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お花畑
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*ソフィアの視点です。
下町にデートに行きませんか?
とノア様に手紙をいただいてから、楽しみすぎて、庶民らしい服やら、靴やら、揃えました。仮の婚約者でも気を遣ってくださるノア様に、感謝をしておりました。
甘い物がすきなのを覚えてくださっていたり、お揃いのアクセサリーを沢山買っていただいたり、庭園を一緒に歩いたり、夢のような時間でした。
だから、もう遅いから、となったとき、はしたないけれど、袖を引っ張って、御礼をささやいたのです。大きな声は恥ずかしくて。
ノア様の顔がとても綺麗で、見惚れていたら、唇が当たりました。
私、近づきすぎたんだ、どうしよう。
不快よね。
と、一人あわあわしていたら、
ノア様が優しく私の手を取って、とても深く激しいくちづけをされました。
正直ファーストキスでしたし。
腰が砕けてしまって脚に力が入らない、と言えば、抱っこされてしまうし。
ええ、今凄くこんがらがっています。
くちづけのあと、ノア様は謝ってくださいました。
「ごめん。抑えきれなくて。」
婚約者になると言うのは、こう言うこともある、ということ?
と、私があらぬ心配をしているのが、
わかったのか、馬車の中で、ずっと
私に愛を囁いて下さいました。
ノア様は、ご自分ではわかっていらっしゃらないようですが、アルノルト様やエリアス様とは違う柔らかい美しさをお持ちなのです。
その柔らかく光る瞳を向けられれば
うっとりしてしまうのです。
あの瞳で愛を囁かれて、好きにならない方はいません。
私は先程まで抱いていた、仮の婚約者と言う立場を捨てざるを得ませんでした。
私が好きな方が私を好きだなんて、
夢ではありませんよね?
でも、ノア様の印象があまりにも前と違う気がするのですが、中の人が違うわけではありませんよね?
今日は興奮して眠れないかもしれません。ノア様の唇の感触を思い出してはニヤけてしまいます。
侯爵令嬢というのに、私破廉恥ですわね。
さっき別れたところなのに、もう会いたいなんて、病にかかってしまったのでしょうか。
下町にデートに行きませんか?
とノア様に手紙をいただいてから、楽しみすぎて、庶民らしい服やら、靴やら、揃えました。仮の婚約者でも気を遣ってくださるノア様に、感謝をしておりました。
甘い物がすきなのを覚えてくださっていたり、お揃いのアクセサリーを沢山買っていただいたり、庭園を一緒に歩いたり、夢のような時間でした。
だから、もう遅いから、となったとき、はしたないけれど、袖を引っ張って、御礼をささやいたのです。大きな声は恥ずかしくて。
ノア様の顔がとても綺麗で、見惚れていたら、唇が当たりました。
私、近づきすぎたんだ、どうしよう。
不快よね。
と、一人あわあわしていたら、
ノア様が優しく私の手を取って、とても深く激しいくちづけをされました。
正直ファーストキスでしたし。
腰が砕けてしまって脚に力が入らない、と言えば、抱っこされてしまうし。
ええ、今凄くこんがらがっています。
くちづけのあと、ノア様は謝ってくださいました。
「ごめん。抑えきれなくて。」
婚約者になると言うのは、こう言うこともある、ということ?
と、私があらぬ心配をしているのが、
わかったのか、馬車の中で、ずっと
私に愛を囁いて下さいました。
ノア様は、ご自分ではわかっていらっしゃらないようですが、アルノルト様やエリアス様とは違う柔らかい美しさをお持ちなのです。
その柔らかく光る瞳を向けられれば
うっとりしてしまうのです。
あの瞳で愛を囁かれて、好きにならない方はいません。
私は先程まで抱いていた、仮の婚約者と言う立場を捨てざるを得ませんでした。
私が好きな方が私を好きだなんて、
夢ではありませんよね?
でも、ノア様の印象があまりにも前と違う気がするのですが、中の人が違うわけではありませんよね?
今日は興奮して眠れないかもしれません。ノア様の唇の感触を思い出してはニヤけてしまいます。
侯爵令嬢というのに、私破廉恥ですわね。
さっき別れたところなのに、もう会いたいなんて、病にかかってしまったのでしょうか。
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