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輝く湖で
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『皆様へ
とうとう残り1日で地球がなくなる時がやってきました。私は24日前に、残り25日間いろいろと行ってみたいとお母さんにお話しをして、歩き走り、時には寄り道をして皆さんに出会いました。
しかしそういった日々も、予告通りに地球が終わってしまうのかもしれません。それはとても哀しいことではあります。
だけど、それでも残り1日、楽しくお話しをして最後をむかえたいと思っていたら鶏ノ湖で一緒にお話しをしながら最後をむかえませんか。
午後に私も家族と鶏ノ湖に行きますのでお待ちしています。(他にようがある場合はそっちを優先してくださいね) 後光一花より』
これは私が昨日、連絡先を交換した人たちに送ったメッセージ。こういうのを送るのは初めてであっているのか不安ではありますが、もし寂しかったり、不安だったら一緒にお喋りしながら最後を過ごせたら恐さは薄くなるし良いなあと考えて、思いっ切ってメッセージを送ってみました……。
「――お母さん準備はいい?」
「たぶん大丈夫~」
「ガソリンも入れてきたぞ~」
「ありがとうお父さん」
「外は夜になると寒いからな」
「そうだね、ジャケットも持っていこ」
日が暮れる頃、私たち家族は鶏ノ湖に迎うための準備を終えました。昼食のあと1時間感覚で地震がありましたがやはり大きな地震はなく、地球はまだなくなっていません。しかし暗くなるに従い明らかに変わったのが外の光、もうどこもかしこからも道路の切れ目とかから光が溢れてサングラスを家族でしていくくらいです。
「じゃあ行くぞー」
「うん!」
鶏ノ湖の光は強くなってると思うし、どうなってるだろう。不安はありますがとにかく、行って確認をしてみたいところです……。
「――うわっ、なんだこれは」
「すごい、光……」
お父さんが驚くのも無理はありません。私たちが鶏ノ湖に着くとそこには湖の幅ほとんどが光っていて眩しいです。家族で用意したサングラスを一人ひとり掛けて車をお父さんに任せて降りました。
「いま時間は……16時3分……」
この時間だともしかしたら茉莉さんがいるかも知れません。なので私はお母さんに伝えて一人でぐるりと一周してみることにしました。
「こんにちは」
見知らぬ人に挨拶、よく見ると所々に人がいます。私の知る限りでは鶏ノ湖には人がいないのがほとんどでしたが、やはり皆さんも何か感じてるようです。でも私はある人を探していました。
「吉原さん、いない、ですね……」
一周を終えようとしましたが何処にも吉原さんの姿が見当たりません。もしかしたら家族と一緒に過ごしているのかもと思いながら、会えないことに残念でした。
「お~い、後光さ~ん!」
丁度そのときに声を掛けて手を振るサングラスを掛けた茉莉さん、どうやら今来たようです。
「茉莉さん」
「おまたせ、実は眩しくってさサングラス買いに一旦家族で買いに戻ったの」
「それでですか」
「他の人もいるのね」
「はい、普段は人をあまり見かけることはないですが」
「最後、だもんね」
今は16時半を過ぎた頃、鶏ノ湖を見渡すと人が1人、2人と増えていっている気がします。それでも私は茉莉さんの家族に挨拶したりお喋りをしたりして17時を過ぎた頃でした。
「――なんか光が強くなってる気がする」
「それは、日が沈んで辺りが暗くなったからでは?」
「そうね、後光さんの言うとおりか……」
パシャリッ。
「茉莉さん、写真ですか」
「うん、お姉ちゃんじゃないけど、あたしも写真撮るの好きだから」
「さすが姉妹ですね」
「後光さんは、その旅でやりたいこととか見つかったりしてないの?」
「えっ……そうですね~、う~ん……」
たしかに色々と行って人に会いました。せっかくなのでその中でやりたいこと探してみました。
「接客、ですかね」
「へ~接客か~、やっぱり猫メイド気に入ってるんだ~、へ~っ」
「ちょっと茉莉さん……もう勘弁してくださいよ」
「ウフフフッ」
あの時は勢いで、いま思うととても恥ずかしい気がします。でも、本音はちょっとやっても良いかも、というのは私の心の中に閉まっておきます。
「お~い、後光先ぱ~いっ!」
「えっ、大桃さんに木下さんっ!」
「ああっ、加藤先輩も一緒だっ」
なんと、後輩である大桃さんと木下さんが来てくれました。二人とも、メッセージを読んで両親と鶏ノ湖に来ることに決めたのだそうで嬉しいです。
「こちらの方が……」
「知ってますよ後光先輩、加藤先輩です」
「へっ?」
「あたしたち、後光先輩がボランティアに来てない時に出会ったんです」
つい左手にポンッと軽く叩いてなるほどと思いました。
「今日で最後かも知れないけど、二人の先輩に会えて良かったです」
「あたしも彩吹と同じ気持ちです」
私と茉莉さんで話していた時よりも二人が来てより場の空気が明るくなりました。しかしこのあとさらに嬉しいことが。
「後光っ!」
「あっ、早梨先輩っ!」
とうとう残り1日で地球がなくなる時がやってきました。私は24日前に、残り25日間いろいろと行ってみたいとお母さんにお話しをして、歩き走り、時には寄り道をして皆さんに出会いました。
しかしそういった日々も、予告通りに地球が終わってしまうのかもしれません。それはとても哀しいことではあります。
だけど、それでも残り1日、楽しくお話しをして最後をむかえたいと思っていたら鶏ノ湖で一緒にお話しをしながら最後をむかえませんか。
午後に私も家族と鶏ノ湖に行きますのでお待ちしています。(他にようがある場合はそっちを優先してくださいね) 後光一花より』
これは私が昨日、連絡先を交換した人たちに送ったメッセージ。こういうのを送るのは初めてであっているのか不安ではありますが、もし寂しかったり、不安だったら一緒にお喋りしながら最後を過ごせたら恐さは薄くなるし良いなあと考えて、思いっ切ってメッセージを送ってみました……。
「――お母さん準備はいい?」
「たぶん大丈夫~」
「ガソリンも入れてきたぞ~」
「ありがとうお父さん」
「外は夜になると寒いからな」
「そうだね、ジャケットも持っていこ」
日が暮れる頃、私たち家族は鶏ノ湖に迎うための準備を終えました。昼食のあと1時間感覚で地震がありましたがやはり大きな地震はなく、地球はまだなくなっていません。しかし暗くなるに従い明らかに変わったのが外の光、もうどこもかしこからも道路の切れ目とかから光が溢れてサングラスを家族でしていくくらいです。
「じゃあ行くぞー」
「うん!」
鶏ノ湖の光は強くなってると思うし、どうなってるだろう。不安はありますがとにかく、行って確認をしてみたいところです……。
「――うわっ、なんだこれは」
「すごい、光……」
お父さんが驚くのも無理はありません。私たちが鶏ノ湖に着くとそこには湖の幅ほとんどが光っていて眩しいです。家族で用意したサングラスを一人ひとり掛けて車をお父さんに任せて降りました。
「いま時間は……16時3分……」
この時間だともしかしたら茉莉さんがいるかも知れません。なので私はお母さんに伝えて一人でぐるりと一周してみることにしました。
「こんにちは」
見知らぬ人に挨拶、よく見ると所々に人がいます。私の知る限りでは鶏ノ湖には人がいないのがほとんどでしたが、やはり皆さんも何か感じてるようです。でも私はある人を探していました。
「吉原さん、いない、ですね……」
一周を終えようとしましたが何処にも吉原さんの姿が見当たりません。もしかしたら家族と一緒に過ごしているのかもと思いながら、会えないことに残念でした。
「お~い、後光さ~ん!」
丁度そのときに声を掛けて手を振るサングラスを掛けた茉莉さん、どうやら今来たようです。
「茉莉さん」
「おまたせ、実は眩しくってさサングラス買いに一旦家族で買いに戻ったの」
「それでですか」
「他の人もいるのね」
「はい、普段は人をあまり見かけることはないですが」
「最後、だもんね」
今は16時半を過ぎた頃、鶏ノ湖を見渡すと人が1人、2人と増えていっている気がします。それでも私は茉莉さんの家族に挨拶したりお喋りをしたりして17時を過ぎた頃でした。
「――なんか光が強くなってる気がする」
「それは、日が沈んで辺りが暗くなったからでは?」
「そうね、後光さんの言うとおりか……」
パシャリッ。
「茉莉さん、写真ですか」
「うん、お姉ちゃんじゃないけど、あたしも写真撮るの好きだから」
「さすが姉妹ですね」
「後光さんは、その旅でやりたいこととか見つかったりしてないの?」
「えっ……そうですね~、う~ん……」
たしかに色々と行って人に会いました。せっかくなのでその中でやりたいこと探してみました。
「接客、ですかね」
「へ~接客か~、やっぱり猫メイド気に入ってるんだ~、へ~っ」
「ちょっと茉莉さん……もう勘弁してくださいよ」
「ウフフフッ」
あの時は勢いで、いま思うととても恥ずかしい気がします。でも、本音はちょっとやっても良いかも、というのは私の心の中に閉まっておきます。
「お~い、後光先ぱ~いっ!」
「えっ、大桃さんに木下さんっ!」
「ああっ、加藤先輩も一緒だっ」
なんと、後輩である大桃さんと木下さんが来てくれました。二人とも、メッセージを読んで両親と鶏ノ湖に来ることに決めたのだそうで嬉しいです。
「こちらの方が……」
「知ってますよ後光先輩、加藤先輩です」
「へっ?」
「あたしたち、後光先輩がボランティアに来てない時に出会ったんです」
つい左手にポンッと軽く叩いてなるほどと思いました。
「今日で最後かも知れないけど、二人の先輩に会えて良かったです」
「あたしも彩吹と同じ気持ちです」
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「後光っ!」
「あっ、早梨先輩っ!」
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