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異世界へGO!
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ガタッ、
机に膝をぶつけた末信が憧れの桜子の前に、彼女はスマホをいじっているようだ。
「よ、桜子ちゃん、きょ、今日も天気は晴れてるね~」
ピクリともせず黙って何かをやっている。
「きょ、今日の朝、オレ腹痛くなっちゃって家に戻ったんだ、ハハッマヌケだよな~」
するとスッと立ち上がりどこかに行こうとした。
「よ、桜子ちゃ~ん、ちょ、ちょっとくらいなにか」
その声に目を合わせた桜子は、
「すいませんが、どいていただけないでしょうか」
ガ~ンッ、
氷のような、
いや南極大陸のような冷たさの目線、
完っ全に心の距離が地球の反対側くらいに感じるほど強く言われたとおり退く。
ドカッ、その場で膝をつく末信を廊下から隠れて見ていた精霊バナナ·ガールのナナ、
「ありゃかーなーりマジ怒ね」
「――ぐすっ、なっ、見たとおりだろ、オレ嫌われちまった」
「うん、あれは相当よ」
「どうしようナナァ~」
あんたが悪い、一言でいえばそうだがちょっとカワイイそうに感じているのも本当で本人も反省していることと考え、
「泣いて相手が許してくれるわけもなし、じゃあ今週の土曜はちゃんと空けておいてよ」
「え、土曜? わかったっ!」
「よし、これであとは桜子ちゃんか」
このあとナナは桜子にも約束をしていろいろと準備を始め土曜日がやってきた······。
ピンポーンッ、
「は~い」
「チョモロハ~、ナナでーす」
扉を開きナナを笑顔で向かい入れる桜子、そうここは彼女の家。
「おじゃましま~す」
「ナナさん、おはよう」
「おっは~桜子ちゃん、今日もカワイイわよ」
玄関でいきなりの褒め言葉に頬を赤らめテンパる桜子、部屋に移るとテンションが上がるナナと前回も来たのに緊張し正座してしながらも紅茶とビスケットを用意し一口食べる。
「さてっ、じゃあ本題にいくわよ」
「は、はい」
ナナから家に遊びに行っていいと訊かれ、喜んでOKした桜子も内容は知らずバッグの中をあさる彼女を見ていたら何か機械モノを出す。
「じゃーん」
「これ・・・ってVR?」
「そっ、ナナさん特製『異世界VR』よ~」
コンセントを入れ言われるがままに被る。
「異世界VR、あの~、いったい」
「今日は一緒にゲームしよ」
「はい良いですけど、でもなにを」
「それはね、RPGよーっ!」
右耳近くのVRスイッチを入れると「キャッ」桜子はまるで異世界に飛ばされているような感覚におちいった······。
謎の草原に一人の戦士が頭を抱えていた。
「う~ん、ここで待ってればいいのかな~」
「わあっ」
ドテンッ、杖を持ったローブを着た女の子が突然と倒れてきて、
「う~、ここは、ナナさんっ」
その声に駆け寄る戦士。
「あ、あの~・・・桜子、ちゃん」
「あなたは・・・末信、君」
顔を合わせると桜子はムスッとしてプイッと右に向いてしまう。
「末信君も、来てたんですね」
「あ、う、うん~」
「ナナさんどこにいるのかな」
草原を見渡すと遠くに森や道があるにはあるのだがここを動いていいものか。考えて見渡していたら2人に聞こえるナレーションが、
『むか~し昔あるところに、おじいさんとおばあさんが住んでいました。おじいさんは山に芝刈りに、おばあさんは川に洗濯に・・・行く予定でした。ところがおばあさんの道の途中に目に入ったキレイな長いバナナの草を見かけると、ボトンッと大きなバナナが落ちてきました』
ボトンッ、
気がつくと大きなバナナが一本、2人の3歩後ろに見つかる。
『おばあさんがその大きなバナナを剥くと中から』
パッカーンッと皮が剥け、
『ハズレ・・・』
「え、ハズレって・・・」
「ナナさん?」
「後ろよ」
「うわっ」「キャッ」
2人の背後から現れる。
「はっはーっ、どうよ?」
「どうよじゃねえ、ちゃんとバナナから出てこいよな」
「ビックリした」とナナに話す桜子は末信を全く相手にしていないようだ。
「はぁ~」
その様子に気づくナナだがまだまだこれからと、
「さあ集まったわね、早速これでチームを組むわ」
「チーム? そうか、これRPGだから」
「お、おう、わかった」
目を合わす桜子はなんだか嫌そうな目に、末信は泣きたくなってくる。ここまで嫌われてるなんて。
「パーティーは4人が基本だから」
「4人?」
「私たちで3人だけですけど・・・」
するとボトンッとまた、どこからともなくバナナが落ちてきて、
パッカーン、
「バ、バナナグラサン2号参上・・・って、やっぱちょっとはずかしい」
「え、どなた?」
「はっ? バナナ、グラサン」
そのバナナグラサン2号は紺色のマントが付いたマスクとおでこにバナナが2本付いていた。どこか恥ずかしそう。
「この子、バナナグラサン2号も参戦、これで4人よ!」
「おいおいなんだよそのダッセェー奴は、まず正体を」
ギロッとナナとバナナグラサン2号が向くと、
「シャラップッ、目指すは魔王を倒して世界を救うことっ、さぁ行くわよっ!」
かくして見知らぬ草原にナナ、バナナグラサン2号、戦士の末信、ヒーラーの桜子の異世界VRによる大冒険が始まった······。
机に膝をぶつけた末信が憧れの桜子の前に、彼女はスマホをいじっているようだ。
「よ、桜子ちゃん、きょ、今日も天気は晴れてるね~」
ピクリともせず黙って何かをやっている。
「きょ、今日の朝、オレ腹痛くなっちゃって家に戻ったんだ、ハハッマヌケだよな~」
するとスッと立ち上がりどこかに行こうとした。
「よ、桜子ちゃ~ん、ちょ、ちょっとくらいなにか」
その声に目を合わせた桜子は、
「すいませんが、どいていただけないでしょうか」
ガ~ンッ、
氷のような、
いや南極大陸のような冷たさの目線、
完っ全に心の距離が地球の反対側くらいに感じるほど強く言われたとおり退く。
ドカッ、その場で膝をつく末信を廊下から隠れて見ていた精霊バナナ·ガールのナナ、
「ありゃかーなーりマジ怒ね」
「――ぐすっ、なっ、見たとおりだろ、オレ嫌われちまった」
「うん、あれは相当よ」
「どうしようナナァ~」
あんたが悪い、一言でいえばそうだがちょっとカワイイそうに感じているのも本当で本人も反省していることと考え、
「泣いて相手が許してくれるわけもなし、じゃあ今週の土曜はちゃんと空けておいてよ」
「え、土曜? わかったっ!」
「よし、これであとは桜子ちゃんか」
このあとナナは桜子にも約束をしていろいろと準備を始め土曜日がやってきた······。
ピンポーンッ、
「は~い」
「チョモロハ~、ナナでーす」
扉を開きナナを笑顔で向かい入れる桜子、そうここは彼女の家。
「おじゃましま~す」
「ナナさん、おはよう」
「おっは~桜子ちゃん、今日もカワイイわよ」
玄関でいきなりの褒め言葉に頬を赤らめテンパる桜子、部屋に移るとテンションが上がるナナと前回も来たのに緊張し正座してしながらも紅茶とビスケットを用意し一口食べる。
「さてっ、じゃあ本題にいくわよ」
「は、はい」
ナナから家に遊びに行っていいと訊かれ、喜んでOKした桜子も内容は知らずバッグの中をあさる彼女を見ていたら何か機械モノを出す。
「じゃーん」
「これ・・・ってVR?」
「そっ、ナナさん特製『異世界VR』よ~」
コンセントを入れ言われるがままに被る。
「異世界VR、あの~、いったい」
「今日は一緒にゲームしよ」
「はい良いですけど、でもなにを」
「それはね、RPGよーっ!」
右耳近くのVRスイッチを入れると「キャッ」桜子はまるで異世界に飛ばされているような感覚におちいった······。
謎の草原に一人の戦士が頭を抱えていた。
「う~ん、ここで待ってればいいのかな~」
「わあっ」
ドテンッ、杖を持ったローブを着た女の子が突然と倒れてきて、
「う~、ここは、ナナさんっ」
その声に駆け寄る戦士。
「あ、あの~・・・桜子、ちゃん」
「あなたは・・・末信、君」
顔を合わせると桜子はムスッとしてプイッと右に向いてしまう。
「末信君も、来てたんですね」
「あ、う、うん~」
「ナナさんどこにいるのかな」
草原を見渡すと遠くに森や道があるにはあるのだがここを動いていいものか。考えて見渡していたら2人に聞こえるナレーションが、
『むか~し昔あるところに、おじいさんとおばあさんが住んでいました。おじいさんは山に芝刈りに、おばあさんは川に洗濯に・・・行く予定でした。ところがおばあさんの道の途中に目に入ったキレイな長いバナナの草を見かけると、ボトンッと大きなバナナが落ちてきました』
ボトンッ、
気がつくと大きなバナナが一本、2人の3歩後ろに見つかる。
『おばあさんがその大きなバナナを剥くと中から』
パッカーンッと皮が剥け、
『ハズレ・・・』
「え、ハズレって・・・」
「ナナさん?」
「後ろよ」
「うわっ」「キャッ」
2人の背後から現れる。
「はっはーっ、どうよ?」
「どうよじゃねえ、ちゃんとバナナから出てこいよな」
「ビックリした」とナナに話す桜子は末信を全く相手にしていないようだ。
「はぁ~」
その様子に気づくナナだがまだまだこれからと、
「さあ集まったわね、早速これでチームを組むわ」
「チーム? そうか、これRPGだから」
「お、おう、わかった」
目を合わす桜子はなんだか嫌そうな目に、末信は泣きたくなってくる。ここまで嫌われてるなんて。
「パーティーは4人が基本だから」
「4人?」
「私たちで3人だけですけど・・・」
するとボトンッとまた、どこからともなくバナナが落ちてきて、
パッカーン、
「バ、バナナグラサン2号参上・・・って、やっぱちょっとはずかしい」
「え、どなた?」
「はっ? バナナ、グラサン」
そのバナナグラサン2号は紺色のマントが付いたマスクとおでこにバナナが2本付いていた。どこか恥ずかしそう。
「この子、バナナグラサン2号も参戦、これで4人よ!」
「おいおいなんだよそのダッセェー奴は、まず正体を」
ギロッとナナとバナナグラサン2号が向くと、
「シャラップッ、目指すは魔王を倒して世界を救うことっ、さぁ行くわよっ!」
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