130 / 167
2章
薬師『ネギ』
しおりを挟む
「薬師、ネギは居るかッ!!」
何事かと、目を丸くして玄関ホールに顔を出すと、何にでも首を突っ込みたがるお祖父ちゃんが私の頭の上に腕を乗せて首を出した。
アンゾロさんがツカツカと玄関ホールに向かい、対応していたメイドの子と代わる。
メイドの子は私達の方に来て、イクシオンに「ゼキキノコを今年も国に貢献させろと、城から使者が来ています!」と、困った顔で言い、私とイクシオンを交互に見る。
ちなみに、使者の人が呼んだ名前は私の『薬師』として取引した時に使った偽名である。
鴨が葱背負って歩いてきたぜ……の鴨葱から、「ネギ」って、安易に付けちゃったんだよね。でも、ネギって『流れの薬師』だと、言っていたのに、何故、ここに居ると思うのか不思議だよね?
まぁ、実際居るのだけど……
「李都、薬師ネギとは?」
「あ、お父さん。去年、王様に保管してたゼキキノコを押収されて、追加でゼキキノコの飲み薬を国中に無料配布した時に、この公爵家に売ったよってサインした時の偽名だよー」
「なるほど、僕が話をつけてこよう」
「あっ、お義父上!」
イクシオンが声を掛けた時には、お父さんはスタスタと玄関に行っていた。
お父さん変な事しちゃ駄目だからねー!!
私達が見守る中で、お父さんはお城の使者にグイグイ迫って……追い返した。
お父さーん!?
アンゾロさんがお父さんに拍手しているし、何をしたのか!?
お父さんとアンゾロさんが戻って来て、「お見事ですヒヅル様」と言っているのだから、本当に何がどうしたやら?
「お義父上、何をなさったのですか?」
「なに、公爵家に融通したゼキキノコを倍以上の値段で買い付けてくれるなら考えてやろう。と、言ったまでだ。無料報酬で行ったのはあくまで公爵家、ゼキキノコは売った物だから、倍額払うのは当たり前だろうと」
「お父さん……まぁ確かにそうだけど」
「しかもヒヅル様は今年は殆ど収穫が無かったからかなりの金額になると、脅しつけましたから、国王が求めてきたら、倍額で請求致しましょう。勿論、お渡しするゼキキノコはほんの少しですが」
ああー、悪い顔の執事と無表情のお父さん……悪い二人が居るよー!!
でも、実際、まだゼキキノコは採りに行けていないんだよね。
昨日、お父さんたちがこっちに来て、話し合いとか、引っ越しの荷物を片付けていたからね。
お父さん達は、少しの間は公爵家にいるけど、聖域の森の小屋に移り住むみたい。
こっちの世界に来れば、賢者のお祖父ちゃんとお父さんは魔法が使えるから、移動も楽に自分達で出来るみたいだしね。
まぁ、お父さんは魔法の生き物との契約をしてないから、実際に使えるようになるのは契約後。
『賢者』はこの世界の人では無いから、魔法契約で魔法を使えるようにするらしい。
魔法の武器などの道具を使えば、魔法は使えるけど、呪文を口にするだけでは使えないのが、この世界と、異世界人の私達の違い……になるのかな?
冬になる前に契約をお父さんは済ませたいから、お祖父ちゃんと一緒に、魔法の生き物に近いうちに会いに行くみたい。
魔法の地図に載っていた、ドラゴンとか色々なモンスターや王族の紋章が動く地図に、魔法の生き物は何処にいるか記されているから、それを頼りに探すんだって。
お母さんはそれまでは公爵家で居候するようで、今年の冬はお祖父ちゃんが大型魔獣の討伐をするから、私は公爵家で冬越えをする事になりそうである。
「リト、顔色が少し悪い。手も冷たい……少し休んでいた方がいい」
「あー、うん。貧血気味かな? とは、自分でも思うから、少し休むつもり」
イクシオンが心配そうに私を覗き込んで、手を握ってくる。
ん~っ、今日も朝から眼福ッ!
でもまぁ、二日目の多い日は流石に私もへにゃへにゃで、腰の辺りから力が抜けそう。
姫ちゃんとボン助を連れてベッドに潜り込みたい……んだけど、姫ちゃんはメイドさん達が「可愛い可愛い」とメロメロだから、順番を待つしかない。
ボン助も姫ちゃん待ちだったりするけどね。うーん、女の子の人気は凄いね!
「なんだ、李都は今日は森に行かんのか?」
「あー、うん。今日はパス。お祖父ちゃんキノコ採ってきてー。小屋に道具とかいっぱいあるから、宜しくね」
「仕方が無い。ワシも久しぶりに、ブルータスとキノコ戦争してくるか。二人がかりならブルータスを押さえ込めると思ったんだがなぁ」
キノコ戦争って……ゲッちゃんとお祖父ちゃん、キノコの奪い合いしてたのか……ゲッちゃんがキノコに食い意地が張ってるのは、実はお祖父ちゃんとの奪い合いでこうなってしまったとか?
ゲッちゃんのキノコへの執着は結構凄い物があるんだよね。
お祖父ちゃんの肩にはゲッちゃんが止まっていて、昨日からずっとお祖父ちゃんと私の間を行ったり来たりしている。賢者と神子のどちらを導くのか迷い中、ではないだろうね。普通に、ゲッちゃんは好きな方に自由に行き来しているだけ。
「日都留はどうするんだ?」
「僕は、絵李果と今日はこの領を見て回る」
お祖父ちゃんの問いに、お父さん達の予定も決まっているようだ。
「日都留さん、見てー!」
元気なお母さん……は、どうやらメイドさん達にドレスを着せて貰ったようで、少女の様なはしゃぎっぷりだ。
元々お母さんはこういう映画に出てきそうなドレス好きだからね。まぁ、コスプレに見えなくも無いけど。
お母さんがドレスの裾を持って、お父さんの前でくるくる回っていて、純粋にドレスを楽しめるお母さんはこの世界では生きていけそうだ。
「似合ってる」
「うふふっ、こういうドレスは憧れよねー」
この仲良し夫婦め、新婚の私達よりイチャつくんじゃなーい!
シッシッと手でお母さん達を追い払うと、イクシオンが後ろから腰に手を回してきて「リトを休ませてきます」と、お父さん達に言って私を連れて寝室に向かう。
うーん、プリンとイクシオンの誠実さで鴨根家は見事に陥落したわけだけど、お父さん達の前だと、とても丁寧な口調でイクシオンが王族って感じをヒシヒシだすんだよね。
そのうちいつもの口調でお父さん達にも接してくれたらいいんだけどなぁ。
何事かと、目を丸くして玄関ホールに顔を出すと、何にでも首を突っ込みたがるお祖父ちゃんが私の頭の上に腕を乗せて首を出した。
アンゾロさんがツカツカと玄関ホールに向かい、対応していたメイドの子と代わる。
メイドの子は私達の方に来て、イクシオンに「ゼキキノコを今年も国に貢献させろと、城から使者が来ています!」と、困った顔で言い、私とイクシオンを交互に見る。
ちなみに、使者の人が呼んだ名前は私の『薬師』として取引した時に使った偽名である。
鴨が葱背負って歩いてきたぜ……の鴨葱から、「ネギ」って、安易に付けちゃったんだよね。でも、ネギって『流れの薬師』だと、言っていたのに、何故、ここに居ると思うのか不思議だよね?
