誰も言わなかった仕事論。

浅野新

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本社からやって来ましたか?

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心身に悪影響が出るほどではないけれど働きづらさを抱える人へ、のシリーズ。

これは一部の人に該当する事ですが、
「あなたが本社から小さな営業所に来た場合は、そりゃあ働きづらいですよ」と言う事をお伝えしておきます。

経験者は語る。辛い。辛いですよ。なぜって肩身が狭いから。
営業所の社員で、本社勤務経験がある人がいればいいのですが、大抵地元採用で本社勤務経験のない人ばかりなんですよ。で、そういう人達は何かと言うと本社のやり方や本社の人間の愚痴を言います。本社は立場上、ノルマを営業所に課す所であったり、仕事であれしろこれしろと指示する所であるので、恨まれやすいんですよね、仕方のない事ですが。

で、そこに本社から異動となった者が入ると、同じ会社の人間なのに、「よそ者扱い」の眼で見られるわけです。偏見だけのやっかみもあります。本社の人間は給料が営業所よりも高いと思ったり。そういう所は多いかもしれませんが、給料同じ所もあるので、まぁー、こちらはいい迷惑です。本社に顔が利くと思って無理難題ふっかけられる事もありますが、本社のお偉いさんに話がつけられるフツーの平社員はいません。そこをやんわり断ると「やっぱり本社側の人間なんだな」。
なんですか、この中間管理職のような立場は。

本社に意見する時は、かつて本社にいて本社側の事情を知るだけに言いづらいし、営業所の社員からは色々と要求を言われるし、本当に中間管理職のような立場です。これで辛くない事はないですよね。

じゃあ逆パターンの「小さな営業所から本社に異動した場合はどうなのさ」と言われそうですが、本社から営業所へ、に比べるとあまり葛藤はないと思うんですよ。

理由としては、福利厚生が良い。小さな営業所にはなかった食堂があったり、かかりつけ医が常駐しているから体調が悪ければすぐ診てもらえる、(地味な事ですが)銀行ATMが社内にあるから便利、などメリットが多いんですね。他にささいな事ですが、オフィスが広くて綺麗、と言う事も嬉しく感じます。また、人間関係も、人数が多いから嫌な人がいても必ず気の合う人もいて、すごしやすい事が多くなります。一つ難点があるとすれば、営業所よりも難しい内容で、しかも量が多い仕事を任される可能性がある事です。これは合わなければかなり辛いので、異動届を出したり再び営業所勤務を希望するしかないと思うのですが・・・。

結論としては、「本社から営業所勤務になると、やりづらいなあ、気分が重いなと思うのは当たり前ですよ」という事です。
当たり前の事ですから、心身に影響が出ない限りは、こんなもんだと割り切っていきましょう!
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