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第1章
野生のヒロインと何も知らない私
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「クリス様はまほガク2の悪役令嬢なんだから黙っててよ!」
フェリシア以外の全員が彼女の発言の意味を分かっていなかったが、許可がないにも関わらず彼らの愛称を呼ぶヨンナに対する怒りは最高潮にまで達し、どうしてやろうかと考えたその時
「Eクラスのヨンナ。お前は懲りないようだからもう一度反省室送致が決まった」
教室に入ってきたミカルが言うと同時に、5人の警備兵達がヨンナの口を魔法で塞ぎ、袋に入れて拘束して教室から出て行った。
──口を塞ぐのは分かるけど、なんで袋!?あれ、ニオイも気配も魔力も消しちゃいますな袋だよね?
ヨンナさん、何かに狙われてるとか!?
「Sクラスの生徒は全員鼻が曲がってるのか?どう考えてもこの教室臭いだろ。あいつは窓もない部屋で2週間も風呂に入るのを拒否してたんだぞ。あの恰好見ても分かるだろ!あいつがいた反省室は暫く使えんとまで言われたんだぞ」
〇沢さんにしか見えないフェリシアと違い、生徒達はヨンナの洞窟の奥深くに住む人型魔獣のような姿にも驚き、怯えていたのだった。
だが、人というのはおかしなもので、それまで気付いてなくとも言われると気付く。
「くっさ!」
「窓開けろ窓!」
「いやぁぁ、制服にも臭いがついてますわ!」
「鼻がもげるー!!!」
淑やかな令嬢達が走って教室を出ていく、元気いっぱいの平民の男子が泣く、いつもはレディファーストの令息達が女生徒を押しのける等、阿鼻叫喚の地獄絵図となった。
そんな中、幼馴染組はというと
「もう臭い消したのに皆気付かないね」
「さすがフェリ、私も無詠唱魔法を使えるようになりたいよ」
「エステルはぁ臭いに気付いてたでしょお?珍しく扇子で顔隠してたものぉ」
「誰も気付かないから放置しただけだろ。無駄に喋って臭いがきたら死ねる」
「ひどい目にあったね・・・制服の臭いもとってくれた?」
「(スンスン)とれてますね」
騒動の渦中にいたというのにマイペースだった。
「お前らは昔からそうだよな・・・なんでそんなに冷静なんだ?」
溜息をつきながらこちらへ来たミカルに対し「慣れてますから」と王子スマイルで答えるアーベル。
「フェリシアの魔獣退治に付き合わされた成果という事か・・・」
「アーベル達が勝手に着いてきただけですから!」
この世界の最強魔法使いがフェリシアである事は秘されている。
だが《前世》の記憶があるフェリシアは、どういう魔法が使えるかを把握したいが為に幼い頃から魔獣の住む森で狩りをしていた。
最初は護衛騎士がついていたが、その護衛騎士がトウコツ(虎に似た体躯に人の頭を持つ死ぬ瞬間まで戦う獰猛な魔獣)に襲われ、フェリシアに助けられるという失態をおかして以来、子供達だけで行く事を許可された。
それ以来、獰猛な魔獣を瞬殺したフェリシアは騎士団から恐れられているが、本人は「手合わせして下さい!」と毎日のように顔を出していたという。
『平和な世で良かったよ』
ミカルはそう思いながら教卓に立ち、生徒達に声をかけた。
「そろそろ落ち着け!今日は精霊召喚の日だ。そんなに動揺してたら来るものも来なくなるぞ。動揺は魔力暴走を起こす切っ掛けになる事は分かってるな?ほら、皆で校訓言ってみろ」
そう言われて、生徒達は静かになり席に着いた。
── 寛容であれ、謙虚であれ、冷静であれ ──
魔法学園の校訓には魔法がかけられていて、学園島内で口に出して言うと精神が安定するという作用がある。
その為、卒業してからも定期的に転移して校訓を呟く人もいるという。
「よし、落ち着いたな!じゃあ精霊庭園に行くぞ」
一方その頃・・・
「あたしは聖女よ!聖女にこんな事してただで済むと思ってるの!?」
リースベットは、反省室のドアの前でその声を聞いていた。
そして、その肩には小さな小鳥がいる。
「なんなのよ、フェリシアはいないし、まほガク2と3のの悪役令嬢が出てるし性格も違うっぽいし設定めちゃくちゃじゃない!せっかく2と3のヒロイン殺したのに意味ないじゃない!」
