異世界転移野球布教活動

ニーニー・エルボー

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4話 野球の基本はキャッチボール

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工房裏の広いスペースに出て 軽くストレッ

チをしながらフォームを軽く教えて準備完

了!


初心者2人相手だからV字に分かれてキャッ

チボール開始!





ライト「ヨッシャ!行くぞ!」




穹窿「ヨッシャ来ーい!」





【シュッ!】



【パッァーン!!】





ライトが投げた球は俺の頭2つ分上の高さ、

勿論これくらい難なく捕球。


初心者だし反射神経がどれ程なのかわから

ないから優しく投げようと思い、 ライトを

見たらライトとレフトが固まっていた。





穹窿「おーい? おーい? 投げ返すぞ?」




ライト「なんだ・・・なんだ今の音!!? 体の芯

に響き渡る血肉が魂が踊り出す音色だ!!」




レフト「感動で震えが止まらん!! ここまで

美しい革の歌声を初めて聞いた!!」





2人はそこまで響いていない音を聞き、

感動で放心していたが突然覚醒して興奮その

ままに捕球音の感想を述べ始めた。


喜んで貰えて嬉しいけど、 本当の良い音を鳴

らしたらどうなるのかな?



2人の感動が落ち着いた所で再開。





【シュッ!】




ライト「うおっ!?」




【バシッ!】





構えた胸元に軽く投げたんだけど、 ライトは

慌ててファーストミットを出して捕球。




ライト「何だ今の!?」




レフト「どうした? アレくらいなんて事無い

だろ?」




ライト「いや速さじゃねぇ! なんて言うか・・・

捕ったらわかる!言葉じゃ説明出来ねぇ!」




レフト「そうか」




ライト「よっと!」





【シュッ!】



【バッシィーン!】





強めに投げられた球は腹前へのなかなかに

質の良い球。


今のは結構良い捕球音を奏でられたから

【2人の様子はどうかな?】と2人を見る

と2人共 恍惚とした表情で固まっていた。





レフト「俺に子どもは居ねぇが・・・ 子が生ま

れて産声を上げたらこんな感動するのだろ

う」




ライト「不快な思い出全てが洗い流されてい

く・・・浄化されていく・・・」





キャッチボールのテンポが非常に悪いし、 

早く投げたいけど ここは2人を優先して

我慢!


球を捏ねながら2人が現実に戻って来るの

を待って、 今度はレフトに軽く投げる。





【シュッ!】




レフト「ふぉいっ!!?」




【バスッ!】





使ってるのがキャッチャーミットって事と

捕球出来なかった事以外は、 まったく同じ

反応。





ライト「な?な?わかるだろ?な?」




レフト「マジだ・・・ 正面に立つとよくわかる」




穹窿「ど、 どうした?」





スピードも程良く、 捕りやすい胸元に投げら

れているのに驚かれる。


このまま続けると怪我をさせかねないから一

時中断。





ライト「わからねぇ・・・、 捕りやすい速度で胸

元に投げてくれてるんだが・・・」




レフト「何と言えば良いのか・・・」




穹窿「球が怖いとか無いよな?」




ライト・レフト「無い」




穹窿「うーん・・・? 何でだ?」




ライト「キャッチボールしてる時に言われた

事ねぇか?」




穹窿「無いよ」  




うーん・・・どうしよう?

少なくとも反応は出来てるし、 隣から見てる

限りでは何て事ない速さって言ってるんだよ

な。


おっ!そうだ!





穹窿「投げ方を色々やってみようか」




ライト「色々?」




穹窿「うん、 今やっていたのは投手と外野手

でやる楽な腕の使い方。

今からやるのが三塁手・遊撃手・一塁手の時

の腕の使い方。

それもダメだったら二塁手の腕の使い方で、

最後は捕手の腕の使い方をやる」




ライト「テメェさん全部出来るのか!


・・・それとも野球やってる奴では普通か?」




穹窿「普通じゃないぞ、 普通は多くても3つく

らい。

俺みたいな全守備位置熟せるのは極めて稀」




ライト「へぇー、 変わり者なのか」





ヨーシ!楽しいキャッチボール目指してレッ

ツトライ!


と意気込んだんだけど、 投手投げを辞めた途

端に問題無くキャッチボールが可能になっ

た。



もしかして俺の裊なフォームと培われたディ

セプション技術により、 視覚情報とのタイミ

ングのズレが生まれていたのが原因?



これならフォームを変えたらキャッチボール

が成り立つ様になったのに納得が行く。



と、 考え事をしながらキャッチボールをして

いたらライトに

【原因探るのなんざ後にして今はキャッチボ

ール楽しもうぜ!】

と尤もな事を言われたので 純粋にキャッチボ

ールを楽しむ事にする。


・・・



あれから2人が慣れて来たのを見計らって

V字キャッチボールからトライアングルキ

ャッチボールにして、

それから色んなグラブ・ミットを使ってキャ

ッチボールを楽しんだ。



やっぱり野球って楽しいー!!





ライト「キャッチボール楽しいな! これが基

礎練習だってのが信じられねぇ!」




レフト「簡単な遊びとしても十分楽しめる」




穹窿「野球を楽しんでくれて嬉しいよ。

時間と広い平地があると打撃とか出来るんだ

けどな」




ライト「広い土地はあるが、 其奴はもう少し待

ってくれ」




穹窿「あるの!?」




ライト「あぁ」




穹窿「オーヨッシャー! 楽しみにしてる!」





そんなに広いなら本格的な野球が出来る!


何をしよう? 打撃?守備? 投球?あーワク

ワクが止まらない!

1日も早くその日が来ますように!!






ライト「っと、 そろそろ行かねぇと売り時を逃

しちまう」




穹窿「じゃあ道具置いてから戻ってくるよ」




・・・



湖に到着して準備完了! さて今日も釣るぞ!





【シュッ!】




【チャポン】





連続釣り記録更新の お祝いに何か特別な奴が

釣れないかな? なーんてな!


キャッチボールの余韻で浮かれ気味だけど 

周囲への警戒は怠っていないぞ?

ここは自然界で先手を奪われたら一溜まりも

ないからな。




【グンッ!!!】




穹窿「ム''メェッ!!?」





釣り人生で感じた事の無い 引きの強さに

驚いて変な声が出た!


ナニコレ!?重ッ!!


昨日ライトに

【もう少し遠くに投げたいから糸を長くし

てくれない?】

って頼んでおいたのが功を奏して、 釣り糸に

余裕があるから切られずに済んでるけどコレ

を釣り上げるのか!?



えぇい!やってやる!これも衣食住を提供し

てくれている2人の為だ!!



力任せに引っ張ると糸が切られてしまうから

ここはセオリー通りの相手を休ませず消耗さ

せる作戦で行く!



相手が引いてる間は敢えて引かず 相手が休み

始めたら引く、 を繰り返している内に魚影が

近づいて来た!



・・・ん? 魚影・・・? って!此奴は!





穹窿「亀!!? デッカイ亀かよ!!」





魚じゃないのかよ!?何か特別な・・・奴って

言ったからか!俺が魚って指定しなかった

から記念品は亀になったのか!





ライト「マジかよw!! 捕まえるんじゃなく

て釣るとかマジかよw!!」





俺の騒ぎを聞きつけてライトが飛んで来てく

れた。

そして片手で掴んで持ち上げて確保し、 俺vs

亀の勝負は俺の勝ちで幕引き。





穹窿「助かったよ、 ありがとう」





厚みのある50㎝以上の噛みつき亀を彷彿と

させる亀を片手で掴んで持ち上げるなんて 

凄い腕力だ。


レフトもだけど腕が丸太のように太い。

力を入れると血管が浮き上がり厚みを増

し、 実際にはあり得ないんだけど存在感

から1.5倍は厚みを増した様に見える。


俺も鍛えてるからカットが入ってるし腕の厚

みも結構あるのに、 2人と比較すると腕が細

く見えるって何㎝あるんだろう?


今度メジャーで測らして貰おう。





ライト「おぅw! 面白ぇモンを見せてくれて

ありがとよ」




穹窿「どう致しまして。 これは売れる?」




ライト「売れるが兄貴の好物だから持って帰

る」




穹窿「了解、 亀は任せて良い?」




ライト「おぅ!」





大きな亀はライトが持って行って、 釣り

再開。




【シュッ!】



【チャポン】





亀が釣れた事もだけど、 この耐久性を重視

していないお手軽釣り竿で大きな亀を釣り

上げられるなんて吃驚。


素材はなんだろう?かなり撓っても元の真

っ直ぐな状態に戻るし、 竹とかかな?



周囲に警戒しつつ、 のんびりと釣りを楽しん

でいると



【グンッ!!!】



先程と同等かそれ以上の当たりが来た。





穹窿「ぬぐぉっ!! 重てぇー!」





引いてみたけど、 今回も引っ張ろうものなら

糸が切れて逃がしてしまう感じがしたので長

期戦に持ち込む。


この釣り竿から伝わってくる地面にへばり付

いて引き摺られる感覚は先程の亀と酷似して 

いるので

【亀なんだろうなぁ、 亀ってどんな味がする

んだ?】

と思いながら体力を消耗させて弱らしてか

ら、 糸を切られないように細心のを払いつ

つ浅瀬まで引っ張ってくると獲物の正体が

判明。





穹窿「亀は亀でもスッポンか!」





釣れたのは70㎝半ばは確実にある立派な

スッポン。

こんなのに指を噛まれたら一撃で持っていか

れるだろうな・・・。





ライト「此奴はまた高値で売れるモンを釣り

上げてくれたな!」




穹窿「スッポンはこっちでも高級食材なんだ」




ライト「おぅよ!美容効果と滋養強壮効果抜

群って大人気だ」




穹窿「世界は変わっても同じ扱いって面白

い!

前居た世界ではスッポンの生き血を飲んだ

りするけど こっちではどう?」




ライト「気色悪ぃ!! テメェさんの世界の

奴等は何やってんだ!!?」





カッと目を見開き、 信じられない物を見たか

の様な驚愕の表情をするライトに噴き出しそ

うになったw

素晴らしいリアクションをありがとう。





穹窿「こっちではしないのか」




ライト「しねぇよ・・・。 どうやって飲んでるん

だ?」




穹窿「そのままだと生臭いから酒とかトマト

の絞り汁で割るみたい」




ライト「味の想像もつかねぇ。 腹とか壊さね

ぇのか?」




穹窿「菌にやられて腹壊す事もあるって見た」




ライト「おいおい・・・、 そこまでして美容と

滋養強壮効果欲しいのかよ?」




穹窿「欲しい人は欲しいんだろ」





ライトは魔法でスッポンを宙に浮かせて自

分の竿の元へ。

俺は一息入れてから釣りを再開。


またしても40㎝程の亀を釣り上げ、 ライト

が回収。


それから1時間後、 この日8匹目の魚を釣り

上げた所で俺の釣り竿が裂けてしまった・・・。


見るからにキャパオーバー続きだったの良く

耐えてくれたよ、 釣り竿に感謝。



釣果も頃合いも良いので本日の釣りはここま

で。



今日も滅茶苦茶釣れて大満足! この湖は隠れ

爆釣りスポットなのかな?



いつもの様にライトは俺を家の傍まで送って

から市場へ。

いつもと違うのは今日はスッポンを見ながら

ニヤニヤしていた事くらい。



俺は魚は捌けるけど亀の捌き方は知らない。

だからレフトに助けを求めるとレフトは二言

返事で俺を置いていく程に早足で台所へ。

俺も急いで追い掛け台所へ着くとレフトは既

に準備万端。

【役割分担だ、らんは魚】と指示をくれたの

で調理開始!



・・・・・・


現在夕食中。





ライト「8800ヘリだったぜ。 あの大きさの生

け捕りなら1匹12000ヘリ、 バラ売りならも

う少しいけたかもしれねぇな」




穹窿「生け捕りなら罠が良さそう」




ライト「釣竿以外での漁をして良いのは海だ

けって決まりだ」




穹窿「法に触れてしまうのか。 海は?」




ライト「海で素人が使って良いのは釣り竿と

銛と槍の3つ。

漁師はその3つの他に網と罠を使って良い」




穹窿「勉強になる」




レフト「普段ならバラ売りにしてるのに何で

今日はしなかった?」




ライト「運んでる最中に【ヨハンナ】に会っ

てよ、 買いてぇってんで礼としてそのまま

売った」




レフト「3人目の予定か?」




ライト「だろうな、 張り切ってたぜ」




穹窿「女性?」




ライト「おぅ、 話のわかる猫人族だ」




穹窿「じゃあ多種族居るんだ! へぇー!

魔力の次に異世界なんだって実感湧くなぁ」




ライト「・・・真面目な話よ?他種族ってどう思

うよ?」




穹窿「ファンタジー以外?」




ライト「ふぁ?意味は?」




穹窿「空想とか夢物語とか」




ライト「そっかそっか。 

俺が聞きてぇのはそう言うのじゃねぇ、 嫌悪

感とか差別感情はねぇか?って話」




穹窿「何もされてないのに嫌いになる理由が

わからない。 

ただ1つ気になるのは・・・」




ライト「おぅ言ってみろ」




穹窿「一緒に野球したらどんな動きするのか

って事。 

種族で判断するのは良くないけどやっぱり期

待しちゃう」




ライト「・・・野球バカめ。

身体能力に優れてる奴が多いのは間違って

無ぇ、 勿論例外も居るがな」




穹窿「褒め言葉だぜ!

