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昔の仲間
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「――いらっしゃいませ、何にしますか?」
「醤油ラーメンと餃子」
「はい」
「私は味噌󠄀と唐揚げセット」
「はい、かしこまりました」
「後光ちゃん、何だって?」
「醤油と餃子一つ、それと味噌󠄀と唐揚げセットです」
「あいよっ!」
「ふぅ~っ、次ですっ、次っ」
私は今、ラーメン屋さん『源氏』で接客をしていました。何故かと言うと、旅行でお金をだいぶ使ってしまってどうしようかと考えて思いついたのが、前に働かせてくれたラーメン屋さん『源氏』にお小遣いが欲しいから働かせてくれないかと訪ねたところ、お許しが出たので今働いているのです。
「はい、後光ちゃん!」
「はいーっ!」
それともう一つ『源氏』には私を雇ってくれた理由がありました。それは店長である東照夫さんが病気で寝込んでいると言います。それもあってありがたいと奥さんの東紗夜さんが言ってくれました。
「助けるわ、後光ちゃんが居てくれて」
「本当だよ」
「紗夜さん、佐藤さん、良かったです」
お昼が過ぎて午後になると途端にお客さんは来なくなりました。
「……こんなこともあるんですね」
「うん、お客さんが来る理由は昼食だから」
そう、不思議なことにお客さんは来る時はたくさん来るのですが、来ない時は全く来ないというまるで波のような感じでした。
「紗夜さん、店長さんは大丈夫ですか?」
「ええ、今は寝てるから……でもねぇ」
「どうかしたんですか?」
「医者の見立てでは精神的なものらしいんだ」
佐藤さんが言うには、これまでの疲労と地球が亡くなるという思いのストレスだそうです。
「地球……」
ここでも地球が亡くなるという事で精神的に追い詰められてしまった照夫さん。
「そんな事で弱る人じゃなかったのに……」
悩む紗夜さんでもお客さんがくれば私たちは一気にお仕事モードに切り替えました。
「いらっしゃいませ……」
――店長が寝込む中で頑張る私たち、しかし突然と外で大きな爆音と思われるエンジン音と大きなバイクと思われる影が見えました。嫌な予感がします。
ガタンッ。
「入るぜっ!」
明らかに柄の悪い2人組がニヤリと気持ちの悪い顔をして周りを見ていました。
「おーうっ、探したぜっ……佐藤っ!」
「おっ、お前らっ、鈴木、高橋っ」
ツーブロックと思われる髪型の人がニヤニヤしながら不気味に佐藤さんに話しかけています。
「あの人、佐藤さんの知り合いでしょうか?」
「わからないわ、あんな柄の悪い人は初めてよ」
もう一人のモヒカンの人は、目つきが悪くて、鼻、耳にピアスをして恐いです。
「小せぇ店だなぁ」
「……何のようだ?」
「そんな冷たい態度はないだろ、お前を探してたってのに」
「もういいだろう鈴木」
「あん? まあ良いけどよ」
「単刀直入にいう、俺達の仲間に戻れ」
「いいだろ? お前、俺たちと別れたあと務所に入ってたらしいじゃねえか」
「……ここはお店の中だ、お客さんも来る。だから外で話そう」
「へっ、わーたよ」
ツーブロックさんが外へ出ると、モヒカンさんも黙って外に出ました。私は居なくなって力が抜けました。
「すいません紗夜さん、後光ちゃん」
「どういうことなの佐藤くん」
「……逮捕される1年前以上に友だちだった奴らです。あんなに柄が悪くはなかったんですが、会わないうちに何かがあったようです」
「どうする気ですか、佐藤さん……」
「とにかくこれ以上迷惑がかからないようにあいつらをここから遠ざけます」
「でもっ、それじゃ佐藤さん危ないですよ!?」
「この店はもう、オレの心のよりどころなんです。絶対に手は出させません」
「佐藤くん……」
そう言って戸を開けて行ってしまった佐藤さん、このままではまずいと私は紗夜さんに伝えると店を一時閉めると言って私はこっそり佐藤さんに付いていくことにしました。
「後光ちゃん」
「もし、事件になりそうになったら警察に連絡します」
「気をつけてね」
私は頷いて慎重に戸を開けてなるべく音を立てないように歩きました……。
「そ~っと、そ~っと……」
「おいっ、佐藤っ!」
大きな怒号が聞こえてビクッとして身体から冷や汗をかきました。どうやら遠くではなく狭い路地にいるようなので覗いてみました。
「がはっ」
あっ、佐藤さん。私は口を押さえました。
「おいっ、今なんつった?」
「……もっもうオレはお前達の仲間には戻りたくない」
「高橋、やれ」
モヒカンさんが佐藤さんを頭を足で蹴り始めたのです。酷い、もうこれは警察を呼ぶしかありません。
「もう地球が亡くなるんだからよっ、最後にパーッと一緒にやろうぜ」
あの人も地球が亡くなる事でこんなことを。その時でした、震えた私のスマートフォンを持つ手を滑らせて落としてしまいました。
「誰だっ!?」
しまった……ど、どうしよう……。
「醤油ラーメンと餃子」
「はい」
「私は味噌󠄀と唐揚げセット」
「はい、かしこまりました」
「後光ちゃん、何だって?」
「醤油と餃子一つ、それと味噌󠄀と唐揚げセットです」
「あいよっ!」
「ふぅ~っ、次ですっ、次っ」
私は今、ラーメン屋さん『源氏』で接客をしていました。何故かと言うと、旅行でお金をだいぶ使ってしまってどうしようかと考えて思いついたのが、前に働かせてくれたラーメン屋さん『源氏』にお小遣いが欲しいから働かせてくれないかと訪ねたところ、お許しが出たので今働いているのです。
「はい、後光ちゃん!」
「はいーっ!」
それともう一つ『源氏』には私を雇ってくれた理由がありました。それは店長である東照夫さんが病気で寝込んでいると言います。それもあってありがたいと奥さんの東紗夜さんが言ってくれました。
「助けるわ、後光ちゃんが居てくれて」
「本当だよ」
「紗夜さん、佐藤さん、良かったです」
お昼が過ぎて午後になると途端にお客さんは来なくなりました。
「……こんなこともあるんですね」
「うん、お客さんが来る理由は昼食だから」
そう、不思議なことにお客さんは来る時はたくさん来るのですが、来ない時は全く来ないというまるで波のような感じでした。
「紗夜さん、店長さんは大丈夫ですか?」
「ええ、今は寝てるから……でもねぇ」
「どうかしたんですか?」
「医者の見立てでは精神的なものらしいんだ」
佐藤さんが言うには、これまでの疲労と地球が亡くなるという思いのストレスだそうです。
「地球……」
ここでも地球が亡くなるという事で精神的に追い詰められてしまった照夫さん。
「そんな事で弱る人じゃなかったのに……」
悩む紗夜さんでもお客さんがくれば私たちは一気にお仕事モードに切り替えました。
「いらっしゃいませ……」
――店長が寝込む中で頑張る私たち、しかし突然と外で大きな爆音と思われるエンジン音と大きなバイクと思われる影が見えました。嫌な予感がします。
ガタンッ。
「入るぜっ!」
明らかに柄の悪い2人組がニヤリと気持ちの悪い顔をして周りを見ていました。
「おーうっ、探したぜっ……佐藤っ!」
「おっ、お前らっ、鈴木、高橋っ」
ツーブロックと思われる髪型の人がニヤニヤしながら不気味に佐藤さんに話しかけています。
「あの人、佐藤さんの知り合いでしょうか?」
「わからないわ、あんな柄の悪い人は初めてよ」
もう一人のモヒカンの人は、目つきが悪くて、鼻、耳にピアスをして恐いです。
「小せぇ店だなぁ」
「……何のようだ?」
「そんな冷たい態度はないだろ、お前を探してたってのに」
「もういいだろう鈴木」
「あん? まあ良いけどよ」
「単刀直入にいう、俺達の仲間に戻れ」
「いいだろ? お前、俺たちと別れたあと務所に入ってたらしいじゃねえか」
「……ここはお店の中だ、お客さんも来る。だから外で話そう」
「へっ、わーたよ」
ツーブロックさんが外へ出ると、モヒカンさんも黙って外に出ました。私は居なくなって力が抜けました。
「すいません紗夜さん、後光ちゃん」
「どういうことなの佐藤くん」
「……逮捕される1年前以上に友だちだった奴らです。あんなに柄が悪くはなかったんですが、会わないうちに何かがあったようです」
「どうする気ですか、佐藤さん……」
「とにかくこれ以上迷惑がかからないようにあいつらをここから遠ざけます」
「でもっ、それじゃ佐藤さん危ないですよ!?」
「この店はもう、オレの心のよりどころなんです。絶対に手は出させません」
「佐藤くん……」
そう言って戸を開けて行ってしまった佐藤さん、このままではまずいと私は紗夜さんに伝えると店を一時閉めると言って私はこっそり佐藤さんに付いていくことにしました。
「後光ちゃん」
「もし、事件になりそうになったら警察に連絡します」
「気をつけてね」
私は頷いて慎重に戸を開けてなるべく音を立てないように歩きました……。
「そ~っと、そ~っと……」
「おいっ、佐藤っ!」
大きな怒号が聞こえてビクッとして身体から冷や汗をかきました。どうやら遠くではなく狭い路地にいるようなので覗いてみました。
「がはっ」
あっ、佐藤さん。私は口を押さえました。
「おいっ、今なんつった?」
「……もっもうオレはお前達の仲間には戻りたくない」
「高橋、やれ」
モヒカンさんが佐藤さんを頭を足で蹴り始めたのです。酷い、もうこれは警察を呼ぶしかありません。
「もう地球が亡くなるんだからよっ、最後にパーッと一緒にやろうぜ」
あの人も地球が亡くなる事でこんなことを。その時でした、震えた私のスマートフォンを持つ手を滑らせて落としてしまいました。
「誰だっ!?」
しまった……ど、どうしよう……。
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