『やはりあの2人はこやつが殺したのじゃな。この黒闇魂はホラー界・スプラッター界でも散々やっておるだけにかなりやっかいじゃ。あやつは本格始動する冬学期から編入させる予定じゃったが早く呼び寄せるしかないの。末姫は今も強いが神の記憶なしでは勝てぬ。《前世》が戦いを嫌う日本人だったのが仇となっておるのじゃ』
『・・・1700年程前に黒闇魂どもが急激に減った事があるだろう。』
『うむ、それがどう・・・まさか!』
『そうだ、こやつが食っていた』
『なぜ今まで分からんかったのじゃ!』
『担当が死んでいたからだよ。昨日、たった一人生き残った者が帰ってきたのだが、半分以上食われて傷つき眠っていてな、今もまだ人型には戻れていないよ。』
『なんという事じゃ・・・』
リースベットは、そんな恐ろしいものが愛する世界にいる事に、それと対峙するのが愛しい者である事への怒りで震えた。
『末姫の記憶は戻す。だが、そなたの事は伏せたままでよいな?』
『我がここにおる事を選んだ時点で末姫の母だとは言えんようになっておるじゃろうが』
『・・・妻よ。本当にもう戻る気はないのか?』
『我は信仰を失くして消えかけた異世界の神じゃ。おぬしに救うてもろうて信仰がのうても在れるようにもなった。じゃがの、この世界で肉体を得て人の心や営みに直に触れてしもうたのじゃ・・・今更放せる筈があるまい』
『だが、こやつに食われる可能性はあるぞ?』
『娘とこの世界を守れるのなら本望じゃ』
『ならば守れ。絶対に末姫を守り抜け』
『あいわかった』
『神の絶対は違えてはならんぞ』
『分かっておる。はよう戻れ』
── 我はこの世界に来る為に腹の中におった娘を2000年も眠らせたひどい親じゃ。じゃが、腹の中で我と一緒に見てたであろう?人の喜びも悲しみも希望も絶望も、全ての営みを我と見て感じてたであろう?じゃからそなたはこの一大事に世界に呼ばれたのじゃ。世界が望んだ我の大事な娘よ・・・神とは難儀なものじゃが強く生きるのじゃぞ。
ああ、今日は精霊召喚の日じゃったの。
あのお方達もこちらに来る事を喜んでおったし、何やら期待しろと言っておったのう。
見に行くとするかの。
フェリシア以外の全員が彼女の発言の意味を分かっていなかったが、許可がないにも関わらず彼らの愛称を呼ぶヨンナに対する怒りは最高潮にまで達し、どうしてやろうかと考えたその時
「Eクラスのヨンナ。お前は懲りないようだからもう一度反省室送致が決まった」
教室に入ってきたミカルが言うと同時に、5人の警備兵達がヨンナの口を魔法で塞ぎ、袋に入れて拘束して教室から出て行った。
──口を塞ぐのは分かるけど、なんで袋!?あれ、ニオイも気配も魔力も消しちゃいますな袋だよね?
ヨンナさん、何かに狙われてるとか!?
「Sクラスの生徒は全員鼻が曲がってるのか?どう考えてもこの教室臭いだろ。あいつは窓もない部屋で2週間も風呂に入るのを拒否してたんだぞ。あの恰好見ても分かるだろ!あいつがいた反省室は暫く使えんとまで言われたんだぞ」
〇沢さんにしか見えないフェリシアと違い、生徒達はヨンナの洞窟の奥深くに住む人型魔獣のような姿にも驚き、怯えていたのだった。
だが、人というのはおかしなもので、それまで気付いてなくとも言われると気付く。
「くっさ!」
「窓開けろ窓!」
「いやぁぁ、制服にも臭いがついてますわ!」
「鼻がもげるー!!!」
淑やかな令嬢達が走って教室を出ていく、元気いっぱいの平民の男子が泣く、いつもはレディファーストの令息達が女生徒を押しのける等、阿鼻叫喚の地獄絵図となった。
そんな中、幼馴染組はというと
「もう臭い消したのに皆気付かないね」
「さすがフェリ、私も無詠唱魔法を使えるようになりたいよ」
「エステルはぁ臭いに気付いてたでしょお?珍しく扇子で顔隠してたものぉ」
「誰も気付かないから放置しただけだろ。無駄に喋って臭いがきたら死ねる」
「ひどい目にあったね・・・制服の臭いもとってくれた?」
「(スンスン)とれてますね」
騒動の渦中にいたというのにマイペースだった。
「お前らは昔からそうだよな・・・なんでそんなに冷静なんだ?」
溜息をつきながらこちらへ来たミカルに対し「慣れてますから」と王子スマイルで答えるアーベル。
「フェリシアの魔獣退治に付き合わされた成果という事か・・・」
「アーベル達が勝手に着いてきただけですから!」
この世界の最強魔法使いがフェリシアである事は秘されている。
だが《前世》の記憶があるフェリシアは、どういう魔法が使えるかを把握したいが為に幼い頃から魔獣の住む森で狩りをしていた。
最初は護衛騎士がついていたが、その護衛騎士がトウコツ(虎に似た体躯に人の頭を持つ死ぬ瞬間まで戦う獰猛な魔獣)に襲われ、フェリシアに助けられるという失態をおかして以来、子供達だけで行く事を許可された。
それ以来、獰猛な魔獣を瞬殺したフェリシアは騎士団から恐れられているが、本人は「手合わせして下さい!」と毎日のように顔を出していたという。
『平和な世で良かったよ』
ミカルはそう思いながら教卓に立ち、生徒達に声をかけた。
「そろそろ落ち着け!今日は精霊召喚の日だ。そんなに動揺してたら来るものも来なくなるぞ。動揺は魔力暴走を起こす切っ掛けになる事は分かってるな?ほら、皆で校訓言ってみろ」
そう言われて、生徒達は静かになり席に着いた。
── 寛容であれ、謙虚であれ、冷静であれ ──
魔法学園の校訓には魔法がかけられていて、学園島内で口に出して言うと精神が安定するという作用がある。
その為、卒業してからも定期的に転移して校訓を呟く人もいるという。
「よし、落ち着いたな!じゃあ精霊庭園に行くぞ」
一方その頃・・・
「あたしは聖女よ!聖女にこんな事してただで済むと思ってるの!?」
リースベットは、反省室のドアの前でその声を聞いていた。
そして、その肩には小さな小鳥がいる。
「なんなのよ、フェリシアはいないし、まほガク2と3のの悪役令嬢が出てるし性格も違うっぽいし設定めちゃくちゃじゃない!せっかく2と3のヒロイン殺したのに意味ないじゃない!」
『やはりあの2人はこやつが殺したのじゃな。この黒闇魂はホラー界・スプラッター界でも散々やっておるだけにかなりやっかいじゃ。あやつは本格始動する冬学期から編入させる予定じゃったが早く呼び寄せるしかないの。末姫は今も強いが神の記憶なしでは勝てぬ。《前世》が戦いを嫌う日本人だったのが仇となっておるのじゃ』
『・・・1700年程前に黒闇魂どもが急激に減った事があるだろう。』
『うむ、それがどう・・・まさか!』
『そうだ、こやつが食っていた』
『なぜ今まで分からんかったのじゃ!』
『担当が死んでいたからだよ。昨日、たった一人生き残った者が帰ってきたのだが、半分以上食われて傷つき眠っていてな、今もまだ人型には戻れていないよ。』
『なんという事じゃ・・・』
リースベットは、そんな恐ろしいものが愛する世界にいる事に、それと対峙するのが愛しい者である事への怒りで震えた。
『末姫の記憶は戻す。だが、そなたの事は伏せたままでよいな?』
『我がここにおる事を選んだ時点で末姫の母だとは言えんようになっておるじゃろうが』
『・・・妻よ。本当にもう戻る気はないのか?』
『我は信仰を失くして消えかけた異世界の神じゃ。おぬしに救うてもろうて信仰がのうても在れるようにもなった。じゃがの、この世界で肉体を得て人の心や営みに直に触れてしもうたのじゃ・・・今更放せる筈があるまい』
『だが、こやつに食われる可能性はあるぞ?』
『娘とこの世界を守れるのなら本望じゃ』
『ならば守れ。絶対に末姫を守り抜け』
『あいわかった』
『神の絶対は違えてはならんぞ』
『分かっておる。はよう戻れ』
── 我はこの世界に来る為に腹の中におった娘を2000年も眠らせたひどい親じゃ。じゃが、腹の中で我と一緒に見てたであろう?人の喜びも悲しみも希望も絶望も、全ての営みを我と見て感じてたであろう?じゃからそなたはこの一大事に世界に呼ばれたのじゃ。世界が望んだ我の大事な娘よ・・・神とは難儀なものじゃが強く生きるのじゃぞ。
ああ、今日は精霊召喚の日じゃったの。
あのお方達もこちらに来る事を喜んでおったし、何やら期待しろと言っておったのう。
見に行くとするかの。
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