35 / 50
夫婦喧嘩
しおりを挟む
「――ふえぇぇ~え~ん!」
「どうどう、よしよし」
森田家に泣き声のする昼、精霊バナナ·ガールのナナはテーブル席にてある人を慰めていた。
「だいじょうぶ、ママっち」
「ナナじゃ~んっ」
泣きじゃくっていたのは末信と千夏の母千愛、それはお昼前のこと······。
「ただいま、言われた通りの材料買ってきたよ~」
「ありがとう、お父さ~ん・・・あら、この匂い」
袋の中を確認していたらする僅かな大蒜の香り、
「あ・・・あ~、それはね~・・・その~」
「ちゃんと話しなさい」
「ぎょ、餃子をちょっと~・・・」
「んも~っ、お昼前に食べるなんて、痩せないといけないって言ってるじゃないっ!」
「そ、そんなに怒らなくたって・・・お父さんだって日頃のご褒美に食べたい時だってあるんだよ」
「いくらご褒美って言ったって、そんなにお腹がポヨンポヨンしてるんだから制限しなくちゃダメなのよ!」
せっかく気遣ってお父さんが少しでも太らないようにとメニューをいつも考えている末信ママの怒りだった。その声で末信や千夏も気が付き、もちろんナナもヤバいと思い、
「ちょっと二人とも落ち着いて・・・」
「なんだよっ、餃子くらいいいじゃないかっ、たまに食べたくらいじゃ太らないよ!」
「そんなこと言ってるからブクブク太るんじゃないっ!」
2人の迫力がいつもと違い思わず引いてしまう。末信と千夏は何とか両者の間に入れる空きを伺っていると、
「・・・どうやら覚悟が必要みたいね」
「・・・そう思っていたところだよ」
二人は睨み合い、途端に静かになる森田家。
「「ふんっ!」」
そっぽを向くと、
「あたし、役所に行こうかしら」
「あ~あ~そうか」
末信ママはテーブルに、末信パパは2階へ階段を登っていった。
「一応おさまったけど~・・・」
「なんか、ヤベー感じー~、だよな」
喧嘩のような空気では無いためナナは末信ママ、末信と千夏は末信パパに向かい2階へと足を運んだのだった······。
――そんなわけで、
「ふえぇぇ~ん」
「ママっち、そんなに言ったこと後悔してるなら謝れば?」
泣き止まない末信ママこと千愛に謝ることを促すと空かさず、
「いやっ」
「どうしてよ?」
「だってお母さん悪くないも~ん、いつも体調に気遣ってるのよ~、だいたいね・・・」
とこのようにそっぽを向いたあとママっち・・・末信ママのお父さんに対する文句がナナに次から次へと発せられた。
「パパっちと別れたいの?」
「うんうん、ふえぇぇーん」
「じゃあ謝って・・・」
「それはいや、ふえぇぇーん」
「これの繰り返しだし・・・ふぅ~、こまったな~」
困るもののとりあえずあっちの方、末信パパの方に向かった末信と千夏と合流する。
「――んな感じで、後悔してるけど誤りたくないみたい」
「あ~、こっちも似たようなもんだよ『もうお母さんに捨てられるんだ~』ってな」
だがやはりパパっち・・・末信パパも自分は悪くないといい謝るきはないようだ。こういう喧嘩は夫婦でなくても感情的になってついつい起こしてしまうのが人間なのだが、
「このままだと最悪~」
「離婚、か」
「えっ?」
強く動揺したのはずっと黙っていた千夏だった。
「お父さんとお母さんが、離婚」
「まぁ今のご時世そうなっても不思議じゃないわよ」
後ろ頭をポリポリと掻きながら話すナナ、
「どんな中の良い夫婦でも、小さなことでガラスみたいに一気に割れてしまうものだけど~」
それを聞いて末信もどこか下を向いて静かになる。
「・・・そしたら、お兄ちゃんとも、友だちとも」
こんなことが初めての兄妹は揃って最悪なことを考えてしまう。だが暗い空気の中、ナナの眼はどこか天井を見ていた。
「おいナナ」
しかし反応せず、
「おいっ、ナナっ」
少し強く言ってみた末信、だが何も言わない絶対に聞こえているはずなのに。
「お前少しはこっちのこと」
「ナナお姉ちゃん」
「2人とも」
ようやく反応を見せるナナはお昼を食べていない2人にバナナを渡し、
「い~い? あたしが戻るまでママっちとパパっちのこと頼んだわよ」
「お前、どこにいくんだよ、アムッ」
「ちょっとお買い物」
「はぁあっ? こんなときに・・・わかったよ」
何処かに出掛けるよう。一瞬怒ろうとした末信だが、今までの事を思えばまた何かするだろうと思い信じることにした。
「聞き分けいいわね末信」
玄関を開けると、
「ナナお姉ちゃん、あたし」
「千夏ちゃんもママっちのこと慰めてあげて、頼んだわよ」
うなずく千夏に安心してバナナ草を出しそれに乗って空高くへと行ってしまったナナ。
「お兄ちゃん、だいじょうぶだよね」
「ナナに何か考えがあるんだよ、だからオレたちは出来ることをやろうぜ千夏」
強く返事をして2人はそれぞれ両親と言葉を交わす、傷つけないように、やさしいく······。
「どうどう、よしよし」
森田家に泣き声のする昼、精霊バナナ·ガールのナナはテーブル席にてある人を慰めていた。
「だいじょうぶ、ママっち」
「ナナじゃ~んっ」
泣きじゃくっていたのは末信と千夏の母千愛、それはお昼前のこと······。
「ただいま、言われた通りの材料買ってきたよ~」
「ありがとう、お父さ~ん・・・あら、この匂い」
袋の中を確認していたらする僅かな大蒜の香り、
「あ・・・あ~、それはね~・・・その~」
「ちゃんと話しなさい」
「ぎょ、餃子をちょっと~・・・」
「んも~っ、お昼前に食べるなんて、痩せないといけないって言ってるじゃないっ!」
「そ、そんなに怒らなくたって・・・お父さんだって日頃のご褒美に食べたい時だってあるんだよ」
「いくらご褒美って言ったって、そんなにお腹がポヨンポヨンしてるんだから制限しなくちゃダメなのよ!」
せっかく気遣ってお父さんが少しでも太らないようにとメニューをいつも考えている末信ママの怒りだった。その声で末信や千夏も気が付き、もちろんナナもヤバいと思い、
「ちょっと二人とも落ち着いて・・・」
「なんだよっ、餃子くらいいいじゃないかっ、たまに食べたくらいじゃ太らないよ!」
「そんなこと言ってるからブクブク太るんじゃないっ!」
2人の迫力がいつもと違い思わず引いてしまう。末信と千夏は何とか両者の間に入れる空きを伺っていると、
「・・・どうやら覚悟が必要みたいね」
「・・・そう思っていたところだよ」
二人は睨み合い、途端に静かになる森田家。
「「ふんっ!」」
そっぽを向くと、
「あたし、役所に行こうかしら」
「あ~あ~そうか」
末信ママはテーブルに、末信パパは2階へ階段を登っていった。
「一応おさまったけど~・・・」
「なんか、ヤベー感じー~、だよな」
喧嘩のような空気では無いためナナは末信ママ、末信と千夏は末信パパに向かい2階へと足を運んだのだった······。
――そんなわけで、
「ふえぇぇ~ん」
「ママっち、そんなに言ったこと後悔してるなら謝れば?」
泣き止まない末信ママこと千愛に謝ることを促すと空かさず、
「いやっ」
「どうしてよ?」
「だってお母さん悪くないも~ん、いつも体調に気遣ってるのよ~、だいたいね・・・」
とこのようにそっぽを向いたあとママっち・・・末信ママのお父さんに対する文句がナナに次から次へと発せられた。
「パパっちと別れたいの?」
「うんうん、ふえぇぇーん」
「じゃあ謝って・・・」
「それはいや、ふえぇぇーん」
「これの繰り返しだし・・・ふぅ~、こまったな~」
困るもののとりあえずあっちの方、末信パパの方に向かった末信と千夏と合流する。
「――んな感じで、後悔してるけど誤りたくないみたい」
「あ~、こっちも似たようなもんだよ『もうお母さんに捨てられるんだ~』ってな」
だがやはりパパっち・・・末信パパも自分は悪くないといい謝るきはないようだ。こういう喧嘩は夫婦でなくても感情的になってついつい起こしてしまうのが人間なのだが、
「このままだと最悪~」
「離婚、か」
「えっ?」
強く動揺したのはずっと黙っていた千夏だった。
「お父さんとお母さんが、離婚」
「まぁ今のご時世そうなっても不思議じゃないわよ」
後ろ頭をポリポリと掻きながら話すナナ、
「どんな中の良い夫婦でも、小さなことでガラスみたいに一気に割れてしまうものだけど~」
それを聞いて末信もどこか下を向いて静かになる。
「・・・そしたら、お兄ちゃんとも、友だちとも」
こんなことが初めての兄妹は揃って最悪なことを考えてしまう。だが暗い空気の中、ナナの眼はどこか天井を見ていた。
「おいナナ」
しかし反応せず、
「おいっ、ナナっ」
少し強く言ってみた末信、だが何も言わない絶対に聞こえているはずなのに。
「お前少しはこっちのこと」
「ナナお姉ちゃん」
「2人とも」
ようやく反応を見せるナナはお昼を食べていない2人にバナナを渡し、
「い~い? あたしが戻るまでママっちとパパっちのこと頼んだわよ」
「お前、どこにいくんだよ、アムッ」
「ちょっとお買い物」
「はぁあっ? こんなときに・・・わかったよ」
何処かに出掛けるよう。一瞬怒ろうとした末信だが、今までの事を思えばまた何かするだろうと思い信じることにした。
「聞き分けいいわね末信」
玄関を開けると、
「ナナお姉ちゃん、あたし」
「千夏ちゃんもママっちのこと慰めてあげて、頼んだわよ」
うなずく千夏に安心してバナナ草を出しそれに乗って空高くへと行ってしまったナナ。
「お兄ちゃん、だいじょうぶだよね」
「ナナに何か考えがあるんだよ、だからオレたちは出来ることをやろうぜ千夏」
強く返事をして2人はそれぞれ両親と言葉を交わす、傷つけないように、やさしいく······。
0
あなたにおすすめの小説
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
むっつり金持ち高校生、巨乳美少女たちに囲まれて学園ハーレム
ピコサイクス
青春
顔は普通、性格も地味。
けれど実は金持ちな高校一年生――俺、朝倉健斗。
学校では埋もれキャラのはずなのに、なぜか周りは巨乳美女ばかり!?
大学生の家庭教師、年上メイド、同級生ギャルに清楚系美少女……。
真面目な御曹司を演じつつ、内心はむっつりスケベ。
ヤンデレ美少女転校生と共に体育倉庫に閉じ込められ、大問題になりましたが『結婚しています!』で乗り切った嘘のような本当の話
桜井正宗
青春
――結婚しています!
それは二人だけの秘密。
高校二年の遙と遥は結婚した。
近年法律が変わり、高校生(十六歳)からでも結婚できるようになっていた。だから、問題はなかった。
キッカケは、体育倉庫に閉じ込められた事件から始まった。校長先生に問い詰められ、とっさに誤魔化した。二人は退学の危機を乗り越える為に本当に結婚することにした。
ワケありヤンデレ美少女転校生の『小桜 遥』と”新婚生活”を開始する――。
*結婚要素あり
*ヤンデレ要素あり
同じアパートに住む年上未亡人美女は甘すぎる。
ピコサイクス
青春
大学生の翔太は、一人暮らしを始めたばかり。
真下の階に住むのは、落ち着いた色気と優しさを併せ持つ大人の女性・水無瀬紗夜。
引っ越しの挨拶で出会った瞬間、翔太は心を奪われてしまう。
偶然にもアルバイト先のスーパーで再会した彼女は、翔太をすぐに採用し、温かく仕事を教えてくれる存在だった。
ある日の仕事帰り、ふたりで過ごす時間が増えていき――そして気づけば紗夜の部屋でご飯をご馳走になるほど親密に。
優しくて穏やかで――その色気に触れるたび、翔太の心は揺れていく。
大人の女性と大学生、甘くちょっぴり刺激的な同居生活(?)がはじまる。
春の雨はあたたかいー家出JKがオッサンの嫁になって女子大生になるまでのお話
登夢
恋愛
春の雨の夜に出会った訳あり家出JKと真面目な独身サラリーマンの1年間の同居生活を綴ったラブストーリーです。私は家出JKで春の雨の日の夜に駅前にいたところオッサンに拾われて家に連れ帰ってもらった。家出の訳を聞いたオッサンは、自分と同じに境遇に同情して私を同居させてくれた。同居の代わりに私は家事を引き受けることにしたが、真面目なオッサンは私を抱こうとしなかった。18歳になったときオッサンにプロポーズされる。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる