33 / 50
ギャ龍・ドラゴン
しおりを挟む
「――ファイヤー·ブレス注文が入りやしたーっ」
「あいよーっ!」
真夏の暑い中でもお店の中は負けじと大きな炎が上げながら作る料理人と接客たちがいた。そんなお店にも彼らはやってきた。
チリンチリン、
「「いらっしゃいやせーっ!」」
「ここがギャ龍·ドラゴン」
「あ、女の子のギャルがいっぱい」
「あんたなに下心出してんのよ」
「はぁあっ? べ、別にいつ下心なんか」
ナナが末信にあきれている一方、末信パパを守るように末信ママの後ろに隠れる。
「あ、若い女の子」
「お父さん・・・」
「はい、ママ」
決して逆らわない末信パパを含めてみんなでお座席にてメニューを開いた。
「ふむふむ、なんか独特の名前ね」
『龍の絡み』は焼きそば、『龍爪』は唐揚げ、『ファイヤー·ブレス』は激辛焼きそばと他にも龍に関係するメニューと隣に商品の写真が貼ってあったりなかなか面白そうと思いながら皆も注文していった······。
ズズズッ、とストローで飲みほす音とともにワイングラスの中身が減っていく、
「う~ん、美味しいわ」
「ナナお姉ちゃん、その赤いのは・・・」
「ウフフ、龍の血よ、龍の血~!」
アセロラジュースを血と言って千夏たちを驚かすナナ、唐揚げを食べる末信は、
「アムッ、ナナ嘘つくなよ・・・母さんそれは?」
「龍のお髭よ~」
龍の髭というメニューはどうやらスパゲティーのようだ。夫婦二人で仲良く食べている、ホントに仲の良い夫婦。
「そういうあんたはなに頼んだよ?」
「あ~オレは~、唐揚げ」
「『龍爪』って言いなさいよ」
「べーつにいいーだろ~、名前なんか~」
「ノリの悪いお子ちゃまなんだから、チョベリバ」
いまいちノリが悪い末信に説教をたれるナナも竜爪という名の唐揚げを食べながら終わりまでアドバイスをしていたらレジで、
「チョモロハ、さっきは凄かったですねそこのギャル姐さん」
サングラスをかけた店員ギャルは外して軽くお辞儀をした。
「私はミミ、ここの店員です。やっぱりあなたは『ライオン♡ギャルそば』に来てくださったという方ですね!」
「あーっ、そこの方? チョモロハ」
「いえ、私ではなくギャル連合で話題にってまして『真夏に仕事をするギャルにスポーツ·ドリンクとバナナを置いていった流離いのギャル』という話で」
あまりにもカッコの良いそのギャルに他のギャルがスマホで撮っていたという。言葉を残して振り返ることなく去っていった幻のギャルとして。
「この写真です!」
ナナが後ろを向いて光と共に去るようなギャルであり一人の強い女性という闘気を醸し出すような写真。
「う~ん、たしかにそうだけど~、フフッ、罪な世の中になったものね」
「はあ? なんだよその『幻のギャル』って」
「フッ、男の高校生には、まだ早いわよ」
妙にカッコつけたナナのこと、どうせまた誰かと戦ってぶっ倒したとかだろうと想像につく。
「まあいいわ、ホラッ」
パチンッとスポーツ·ドリンクと八本バナナを出すと、
「マジッ、すごっ・・・マジック、ですか?」
「そんなようなもん、あんたたちも大変だろうから受け取りなさい」
「そっ、そんなっ、そんなつもりじゃっ」
「波って大変で、強いときもあれば弱いときもある、それは人生のようにね」
気分をよくしたのかサングラスを掛け出し言葉をたれると、黙ってギャ龍·ドラゴンのギャルたち全員が真剣に聞いていた。
「私はあんたたちを応援してるわ。だから受け取って、そして試練が訪れたときも決して諦めないでお客さんに最高の料理をしてほしいっ」
「幻ギャルさん・・・」
「説教臭いからもういくわ、じゃあガンバって」
サングラスから覗く眼は希望という名の光に満ちていた気がしたギャルたち。
「あ、あのっ、名前は」
「・・・あたしはナナ、流離いのギャル、じゃあね」
チリンチリンッ、
お店の鈴が鳴り流離いのギャルとそのお供は去っていった、
明るい未来という道を信じて······。
「お前なにカッコつけてんだよ」
「カッコじゃないの、道標よ道しるべ」
髪をなびかせキザっぽく言っているナナにアホかと思っていたら、
「す、すいません、ナナさん!」
ギャ龍·ドラゴンから慌てて追ってきたギャルが、
「あらミミちやん、どうしたの? 何か忘れ物?」
「いえ、あの、夜のパレードにぜひ来てほしくて、それを言おうと思ってたのに」
「夜のパレード?」
「はい!」
それを隣で聞こえていたお年頃の末信はボソッと、
「よ、夜のパレードっ! て、まさか・・・」
ドキッドキッ、
『いやーん、末信く~ん~』『末信くんいやらしい~』あれやこれやと18禁な想像をしてデヘヘな顔になった末信は絶対に行きたいとおも・・・、
バシンッ、
ナナによる強烈な裏手がクリーンヒット、
「んなわけねーだろ、こんのスケベェガキが」
家族も自業自得と呆れため息······。
「あいよーっ!」
真夏の暑い中でもお店の中は負けじと大きな炎が上げながら作る料理人と接客たちがいた。そんなお店にも彼らはやってきた。
チリンチリン、
「「いらっしゃいやせーっ!」」
「ここがギャ龍·ドラゴン」
「あ、女の子のギャルがいっぱい」
「あんたなに下心出してんのよ」
「はぁあっ? べ、別にいつ下心なんか」
ナナが末信にあきれている一方、末信パパを守るように末信ママの後ろに隠れる。
「あ、若い女の子」
「お父さん・・・」
「はい、ママ」
決して逆らわない末信パパを含めてみんなでお座席にてメニューを開いた。
「ふむふむ、なんか独特の名前ね」
『龍の絡み』は焼きそば、『龍爪』は唐揚げ、『ファイヤー·ブレス』は激辛焼きそばと他にも龍に関係するメニューと隣に商品の写真が貼ってあったりなかなか面白そうと思いながら皆も注文していった······。
ズズズッ、とストローで飲みほす音とともにワイングラスの中身が減っていく、
「う~ん、美味しいわ」
「ナナお姉ちゃん、その赤いのは・・・」
「ウフフ、龍の血よ、龍の血~!」
アセロラジュースを血と言って千夏たちを驚かすナナ、唐揚げを食べる末信は、
「アムッ、ナナ嘘つくなよ・・・母さんそれは?」
「龍のお髭よ~」
龍の髭というメニューはどうやらスパゲティーのようだ。夫婦二人で仲良く食べている、ホントに仲の良い夫婦。
「そういうあんたはなに頼んだよ?」
「あ~オレは~、唐揚げ」
「『龍爪』って言いなさいよ」
「べーつにいいーだろ~、名前なんか~」
「ノリの悪いお子ちゃまなんだから、チョベリバ」
いまいちノリが悪い末信に説教をたれるナナも竜爪という名の唐揚げを食べながら終わりまでアドバイスをしていたらレジで、
「チョモロハ、さっきは凄かったですねそこのギャル姐さん」
サングラスをかけた店員ギャルは外して軽くお辞儀をした。
「私はミミ、ここの店員です。やっぱりあなたは『ライオン♡ギャルそば』に来てくださったという方ですね!」
「あーっ、そこの方? チョモロハ」
「いえ、私ではなくギャル連合で話題にってまして『真夏に仕事をするギャルにスポーツ·ドリンクとバナナを置いていった流離いのギャル』という話で」
あまりにもカッコの良いそのギャルに他のギャルがスマホで撮っていたという。言葉を残して振り返ることなく去っていった幻のギャルとして。
「この写真です!」
ナナが後ろを向いて光と共に去るようなギャルであり一人の強い女性という闘気を醸し出すような写真。
「う~ん、たしかにそうだけど~、フフッ、罪な世の中になったものね」
「はあ? なんだよその『幻のギャル』って」
「フッ、男の高校生には、まだ早いわよ」
妙にカッコつけたナナのこと、どうせまた誰かと戦ってぶっ倒したとかだろうと想像につく。
「まあいいわ、ホラッ」
パチンッとスポーツ·ドリンクと八本バナナを出すと、
「マジッ、すごっ・・・マジック、ですか?」
「そんなようなもん、あんたたちも大変だろうから受け取りなさい」
「そっ、そんなっ、そんなつもりじゃっ」
「波って大変で、強いときもあれば弱いときもある、それは人生のようにね」
気分をよくしたのかサングラスを掛け出し言葉をたれると、黙ってギャ龍·ドラゴンのギャルたち全員が真剣に聞いていた。
