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第十一話 2
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目が覚めた時に全く知らない部屋にいて慌てて起き上がろうとすると
「あかんあかん、綸ちゃん」
今泉先生の声でとりあえずホッとする。
「先生…ここどこですか?」
「本家の正宗の部屋や。もうすぐ仕事も終わるやろ。綸ちゃんはちょっと脱水かないう感じやったけど寝てたし飲ませられへんから点滴してんねん」
言われて見れば左手に点滴が落ちている。
「気分悪いとか頭痛いとかあらへんか?」
「…大丈夫です、先生いつもありがとう」
「いやいや、熱中症やらなる前で良かったわ。もう点滴外すわな」
先生が処置をして下さる間に…グゥーと私のお腹が大きくなった。
「がはっ…ちょっと待って…はいOK、食堂行こか?何かあるやろ。ゆっくり起き上がって、ゆっくりな」
部屋の前には伊東さんが待っていて、思わず聞いた。
「伊東さん、お昼食べられましたか?」
彼は少し驚いた顔をしてからにっこりと答えてくれた。
「はい、小笹と交代で頂きました。今小笹が食堂にいるはずです」
3人で食堂に行くと小笹さんがちょうど京太さん親子と食べ終わったところのようだった。
「こんにちは」
「おう、綸ちゃん具合悪くないか?」
京太さんのお父さんが聞いてくれる。
「大丈夫です」
「大丈夫やで、大きい腹の虫鳴かせてたわ」
京太さんは笑いながら自分のトレイを下げ
「牛丼かそうめん、どっちがいい?」
「そうめん…あっ自分でやります」
「もう湯はあるからすぐ出すよ、座ってて」
「すみません、ありがとうございます」
お言葉に甘え座って待つことにし、伊東さん小笹さんに声を掛けた。
「アパートで…ご迷惑おかけしました。すみません」
「いえ、とんでもない」
「俺たちの方こそ、暑さを考慮しないといけなかったですね」
3人ですみませんと頭を下げあっていると、京太さんがトレイにそうめんを乗せて来てくれた。
「はい、お待たせ」
「ありがとうございます。ミョウガ好きです。いただき…」
「何が好きって?綸」
「あかんあかん、綸ちゃん」
今泉先生の声でとりあえずホッとする。
「先生…ここどこですか?」
「本家の正宗の部屋や。もうすぐ仕事も終わるやろ。綸ちゃんはちょっと脱水かないう感じやったけど寝てたし飲ませられへんから点滴してんねん」
言われて見れば左手に点滴が落ちている。
「気分悪いとか頭痛いとかあらへんか?」
「…大丈夫です、先生いつもありがとう」
「いやいや、熱中症やらなる前で良かったわ。もう点滴外すわな」
先生が処置をして下さる間に…グゥーと私のお腹が大きくなった。
「がはっ…ちょっと待って…はいOK、食堂行こか?何かあるやろ。ゆっくり起き上がって、ゆっくりな」
部屋の前には伊東さんが待っていて、思わず聞いた。
「伊東さん、お昼食べられましたか?」
彼は少し驚いた顔をしてからにっこりと答えてくれた。
「はい、小笹と交代で頂きました。今小笹が食堂にいるはずです」
3人で食堂に行くと小笹さんがちょうど京太さん親子と食べ終わったところのようだった。
「こんにちは」
「おう、綸ちゃん具合悪くないか?」
京太さんのお父さんが聞いてくれる。
「大丈夫です」
「大丈夫やで、大きい腹の虫鳴かせてたわ」
京太さんは笑いながら自分のトレイを下げ
「牛丼かそうめん、どっちがいい?」
「そうめん…あっ自分でやります」
「もう湯はあるからすぐ出すよ、座ってて」
「すみません、ありがとうございます」
お言葉に甘え座って待つことにし、伊東さん小笹さんに声を掛けた。
「アパートで…ご迷惑おかけしました。すみません」
「いえ、とんでもない」
「俺たちの方こそ、暑さを考慮しないといけなかったですね」
3人ですみませんと頭を下げあっていると、京太さんがトレイにそうめんを乗せて来てくれた。
「はい、お待たせ」
「ありがとうございます。ミョウガ好きです。いただき…」
「何が好きって?綸」
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