18 / 35
新しい友達
しおりを挟む
そして修学旅行の11月27日、九美はロボット先生に見送られて京都へと旅立った。
生徒を見送り終わると、
「ロボット先生に大井先生、校長が呼んでいます」
「そうですか、分かりました――」
――4日後、修学旅行から帰ってきた九美が秋にLINEで、
「先輩、行って良かったです」
早速LINEが返ってきた。
「良かった、来週また学校で話そう」
そう返して――。
12月3日昼休みに秋とパールは教室で九美を待っていると、
「先輩!」
「九美、1週間ぶりね。でっ、どうだった?」
「知リタイ」
そう言われて彼女は京都の名物や観光スポットなどを楽しそうに話す。
「――舞妓さんが綺麗で~」
「お~い、九美っ」高弘が来て、
「何か二人がお前のこと呼んでるぞ」
「二人、先輩ちょっと」
「何々、高弘も行かないの?」
「女ばっかりの所になんか行かねえよ」
「ふ~ん」秋とパールは教室を出ると、
「九美さんやっぱり三年生のところにいたんですね」
「噂通りでしょ」
緊張している女の子とふくよかな女の子。
「言ってくれれば良かったのに」
「九美、この子達って」
「あたしの、友達」
「松井 千里で~す」
「な、中村 唯安です」
秋とパールは自己紹介すると、
「あっ!」
何かに気が付いた。
「お寿司屋さ~ん!」
「そうだっ、『ヘイ、オマチッ』の人だ」
文化祭の時にパールの寿司屋に来て知っていたのだ。
そのことに喜んで、
「ヘイ、オマチ~」
「モノホンだ~モノホン~」
「あたしが話すね」と九美が出会いを話す。
唯安とは京都でたまたまグループが一緒で仲良くなって、千里は~······道に迷ってるのを偶然見つけた流れで友達になる。
「そうなの、あたしが色々お店回って道迷っちゃって、そこに~九美っちがいて助かったの、九美っちっていい人よね~」
「ちょちょっと、あたしはたまたま」
九美は顔を真っ赤にして照れていた。
その姿を見た秋は少し寂しい気持ちがしたが、
「九美、ロボット先生と話したら?」
「うん、そうする」二人の紹介で昼休みが終わる――。
言われた通り、九美はロボット先生に京都のこと、その事によって友達が出来たことを話す。
「――ということで二人とその、友達になったっていうか」
「素晴らしいことじゃないですか、九美さんの優しさが人を惹き付けたんですね、それでどの人と――」
すると、
「ロボット先生、会議です」
「分かりました。すいませんね九美さん、また聞かせてください」
「いっいえっ、あたしはこれで」
九美は席を立ち、
「お疲れ様でした」
「ロボット先生、また明日」
そう言って帰ったが最近会議に行くことが増えたロボット先生だった――。
生徒を見送り終わると、
「ロボット先生に大井先生、校長が呼んでいます」
「そうですか、分かりました――」
――4日後、修学旅行から帰ってきた九美が秋にLINEで、
「先輩、行って良かったです」
早速LINEが返ってきた。
「良かった、来週また学校で話そう」
そう返して――。
12月3日昼休みに秋とパールは教室で九美を待っていると、
「先輩!」
「九美、1週間ぶりね。でっ、どうだった?」
「知リタイ」
そう言われて彼女は京都の名物や観光スポットなどを楽しそうに話す。
「――舞妓さんが綺麗で~」
「お~い、九美っ」高弘が来て、
「何か二人がお前のこと呼んでるぞ」
「二人、先輩ちょっと」
「何々、高弘も行かないの?」
「女ばっかりの所になんか行かねえよ」
「ふ~ん」秋とパールは教室を出ると、
「九美さんやっぱり三年生のところにいたんですね」
「噂通りでしょ」
緊張している女の子とふくよかな女の子。
「言ってくれれば良かったのに」
「九美、この子達って」
「あたしの、友達」
「松井 千里で~す」
「な、中村 唯安です」
秋とパールは自己紹介すると、
「あっ!」
何かに気が付いた。
「お寿司屋さ~ん!」
「そうだっ、『ヘイ、オマチッ』の人だ」
文化祭の時にパールの寿司屋に来て知っていたのだ。
そのことに喜んで、
「ヘイ、オマチ~」
「モノホンだ~モノホン~」
「あたしが話すね」と九美が出会いを話す。
唯安とは京都でたまたまグループが一緒で仲良くなって、千里は~······道に迷ってるのを偶然見つけた流れで友達になる。
「そうなの、あたしが色々お店回って道迷っちゃって、そこに~九美っちがいて助かったの、九美っちっていい人よね~」
「ちょちょっと、あたしはたまたま」
九美は顔を真っ赤にして照れていた。
その姿を見た秋は少し寂しい気持ちがしたが、
「九美、ロボット先生と話したら?」
「うん、そうする」二人の紹介で昼休みが終わる――。
言われた通り、九美はロボット先生に京都のこと、その事によって友達が出来たことを話す。
「――ということで二人とその、友達になったっていうか」
「素晴らしいことじゃないですか、九美さんの優しさが人を惹き付けたんですね、それでどの人と――」
すると、
「ロボット先生、会議です」
「分かりました。すいませんね九美さん、また聞かせてください」
「いっいえっ、あたしはこれで」
九美は席を立ち、
「お疲れ様でした」
「ロボット先生、また明日」
そう言って帰ったが最近会議に行くことが増えたロボット先生だった――。
0
あなたにおすすめの小説
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる