241 / 960
9章
採取
しおりを挟む
温泉大陸から少し離れた小島リデンプ島。
巨木の多い島で、蔦を巨木の上から垂らし罠を張ると討伐リストにある魔獣ライノピポカを後ろから追い立てるルーファスとグリムレイン。
「アカリ、そっちに行った!」
「エデン無茶はするな!」
巨木の上で三つ編みに冒険者スタイルの朱里がポーションホルダーから痺れポーションを手に持ち、ライノピポカが下を通るのを待つ。
「ピューイ!」
朱里がありったけのポーションを上から投げ落とし、エデンが朱里の周りで飛び回ると、朱里がえへへと笑う。
「エデン、合図ありがとうね」
巨木にルーファスとグリムレインが飛び乗ると、まだ走り続けているライノピポカを目で追う。
ライノピポカはサイとカバの中間という感じの魔獣で角に蓄えた魔力の結晶を採取するのが今回の目的で、冒険者ギルドの討伐リストに一応あったので討伐も兼ねている。
「ハガネ!罠の準備は大丈夫か!」
遠くから「任せとけー」と、ハガネの声が響く。
アルビーに乗ってリュエールとシュトラールが「がんばれー!」と騒いでいる。
朱里が手を振って双子も上から手を振り返す。
ライノピポカがハガネが張った蔦を絡み合わせた罠に突進していくと、罠に絡みズシンと音を立て倒れハガネが巨木から降りると、朱里達に両手で丸を作って合図を送る。
「ブモモモーッ!!!」
「へっ!うわわっ!」
ハガネがライノピポカの上に乗った途端、ライノピポカが咆哮を上げて起き上がると、ハガネの懐から黒い塊が飛び出し、ライノピポカの角を根元から蹴り上げる。
「アッパー!!!」
「ササマキ!!危ねぇ!」
ササマキがライノピポカの角を蹴り上げた反動で空中に飛ぶとハガネがササマキをキャッチする。
蔦を掴んでハガネが体を反転させてライノピポカを見れば、鼻先から血を飛び散らせて倒れ込む。
「あれ?角は何処だ?」
「ハガネ!上!上ー!!」
くるくると円を描く様に角が空中に飛び、グリムレインとルーファスが巨木に足を掛け反動をつけて飛ぶと、アルビーの上からリュエールが飛び出し、空中で角をキャッチすると「シュー!パス!」と、シュトラールに投げつけ、シュトラールがキャッチして「取ったー!」と角を両手で掲げる。
リュエールとルーファスが途中で獣化し、リュエールの首を咥えるとグリムレインの背中に飛び乗る。
「リューちゃん大丈夫ー?」
「平気ー!」
「リュー、無茶をするな」
「ちゃんと父上とグリムレインが来てるのを見て行動したよ」
リュエールが得意そうに尻尾を振り、ルーファスが「昔からリューはやんちゃが過ぎる」とリュエールの顔を舐めてリュエールが「くすぐったいー」と笑い転げ、それを巨木の上から朱里が見て「ワンコ可愛いっ」と騒ぎ、ルーファスとリュエールに「犬じゃない!」と声を揃えて抗議された。
地面に降りると朱里が冒険者カードをタップして「レベルアーップ!」とCランクからC+ランクになったとピョンピョン跳ねる。
「良かったなアカリ」
「母上いいなぁー僕もぼうけんしゃになりたい」
「母上オレもカードほしいー」
「2人はあと7年後に冒険者ギルドで冒険者試験を受けるんだな」
ルーファスがリュエールとシュトラールの頭を撫でながら、周りの状況判断と行動力のあるリュエールは意外と冒険者向きかもしれないと思いつつも、シュトラールもリュエールの投げつけた角をよく瞬時にキャッチ出来たものだと将来有望だと思う。
リュエールは16代目が嫌だと言わなければ16代目になるだろうから心配はないのだが、シュトラールは将来何になるのかが気になる所ではある。
のんびりした所もある子なのでたまに心配にもなったりする。
「嫁よ。ライノピポカはどうする?」
「こいつの肉意外とまろやかで角煮とかすると美味いんだぜ」
「ぜひ、持ち帰りましょう!」
朱里が「お肉お肉!」と騒いだ後で、ライノピポカの大きさに少し考えこむ。
ライノピポカの体長は4メートルで体重は400キロ程の巨体。
しかも、肉と言っても形のあるものをどう解体するのか・・・。
「えーと、解体魔法なんて便利なものは・・・?」
「そんなもんはねぇな。まぁグリムレインが冷凍させた刃でスパスパっと切ってくれりゃあ、直ぐに片付くだろ」
「我を肉屋にする気か?」
「ちゃんと美味い角煮とワイン煮とか作ってやるから」
「ピューイ」
「うむ。エデンが楽しみにしているなら我も頑張ろう」
