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第四十七章
1471 今が一番!
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( ジェーン )
《 ケッカイ!ケッカイ!ビーダマ!ホシイホシ~イ♬ 》
蝿の顔をした暗い雰囲気の男が、上機嫌でモンスター達を結界に閉じ込めては、赤いビー玉を作って踊りだす。
《 ねぇねぇねぇねぇっ!!!私ィィィ綺麗でしょぉぉぉぉぉ!!!! 》
更にその先にはドカドカと強烈なパンチでモンスター達をふっ飛ばしては、怒鳴り散らす巨大テディベアもいる。
他にもそれぞれ各々の戦い方で楽しんでいる夢の国の住人達を見て、私はフフ~ン♬と鼻歌を口ずさむ。
楽しい!
楽しい!
楽しいな!!
今日はとっても楽しいパレードだ!
ウキウキする気持ちのまま体は勝手に動き出し、私はとうとうリーフ様に教えてもらった盆踊りを披露した。
気分は上がって上がって楽しくて。
多分この ” 楽しい ” って気持ちは、世界で一番大事な事なんだと思う。
そんな ” 楽しい ” で溢れた世界を思うと、────突然ある考えが頭の中を過った。
” 世界中をおもちゃ箱にしたらどうなるのかな? ”
そうなったらきっと、毎日がパレードだ!
ワクワクした気持ちが外に溢れ出し、あっという間に世界を染めようとしたが……すぐに今までの思い出達によってその考えは塗りつぶされてしまった。
リーフ邸の皆で笑う!笑う!笑う!
そして、優しい両親や兄たち、レガーノの優しい人達に今まで出会った友達達。
皆で人生を走って走って走って────……。
「 ────うん、なんだか世界を無理やりパレードにしちゃうより楽しそう!
自分だけの ” 楽しい ” でありふれた世界にするより、皆がいて自分の知らない ” 楽しい ” が沢山ある世界の方がきっと面白い。 」
いつの間にか目の前に現れた2つに別れている道を見比べ────私はピョンッ!と先が見えない方の道へ飛び出した。
「 ” こうしてジェーンは、四度目の悟りを開いたのでした~。 ”
────なんちゃって~! 」
スカートの裾を持って、まるで舞台のナレーションの様に語った私は、そのまま礼をする。
びっくり箱で作り出された世界はどんどんと形を変え、住人達に新たな力を与えてくれる。
常に新たな変化を。
それには、自分という存在だけでは足りないのだ。
────ズズズズズ…………。
” 現実 ” はどんどんと変化していき、ドロドロとした赤い世界へと変わっていった。
< 迷い人の資質 > (シークレット固有スキル)
< ナイト・ドリームパレード >
スキル< リアル・イン・ワンダーランド >によって現実の世界に現れた裏の世界が進化していく特殊強化スキル
夢の住人達をステータスUPさせ、それぞれに新たな能力を与える事ができる
(発現条件)
スキル< リアル・イン・ワンダーランド >を持つこと
己の持つ心の性質に逆らい、別の答えに辿り着く事
更に勢いを増した夢の住人達を見ながら、わーい!と飛び上がる。
「 さぁさぁ、私の世界を壊そうとする者達へ正義の裁きを~……。 」
迫りくるモンスター達をビシッ!と指差し言うと、突然空に大きな魔道路の入口があき、ドスーン!!と巨大な< ドンドン・トカゲ >達が次々と落下してきた。
「 えぇ~??? 」
目を丸くして驚く私の前で、ひときわ大きな< ドンドン・トカゲ >に繋がっている荷台馬車の扉が、勢いよく開く。
「 ────トゥ!! 」
そしてそこから飛び上だした人物はマントを翻し、私の頭上を飛び越え前方へ。
そのシルエットは丸くて、服はピラピラとフリルだらけのシャツにド派手なかぼちゃパンツ。
頭にはシルクハットを被っているが、その上からは何故か蝶々の飾りが飛び出していて、ジョークで使われそうな太いカラフルメガネを掛けている。
つまり────ちょっと普通じゃない人だ!
その強烈なインパクトに吹き出しそうになったが、もしかして本気で好きな格好だったら笑うのは失礼だと思い、必死に堪えた。
そのせいでプルプル震えていると、その人物怪しい人物はクルッと後ろを向いて私を見ると、直ぐに駆け寄ってくる。
歳は多分だいぶ上の男性。
情報量が多すぎて、それ以上は認識できない!
ピクピク……プルプル……。
そのまま大きく震える体を抑える私を背に庇うと、おじさんはモンスター軍団に向かってビシ!!と指を指した。
「 全隊員発射準備よ~い!! 」
その声を合図に、< ドンドン・トカゲ >に繋がっている荷台馬車から沢山の商人達が飛び出しては、大砲の様なモノを構える。
「 撃てぇぇぇぇぇ────────!!!! 」
「「「 おおおぉぉぉぉ────!!! 」」」
おじさんの声に反応して雄叫びが上がり、それと同時に沢山の黄色い玉?がモンスターの集団に向かい一斉に放たれた。
────ドドドド~ン!!!
すると大きな爆発音と共に、大量の黄色い煙が発生しモンスター達が悶え苦しみだす。
しかし……。
────スゥ~……。
コチラに向かって風が吹くと、この世のモノとは思えない悪臭が鼻を殴りつけてきた。
「 く、く、く、くさぁぁぁぁっ!!!! 」
鼻と口を押さえ地面に崩れると、おじさんはハッとして、カユジ虫そっくりの形をした鼻栓?を2つ渡してくる。
反射的にそれを受け取ってそのおじさんの顔を見ると、まるで鼻の中からこんにちは!する様に飛び出ているその鼻栓が目に入り、目が釘付けになった。
「 お嬢さん!安心しなさい!
ここはアオゾラ商会が絶対に通さないからね!
さぁ、これを鼻に入れて、後ろに下がって! 」
おじさんの鼻から顔を出す、カユジ虫のつぶらな瞳そっくりの目と目が合い、とうとう撃沈。
地面に塞ぎ込みガタガタ震えている私を、怖くて震えていると勘違いしたらしいおじさんは、自分の虹色のマントを私にソッ……と被せてくれたが、そのマントには虹色の排泄物の絵が描かれている!
ブブゥゥゥゥ────!!!
とうとう限界を迎えて吹き出す私の前で戦いは続き、そのアオゾラ商会の商人達は、見たこと無い様な奇妙な魔道具を駆使して戦っていた。
「 ~……っ!!~……っ。 」
勿論私は、止まらぬ笑いによって戦えず、傍観していたのだが、その直後にまた別の魔道路の入口が沢山空き、そこから次々と別の戦闘員が飛び出してくる。
その身体的特徴から、どうやら人族だけではなく、他種族の戦闘員達もいるようだ。
彼らは直ぐに、目の前に迫ってこようとするモンスター相手と戦い始めたのだが……。
「 うわっ!!く、くせぇぇぇぇぇ────!!!
なんだよ!これぇぇぇ~!!? 」
「 か、か、かっこいぃぃぃぃ~!!
何だアレ?あっちのも!! 」
好奇心旺盛な獣人族の戦闘員達は戦いそっちのけで、アオゾラ商会の商品に目を輝かせ、ドワーフ族も興味津々な様子でソワソワと体を揺らしていた。
ちなみにエルフ族と人族は、無言で敵を倒している。
……だよね!
私はその反応に納得しながら、自分の中のワクワクがどんどんと大きくなっていくのを感じた。
「 他種族の戦闘員さんまで戦いに来るなんて……面白すぎます!
うんうん、今の世界は ” 楽しい ” に溢れた最高の世界です~。
私も私も! 」
私は面白マントをつかんで自分の肩に装着すると、ヤッホー!と飛び上がる。
やっぱり一人より沢山いる方が、人生って面白い!
全力で戦う楽しい人達と共に、もっともっと人生を楽しむために、私はダダッ!と前線へと走りだした。
《 ケッカイ!ケッカイ!ビーダマ!ホシイホシ~イ♬ 》
蝿の顔をした暗い雰囲気の男が、上機嫌でモンスター達を結界に閉じ込めては、赤いビー玉を作って踊りだす。
《 ねぇねぇねぇねぇっ!!!私ィィィ綺麗でしょぉぉぉぉぉ!!!! 》
更にその先にはドカドカと強烈なパンチでモンスター達をふっ飛ばしては、怒鳴り散らす巨大テディベアもいる。
他にもそれぞれ各々の戦い方で楽しんでいる夢の国の住人達を見て、私はフフ~ン♬と鼻歌を口ずさむ。
楽しい!
楽しい!
楽しいな!!
今日はとっても楽しいパレードだ!
ウキウキする気持ちのまま体は勝手に動き出し、私はとうとうリーフ様に教えてもらった盆踊りを披露した。
気分は上がって上がって楽しくて。
多分この ” 楽しい ” って気持ちは、世界で一番大事な事なんだと思う。
そんな ” 楽しい ” で溢れた世界を思うと、────突然ある考えが頭の中を過った。
” 世界中をおもちゃ箱にしたらどうなるのかな? ”
そうなったらきっと、毎日がパレードだ!
ワクワクした気持ちが外に溢れ出し、あっという間に世界を染めようとしたが……すぐに今までの思い出達によってその考えは塗りつぶされてしまった。
リーフ邸の皆で笑う!笑う!笑う!
そして、優しい両親や兄たち、レガーノの優しい人達に今まで出会った友達達。
皆で人生を走って走って走って────……。
「 ────うん、なんだか世界を無理やりパレードにしちゃうより楽しそう!
自分だけの ” 楽しい ” でありふれた世界にするより、皆がいて自分の知らない ” 楽しい ” が沢山ある世界の方がきっと面白い。 」
いつの間にか目の前に現れた2つに別れている道を見比べ────私はピョンッ!と先が見えない方の道へ飛び出した。
「 ” こうしてジェーンは、四度目の悟りを開いたのでした~。 ”
────なんちゃって~! 」
スカートの裾を持って、まるで舞台のナレーションの様に語った私は、そのまま礼をする。
びっくり箱で作り出された世界はどんどんと形を変え、住人達に新たな力を与えてくれる。
常に新たな変化を。
それには、自分という存在だけでは足りないのだ。
────ズズズズズ…………。
” 現実 ” はどんどんと変化していき、ドロドロとした赤い世界へと変わっていった。
< 迷い人の資質 > (シークレット固有スキル)
< ナイト・ドリームパレード >
スキル< リアル・イン・ワンダーランド >によって現実の世界に現れた裏の世界が進化していく特殊強化スキル
夢の住人達をステータスUPさせ、それぞれに新たな能力を与える事ができる
(発現条件)
スキル< リアル・イン・ワンダーランド >を持つこと
己の持つ心の性質に逆らい、別の答えに辿り着く事
更に勢いを増した夢の住人達を見ながら、わーい!と飛び上がる。
「 さぁさぁ、私の世界を壊そうとする者達へ正義の裁きを~……。 」
迫りくるモンスター達をビシッ!と指差し言うと、突然空に大きな魔道路の入口があき、ドスーン!!と巨大な< ドンドン・トカゲ >達が次々と落下してきた。
「 えぇ~??? 」
目を丸くして驚く私の前で、ひときわ大きな< ドンドン・トカゲ >に繋がっている荷台馬車の扉が、勢いよく開く。
「 ────トゥ!! 」
そしてそこから飛び上だした人物はマントを翻し、私の頭上を飛び越え前方へ。
そのシルエットは丸くて、服はピラピラとフリルだらけのシャツにド派手なかぼちゃパンツ。
頭にはシルクハットを被っているが、その上からは何故か蝶々の飾りが飛び出していて、ジョークで使われそうな太いカラフルメガネを掛けている。
つまり────ちょっと普通じゃない人だ!
その強烈なインパクトに吹き出しそうになったが、もしかして本気で好きな格好だったら笑うのは失礼だと思い、必死に堪えた。
そのせいでプルプル震えていると、その人物怪しい人物はクルッと後ろを向いて私を見ると、直ぐに駆け寄ってくる。
歳は多分だいぶ上の男性。
情報量が多すぎて、それ以上は認識できない!
ピクピク……プルプル……。
そのまま大きく震える体を抑える私を背に庇うと、おじさんはモンスター軍団に向かってビシ!!と指を指した。
「 全隊員発射準備よ~い!! 」
その声を合図に、< ドンドン・トカゲ >に繋がっている荷台馬車から沢山の商人達が飛び出しては、大砲の様なモノを構える。
「 撃てぇぇぇぇぇ────────!!!! 」
「「「 おおおぉぉぉぉ────!!! 」」」
おじさんの声に反応して雄叫びが上がり、それと同時に沢山の黄色い玉?がモンスターの集団に向かい一斉に放たれた。
────ドドドド~ン!!!
すると大きな爆発音と共に、大量の黄色い煙が発生しモンスター達が悶え苦しみだす。
しかし……。
────スゥ~……。
コチラに向かって風が吹くと、この世のモノとは思えない悪臭が鼻を殴りつけてきた。
「 く、く、く、くさぁぁぁぁっ!!!! 」
鼻と口を押さえ地面に崩れると、おじさんはハッとして、カユジ虫そっくりの形をした鼻栓?を2つ渡してくる。
反射的にそれを受け取ってそのおじさんの顔を見ると、まるで鼻の中からこんにちは!する様に飛び出ているその鼻栓が目に入り、目が釘付けになった。
「 お嬢さん!安心しなさい!
ここはアオゾラ商会が絶対に通さないからね!
さぁ、これを鼻に入れて、後ろに下がって! 」
おじさんの鼻から顔を出す、カユジ虫のつぶらな瞳そっくりの目と目が合い、とうとう撃沈。
地面に塞ぎ込みガタガタ震えている私を、怖くて震えていると勘違いしたらしいおじさんは、自分の虹色のマントを私にソッ……と被せてくれたが、そのマントには虹色の排泄物の絵が描かれている!
ブブゥゥゥゥ────!!!
とうとう限界を迎えて吹き出す私の前で戦いは続き、そのアオゾラ商会の商人達は、見たこと無い様な奇妙な魔道具を駆使して戦っていた。
「 ~……っ!!~……っ。 」
勿論私は、止まらぬ笑いによって戦えず、傍観していたのだが、その直後にまた別の魔道路の入口が沢山空き、そこから次々と別の戦闘員が飛び出してくる。
その身体的特徴から、どうやら人族だけではなく、他種族の戦闘員達もいるようだ。
彼らは直ぐに、目の前に迫ってこようとするモンスター相手と戦い始めたのだが……。
「 うわっ!!く、くせぇぇぇぇぇ────!!!
なんだよ!これぇぇぇ~!!? 」
「 か、か、かっこいぃぃぃぃ~!!
何だアレ?あっちのも!! 」
好奇心旺盛な獣人族の戦闘員達は戦いそっちのけで、アオゾラ商会の商品に目を輝かせ、ドワーフ族も興味津々な様子でソワソワと体を揺らしていた。
ちなみにエルフ族と人族は、無言で敵を倒している。
……だよね!
私はその反応に納得しながら、自分の中のワクワクがどんどんと大きくなっていくのを感じた。
「 他種族の戦闘員さんまで戦いに来るなんて……面白すぎます!
うんうん、今の世界は ” 楽しい ” に溢れた最高の世界です~。
私も私も! 」
私は面白マントをつかんで自分の肩に装着すると、ヤッホー!と飛び上がる。
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