雨の死神

kappa

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鎌黒探偵事務所

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2037年

16年間で、時の流れを忘れられるたった一度の場所がある。
その場所は、古い路地裏を抜けて
ボロボロの怪しい六階建てのラブホテルがある
六階の窓ガラスの割れた
その隅の廊下の右にある汚い看板すらない汚い事務所。
人も犬も寄り付かない。
看板がずれ落ちており、小さく鎌黒探偵事務所と書かれている。

「すいません。」
2回小さいノックをする。
何か、拍子抜けした声でやってきた。
部屋から、ノックより小さい声で返事がくる。
ドアを開けると。
印刷機の匂いとコーヒーの匂いのする部屋。

いつもコーヒーの匂いがして、印刷のインクの匂いのする不思議な部屋。
その中で、書類の傍で寝ている人が、ここの探偵。
鎌黒 迷信
来たことに気づいたのか手を徐に動かし手を振る。
あんまり起きてることが少ない。
最初の面接の時も寝ていた。
「起きてください。」
「おはよう、慶吾君。」

富士見 慶吾

そうここのアイルバイトです。


「おはようじゃないですよ。」
その言葉を言うと、また寝ていた。
「たく・・・。」
僕の仕事は、探偵事務所にある書類の整理とかまぁ雑用係。
これでも、寝てる人通称:銘さん。
売れ子の探偵さんである。
張り込みばっかりやっていて、いつも疲労で寝てしまう。
時給は、800円 また、予備で仕事数+交通費+時間給である。
遊ぶ金欲しさにバイトを始めたが、これがまた忙しい。
個人情報も入っており、一切この探偵事務所の事は、公害してはならないと契約書にサインさせられた。
「よろしくねぇ~。」
その言葉は、店番の合図。
「いってらっさい。」
今から、5時間店番です・・・・。
そして、いつもの様に店番するはずだった。
この時間までは・・。
「すいません。」
「はい?」
男性だった。
右目に眼帯をした男性。
どこか、不思議な人だった。
その言葉を聴くまでは。
「雨の死神についてお聞きしたいことがあります。」
街の待ち中では、カラスが飛んでいた。
「雨の日は、気分が乗りません。」
迷信はつぶやく。
しぶしぶ傘をさして出かける。
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