癒しと毒の融合愛◆◆心の逃げ場だけでいいのか?久遠の愛を誓う物語◆◆ 【完結】

まぁ

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part 11-2

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18時までは黒エプロンが制服。黒パンツと白シャツは龍之介が用意してくれた。

「髪はお団子かポニーテール。紗栄ちゃん、出来る?」

昨日、少々失礼な空雅さんに言われた通りポニーテールにして、中途半端に落ちてくるかもしれない伸ばした前髪はカチューシャでとめている。

「嫌なこと、無理なことは空雅に言え。途中で帰ってもいい」

先に会社へ出て行く龍之介が私の頬を撫でると

「いつでも電話しろ」

と続ける。

「2時間の仕事くらいできなきゃ、何も出来ないよ。心配ないって。龍之介も頑張ってきて」
「ん」

チュッ…むき出しの額にキスって…あとの4人も普通にいるけど気にもならないんだね。そうなると恥ずかしいのが自分一人のようでますます恥ずかしい。

チュッ…

「可愛く照れんな、紗栄子。会社に行けねぇ」
「…っ…ちゃんと行って…いってらっしゃ…ぇ…ごほっ…ゴホッ…」

慌てて唾液が喉につっかえた私を、いっそのことケラケラと笑ってくれた方がいいんだけれど、舞生さんがニヤニヤするのが居たたまれない。福嶋さんは聞こえないフリ…これも恥ずかしい…やっぱり芦田さんと空雅さんに私付きをお願いして正解だったかもしれない。


空雅さんと私が裏からカフェバーに入るとき、芦田さんは表に回るワケではないのか、カフェバーから離れるように見えたので

「どこかへ行かれるんですかね?」

空雅さんに聞きながらドアを閉める。

「周辺散歩という見回りです。見慣れない不審な車両が止まっていないかとか、ここだけでなく、マンションや本家でも定期的に皆がやります」

マンションモードの言葉でなく、空雅さんがカフェバーでいつも使う言葉になっている。すでに黒パンツと白シャツの私と空雅さんは更衣室を使う必要がないので、狭い事務所スペースでエプロンを着けると

「スマホだけ、一応ポケットに入れておいてください」

空雅さんに言われて小さなバッグからスマホを出すと、サイレントにしてエプロンのポケットに入れた。バッグは彼の持ち物と一緒にロッカーに入れてもらってからカウンター内へついて行く。

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