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からくり奇譚 編
073. 神威の巫女姫
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九能雪の周囲にキラキラとした光が湧き上がる。
それらが雪の身体に吸い込まれ、彼女の内に神気が充満した。
彼女の身体が淡い光を放ち、髪の色も瞳の色も、黒から瑠璃色に変化し、神々しさを発するようになった。
「いま私の中には刀剣の戦神【ミナキネギイノミコト】の神気が満ちております。これは巫女であり戦姫である私のみが行使できる天稟、【神威】───神の御霊の一部をお借りし、私に降ろすという神業です。私にとっても危険な術ですので、手早く終わらせます。私がこうなったからには貴方様に勝ち目はございません。どうかお覚悟なさいませ」
「……こりゃやばそーだ」
流石のユーゴも命の危険を感じ、【無限のおもちゃ箱】から一本の剣を取り出した。
刀身からグリップまで真っ黒で、ところどころに白いラインが幾何学的に描かれている。
真っ直ぐに伸びた刀身とグリップの間には申し訳程度の鍔がついていて、スッキリとしたデザインだ。
ユーゴが武装すると同時に、雪が持っていた打刀を手放した。
するとなんと、刀が宙に浮いたではないか。しかもそれだけではなく、腰に差した小太刀と脇差しがひとりでに鞘から抜け、これらも宙に浮いた。
雪が大太刀を抜いて構えると、計三本の宙に浮いた刀が、切っ先をユーゴに向けた。
「うそ~ん……」
ユーゴは、まるで自分ばりの荒唐無稽さを目の当たりにし、口の端をピクピクさせた。
「神技【剣乱舞刀】───参ります」
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
乙賀春は大きな杉の影に隠れ、相手の気配を探っていた。
戦闘開始当初、春とネルの二人は互いの獲物で打ち合っていた。
数合打ち合うと、両者は気付いた。相手は自分と同じタイプだと。
ネルの杖に小刀とクナイで応戦していた春だったが、やはり杖の方がリーチが長い。
クナイを投げて造った一瞬の隙で距離を取り、毒を塗布した棒手裏剣を走りながら投擲する。
だがネルもさるもので、両刃のナイフ───ダガーを投げて追撃してくる。これにも毒が塗られていた。
それらをお互い避けながら、あるいは獲物で弾きながら移動していく。
ネルと平行に走りながら、春は体内で霊力を練りあげていく。
「⁉︎ 光よ、我をお守り下さい!」
不穏な空気を感じ取り、ネルは祝詞を唱えた。
練り上げた霊力を指で組んだ印をトリガーに、術に変換。そして春は口から大きな火を吹いた。
「忍術【火遁】!」
あわやというタイミングで、ネルの防御壁は間に合い、火遁の術を防ぐことが出来た。
同時に両者は道を挟んで反対の林に飛び込んだ。
ネルも春も、敵の隙を突き、暗闇から刃を振り下ろす暗殺者タイプ。
戦い方の傾向はどうしても似通ってしまう。
接近戦の実力はほぼ互角。
いまはお互い林に潜み、相手の出方を伺っている。
唯一違いがあるとすれば、春は遠距離の術があるが、防御の術がない。ネルはその逆だ。
それがこの膠着状態を崩す要因になるのか……。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
土煙が晴れると、フィールエルは無事だった。
「痛っ……」
とっさに天使マリエルの翼で自分の体を包んだのだが、それでも全ての衝撃を凌げなかった。
くノ一装束がところどころが破れたり裂けたりしている。覆面も外れ、桃色のくノ一の素顔が晒された。
外国の少女だ。
信衛は驚き、その美しさに見惚れた。
おっと、駄目だ。自分には心に決めた人がいる。
己に活を入れたその時、信衛の目にあるものが飛び込んできた。
フィールエルは衝撃で尻もちをついてしまった。
彼女の膝が向く方向と信衛の視線は平行である。
両膝の間になにか白いものが見えた。それに気付いた瞬間、
「あ」
信衛は顔を赤くして、すぐに横を向いた。
「え?」
と呟いたフィールエル。
一秒前、信衛の視線が少し下を向き、顔を赤くした事に気づいた。
「お前……見たのか?」
「……………いえ」
「~~~~~~~~っ!」
確定した。
フィールエルの顔が信衛以上に真っ赤に染まり、ぷるぷると全身が震えだした。
見られてしまった。あいつにしか見せるつもりがなかったのに……。
「ふ……ふふふふふ」
不敵な笑い声を漏らしたフィールエル。ただ、俯いているので彼女の顔は影に隠れ、その表情は見えない。
信衛は同時にゴゴゴ……と地響きを感じた───気がする。
フィールエルはすくっと立ち上がると、光の翼を出現させ、勢いよくバッと真上に飛翔した。
「えっ⁉︎ と、飛んだ⁉︎」
信衛は仰天した。そういえば琴吹が言っていた。賊の中に、天狗がいる───と。このことか。
信衛の人差し指ほどの大きさに見えるくらいの高さに到達したフィールエル。彼女の身体に、信衛や雪が使うような霊力のようなエネルギーが溜まっていく。しかも相当な量だ。
フィールエルは自身の頭上に極大の攻撃用神聖術を展開した。
「……記憶を消してやる」
座った目つきで、フィールエルが言った。
「ちょっ! それ、拙者の体ごと粉々に吹き飛ばすつもりですよね⁉︎」
空を飛ばれては信衛には手が出せない。日輪斬は大技故に連射できない。
大ピンチである。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
「ラーニング・スタート」
ユーゴは手にした剣の能力を起動した。
この剣───正確には剣の形をした出力デバイスである。
女神の依頼を完遂した特典として授けられた、超絶チートアイテムの一つ。
その名は【 jota 】。
イオタを起動したと同時に、雪が動いた。やはり速い。
ユーゴは、雪の大太刀の一撃をイオタで応じる。
二太刀目、三太刀目を辛うじて切り結んだ。
「どうしました? 先ほどの動きはマグレですか?」
そう言われるのも仕方がない。現在ユーゴは、通常の速度で動いているからだ。
このイオタの能力を起動───正しくはその準備をしている間は、ユーゴは神由来の能力や技を使えない。
つまり【電光石火】に頼らず、己の本来の力で戦うしか無いのだ。
常人の数倍の身体能力を持つユーゴだが、剣術は苦手である。
いままで幾つかの世界で、剣を使う必要に迫られ剣を教わったことがあるが、性に合わなかった。
故に自主練などしてこなかったのだが、現在絶賛後悔中である。
元々、生身でもチート級の戦闘力を日本で授けられていたので、なんとか応戦できている。だが、目の前の雪にばかり気を取られてもいられない。
「ぬぁっ! こなくそっ!!」
「ふふ。ミナキネギイノミコトは神話の中で刀剣の精に愛され、それ故に全ての刀剣を意のままに操ることが出来るという逸話があります。その権能の一部を借り受けた私は、己の所有する刀剣を自在に操ることが出来るのです」
雪の言葉通り、ユーゴの死角から次々と無人の刃が斬り掛かってくる。何とか躱すが、やはり少しずつ傷を折っていく。いまや覆面など切れ端も残っていない。
イオタのラーニングは80パーセント完了している。あと少しだ。
「くそ。やっぱりあのグレンってやつみたいに重力で押さえつければよかったかな。でも年下の女を地べたに這わせるのも、俺が完全に悪者の絵面だしな……」
聖女二人が聞けば『何を今さら』ということをユーゴは呟いた。
「何を……何ヲ、独りゴト、ヲ……・」
「んん?」
あまり余裕がなくてよく見ていなかったが、雪の様子が少し変化してきている。
雪の声に男の声が混じり、表情も少し苦しそうだ。
変化は、雪の外見や声にだけ現れたわけではなかった。
「小癪ナ……私ニ……ココマデ立チ向カウ……トハ。ああ、……苦しい……貴様ハモウ、コレデ……はぁ、はぁ……」
だんだんと雪の中の人ならざるものの気配が強くなっていき、それと反比例して雪本人の気配が少なくなっている。
「ああ、なるほど。神性に支配されかけてるってことか」
ユーゴはイオタの柄にあるゲージを確認した。
100パーセント。
雪の中の神格が神気を高めると、神気で創られた光の刀が多数出現した。
「苦しい……助け……」
いくら巫女とはいえ、人の身でありながら一部とはいえ神をその身に降ろすのだ。
長引けば長引くほど、神に精神と肉体を浸蝕され、やがて崩壊するだろう。
「助けてやる義理なんざ無いが、こんな術を使わせちまったのは俺の責任でもあるか。じゃあ俺が何とかしてやる」
ユーゴはイオタを雪に向けて構え、その機能を開放した。
──────to be continued
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
お読みいただき誠にありがとうございます。
この作品が
「面白い」 「続きが読みたい」 「推してもいい」
と少しでも思って頂けた方は、
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アマチュアである作者は皆様に支えられております。
この作品を皆様で盛り上げて頂き、書籍化やコミカライズ、果てはアニメ化などに繋がればいいなと思います。
この作品を読者の皆様の手で育てて下さい。
そして「この作品は人気のない時から知ってたんだぜ?」とドヤって頂けることが夢です。
よろしくお願いいたします。
それらが雪の身体に吸い込まれ、彼女の内に神気が充満した。
彼女の身体が淡い光を放ち、髪の色も瞳の色も、黒から瑠璃色に変化し、神々しさを発するようになった。
「いま私の中には刀剣の戦神【ミナキネギイノミコト】の神気が満ちております。これは巫女であり戦姫である私のみが行使できる天稟、【神威】───神の御霊の一部をお借りし、私に降ろすという神業です。私にとっても危険な術ですので、手早く終わらせます。私がこうなったからには貴方様に勝ち目はございません。どうかお覚悟なさいませ」
「……こりゃやばそーだ」
流石のユーゴも命の危険を感じ、【無限のおもちゃ箱】から一本の剣を取り出した。
刀身からグリップまで真っ黒で、ところどころに白いラインが幾何学的に描かれている。
真っ直ぐに伸びた刀身とグリップの間には申し訳程度の鍔がついていて、スッキリとしたデザインだ。
ユーゴが武装すると同時に、雪が持っていた打刀を手放した。
するとなんと、刀が宙に浮いたではないか。しかもそれだけではなく、腰に差した小太刀と脇差しがひとりでに鞘から抜け、これらも宙に浮いた。
雪が大太刀を抜いて構えると、計三本の宙に浮いた刀が、切っ先をユーゴに向けた。
「うそ~ん……」
ユーゴは、まるで自分ばりの荒唐無稽さを目の当たりにし、口の端をピクピクさせた。
「神技【剣乱舞刀】───参ります」
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
乙賀春は大きな杉の影に隠れ、相手の気配を探っていた。
戦闘開始当初、春とネルの二人は互いの獲物で打ち合っていた。
数合打ち合うと、両者は気付いた。相手は自分と同じタイプだと。
ネルの杖に小刀とクナイで応戦していた春だったが、やはり杖の方がリーチが長い。
クナイを投げて造った一瞬の隙で距離を取り、毒を塗布した棒手裏剣を走りながら投擲する。
だがネルもさるもので、両刃のナイフ───ダガーを投げて追撃してくる。これにも毒が塗られていた。
それらをお互い避けながら、あるいは獲物で弾きながら移動していく。
ネルと平行に走りながら、春は体内で霊力を練りあげていく。
「⁉︎ 光よ、我をお守り下さい!」
不穏な空気を感じ取り、ネルは祝詞を唱えた。
練り上げた霊力を指で組んだ印をトリガーに、術に変換。そして春は口から大きな火を吹いた。
「忍術【火遁】!」
あわやというタイミングで、ネルの防御壁は間に合い、火遁の術を防ぐことが出来た。
同時に両者は道を挟んで反対の林に飛び込んだ。
ネルも春も、敵の隙を突き、暗闇から刃を振り下ろす暗殺者タイプ。
戦い方の傾向はどうしても似通ってしまう。
接近戦の実力はほぼ互角。
いまはお互い林に潜み、相手の出方を伺っている。
唯一違いがあるとすれば、春は遠距離の術があるが、防御の術がない。ネルはその逆だ。
それがこの膠着状態を崩す要因になるのか……。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
土煙が晴れると、フィールエルは無事だった。
「痛っ……」
とっさに天使マリエルの翼で自分の体を包んだのだが、それでも全ての衝撃を凌げなかった。
くノ一装束がところどころが破れたり裂けたりしている。覆面も外れ、桃色のくノ一の素顔が晒された。
外国の少女だ。
信衛は驚き、その美しさに見惚れた。
おっと、駄目だ。自分には心に決めた人がいる。
己に活を入れたその時、信衛の目にあるものが飛び込んできた。
フィールエルは衝撃で尻もちをついてしまった。
彼女の膝が向く方向と信衛の視線は平行である。
両膝の間になにか白いものが見えた。それに気付いた瞬間、
「あ」
信衛は顔を赤くして、すぐに横を向いた。
「え?」
と呟いたフィールエル。
一秒前、信衛の視線が少し下を向き、顔を赤くした事に気づいた。
「お前……見たのか?」
「……………いえ」
「~~~~~~~~っ!」
確定した。
フィールエルの顔が信衛以上に真っ赤に染まり、ぷるぷると全身が震えだした。
見られてしまった。あいつにしか見せるつもりがなかったのに……。
「ふ……ふふふふふ」
不敵な笑い声を漏らしたフィールエル。ただ、俯いているので彼女の顔は影に隠れ、その表情は見えない。
信衛は同時にゴゴゴ……と地響きを感じた───気がする。
フィールエルはすくっと立ち上がると、光の翼を出現させ、勢いよくバッと真上に飛翔した。
「えっ⁉︎ と、飛んだ⁉︎」
信衛は仰天した。そういえば琴吹が言っていた。賊の中に、天狗がいる───と。このことか。
信衛の人差し指ほどの大きさに見えるくらいの高さに到達したフィールエル。彼女の身体に、信衛や雪が使うような霊力のようなエネルギーが溜まっていく。しかも相当な量だ。
フィールエルは自身の頭上に極大の攻撃用神聖術を展開した。
「……記憶を消してやる」
座った目つきで、フィールエルが言った。
「ちょっ! それ、拙者の体ごと粉々に吹き飛ばすつもりですよね⁉︎」
空を飛ばれては信衛には手が出せない。日輪斬は大技故に連射できない。
大ピンチである。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
「ラーニング・スタート」
ユーゴは手にした剣の能力を起動した。
この剣───正確には剣の形をした出力デバイスである。
女神の依頼を完遂した特典として授けられた、超絶チートアイテムの一つ。
その名は【 jota 】。
イオタを起動したと同時に、雪が動いた。やはり速い。
ユーゴは、雪の大太刀の一撃をイオタで応じる。
二太刀目、三太刀目を辛うじて切り結んだ。
「どうしました? 先ほどの動きはマグレですか?」
そう言われるのも仕方がない。現在ユーゴは、通常の速度で動いているからだ。
このイオタの能力を起動───正しくはその準備をしている間は、ユーゴは神由来の能力や技を使えない。
つまり【電光石火】に頼らず、己の本来の力で戦うしか無いのだ。
常人の数倍の身体能力を持つユーゴだが、剣術は苦手である。
いままで幾つかの世界で、剣を使う必要に迫られ剣を教わったことがあるが、性に合わなかった。
故に自主練などしてこなかったのだが、現在絶賛後悔中である。
元々、生身でもチート級の戦闘力を日本で授けられていたので、なんとか応戦できている。だが、目の前の雪にばかり気を取られてもいられない。
「ぬぁっ! こなくそっ!!」
「ふふ。ミナキネギイノミコトは神話の中で刀剣の精に愛され、それ故に全ての刀剣を意のままに操ることが出来るという逸話があります。その権能の一部を借り受けた私は、己の所有する刀剣を自在に操ることが出来るのです」
雪の言葉通り、ユーゴの死角から次々と無人の刃が斬り掛かってくる。何とか躱すが、やはり少しずつ傷を折っていく。いまや覆面など切れ端も残っていない。
イオタのラーニングは80パーセント完了している。あと少しだ。
「くそ。やっぱりあのグレンってやつみたいに重力で押さえつければよかったかな。でも年下の女を地べたに這わせるのも、俺が完全に悪者の絵面だしな……」
聖女二人が聞けば『何を今さら』ということをユーゴは呟いた。
「何を……何ヲ、独りゴト、ヲ……・」
「んん?」
あまり余裕がなくてよく見ていなかったが、雪の様子が少し変化してきている。
雪の声に男の声が混じり、表情も少し苦しそうだ。
変化は、雪の外見や声にだけ現れたわけではなかった。
「小癪ナ……私ニ……ココマデ立チ向カウ……トハ。ああ、……苦しい……貴様ハモウ、コレデ……はぁ、はぁ……」
だんだんと雪の中の人ならざるものの気配が強くなっていき、それと反比例して雪本人の気配が少なくなっている。
「ああ、なるほど。神性に支配されかけてるってことか」
ユーゴはイオタの柄にあるゲージを確認した。
100パーセント。
雪の中の神格が神気を高めると、神気で創られた光の刀が多数出現した。
「苦しい……助け……」
いくら巫女とはいえ、人の身でありながら一部とはいえ神をその身に降ろすのだ。
長引けば長引くほど、神に精神と肉体を浸蝕され、やがて崩壊するだろう。
「助けてやる義理なんざ無いが、こんな術を使わせちまったのは俺の責任でもあるか。じゃあ俺が何とかしてやる」
ユーゴはイオタを雪に向けて構え、その機能を開放した。
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---------
もし気に入っていただけたら、ブクマや評価、感想をいただけると大変励みになります!
#ヒラ俺
この度ついに完結しました。
1年以上書き続けた作品です。
途中迷走してました……。
今までありがとうございました!
---
追記:2025/09/20
再編、あるいは続編を書くか迷ってます。
もし気になる方は、
コメント頂けるとするかもしれないです。
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