まぁ、実際居るのだけど……
「李都、薬師ネギとは?」
「あ、お父さん。去年、王様に保管してたゼキキノコを押収されて、追加でゼキキノコの飲み薬を国中に無料配布した時に、この公爵家に売ったよってサインした時の偽名だよー」
「なるほど、僕が話をつけてこよう」
「あっ、お義父上!」
イクシオンが声を掛けた時には、お父さんはスタスタと玄関に行っていた。
お父さん変な事しちゃ駄目だからねー!!
私達が見守る中で、お父さんはお城の使者にグイグイ迫って……追い返した。
お父さーん!?
アンゾロさんがお父さんに拍手しているし、何をしたのか!?
お父さんとアンゾロさんが戻って来て、「お見事ですヒヅル様」と言っているのだから、本当に何がどうしたやら?
「お義父上、何をなさったのですか?」
「なに、公爵家に融通したゼキキノコを倍以上の値段で買い付けてくれるなら考えてやろう。と、言ったまでだ。無料報酬で行ったのはあくまで公爵家、ゼキキノコは売った物だから、倍額払うのは当たり前だろうと」
「お父さん……まぁ確かにそうだけど」
「しかもヒヅル様は今年は殆ど収穫が無かったからかなりの金額になると、脅しつけましたから、国王が求めてきたら、倍額で請求致しましょう。勿論、お渡しするゼキキノコはほんの少しですが」
ああー、悪い顔の執事と無表情のお父さん……悪い二人が居るよー!!
でも、実際、まだゼキキノコは採りに行けていないんだよね。
昨日、お父さんたちがこっちに来て、話し合いとか、引っ越しの荷物を片付けていたからね。
お父さん達は、少しの間は公爵家にいるけど、聖域の森の小屋に移り住むみたい。
こっちの世界に来れば、賢者のお祖父ちゃんとお父さんは魔法が使えるから、移動も楽に自分達で出来るみたいだしね。
まぁ、お父さんは魔法の生き物との契約をしてないから、実際に使えるようになるのは契約後。
『賢者』はこの世界の人では無いから、魔法契約で魔法を使えるようにするらしい。
魔法の武器などの道具を使えば、魔法は使えるけど、呪文を口にするだけでは使えないのが、この世界と、異世界人の私達の違い……になるのかな?
冬になる前に契約をお父さんは済ませたいから、お祖父ちゃんと一緒に、魔法の生き物に近いうちに会いに行くみたい。
魔法の地図に載っていた、ドラゴンとか色々なモンスターや王族の紋章が動く地図に、魔法の生き物は何処にいるか記されているから、それを頼りに探すんだって。
お母さんはそれまでは公爵家で居候するようで、今年の冬はお祖父ちゃんが大型魔獣の討伐をするから、私は公爵家で冬越えをする事になりそうである。
「リト、顔色が少し悪い。手も冷たい……少し休んでいた方がいい」
「あー、うん。貧血気味かな? とは、自分でも思うから、少し休むつもり」
イクシオンが心配そうに私を覗き込んで、手を握ってくる。
ん~っ、今日も朝から眼福ッ!
でもまぁ、二日目の多い日は流石に私もへにゃへにゃで、腰の辺りから力が抜けそう。
姫ちゃんとボン助を連れてベッドに潜り込みたい……んだけど、姫ちゃんはメイドさん達が「可愛い可愛い」とメロメロだから、順番を待つしかない。
ボン助も姫ちゃん待ちだったりするけどね。うーん、女の子の人気は凄いね!
「なんだ、李都は今日は森に行かんのか?」
「あー、うん。今日はパス。お祖父ちゃんキノコ採ってきてー。小屋に道具とかいっぱいあるから、宜しくね」
「仕方が無い。ワシも久しぶりに、ブルータスとキノコ戦争してくるか。二人がかりならブルータスを押さえ込めると思ったんだがなぁ」
キノコ戦争って……ゲッちゃんとお祖父ちゃん、キノコの奪い合いしてたのか……ゲッちゃんがキノコに食い意地が張ってるのは、実はお祖父ちゃんとの奪い合いでこうなってしまったとか?
ゲッちゃんのキノコへの執着は結構凄い物があるんだよね。
お祖父ちゃんの肩にはゲッちゃんが止まっていて、昨日からずっとお祖父ちゃんと私の間を行ったり来たりしている。賢者と神子のどちらを導くのか迷い中、ではないだろうね。普通に、ゲッちゃんは好きな方に自由に行き来しているだけ。
「日都留はどうするんだ?」
「僕は、絵李果と今日はこの領を見て回る」
お祖父ちゃんの問いに、お父さん達の予定も決まっているようだ。
「日都留さん、見てー!」
元気なお母さん……は、どうやらメイドさん達にドレスを着せて貰ったようで、少女の様なはしゃぎっぷりだ。
元々お母さんはこういう映画に出てきそうなドレス好きだからね。まぁ、コスプレに見えなくも無いけど。
お母さんがドレスの裾を持って、お父さんの前でくるくる回っていて、純粋にドレスを楽しめるお母さんはこの世界では生きていけそうだ。
「似合ってる」
「うふふっ、こういうドレスは憧れよねー」
この仲良し夫婦め、新婚の私達よりイチャつくんじゃなーい!
シッシッと手でお母さん達を追い払うと、イクシオンが後ろから腰に手を回してきて「リトを休ませてきます」と、お父さん達に言って私を連れて寝室に向かう。
うーん、プリンとイクシオンの誠実さで鴨根家は見事に陥落したわけだけど、お父さん達の前だと、とても丁寧な口調でイクシオンが王族って感じをヒシヒシだすんだよね。
そのうちいつもの口調でお父さん達にも接してくれたらいいんだけどなぁ。
34
あなたにおすすめの小説
そんなに義妹が大事なら、番は解消してあげます。さようなら。
雪葉
恋愛
貧しい子爵家の娘であるセルマは、ある日突然王国の使者から「あなたは我が国の竜人の番だ」と宣言され、竜人族の住まう国、ズーグへと連れて行かれることになる。しかし、連れて行かれた先でのセルマの扱いは散々なものだった。番であるはずのウィルフレッドには既に好きな相手がおり、終始冷たい態度を取られるのだ。セルマはそれでも頑張って彼と仲良くなろうとしたが、何もかもを否定されて終わってしまった。
その内、セルマはウィルフレッドとの番解消を考えるようになる。しかし、「竜人族からしか番関係は解消できない」と言われ、また絶望の中に叩き落とされそうになったその時──、セルマの前に、一人の手が差し伸べられるのであった。
*相手を大事にしなければ、そりゃあ見捨てられてもしょうがないよね。っていう当然の話。
【完結】2番目の番とどうぞお幸せに〜聖女は竜人に溺愛される〜
雨香
恋愛
美しく優しい狼獣人の彼に自分とは違うもう一人の番が現れる。
彼と同じ獣人である彼女は、自ら身を引くと言う。
自ら身を引くと言ってくれた2番目の番に心を砕く狼の彼。
「辛い選択をさせてしまった彼女の最後の願いを叶えてやりたい。彼女は、私との思い出が欲しいそうだ」
異世界に召喚されて狼獣人の番になった主人公の溺愛逆ハーレム風話です。
異世界激甘溺愛ばなしをお楽しみいただければ。
逃した番は他国に嫁ぐ
基本二度寝
恋愛
「番が現れたら、婚約を解消してほしい」
婚約者との茶会。
和やかな会話が落ち着いた所で、改まって座を正した王太子ヴェロージオは婚約者の公爵令嬢グリシアにそう願った。
獣人の血が交じるこの国で、番というものの存在の大きさは誰しも理解している。
だから、グリシアも頷いた。
「はい。わかりました。お互いどちらかが番と出会えたら円満に婚約解消をしましょう!」
グリシアに答えに満足したはずなのだが、ヴェロージオの心に沸き上がる感情。
こちらの希望を受け入れられたはずのに…、何故か、もやっとした気持ちになった。
【完結】番(つがい)でした ~美しき竜人の王様の元を去った番の私が、再び彼に囚われるまでのお話~
tea
恋愛
かつて私を妻として番として乞い願ってくれたのは、宝石の様に美しい青い目をし冒険者に扮した、美しき竜人の王様でした。
番に選ばれたものの、一度は辛くて彼の元を去ったレーアが、番であるエーヴェルトラーシュと再び結ばれるまでのお話です。
ヒーローは普段穏やかですが、スイッチ入るとややドS。
そして安定のヤンデレさん☆
ちょっぴり切ない、でもちょっとした剣と魔法の冒険ありの(私とヒロイン的には)ハッピーエンド(執着心むき出しのヒーローに囚われてしまったので、見ようによってはメリバ?)のお話です。
別サイトに公開済の小説を編集し直して掲載しています。
最愛の番に殺された獣王妃
望月 或
恋愛
目の前には、最愛の人の憎しみと怒りに満ちた黄金色の瞳。
彼のすぐ後ろには、私の姿をした聖女が怯えた表情で口元に両手を当てこちらを見ている。
手で隠しているけれど、その唇が堪え切れず嘲笑っている事を私は知っている。
聖女の姿となった私の左胸を貫いた彼の愛剣が、ゆっくりと引き抜かれる。
哀しみと失意と諦めの中、私の身体は床に崩れ落ちて――
突然彼から放たれた、狂気と絶望が入り混じった慟哭を聞きながら、私の思考は止まり、意識は閉ざされ永遠の眠りについた――はずだったのだけれど……?
「憐れなアンタに“選択”を与える。このままあの世に逝くか、別の“誰か”になって新たな人生を歩むか」
謎の人物の言葉に、私が選択したのは――
番から逃げる事にしました
みん
恋愛
リュシエンヌには前世の記憶がある。
前世で人間だった彼女は、結婚を目前に控えたある日、熊族の獣人の番だと判明し、そのまま熊族の領地へ連れ去られてしまった。それからの彼女の人生は大変なもので、最期は番だった自分を恨むように生涯を閉じた。
彼女は200年後、今度は自分が豹の獣人として生まれ変わっていた。そして、そんな記憶を持ったリュシエンヌが番と出会ってしまい、そこから、色んな事に巻き込まれる事になる─と、言うお話です。
❋相変わらずのゆるふわ設定で、メンタルも豆腐並なので、軽い気持ちで読んで下さい。
❋独自設定有りです。
❋他視点の話もあります。
❋誤字脱字は気を付けていますが、あると思います。すみません。
幸せな番が微笑みながら願うこと
矢野りと
恋愛
偉大な竜王に待望の番が見つかったのは10年前のこと。
まだ幼かった番は王宮で真綿に包まれるように大切にされ、成人になる16歳の時に竜王と婚姻を結ぶことが決まっていた。幸せな未来は確定されていたはずだった…。
だが獣人の要素が薄い番の扱いを周りは間違えてしまう。…それは大切に想うがあまりのすれ違いだった。
竜王の番の心は少しづつ追いつめられ蝕まれていく。
※設定はゆるいです。
君は番じゃ無かったと言われた王宮からの帰り道、本物の番に拾われました
ゆきりん(安室 雪)
恋愛
ココはフラワーテイル王国と言います。確率は少ないけど、番に出会うと匂いで分かると言います。かく言う、私の両親は番だったみたいで、未だに甘い匂いがするって言って、ラブラブです。私もそんな両親みたいになりたいっ!と思っていたのに、私に番宣言した人からは、甘い匂いがしません。しかも、番じゃなかったなんて言い出しました。番婚約破棄?そんなの聞いた事無いわっ!!
打ちひしがれたライムは王宮からの帰り道、本物の番に出会えちゃいます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる