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26話:開花 ② R
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大丈夫、安心してと、アランの声が耳元でくすぐったく響く。
アランの指先が、下腹を撫でて下着の中へ入り、僕のモノに触れる。
「あっ……」
「少し硬くなってるね」
嬉しそうなアランの声に、頬がまた熱くなる。
下腹部の疼きとお尻ばかりに気を取られていたけれど、下半身もアランの香りに反応してしまっていた。
お尻に触れるはずのアランの指先は、なぜか僕のモノを包み込んでいて、これから何が起こるのか全く検討がつかなかった。
「え、アラン? なんでそこを触るの?」
「オメガになった体で、ここが気持ちよくなると変化がより分かりやすいんだよ。ケイはこのまま『気持ちいい』だけを感じてて」
ちゅっと頬にキスされると、アランが僕の陰茎を掴んで上下に扱く。
下着の中でアランが手を動かすと、見え隠れする僕のモノは気持ちよさそうに硬さを増していた。
恥ずかしくてたまらないのに、気持ちよくてきゅっと下唇を噛み締める。
「ア、ラン……やぁ、恥ずか、しい……」
恥ずかしくて体をよじらせ逃げようとこころみるけれど、背後からしっかりと包み込まれ逃げることは難しく、アランにされるがまま『気持ちいい』が続く。
硬さを増し、徐々に大きくなる卑猥な水音。
僕の興奮した呼吸、時折僕の名前を呼ぶアランの甘い声。
何もかもに反応してしまい、僕は小さくうめき呆気なく吐精してしまう。
じわりと下着の一部が濡れて変色したのを見て、さらに恥ずかしくなって俯き視線を逸らすと、頭もとでクスリとアランの笑い声が聞こえる。
「ケイ、次はこっちを確認するね」
後孔に指先が触れると、ぐちゅっと聞いたことのない音がした。
「うん……しっかり濡れてるね」
「う、そ……? ひゃ、ぁ、、」
にゅくっとアランの指が入ると、じわりとお尻か、何か溢れる感覚がした。
お漏らししたような感覚に、思わず足を閉じアランの指を追い出そうとキュッと力を込める。
けれど、それは逆効果できゅっとお腹に力を入れた瞬間、アランの指先が中でくんっと曲がり頭を突き抜けるような気持ちよさが駆け抜ける。
「ひぁっっ!!」
僕の中が痙攣したようにビクビクとうねり、そしてまたお尻がぐっしょりと濡れた感覚がした。
「な、何、これ……アラン、どうしよ」
訳が分からなくてアランの方を向いて助けを求めると、アランの瞳は見たことないくらいにギラついていて、すごく興奮した顔をしていた。
「ケイは本当にオメガになったんだね。オレのオメガに……」
「アラン、の?」
「うん。ケイの体に触れるたびに、ケイから沢山のフェロモンが溢れ出してるんだよ。そしてね、ケイのフェロモンとオレのフェロモンを混ぜあうと……」
アランはそういうと、ふっと目を細める。
その瞬間、アランからいつも香っていた匂いがブワッと強くなった。
そして、僕とアランの香りが混じりあうと、とんでもなくいい香りが僕を包み込む。
この匂いを嗅いでいるだけで、頭がクラクラしてなんだかとってもいい気分になる。
「いい香りでしょ?」
「うん、すっごくいい香り……」
「普通はね、アルファとオメガのフェロモンを混ぜてもこんなにいい香りにはならないんだよ。オレとケイが特別な相性だから、こんな素敵な香りになるんだよ」
「特別な、相性?」
ぼやっとした頭で首を傾げアランを見つめると、柔らかな優しい笑顔を向けられる。
「オレとケイは『運命の番』なんだと思うんだ」
ーー僕が、アランの運命? え? え?
その言葉に、たくさんのハテナが飛ぶ。
ベータだった僕がオメガになっただけでも驚きなのに、運命なんてものまで……
抱きしめられたまま、呆然としているとアランが耳元で囁く。
「色々と話さないといけないことがあるんだけど……今は、ケイの体にもっと触れたいな」
僕のお尻に入れられたままの指先が動き、くちゅっと音を立てる。
少し指を動かされただけで、ピリッと刺激が走り思わず声が漏れる。
アランは僕の声を聞いて「かわいい」と呟くと、さらに指を動かし奥へと入ってくる。
中を確かめるように撫でられると、下腹の方がズクズクと疼いてくる。
そして、また気持ちいいと感じてしまい、吐精したばかりの僕のモノが頭を持ち上げ始める。
ーーお尻を触られて気持ちいいなんて……
今まで誰にも触れさせたことのない場所を触られて気持ちいいなんて変態なんじゃないかと思ってしまう。
けど、この気持ちいいって感情は、オメガに変わってしまったせいなのかな……
「ねぇアラン、お尻が気持ちいいのは……オメガだから?」
僕の問いかけにアランは嬉しそうに微笑む。
「気持ちいいんだ……。ふふ、すっごく嬉しい」
「へ? あ、そんなに動かした、ら……あっ!」
アランは僕の問いには答えてくれず、さらに指を動かす。
触られすぎて敏感になった粘膜をアランの指で撫でられるたびに下腹部がきゅんと疼く。
そして、お腹側にあるしこりをグッと押されると腰が跳ねまた下着を汚してしまう。
二回目の射精に僕の息は上がり、アランにもたれかかると、ぎゅーっと抱きしめられる。
「ケイ、すっごく可愛い。大好き」
射精したあとで、ポワポワしている時にアランから「大好き」って言われると嬉しくてヘヘッと笑ってしまう。
アランは笑う僕を見ると、「もう限界かも……」と言って僕をベッドに押し倒した。
アランの指先が、下腹を撫でて下着の中へ入り、僕のモノに触れる。
「あっ……」
「少し硬くなってるね」
嬉しそうなアランの声に、頬がまた熱くなる。
下腹部の疼きとお尻ばかりに気を取られていたけれど、下半身もアランの香りに反応してしまっていた。
お尻に触れるはずのアランの指先は、なぜか僕のモノを包み込んでいて、これから何が起こるのか全く検討がつかなかった。
「え、アラン? なんでそこを触るの?」
「オメガになった体で、ここが気持ちよくなると変化がより分かりやすいんだよ。ケイはこのまま『気持ちいい』だけを感じてて」
ちゅっと頬にキスされると、アランが僕の陰茎を掴んで上下に扱く。
下着の中でアランが手を動かすと、見え隠れする僕のモノは気持ちよさそうに硬さを増していた。
恥ずかしくてたまらないのに、気持ちよくてきゅっと下唇を噛み締める。
「ア、ラン……やぁ、恥ずか、しい……」
恥ずかしくて体をよじらせ逃げようとこころみるけれど、背後からしっかりと包み込まれ逃げることは難しく、アランにされるがまま『気持ちいい』が続く。
硬さを増し、徐々に大きくなる卑猥な水音。
僕の興奮した呼吸、時折僕の名前を呼ぶアランの甘い声。
何もかもに反応してしまい、僕は小さくうめき呆気なく吐精してしまう。
じわりと下着の一部が濡れて変色したのを見て、さらに恥ずかしくなって俯き視線を逸らすと、頭もとでクスリとアランの笑い声が聞こえる。
「ケイ、次はこっちを確認するね」
後孔に指先が触れると、ぐちゅっと聞いたことのない音がした。
「うん……しっかり濡れてるね」
「う、そ……? ひゃ、ぁ、、」
にゅくっとアランの指が入ると、じわりとお尻か、何か溢れる感覚がした。
お漏らししたような感覚に、思わず足を閉じアランの指を追い出そうとキュッと力を込める。
けれど、それは逆効果できゅっとお腹に力を入れた瞬間、アランの指先が中でくんっと曲がり頭を突き抜けるような気持ちよさが駆け抜ける。
「ひぁっっ!!」
僕の中が痙攣したようにビクビクとうねり、そしてまたお尻がぐっしょりと濡れた感覚がした。
「な、何、これ……アラン、どうしよ」
訳が分からなくてアランの方を向いて助けを求めると、アランの瞳は見たことないくらいにギラついていて、すごく興奮した顔をしていた。
「ケイは本当にオメガになったんだね。オレのオメガに……」
「アラン、の?」
「うん。ケイの体に触れるたびに、ケイから沢山のフェロモンが溢れ出してるんだよ。そしてね、ケイのフェロモンとオレのフェロモンを混ぜあうと……」
アランはそういうと、ふっと目を細める。
その瞬間、アランからいつも香っていた匂いがブワッと強くなった。
そして、僕とアランの香りが混じりあうと、とんでもなくいい香りが僕を包み込む。
この匂いを嗅いでいるだけで、頭がクラクラしてなんだかとってもいい気分になる。
「いい香りでしょ?」
「うん、すっごくいい香り……」
「普通はね、アルファとオメガのフェロモンを混ぜてもこんなにいい香りにはならないんだよ。オレとケイが特別な相性だから、こんな素敵な香りになるんだよ」
「特別な、相性?」
ぼやっとした頭で首を傾げアランを見つめると、柔らかな優しい笑顔を向けられる。
「オレとケイは『運命の番』なんだと思うんだ」
ーー僕が、アランの運命? え? え?
その言葉に、たくさんのハテナが飛ぶ。
ベータだった僕がオメガになっただけでも驚きなのに、運命なんてものまで……
抱きしめられたまま、呆然としているとアランが耳元で囁く。
「色々と話さないといけないことがあるんだけど……今は、ケイの体にもっと触れたいな」
僕のお尻に入れられたままの指先が動き、くちゅっと音を立てる。
少し指を動かされただけで、ピリッと刺激が走り思わず声が漏れる。
アランは僕の声を聞いて「かわいい」と呟くと、さらに指を動かし奥へと入ってくる。
中を確かめるように撫でられると、下腹の方がズクズクと疼いてくる。
そして、また気持ちいいと感じてしまい、吐精したばかりの僕のモノが頭を持ち上げ始める。
ーーお尻を触られて気持ちいいなんて……
今まで誰にも触れさせたことのない場所を触られて気持ちいいなんて変態なんじゃないかと思ってしまう。
けど、この気持ちいいって感情は、オメガに変わってしまったせいなのかな……
「ねぇアラン、お尻が気持ちいいのは……オメガだから?」
僕の問いかけにアランは嬉しそうに微笑む。
「気持ちいいんだ……。ふふ、すっごく嬉しい」
「へ? あ、そんなに動かした、ら……あっ!」
アランは僕の問いには答えてくれず、さらに指を動かす。
触られすぎて敏感になった粘膜をアランの指で撫でられるたびに下腹部がきゅんと疼く。
そして、お腹側にあるしこりをグッと押されると腰が跳ねまた下着を汚してしまう。
二回目の射精に僕の息は上がり、アランにもたれかかると、ぎゅーっと抱きしめられる。
「ケイ、すっごく可愛い。大好き」
射精したあとで、ポワポワしている時にアランから「大好き」って言われると嬉しくてヘヘッと笑ってしまう。
アランは笑う僕を見ると、「もう限界かも……」と言って僕をベッドに押し倒した。
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