仮)何やら転生したようですが、うろ覚えなので自由を満喫します!

藤茶

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バタバタバタ...

急に扉の外が騒がしくなり、口の悪そうなイケメンのお兄さんが近寄ってくる。

「ア、アリーシャ。よく目を覚ましてくれ...た...」うっうっ。嗚咽のような堪える様に泣きながら、ベッドに横になってる私に近寄り膝を床につけ抱きついてきた。

えっ。
あの。
あの、貴方誰ですか??
泣きながら抱きつかれる趣味はないんですけど...

思っていても、自分もなんでここに居るのか分かっていない私は声に出すことが出来ずにいた。

ただ...なんか。
私の為に泣いてくれてるんだって事はなんとなく理解できた。
なんか...なんか...胸がポカポカしてくる感じ。
寒くて寒くてたまらなかったはずなのに。

「うっうっうっ...アリーシャ、アリーシャ。目を覚ましてくれてありがとう。ありがとう。」うっうっ。と泣き続けるイケメン。

こちらこそ何かありがとう。知らないイケメンよ。

「坊っちゃま!お医者様がお見えです!!」きゃー!アリーシャ様が起きておられるわ!良かったぁ!!とバダバタと色んな人が集まってきて、外野うるさいなぁ。くらいに思っていたら。

「御当主さま!お嬢様はお目覚めになられたばかり。そう強く抱きしめられるのは元気になってからにして頂けますか!先ずは診察を始めますので、助手と御当主様以外は一旦部屋の外に!外に待機して下さい!!人が多すぎてお嬢様がびっくりされているでしょうが!!お目覚めになられたばかりですよ!さぁ早く出て!外に出て!!!」
と、お医者様らしき方がまるで私の声が聞こえるかの如く五月蝿い外野を排除して下さいました。

「さぁ、御当主様も御心配なのはわかります。ですからこそ、今は一旦引いて下さい。診察を始めますのでお嬢様からお離れ下さい!!」
と、泣きじゃくるイケメンを私から剥がして下さいました。
ありがとうお医者様。あら優しそうな方。その方ははっとするような美人さんでした。キャリアウーマン的な。

ん。キャリアウーマンって何だっけ...。

「お嬢様...よくお目覚めになられました。」美人さんの瞳がうるうると輝いております。あら、この美人さんも私の為に泣いて下さるのかしら。

「今から診察を始めさせて頂きますので、御当主様もよろしいでしょうか?」
さっきから泣いてるイケメンが御当主様とやららしい。
「うむ。ミリア医師よ。早速頼む。」
あら、この美人さんはミリア先生って言うのね。





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