「私はあんたたちを応援してるわ。だから受け取って、そして試練が訪れたときも決して諦めないでお客さんに最高の料理をしてほしいっ」
「幻ギャルさん・・・」
「説教臭いからもういくわ、じゃあガンバって」
サングラスから覗く眼は希望という名の光に満ちていた気がしたギャルたち。
「あ、あのっ、名前は」
「・・・あたしはナナ、流離いのギャル、じゃあね」
チリンチリンッ、
お店の鈴が鳴り流離いのギャルとそのお供は去っていった、
明るい未来という道を信じて······。
「お前なにカッコつけてんだよ」
「カッコじゃないの、道標よ道しるべ」
髪をなびかせキザっぽく言っているナナにアホかと思っていたら、
「す、すいません、ナナさん!」
ギャ龍·ドラゴンから慌てて追ってきたギャルが、
「あらミミちやん、どうしたの? 何か忘れ物?」
「いえ、あの、夜のパレードにぜひ来てほしくて、それを言おうと思ってたのに」
「夜のパレード?」
「はい!」
それを隣で聞こえていたお年頃の末信はボソッと、
「よ、夜のパレードっ! て、まさか・・・」
ドキッドキッ、
『いやーん、末信く~ん~』『末信くんいやらしい~』あれやこれやと18禁な想像をしてデヘヘな顔になった末信は絶対に行きたいとおも・・・、
バシンッ、
ナナによる強烈な裏手がクリーンヒット、
「んなわけねーだろ、こんのスケベェガキが」
家族も自業自得と呆れため息······。
0
あなたにおすすめの小説
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
むっつり金持ち高校生、巨乳美少女たちに囲まれて学園ハーレム
ピコサイクス
青春
顔は普通、性格も地味。
けれど実は金持ちな高校一年生――俺、朝倉健斗。
学校では埋もれキャラのはずなのに、なぜか周りは巨乳美女ばかり!?
大学生の家庭教師、年上メイド、同級生ギャルに清楚系美少女……。
真面目な御曹司を演じつつ、内心はむっつりスケベ。
ヤンデレ美少女転校生と共に体育倉庫に閉じ込められ、大問題になりましたが『結婚しています!』で乗り切った嘘のような本当の話
桜井正宗
青春
――結婚しています!
それは二人だけの秘密。
高校二年の遙と遥は結婚した。
近年法律が変わり、高校生(十六歳)からでも結婚できるようになっていた。だから、問題はなかった。
キッカケは、体育倉庫に閉じ込められた事件から始まった。校長先生に問い詰められ、とっさに誤魔化した。二人は退学の危機を乗り越える為に本当に結婚することにした。
ワケありヤンデレ美少女転校生の『小桜 遥』と”新婚生活”を開始する――。
*結婚要素あり
*ヤンデレ要素あり
同じアパートに住む年上未亡人美女は甘すぎる。
ピコサイクス
青春
大学生の翔太は、一人暮らしを始めたばかり。
真下の階に住むのは、落ち着いた色気と優しさを併せ持つ大人の女性・水無瀬紗夜。
引っ越しの挨拶で出会った瞬間、翔太は心を奪われてしまう。
偶然にもアルバイト先のスーパーで再会した彼女は、翔太をすぐに採用し、温かく仕事を教えてくれる存在だった。
ある日の仕事帰り、ふたりで過ごす時間が増えていき――そして気づけば紗夜の部屋でご飯をご馳走になるほど親密に。
優しくて穏やかで――その色気に触れるたび、翔太の心は揺れていく。
大人の女性と大学生、甘くちょっぴり刺激的な同居生活(?)がはじまる。
春の雨はあたたかいー家出JKがオッサンの嫁になって女子大生になるまでのお話
登夢
恋愛
春の雨の夜に出会った訳あり家出JKと真面目な独身サラリーマンの1年間の同居生活を綴ったラブストーリーです。私は家出JKで春の雨の日の夜に駅前にいたところオッサンに拾われて家に連れ帰ってもらった。家出の訳を聞いたオッサンは、自分と同じに境遇に同情して私を同居させてくれた。同居の代わりに私は家事を引き受けることにしたが、真面目なオッサンは私を抱こうとしなかった。18歳になったときオッサンにプロポーズされる。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる