという事だろう!
それなら閉じ込められた所でなんとも……。 」
ジャリーの言葉が終わるか終わらないかのその時────またしても後衛班の近くに現れたヤツが大きく腕を振り上げ地面を殴りつけた。
「 ────っ!!? 」
「 きゃああぁぁぁぁぁ!!! 」
するとその一帯にいた団員達は吹き飛ばされ、地面に叩きつけられてはダメージに喘ぐ。
「 大丈夫か!!? 」
前衛班がすぐに掛けより奴の第二陣の物理攻撃を盾で防いだが、ビリビリと震える盾からもかなりの威力の攻撃を受けた事が分かった。
リゼルとジャリー、そしてルビーが引きつった顔で俺の方を一斉に見てきたため、俺はとにかく現状分かっている事についてツラツラと説明をする。
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つまり、それを持たないヤツとそれを持つ我々では……。 」
「 食らうダメージが違うってことね。
精神系の攻撃は、受ける側の心が繊細であればあるほど……ダメージが大きいから…………。 」
ルビーが眉を寄せながらズバリ告げれば、突然空中に ” それが正解! ” と言わんばかりの沢山の人間が笑う声が一斉に鳴り響いた。
「 ……くっ……! 」
これも奴の精神攻撃……!
グワングワンする頭を押さえながら、俺達は周囲を睨みつける。
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