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第五十三章
1603 救世主様か
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(???)
~ドロティア帝国~
「あ……♡……ふっ……♡」
「…………はぁ……はっ……。」
夜の闇に包まれた部屋の中で、艶めかしい男女の喘ぎ声が聞こえる。
広い部屋の中央には天満つきの巨大なベッドがあって、それがギシギシと揺れる度に、その声は大きくなっていった。
組み引かれている女性の体は高身長だが細く、長い髪はベッドの上に大きく広がり強烈な色香を出している。
そして上に伸し掛かっているのは、女性を簡単に押しつぶしてしまう程の大きさを持った屈強な体を持った若者で、パッと見れば男性が女性を襲っている様にも見えた。
非常に荒々しい動きに女性の方は耐えられるのか?と思われる程、激しいセックスは続き、やがて男の方が果てると……一瞬の沈黙が降りる。
そしてその直後……。
────バキッ!!
突然男が、組み引いている女性の顔を思い切り殴り飛ばしたのだ!
容赦ない一撃に、女性の体はベッドに奥深く沈んだが、男の手は止まらず、そのまま何度も何度も女性の顔を殴り続ける。
そしてそのまま慌てた様子で、ベッドの上から飛び上がろうとしたのだが────……。
────グラッ……。
バランスを崩して、転びそうになった。
「────っくっ!!」
しかし、男は直ぐに空中でバランスをとって、そのまま床に手をつき転倒を阻止。
更に床についた手を大きく突き出し、ベッドから距離をとって自分の足元を見たのだが……自分の片足が引きちぎられている事に気づき、倒れている女の方を睨みつける。
「ほぅ……?悪くない反応だな。────ククッ……。流石はAランク国民といった所か。 」
女はゆっくりと上体を起こすと、ニヤァ~と大きく口元を歪めて笑った。
腰より長いパール色のストレートヘアーはサラサラと揺れ、窓から入る月の光りによって輝き、まるで汚れを知らぬ美しい女神の様な神々しさがある。
しかし、ギラギラと熱く燃える様な赤い瞳は、軍神の様な力強さとひれ伏したくなる様な印象を人に与えた。
あんなに男が殴りつけたというのに、女の美しい顔には傷一つない。
そして女の手には、引きちぎられた男の足が握られていて、それを見せつける様にプラプラと振っていた。
「────化け物めっ!!」
男は顔色を悪くしたが、心はまだ折れていない様だ。
何かのスキルを発動し、炎と水の魔力を纏った二本の剣を創り出すと、そのまま姿が消えた。
「フッ……隠密スキルか?」
完全に消えてしまった男を見ても女に動じる様子は見られず、余裕の笑みを浮かべながらベッドから出て、腕を組んで暗闇の中を静かに見つめている。
そんな女の背後に気配なく男は現れ、両手に持つ剣で女の首を狙った。
「貰った!!」
剣が女の首に触れようとした瞬間────……。
────パンッ!!!!
男の頭は、まるで爆発したかの様に吹き飛ぶ。
そして頭を失った男の体は床に倒れ、部屋一面が真っ赤に染まっていった。
女は一瞬倒れている男の体を見下ろすと、自分の腹を優しく撫でて笑う。
「いいだろう。お前の子供が強者になる様、期待してみるとしようか。この弱肉強食の世界を果たして生きていけるのか……せいぜい祈っておこう。
────では、お前の最後の仕事だ。」
女は、男の体に手を伸ばすと、その大きな体を軽々と持ち上げた。
そして────……そのまま肉に食らいつく!
ボリボリッ!!
バリ……バリ……ッ……グチャ……。
骨が砕け、肉が引き裂かれる音が、静まり返った部屋の中に響く。
そしてまた静寂が戻った頃には、男の体は跡形もなく消えてしまっていた。
女は真っ赤に染まった口元を手で拭い、ニヤッと笑う。
「呪いを打ち破った強者────<救世主のリーフ>か……。どんな男か、楽しみだな。 」
クスクスという笑い声は、真っ暗な部屋の中で聞こえ続け……やがては闇の中に溶けるように消えていった。
~ドロティア帝国~
「あ……♡……ふっ……♡」
「…………はぁ……はっ……。」
夜の闇に包まれた部屋の中で、艶めかしい男女の喘ぎ声が聞こえる。
広い部屋の中央には天満つきの巨大なベッドがあって、それがギシギシと揺れる度に、その声は大きくなっていった。
組み引かれている女性の体は高身長だが細く、長い髪はベッドの上に大きく広がり強烈な色香を出している。
そして上に伸し掛かっているのは、女性を簡単に押しつぶしてしまう程の大きさを持った屈強な体を持った若者で、パッと見れば男性が女性を襲っている様にも見えた。
非常に荒々しい動きに女性の方は耐えられるのか?と思われる程、激しいセックスは続き、やがて男の方が果てると……一瞬の沈黙が降りる。
そしてその直後……。
────バキッ!!
突然男が、組み引いている女性の顔を思い切り殴り飛ばしたのだ!
容赦ない一撃に、女性の体はベッドに奥深く沈んだが、男の手は止まらず、そのまま何度も何度も女性の顔を殴り続ける。
そしてそのまま慌てた様子で、ベッドの上から飛び上がろうとしたのだが────……。
────グラッ……。
バランスを崩して、転びそうになった。
「────っくっ!!」
しかし、男は直ぐに空中でバランスをとって、そのまま床に手をつき転倒を阻止。
更に床についた手を大きく突き出し、ベッドから距離をとって自分の足元を見たのだが……自分の片足が引きちぎられている事に気づき、倒れている女の方を睨みつける。
「ほぅ……?悪くない反応だな。────ククッ……。流石はAランク国民といった所か。 」
女はゆっくりと上体を起こすと、ニヤァ~と大きく口元を歪めて笑った。
腰より長いパール色のストレートヘアーはサラサラと揺れ、窓から入る月の光りによって輝き、まるで汚れを知らぬ美しい女神の様な神々しさがある。
しかし、ギラギラと熱く燃える様な赤い瞳は、軍神の様な力強さとひれ伏したくなる様な印象を人に与えた。
あんなに男が殴りつけたというのに、女の美しい顔には傷一つない。
そして女の手には、引きちぎられた男の足が握られていて、それを見せつける様にプラプラと振っていた。
「────化け物めっ!!」
男は顔色を悪くしたが、心はまだ折れていない様だ。
何かのスキルを発動し、炎と水の魔力を纏った二本の剣を創り出すと、そのまま姿が消えた。
「フッ……隠密スキルか?」
完全に消えてしまった男を見ても女に動じる様子は見られず、余裕の笑みを浮かべながらベッドから出て、腕を組んで暗闇の中を静かに見つめている。
そんな女の背後に気配なく男は現れ、両手に持つ剣で女の首を狙った。
「貰った!!」
剣が女の首に触れようとした瞬間────……。
────パンッ!!!!
男の頭は、まるで爆発したかの様に吹き飛ぶ。
そして頭を失った男の体は床に倒れ、部屋一面が真っ赤に染まっていった。
女は一瞬倒れている男の体を見下ろすと、自分の腹を優しく撫でて笑う。
「いいだろう。お前の子供が強者になる様、期待してみるとしようか。この弱肉強食の世界を果たして生きていけるのか……せいぜい祈っておこう。
────では、お前の最後の仕事だ。」
女は、男の体に手を伸ばすと、その大きな体を軽々と持ち上げた。
そして────……そのまま肉に食らいつく!
ボリボリッ!!
バリ……バリ……ッ……グチャ……。
骨が砕け、肉が引き裂かれる音が、静まり返った部屋の中に響く。
そしてまた静寂が戻った頃には、男の体は跡形もなく消えてしまっていた。
女は真っ赤に染まった口元を手で拭い、ニヤッと笑う。
「呪いを打ち破った強者────<救世主のリーフ>か……。どんな男か、楽しみだな。 」
クスクスという笑い声は、真っ暗な部屋の中で聞こえ続け……やがては闇の中に溶けるように消えていった。
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