肉の解体が始まると朱里はサッサッとアルビーの所へ逃げ込みアルビーとエデンに肉の臭み消しのハーブを教えてもらいながら採取し、双子達はルーファスに解体作業を見学させられ、ルーファスに部位の説明を受けさせられリュエールは「うぇー・・・」となっていたが、逆にシュトラールは興味深々で聞きかじっていた。
肉処理されたライノピポカを氷で固め、グリムレインの背中に朱里とハガネとエデンが乗り、アルビーの上に獣化したルーファスと双子が乗って温泉大陸へ帰る。
冒険者ギルドで討伐証拠のライノピポカの尻尾を提出し、ルーファスとハガネと朱里が冒険者カードにポイントを貰い、報酬も受け取るとホクホクで戻り、グリムレインは肉を店の氷室倉庫へ詰め込むために先に戻り、ルーファスはライノピポカの角を【刻狼亭】へ持ち帰る為に出掛けて行き、ハガネと朱里と双子とアルビーとエデンは歩いて『女将亭』へ帰っていく。
「エデン、楽しかったね」
「ピューイ」
アルビーがエデンを頭に乗せながら沢山喋っている。
グリムレインもそうだが、ドラゴン達はエデンをとても大事にしている。
まだ朱里とは喋る事は出来ないが、ドラゴン達同士では話が出来るらしく、今回のライノピポカの討伐というより、角を採取する事になったのもエデンが古代書を見て、絵に書いてある鉱物はライノピポカの角だと教えてくれたからだった。
解呪の方なので知らないよりは良いだろうと、朱里に一緒に冒険に行こうと約束したことも合わせて、今回決行することになったのである。
ついでに双子に狩りを教える為のモノでもある。
古代書の草についてはアルビーが似た様な草を自分が作った花図鑑と照らし合わせながら探している最中である。
エデンも草の方には覚えが無いらしく、アルビー任せになっている。
巨木の多い島で、蔦を巨木の上から垂らし罠を張ると討伐リストにある魔獣ライノピポカを後ろから追い立てるルーファスとグリムレイン。
「アカリ、そっちに行った!」
「エデン無茶はするな!」
巨木の上で三つ編みに冒険者スタイルの朱里がポーションホルダーから痺れポーションを手に持ち、ライノピポカが下を通るのを待つ。
「ピューイ!」
朱里がありったけのポーションを上から投げ落とし、エデンが朱里の周りで飛び回ると、朱里がえへへと笑う。
「エデン、合図ありがとうね」
巨木にルーファスとグリムレインが飛び乗ると、まだ走り続けているライノピポカを目で追う。
ライノピポカはサイとカバの中間という感じの魔獣で角に蓄えた魔力の結晶を採取するのが今回の目的で、冒険者ギルドの討伐リストに一応あったので討伐も兼ねている。
「ハガネ!罠の準備は大丈夫か!」
遠くから「任せとけー」と、ハガネの声が響く。
アルビーに乗ってリュエールとシュトラールが「がんばれー!」と騒いでいる。
朱里が手を振って双子も上から手を振り返す。
ライノピポカがハガネが張った蔦を絡み合わせた罠に突進していくと、罠に絡みズシンと音を立て倒れハガネが巨木から降りると、朱里達に両手で丸を作って合図を送る。
「ブモモモーッ!!!」
「へっ!うわわっ!」
ハガネがライノピポカの上に乗った途端、ライノピポカが咆哮を上げて起き上がると、ハガネの懐から黒い塊が飛び出し、ライノピポカの角を根元から蹴り上げる。
「アッパー!!!」
「ササマキ!!危ねぇ!」
ササマキがライノピポカの角を蹴り上げた反動で空中に飛ぶとハガネがササマキをキャッチする。
蔦を掴んでハガネが体を反転させてライノピポカを見れば、鼻先から血を飛び散らせて倒れ込む。
「あれ?角は何処だ?」
「ハガネ!上!上ー!!」
くるくると円を描く様に角が空中に飛び、グリムレインとルーファスが巨木に足を掛け反動をつけて飛ぶと、アルビーの上からリュエールが飛び出し、空中で角をキャッチすると「シュー!パス!」と、シュトラールに投げつけ、シュトラールがキャッチして「取ったー!」と角を両手で掲げる。
リュエールとルーファスが途中で獣化し、リュエールの首を咥えるとグリムレインの背中に飛び乗る。
「リューちゃん大丈夫ー?」
「平気ー!」
「リュー、無茶をするな」
「ちゃんと父上とグリムレインが来てるのを見て行動したよ」
リュエールが得意そうに尻尾を振り、ルーファスが「昔からリューはやんちゃが過ぎる」とリュエールの顔を舐めてリュエールが「くすぐったいー」と笑い転げ、それを巨木の上から朱里が見て「ワンコ可愛いっ」と騒ぎ、ルーファスとリュエールに「犬じゃない!」と声を揃えて抗議された。
地面に降りると朱里が冒険者カードをタップして「レベルアーップ!」とCランクからC+ランクになったとピョンピョン跳ねる。
「良かったなアカリ」
「母上いいなぁー僕もぼうけんしゃになりたい」
「母上オレもカードほしいー」
「2人はあと7年後に冒険者ギルドで冒険者試験を受けるんだな」
ルーファスがリュエールとシュトラールの頭を撫でながら、周りの状況判断と行動力のあるリュエールは意外と冒険者向きかもしれないと思いつつも、シュトラールもリュエールの投げつけた角をよく瞬時にキャッチ出来たものだと将来有望だと思う。
リュエールは16代目が嫌だと言わなければ16代目になるだろうから心配はないのだが、シュトラールは将来何になるのかが気になる所ではある。
のんびりした所もある子なのでたまに心配にもなったりする。
「嫁よ。ライノピポカはどうする?」
「こいつの肉意外とまろやかで角煮とかすると美味いんだぜ」
「ぜひ、持ち帰りましょう!」
朱里が「お肉お肉!」と騒いだ後で、ライノピポカの大きさに少し考えこむ。
ライノピポカの体長は4メートルで体重は400キロ程の巨体。
しかも、肉と言っても形のあるものをどう解体するのか・・・。
「えーと、解体魔法なんて便利なものは・・・?」
「そんなもんはねぇな。まぁグリムレインが冷凍させた刃でスパスパっと切ってくれりゃあ、直ぐに片付くだろ」
「我を肉屋にする気か?」
「ちゃんと美味い角煮とワイン煮とか作ってやるから」
「ピューイ」
「うむ。エデンが楽しみにしているなら我も頑張ろう」
肉の解体が始まると朱里はサッサッとアルビーの所へ逃げ込みアルビーとエデンに肉の臭み消しのハーブを教えてもらいながら採取し、双子達はルーファスに解体作業を見学させられ、ルーファスに部位の説明を受けさせられリュエールは「うぇー・・・」となっていたが、逆にシュトラールは興味深々で聞きかじっていた。
肉処理されたライノピポカを氷で固め、グリムレインの背中に朱里とハガネとエデンが乗り、アルビーの上に獣化したルーファスと双子が乗って温泉大陸へ帰る。
冒険者ギルドで討伐証拠のライノピポカの尻尾を提出し、ルーファスとハガネと朱里が冒険者カードにポイントを貰い、報酬も受け取るとホクホクで戻り、グリムレインは肉を店の氷室倉庫へ詰め込むために先に戻り、ルーファスはライノピポカの角を【刻狼亭】へ持ち帰る為に出掛けて行き、ハガネと朱里と双子とアルビーとエデンは歩いて『女将亭』へ帰っていく。
「エデン、楽しかったね」
「ピューイ」
アルビーがエデンを頭に乗せながら沢山喋っている。
グリムレインもそうだが、ドラゴン達はエデンをとても大事にしている。
まだ朱里とは喋る事は出来ないが、ドラゴン達同士では話が出来るらしく、今回のライノピポカの討伐というより、角を採取する事になったのもエデンが古代書を見て、絵に書いてある鉱物はライノピポカの角だと教えてくれたからだった。
解呪の方なので知らないよりは良いだろうと、朱里に一緒に冒険に行こうと約束したことも合わせて、今回決行することになったのである。
ついでに双子に狩りを教える為のモノでもある。
古代書の草についてはアルビーが似た様な草を自分が作った花図鑑と照らし合わせながら探している最中である。
エデンも草の方には覚えが無いらしく、アルビー任せになっている。
54
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
極上イケメン先生が秘密の溺愛教育に熱心です
朝陽七彩
恋愛
私は。
「夕鶴、こっちにおいで」
現役の高校生だけど。
「ずっと夕鶴とこうしていたい」
担任の先生と。
「夕鶴を誰にも渡したくない」
付き合っています。
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
神城夕鶴(かみしろ ゆづる)
軽音楽部の絶対的エース
飛鷹隼理(ひだか しゅんり)
アイドル的存在の超イケメン先生
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
彼の名前は飛鷹隼理くん。
隼理くんは。
「夕鶴にこうしていいのは俺だけ」
そう言って……。
「そんなにも可愛い声を出されたら……俺、止められないよ」
そして隼理くんは……。
……‼
しゅっ……隼理くん……っ。
そんなことをされたら……。
隼理くんと過ごす日々はドキドキとわくわくの連続。
……だけど……。
え……。
誰……?
