見てるだけはもう終わり!~創造主は地上に降りる~

樹林

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第一章

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サロンは日本で言うと30畳程度の大きさがあるけど、この下には何もないのよね。魔法で支えているから落ちないし、私は飛べるからいいけど。

「アリスティア、来てくれたのですね」

警備の騎士が扉を開けると、ヨランダ王女殿下が出迎えてくれたわ。

「この方がアリスティア様なのですか?私もお会いするのを楽しみにしていましたのよ。私はマリアンヌ・カルサイト。よろしくお願いしますわ」

「お初にお目にかかります。ダイアクロス国、コーラルバイン公爵家の長女、アリスティアと申します。よろしくお願い致します」

カーテシーをして、そのまま頭を下げる。
この方も許可なく顔を見る事は許されないの。

「頭を下げる上げてちょうだい。仲良くしてほしいから、気軽な話し方をしてほしいわ。そうだわ、マリーと呼んでちょうだいね」

「ありがとうございます。私の事はアリスとお呼び下さい」

人を好きになるのに理屈はいらないというけれど、私はマリー様を一目で気に入ったの。
優しく綺麗な魂はこれまで徳を積んできた証で、この人は後3回程転生して徳を積めば次のステージへ行けると分かる。

「2人とも、見つめあっていないで行くわよ。マリー、あなたの婚約者がジッ見ていて怖いのよ」

ヨランダ王女の視線の先には、カルサイトの公爵家令息、ジェイミー・サードがいた。
この人の魂も結構綺麗ななのよね。

「私がアリス様が入学するとしつこく話したから、嫉妬してしまったの。彼はジェイミーといって、とても優しい方だからアリスも仲良くしてね」

うふふ、と小指を口元に置いて微笑んで、私達はジェイミーの元へと行き、そこにいらした他の令息達にもご挨拶して修理。

「今年はアリスティアが入ってくれたから3人になったけど、女の子は何故か侯爵以下ばかりで大変なのよ」

「確かに男性ばかりですわね」

「そうなの。来年は私の妹と公爵家の双子の令嬢が入学するから少しは増えるのだけどね」

「それは楽しみですわね」

「僕は恐怖を感じるけどね。ミシェル王女殿下はマリーを取られたと言って、僕達の邪魔ばかりするから」

「あら、あの子も御相手ができれば落ち着くわよ」

「そう願うよ」

ふぅ、と溜息を着くジェイミーを笑ったり、ミシェル王女の話を聞いたりと、私達は楽しく談笑を続け・・・たかったのだけれど、攻略対象達が揃ってこちらに来たの。

「やあ、アリスティアじゃないか」

「レオンハルト王太子殿下、ごきげんよう」

「ここは随分と楽しそうだね。王族へと挨拶もせずに談笑かい?」

お花畑のくせに何言ってるの?
ここは、公爵家、王族と外交に顔をだす人達が仲良く情報交換等をする場所で、王族を敬う場ではないのよ!とは言えないから、リオンに目配せして言わせる事にしたの。

リオン、頑張って!


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