猫人族って手どうなってる?

ぷっくら肉球だと球を掴めるかとか、 バッ

トを握れるかとか心配なんだけど?」




ライト「手足は人間族と変わらねぇよ」




穹窿「おっ!良いねぇ!」




ライト「なら良い。

 この世界の殆どで種族間差別ってクソみて

ぇな事が当たり前に行われ、 種族対立での

戦争ばっかしてっからよ。

テメェさんがそう言うのだったら改めさせ

るか無理なら追い出そうと思ったわけだ」




レフト「俺もライトも違うと思ってたけど、 

さっさと確認しとくかって思ってな」




穹窿「暗い歴史だな、 でも俺の居た世界も似

たようなモノだよ。

俺の居た世界は人間族だけで成り立つ社会

だけど、 肌の色だ宗教だ何だと戦争してたし 

今も戦争してる国が存る」




レフト「結局人間の根本的な所は同じか」




ライト「人間主義者にテメェさんの世界見せ

てやりてぇ。

彼奴ら【下界が人間族と天使族だけになれば

平和な世界が訪れる】が口癖だからよ」




穹窿「無い無い、 容姿、 性別、 家柄、 血筋、 宗

教、 富、 出身で優劣つけるに決まってる」




ライト「これでスッキリしたぜ!

ルーボスーベの常識と言語は時間見つけて

教えてやる。 

カモにされて借金塗れにされたくねぇだ

ろ?」




穹窿「よろしくお願いしゃす!」




ライト「任せろ、 ただ学があるわけじゃ無ぇ

から断片的になるぜ」




穹窿「大丈夫大丈夫。 

俺が知ってる自己防衛って絶対保証人には 

ならないって事だけだからさ。

そこに歴史と常識を付け加えて補強出来る

のは大きいよ」




レフト・ライト「・・・」




ライト「しっかりしてるのな」




穹窿「両親の教育の賜物だよ」





変な間があったけど、 もしかして保証人に

なってるとか?

出会って数日の人間が踏み込んで良い話で

はないから、 触れずに違う話題にするか。





穹窿「話変わるけど、 亀肉って旨いんだな!」




レフト「そうだろう、 そうだろう」





味は濃厚な牛の赤身肉の風味をした筋肉質

な鳥肉。

噛めば噛む程に ほんのりとした野生臭が出て

来るんだけど、 そんな事が気にならない強い

旨味が口中に広がり、  美味い肉を食べてるっ

て強く実感できる【肉の旨味が濃縮された爆

弾】。


臭いについてもう少し触れると、 葱を始めと

した臭み消し効果のある野菜達が良い仕事を

してくれているおかげで、

噛み締めた時には ほんのりとした野生臭が、 

飲み込む時にほんのりと水草の臭いがする

って程度に抑えられていた。


肉を食べない日は無い食生活 (ササミか鳥胸

肉)をしていたから、 数日ぶりの肉でテンショ

ンが上がっていた事を加味しても濃厚な旨い

肉って事に変わりはなく、


是非ともでは無く、 是が非でもまた食べた

い!


ってのが評価だ。





ライト「旨味が強いのもだが、 歯応えと食い

応えがあるのが最高」




穹窿「歩留まり良さそうには見えなかったん

だけど、 歩留まり良い方だよな」




レフト「大きい甲羅と厚い皮で勘違いされや

すいが、 しっかりと肉が詰まってる」




ライト「甲羅と厚い皮を動かす為には力が必

要、 つまりは肉が必要ってこったな」




穹窿「こうなると色んな亀肉の食べ比べとか

やりたくなってくる」




レフト「それは素晴らしい、 必ずやろう」




ライト「其奴は面白ぇ! やってやろうぜ!」





どんな味の亀と出会えるのか想像も付かず

探究心と好奇心が擽られてワクワクする♪




ライト「そうだそうだ、 忘れねぇ内に伝えと

くぜ。

後で話があるから、 起きて待っといてくれ」




穹窿「今出来ない話?」




ライト「腹割って話してぇからよ」




穹窿「真面目な話なんだな、 わかった」





いったい何の話だろ?

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