誰なの……?
その人はいったい誰なの、隼理くん。
ドキドキとわくわくの連続だった私に突如現れた隼理くんへの疑惑。
その疑惑は次第に大きくなり、私の心の中を不安でいっぱいにさせる。
でも。
でも訊けない。
隼理くんに直接訊くことなんて。
私にはできない。
私は。
私は、これから先、一体どうすればいいの……?
イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?
すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。
翔馬「俺、チャーハン。」
宏斗「俺もー。」
航平「俺、から揚げつけてー。」
優弥「俺はスープ付き。」
みんなガタイがよく、男前。
ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」
慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。
終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。
ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」
保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。
私は子供と一緒に・・・暮らしてる。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
翔馬「おいおい嘘だろ?」
宏斗「子供・・・いたんだ・・。」
航平「いくつん時の子だよ・・・・。」
優弥「マジか・・・。」
消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。
太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。
「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」
「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」
※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。
※感想やコメントは受け付けることができません。
メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。
楽しんでいただけたら嬉しく思います。
【完結】異世界に転移しましたら、四人の夫に溺愛されることになりました(笑)
かのん
恋愛
気が付けば、喧騒など全く聞こえない、鳥のさえずりが穏やかに聞こえる森にいました。
わぁ、こんな静かなところ初めて~なんて、のんびりしていたら、目の前に麗しの美形達が現れて・・・
これは、女性が少ない世界に転移した二十九歳独身女性が、あれよあれよという間に精霊の愛し子として囲われ、いつのまにか四人の男性と結婚し、あれよあれよという間に溺愛される物語。
あっさりめのお話です。それでもよろしければどうぞ!
本日だけ、二話更新。毎日朝10時に更新します。
完結しておりますので、安心してお読みください。
淫らな蜜に狂わされ
歌龍吟伶
恋愛
普段と変わらない日々は思わぬ形で終わりを迎える…突然の出会い、そして体も心も開かれた少女の人生録。
全体的に性的表現・性行為あり。
他所で知人限定公開していましたが、こちらに移しました。
全3話完結済みです。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
【R18】純粋無垢なプリンセスは、婚礼した冷徹と噂される美麗国王に三日三晩の初夜で蕩かされるほど溺愛される
奏音 美都
恋愛
数々の困難を乗り越えて、ようやく誓約の儀を交わしたグレートブルタン国のプリンセスであるルチアとシュタート王国、国王のクロード。
けれど、それぞれの執務に追われ、誓約の儀から二ヶ月経っても夫婦の時間を過ごせずにいた。
そんなある日、ルチアの元にクロードから別邸への招待状が届けられる。そこで三日三晩の甘い蕩かされるような初夜を過ごしながら、クロードの過去を知ることになる。
2人の出会いを描いた作品はこちら
「純粋無垢なプリンセスを野盗から助け出したのは、冷徹と噂される美麗国王でした」https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/443443630
2人の誓約の儀を描いた作品はこちら
「純粋無垢なプリンセスは、冷徹と噂される美麗国王と誓約の儀を結ぶ」
https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/183445041
過去1ヶ月以内にノーチェの小説・漫画を1話以上レンタルしている
と、ノーチェのすべての番外編を読むことができます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
番外編を閲覧することが出来ません。
過去1ヶ月以内にノーチェの小説・漫画を1話以上レンタルしている
と、ノーチェのすべての番外編を読むことができます。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。