21 / 78
第二章 襲い掛かる魔の手
第二十一話 目が覚めて
しおりを挟む
「……え……!?」
茉莉が目を覚ますと、眼前の瞳と目があった。
その瞳は色彩がとろけあう、穏やかな青紫色。
やや切れ長の二重まぶたを彩る長いまつ毛が、陰影を作っている。どこか痛いような表情をにじませていた。
髪は絹のような黒で、さらさらしている。
まるでルフスの色違いの兄弟のような面差し。
(良かった。静藍が戻って来た)
どこか緊張が緩み、眠気が襲ってきそうになる。
(戻って来たのは私も一緒か)
そこで、はたと気が付いた。
確か自分は床に倒れた筈。
でも、後頭部の感触は思った程硬くない。
寧ろ若干柔らかい。
(……ということは……)
そこで茉莉は自分の現状に気が付いた。
頭の下は静藍の太腿だったのだ。
「……!!」
彼女は思わずがばりと飛び起きた。
その途端、額同士がごつんとぶつかる。
茉莉が急に上体を起こした為、静藍は避けきれなかったようだ。
「……っっ!!」
「痛ぁ……静藍ごめ~ん!!」
(膝枕!! しかも静藍の!? 何故? どうしてこんな展開なの!? いくら何でもあり得なさ過ぎ!!)
頭の中で混乱の言語が飛び交い衝突し続ける。
額をさすりつつ、茹で上がる蛸のような顔。
おどおどしている茉莉の耳に、叫び声が突き刺さってきた。
「茉莉――――っっ!!!!」
優美は茉莉の胸ぐらを掴み、激しく前後左右にと揺さぶった。目を泣き腫らしていて、すっかり充血している。
「あわわわわわわわ……」
揺さぶられ日本語が崩壊している茉莉の傍で、織田が優美をなだめようと苦労している。
「この馬鹿!! 馬鹿馬鹿馬鹿!! 馬鹿!! 何て無茶をするのよ!! 下手したらあんた本当に死んでたのよ!? あんたが死んだらあたし……あたし……!!!!」
大粒の涙をぽろぽろこぼしながら睨みつけてくる親友を茉莉は思わずぎゅっと抱き締めた。
胸が締め付けられるように痛む。
先日の入院騒動で心配させたのに、また心配をかけてしまった。
「うん、うん……優美……ごめんね。私つい考えるより身体が先に動いちゃって」
「あんた猪突猛進ガールだから、周りはたまんないわ。一気に視野が狭くなるんだもん! その癖を治してってあたしずっと言ってるじゃん!!」
わあああっと泣き出す親友の背中を軽くぽんぽん叩いていると、背後から弱々しい声が聞こえてきた。
「……良かったです。茉莉さん気が付いて……」
嫌な予感がした茉莉は振り向いた。言わずもがな、静藍の顔色はいつもより輪をかけて青白くなっている。
「……!!」
ぐらりと前方に倒れてきた静藍の身体を、茉莉は優美と一緒に抱きとめた。顔色が非常に悪い。眼鏡を部室に置いてきている為、彼は素顔を余すとこなく晒している。
目鼻立ちが良く整った顔立ち。
ボタンが外れたままのシャツ。
むき出しにされた首元。
輝いている汗。
美しい翳りがある長いまつ毛。
息苦しそうな吐息。
こんな時でも妙にどきどきしてしまう自分の頭を茉莉は殴りたくなった。
そんな彼女の肩をぽんっと軽く叩く者がいた。紗英だ。銀縁眼鏡の奥にある瞳は少し安心した色をしている。
「静藍君……というよりもう一人の“彼”があなたの傷を治してくれたのですよ」
(……え? あいつが!?)
「ルフス……でしたね? 彼は超能力で物を動かすだけではなく、細胞まで動かして治癒させる力まで持っているだなんて。凄いという一言だけでは言い表せません」
自分が意識のない間の出来事を、紗英は説明してくれた。
茉莉が倒れた後、黒いフードの美少年はすぐその場を立ち去った。ルフスは即座に彼女を抱き寄せ、傷口を止める処置を施していた。
処置と言っても呪文を唱え、掌をかざすだけなのだが。
ルビー色の光が燦然と輝きを増し、それに呼応するかのように、腹にある傷口がゆっくりと閉じてゆく。まるでDVDやBlu-ray Discの早戻しのように、出血はあっという間に茉莉の体内に戻ってゆく。傷口が消え、出血の海が消え去ると、ルフスの髪の色が銀色から少しずつ黒へと変わっていった。その時には茉莉はかすかな呼吸が戻って来ていたらしい。
その時の彼は無愛想なのは変わらないが、必死さが加わっていたそうだ。
「あの時のルフスはあなたを本気で助けようと一生懸命で、とても格好良かったですよ」
茉莉は制服のシャツをそっとめくり、改めて自分の腹を見た。確かに傷なんて嘘のようになくなっていた。胸のあたりにまで広がっていた筈のおびただしい血痕もない。限界を超えた痛みも今は何も感じなくなっていた。
……シャツの腹のあたりと背中に残るかぎ裂きのような穴が、先程の戦闘をなかったことにしてくれないけれども。
(……その代わりあいつの身体の負担は重いんだろうな。無茶をしているのはあいつも同じだわ。感謝すべきことなんだけど、何か複雑……)
考え事をしていた茉莉の膝から重みが消えた。見上げると、織田が静藍の肩に手を回している。
「彼を少し休ませよう。一先ず図書館内にある休憩室にいこうか。俺が担いでやる」
織田はぐったりとした華奢な身体を軽々と背負った。
「あと、水分補給をしましょうか。みんなひと休憩したら部室に戻りましょう」
紗英と織田の指示の元に、五人は一旦図書館に戻ることにした。小高い丘を登っていると、茉莉の肩から何かがふわりと掛けられた。よく見ると、学校指定である紺色のカーディガンだ。優美がそっと耳打ちしてくる。
「茉莉、あたしのカーディガンかしてあげる。その穴目立つだろうから」
「サンキュー。優美」
親友の好意に感謝する茉莉。優美は言葉を続けた。
「ところで裁縫セットある? あたし今持っている。鞄の中にならあるけど、かそうか?」
「凄く助かる! 恩に着るよ優美」
「補修布もあるから使いなよ。生憎アイロンまではないけどね」
あまりの準備の良さに茉莉は目を真ん丸にした。
※ ※ ※
茉莉は図書館にたどり着くなりトイレでシャツを脱ぎ、優美からかりたカーディガンを着込んだ。確認してみると、確かにこの穴は目立つ。穴は前と後ろとあった。位置的にも刃物が見事に貫通した跡だ。ルフスが何もしなければ自分は文字通り死んでいたのかもしれない。そう思うと背中のうぶ毛が毛穴から全てぞくりと立ち上がる感じがした。
茉莉が休憩室に行くと、部員のみんなはそれぞれくつろいでいた。自動販売機で飲み物を買ったり、椅子に座ってテーブルに顔をつけて伸びをしたりしている。空調が程良く効いている。外の蒸し暑さに比べるとここは天国だ。丁度良いタイミングなのか、他の利用客は特にいないようである。
空調が直接当たりにくいところに置いてあるソファに、誰かがぐったりと横たわっている。静藍だった。テーブルの上にポカリスエットの缶が置いてある。ステイオンタブは開いているから、中身を少しは飲んでいるようだ。誰のものかは不明だが、掛け布団代わりのカーディガンが彼の上にかけてあった。大振りなので多分織田のであろう。おでこには冷えピタシートが貼ってあった。
「静藍君。大丈夫?」
「……いつもの貧血を起こしただけです。ご心配おかけしてすみません。みなさん」
「今日は早目に休んで下さい。みんなを守ってくれた分、あなたが一番疲れていると思いますので」
「どうもありがとうございます」
静藍は力なく微笑みを浮かべていた。茉莉を含めた自分の関係者が無事であることを心底安心しているようだ。
そんな彼を横目に、榛色の瞳の少女はふと思った。
夢で芍薬姫に会ったのは自分だけだ。
しかし、あれは本当に夢のようなものだったのだろうか?
(しかし、芍薬姫は今実体がない。ということは、“芍薬姫の血”は手に入らないのでは……? それとも“血”と言われている何か別のものがあるのだろうか?)
――わらわはついておる。
芍薬姫の声が脳内で蘇る。姫には近い内にどこかでまた会えるような、そんな気がしてならない茉莉だった。
彼女は優美から渡された補修道具一式を机の上に出した。掌に収まるコンパクトなサイズの裁縫セットと真っ白な補修布だ。何かあった時ようの応急セットとは言え、大層準備が良い。きっと救急セットも普段から持ち歩いているんだろうなぁとぼんやり思う。
とにかくシャツの穴を応急処置で塞ぎ、もし母親にバレたら木登りした際に枝で引っ掛けて破いたとでも言い訳しておこうと開き直る。彼女には過去にコケたり木の枝に引っ掛けて洋服に穴を開けたりの前科がたんとあるからだ。
(今更深く勘繰られることはない筈だ。家に帰ったらアイロンでこっそり補修しよう)
シャツと補修布を応急的に針と糸でちくちくと縫い合わせながら、密かにそう心に決めた茉莉だった。
茉莉が目を覚ますと、眼前の瞳と目があった。
その瞳は色彩がとろけあう、穏やかな青紫色。
やや切れ長の二重まぶたを彩る長いまつ毛が、陰影を作っている。どこか痛いような表情をにじませていた。
髪は絹のような黒で、さらさらしている。
まるでルフスの色違いの兄弟のような面差し。
(良かった。静藍が戻って来た)
どこか緊張が緩み、眠気が襲ってきそうになる。
(戻って来たのは私も一緒か)
そこで、はたと気が付いた。
確か自分は床に倒れた筈。
でも、後頭部の感触は思った程硬くない。
寧ろ若干柔らかい。
(……ということは……)
そこで茉莉は自分の現状に気が付いた。
頭の下は静藍の太腿だったのだ。
「……!!」
彼女は思わずがばりと飛び起きた。
その途端、額同士がごつんとぶつかる。
茉莉が急に上体を起こした為、静藍は避けきれなかったようだ。
「……っっ!!」
「痛ぁ……静藍ごめ~ん!!」
(膝枕!! しかも静藍の!? 何故? どうしてこんな展開なの!? いくら何でもあり得なさ過ぎ!!)
頭の中で混乱の言語が飛び交い衝突し続ける。
額をさすりつつ、茹で上がる蛸のような顔。
おどおどしている茉莉の耳に、叫び声が突き刺さってきた。
「茉莉――――っっ!!!!」
優美は茉莉の胸ぐらを掴み、激しく前後左右にと揺さぶった。目を泣き腫らしていて、すっかり充血している。
「あわわわわわわわ……」
揺さぶられ日本語が崩壊している茉莉の傍で、織田が優美をなだめようと苦労している。
「この馬鹿!! 馬鹿馬鹿馬鹿!! 馬鹿!! 何て無茶をするのよ!! 下手したらあんた本当に死んでたのよ!? あんたが死んだらあたし……あたし……!!!!」
大粒の涙をぽろぽろこぼしながら睨みつけてくる親友を茉莉は思わずぎゅっと抱き締めた。
胸が締め付けられるように痛む。
先日の入院騒動で心配させたのに、また心配をかけてしまった。
「うん、うん……優美……ごめんね。私つい考えるより身体が先に動いちゃって」
「あんた猪突猛進ガールだから、周りはたまんないわ。一気に視野が狭くなるんだもん! その癖を治してってあたしずっと言ってるじゃん!!」
わあああっと泣き出す親友の背中を軽くぽんぽん叩いていると、背後から弱々しい声が聞こえてきた。
「……良かったです。茉莉さん気が付いて……」
嫌な予感がした茉莉は振り向いた。言わずもがな、静藍の顔色はいつもより輪をかけて青白くなっている。
「……!!」
ぐらりと前方に倒れてきた静藍の身体を、茉莉は優美と一緒に抱きとめた。顔色が非常に悪い。眼鏡を部室に置いてきている為、彼は素顔を余すとこなく晒している。
目鼻立ちが良く整った顔立ち。
ボタンが外れたままのシャツ。
むき出しにされた首元。
輝いている汗。
美しい翳りがある長いまつ毛。
息苦しそうな吐息。
こんな時でも妙にどきどきしてしまう自分の頭を茉莉は殴りたくなった。
そんな彼女の肩をぽんっと軽く叩く者がいた。紗英だ。銀縁眼鏡の奥にある瞳は少し安心した色をしている。
「静藍君……というよりもう一人の“彼”があなたの傷を治してくれたのですよ」
(……え? あいつが!?)
「ルフス……でしたね? 彼は超能力で物を動かすだけではなく、細胞まで動かして治癒させる力まで持っているだなんて。凄いという一言だけでは言い表せません」
自分が意識のない間の出来事を、紗英は説明してくれた。
茉莉が倒れた後、黒いフードの美少年はすぐその場を立ち去った。ルフスは即座に彼女を抱き寄せ、傷口を止める処置を施していた。
処置と言っても呪文を唱え、掌をかざすだけなのだが。
ルビー色の光が燦然と輝きを増し、それに呼応するかのように、腹にある傷口がゆっくりと閉じてゆく。まるでDVDやBlu-ray Discの早戻しのように、出血はあっという間に茉莉の体内に戻ってゆく。傷口が消え、出血の海が消え去ると、ルフスの髪の色が銀色から少しずつ黒へと変わっていった。その時には茉莉はかすかな呼吸が戻って来ていたらしい。
その時の彼は無愛想なのは変わらないが、必死さが加わっていたそうだ。
「あの時のルフスはあなたを本気で助けようと一生懸命で、とても格好良かったですよ」
茉莉は制服のシャツをそっとめくり、改めて自分の腹を見た。確かに傷なんて嘘のようになくなっていた。胸のあたりにまで広がっていた筈のおびただしい血痕もない。限界を超えた痛みも今は何も感じなくなっていた。
……シャツの腹のあたりと背中に残るかぎ裂きのような穴が、先程の戦闘をなかったことにしてくれないけれども。
(……その代わりあいつの身体の負担は重いんだろうな。無茶をしているのはあいつも同じだわ。感謝すべきことなんだけど、何か複雑……)
考え事をしていた茉莉の膝から重みが消えた。見上げると、織田が静藍の肩に手を回している。
「彼を少し休ませよう。一先ず図書館内にある休憩室にいこうか。俺が担いでやる」
織田はぐったりとした華奢な身体を軽々と背負った。
「あと、水分補給をしましょうか。みんなひと休憩したら部室に戻りましょう」
紗英と織田の指示の元に、五人は一旦図書館に戻ることにした。小高い丘を登っていると、茉莉の肩から何かがふわりと掛けられた。よく見ると、学校指定である紺色のカーディガンだ。優美がそっと耳打ちしてくる。
「茉莉、あたしのカーディガンかしてあげる。その穴目立つだろうから」
「サンキュー。優美」
親友の好意に感謝する茉莉。優美は言葉を続けた。
「ところで裁縫セットある? あたし今持っている。鞄の中にならあるけど、かそうか?」
「凄く助かる! 恩に着るよ優美」
「補修布もあるから使いなよ。生憎アイロンまではないけどね」
あまりの準備の良さに茉莉は目を真ん丸にした。
※ ※ ※
茉莉は図書館にたどり着くなりトイレでシャツを脱ぎ、優美からかりたカーディガンを着込んだ。確認してみると、確かにこの穴は目立つ。穴は前と後ろとあった。位置的にも刃物が見事に貫通した跡だ。ルフスが何もしなければ自分は文字通り死んでいたのかもしれない。そう思うと背中のうぶ毛が毛穴から全てぞくりと立ち上がる感じがした。
茉莉が休憩室に行くと、部員のみんなはそれぞれくつろいでいた。自動販売機で飲み物を買ったり、椅子に座ってテーブルに顔をつけて伸びをしたりしている。空調が程良く効いている。外の蒸し暑さに比べるとここは天国だ。丁度良いタイミングなのか、他の利用客は特にいないようである。
空調が直接当たりにくいところに置いてあるソファに、誰かがぐったりと横たわっている。静藍だった。テーブルの上にポカリスエットの缶が置いてある。ステイオンタブは開いているから、中身を少しは飲んでいるようだ。誰のものかは不明だが、掛け布団代わりのカーディガンが彼の上にかけてあった。大振りなので多分織田のであろう。おでこには冷えピタシートが貼ってあった。
「静藍君。大丈夫?」
「……いつもの貧血を起こしただけです。ご心配おかけしてすみません。みなさん」
「今日は早目に休んで下さい。みんなを守ってくれた分、あなたが一番疲れていると思いますので」
「どうもありがとうございます」
静藍は力なく微笑みを浮かべていた。茉莉を含めた自分の関係者が無事であることを心底安心しているようだ。
そんな彼を横目に、榛色の瞳の少女はふと思った。
夢で芍薬姫に会ったのは自分だけだ。
しかし、あれは本当に夢のようなものだったのだろうか?
(しかし、芍薬姫は今実体がない。ということは、“芍薬姫の血”は手に入らないのでは……? それとも“血”と言われている何か別のものがあるのだろうか?)
――わらわはついておる。
芍薬姫の声が脳内で蘇る。姫には近い内にどこかでまた会えるような、そんな気がしてならない茉莉だった。
彼女は優美から渡された補修道具一式を机の上に出した。掌に収まるコンパクトなサイズの裁縫セットと真っ白な補修布だ。何かあった時ようの応急セットとは言え、大層準備が良い。きっと救急セットも普段から持ち歩いているんだろうなぁとぼんやり思う。
とにかくシャツの穴を応急処置で塞ぎ、もし母親にバレたら木登りした際に枝で引っ掛けて破いたとでも言い訳しておこうと開き直る。彼女には過去にコケたり木の枝に引っ掛けて洋服に穴を開けたりの前科がたんとあるからだ。
(今更深く勘繰られることはない筈だ。家に帰ったらアイロンでこっそり補修しよう)
シャツと補修布を応急的に針と糸でちくちくと縫い合わせながら、密かにそう心に決めた茉莉だった。
0
あなたにおすすめの小説
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
神々の愛し子って何したらいいの?とりあえずのんびり過ごします
夜明シスカ
ファンタジー
アリュールという世界の中にある一国。
アール国で国の端っこの海に面した田舎領地に神々の寵愛を受けし者として生を受けた子。
いわゆる"神々の愛し子"というもの。
神々の寵愛を受けているというからには、大事にしましょうね。
そういうことだ。
そう、大事にしていれば国も繁栄するだけ。
簡単でしょう?
えぇ、なんなら周りも巻き込んでみーんな幸せになりませんか??
−−−−−−
新連載始まりました。
私としては初の挑戦になる内容のため、至らぬところもあると思いますが、温めで見守って下さいませ。
会話の「」前に人物の名称入れてみることにしました。
余計読みにくいかなぁ?と思いつつ。
会話がわからない!となるよりは・・
試みですね。
誤字・脱字・文章修正 随時行います。
短編タグが長編に変更になることがございます。
*タイトルの「神々の寵愛者」→「神々の愛し子」に変更しました。
現代社会とダンジョンの共生~華の無いダンジョン生活
シン
ファンタジー
世界中に色々な歪みを引き起こした第二次世界大戦。
大日本帝国は敗戦国となり、国際的な制約を受けながらも復興に勤しんだ。
GHQの占領統治が終了した直後、高度経済成長に呼応するかのように全国にダンジョンが誕生した。
ダンジョンにはモンスターと呼ばれる魔物が生息しており危険な場所だが、貴重な鉱物やモンスター由来の素材や食材が入手出来る、夢の様な場所でもあった。
そのダンジョンからモンスターと戦い、資源を持ち帰る者を探索者と呼ばれ、当時は一攫千金を目論む卑しい職業と呼ばれていたが、現代では国と国民のお腹とサイフを支える立派な職業に昇華した。
探索者は極稀にダンジョン内で発見されるスキルオーブから特殊な能力を得る者が居たが、基本的には身一つの状態でダンジョン探索をするのが普通だ。
そんなダンジョンの探索や、たまにご飯、たまに揉め事などの、華の無いダンジョン探索者のお話しです。
たまに有り得ない方向に話が飛びます。
一話短めです。
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
みこみこP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
ハズレ職業の料理人で始まった俺のVR冒険記、気づけば最強アタッカーに!ついでに、女の子とVチューバー始めました
グミ食べたい
ファンタジー
現実に疲れた俺が辿り着いたのは、自由度抜群のVRMMORPG『アナザーワールド・オンライン』。
選んだ職業は“料理人”。
だがそれは、戦闘とは無縁の完全な負け組職業だった。
地味な日々の中、レベル上げ中にネームドモンスター「猛き猪」が出現。
勝てないと判断したアタッカーはログアウトし、残されたのは三人だけ。
熊型獣人のタンク、ヒーラー、そして非戦闘職の俺。
絶体絶命の状況で包丁を構えた瞬間――料理スキルが覚醒し、常識外のダメージを叩き出す!
そこから始まる、料理人の大逆転。
ギルド設立、仲間との出会い、意外な秘密、そしてVチューバーとしての活動。
リアルでは無職、ゲームでは負け組。
そんな男が奇跡を起こしていくVRMMO物語。
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる