猫カフェは探偵事務所では有りません。〜女子高生店長の奮闘記! 〜もしかして、私が犯人なの?

猫寝 子猫

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裏方のお仕事は三日やったら辞められない。

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 予想内の様で予想外な事って有るよね?


 『この「ミス山代杯」ってミスコンの順位で「賭け」をしようとしていたの?』

 ソレなら華たちは間違い無く、上位入賞だよ。

 『他にも、今回の「最優秀賞」や「最高売り上げランキング」でも単勝や複勝、3連複とか当てるなど宛ら競馬みたいですね?』

 何でも噛んでも賭博のネタにする、確かに盛り上がりそうだけど?

 『ソレにしてもまさかこんなに代表者が来ないグループがいるなんてね?

 しかも、その背後に「ナンバ」と言うがいるみたいね。』

 山代学園に「ナンバ」と言う生徒や教師、関係者は存在していなかった?

 呆れる生徒会長の華。

 ココは生徒会室、学園祭参加団体への先行説明会終了後である。

 主だったメンバーがお茶を飲みながら緊急会議。

 『恐らくですけど、「ナンバ」というのも、「北代舞華さん」への当て付けだと思うんですの!
 許せませんワ‼︎』

 つまり「南場ナンバ」って事か?

 『雅殿、落ち着いて!
 華はどう思うのだ、やはり何者かが舞斗達に嫌がらせを?』


 あら、何気にいいコンビね、この二人華月と雅って。

 なんて事を考えている華と、

 『あながち間違いでは無いのでは?
 代表で名前を生徒は何らかで舞斗や舞華さんと意味で関わりが有りましたよ。』


 あくまでも、クールな眼鏡男子の界君、

 その通りで舞華に振られたとか舞斗にボコられたとか、特別珍しくは無いのだけど?

 そこに、

 『界くん!もっとスマイルだよ!
 ほら、コナンとカゲの写真見て!
 可愛いでしょ?

 ウチに帰ったら、界君のお膝の上でこの子たち寝ちゃうんだよ、きっと今日も!』

 界君、家では猫好きなのかしら?

 さすがヒナちゃん、いつの間に?


 『雅さん、「ナンバ」って人の事は?』

 『ひなたさん…って、お呼びしてかまわないかしら?』

 『ん?別にいいよ!なんなら「ヒナちゃん」でも良いよ!』

 『で、ではさん、残念だけど確実な事は、曖昧なの。

 皆さん、「たしかナンバが言い出したと思う」とおっしゃるの?
 その割には顔はハッキリ覚えて無い様で…。』


 忍びかっ⁈

 ウチのメイドでは有るまいし?


 『華、そもそも偽の学生など、学園の敷地内に易々と侵入出来るのか?』

 『普通なら無理ね。

 に卒業生でも、入館時に各門を潜れば、記録が残るし、塀を乗り越えば監視カメラに記録されるわ。

 その記録にその「ナンバ」さんは記録されて無かった。』

 そう、その辺ならも確認出来る…。

 『なら、猫達に聞いてみたら?
 特に虎丸くんなら知っているかもよ?』

 『ヒナ、いくら何でも「猫」に聴くなど、夢みたいな事を?

 華、すまない、我が従姉妹が戯れを… 』

 『…ソレ、アリかも?』

 『ナニ⁈』

 よく「猫の子一匹入れない!」なんて表現するけど、山代ウチは人間以外なら、割とウェルカムだから、小動物の出入りは記録はしても邪魔はしない。学園内の花壇や雑木林に狸やハクビシンがおウチを構えても構わないし、共存出来るなら新井さん…じゃなくてアライグマとも… 

 あ、でも外来種はさすがに難しいかな?


 では無くて!

 『な、何だ、華⁈
 また、摩訶不思議な事を言って華月だけノケモノにするつもりだな!』

 『そんな事しないから安心しなさい。

 私の可愛い妹たちなら、ネコとお話しくらい、お茶会前よ。

 最近ではココロ優しい科学の子猫が居るくらいだから!』

 『す、すいません会長、僕もソロソロ付いていけないのですが?』

 『仕方ないなぁ~界君!
 ワタクシ、ヒナちゃんが解説してあげよう!』

 『ヒナさん?』

 『この山代学園は古くから続いていた学校や施設を吸収して、今の広さになったの。
 
 もしかして、私たちが知らない抜け道があったりするかも、例えば戦時中の防空壕跡とか、城が攻め落ちた時に幼い若様を逃す隠し通路とか?』

 ん、お城?

 ソレは無いよ、さすがにね?

 …多分?

 『そこまで行くと江戸川乱歩だけど、そんな感じの「抜け道」が有るかも?』

 戦前の施設跡なら、確かに有るしね?

 『ソコから「ナンバさん」が出入りしてるって事だよね、普段から私たちが気が付かないルートで学園に虎丸くんたちなら!』


 『あの化け猫は今、何処だ!』

 『華月、化け猫は酷いわ、ウチの「福ちゃん」の親友なんだから!』


 『皆さん、どこまで本気なのかしら?
 がおかしいのかしら?』









 『で、「だっしゅん」のマスターって誰だよ?』

 場所は変わって、鶴亀公園。

 メイダッシュなるメカニャンコに質問する舞斗。

 どうせオヤジ殿なんだろ?

 『マスターの許可を得てからでないとお答え出来ません。』

 『ネーミングセンスに知り合い感がパナいんだが?』

 多分、ダッシュワンとかツゥー、スリーとか量産されているんだろうなぁ~?

 
 『どうなさいますか、舞斗さま?』

 『ん? そリはチみ、接触を試みますよ。

 お~い、灯火姐~、子猫抱っこさせてくれ~!』

 『あのバカ坊主はナニも考えてニャイにゃ!』

 『そうなのですか?』






 『そ~とっ抱けよ、舞斗?
 お腹いっぱいで寝ちまったみたいだから。』

 物凄く心配している灯火姐を見据えて、

 『大丈夫だよ、灯火姐より慣れてるから。』

 余裕で子猫を抱いている俺。

 一見、普通くらい普通の子猫だ。

 コレが地球外生物だとか、飛んだ緑色鎮魂歌だよ?


 『…で、灯火姐はのママになるのか?』

 『…へ?


 な、なにを言う、舞斗!

 そそそそんな訳ないだろ⁈』

 らしくない、

 オッパイ吸われて母性に目覚めたかと思ったら、凄い慌て様だぞ?


 『いいよ灯火さん、森猫で保護するから。』

 『だ、ダメ!』

 朝子サンの提案に速攻で拒否する灯火姐?

 再び子猫を自らの胸に抱きしめて、

 『この子猫は私が育てるから!』

 何か様子がチグハグだ?

 灯火姐らしくない様で、灯火姐らしい。

 弱いモノを放って置けない人だから。

 ソレとも魅了のスキルでも持っているのか、この子猫ちゃんは?


 『と、灯火姐、こんな所だと何だからウチ北代家に行こうか?』

 『…そうだ!ソレが良い!』

 『虎丸も行くぞ!
 朝子サン、あとは任せて下さい。』

 『…   は!
 えぇ、舞斗くんよろしくね?』

 朝子さんも、灯火姐の様子が変な事に気づいた様?


 虎丸が子猫と親父殿を合わせたくないのも、所為なのかもしれない?

 そういえば?


 『、君のマスターって誰さ?』


 まさか、この子猫か?


 『「まだ言わないでね」と言われています。』

 『俺が知ってる人?』

 『「お兄ちゃんには言わないでね。」と言われてます。』

 大分絞れた…って、オレの事、「」って呼ぶのはアイツしかいないよな?


 『ダッシュン以外にも、あと四台がマスターにされています。
 必要なら後ほどご紹介します。』

 『五つのニャンコか?
 翔太さん、ノリノリだな?』

 『恐縮です。』





 


 舞台は再び学園に戻る…


 ガラガララー!

 「ホールドアップ!
 生徒会公認特別風紀委員会だァー!」

 ノリノリの足立ちゃんと、

 「オホホホっ!
 学園祭準備と称して、不道徳な行いをしていると投書が有りましたわ!

 神妙に縛につきなさい!」

 ノリまくりの雅チャン!

 「ハァ~イ、手を上げて下さ~いっ!
 机の上のモノはそのままね!」

 何気に手慣れているのは、ひなたチャン。

 「うわっ!何だ、お前たちは!」

 ビビって、オドオドする各問題参加者に、竹刀を向ける剣客女子の華月?

 「私の名は引導代わりだっ!

 迷わず停学処分を受けるが良い!」

 何故、チョーさん?
 
 ってか、そこ停学までしないよ?


 どうやら、虱潰しに怪しいトコロはていく事にしたぞ?


 こういつ時、絶対居そうな舞斗がいないのが逆になってる?

 舞斗いたら、死人が出るかも?


 「皆さん、ご苦労様でした。

 会長、色々物証集まってますよ。」
 

 「界君副会長会長こんな事許可したかしら?」

 「いえ、副会長権限で僕が提案してたちにやらせてます。」

 「死人だけは出さないでね?」


 学園祭前にこれ以上事件はごめんだわ。

 とにかく、陰で暗躍する「ナンバ」の動きを抑えて込まないと!





 その頃の古本屋さんは?



 『…暇だなぁ~、ちぃちゃん、店閉めて森猫でまったりする?』

 『師匠、まだ早い…宅配便の最終は9時頃まで?』


 遠方から、買取査定希望の本が届く予定なのだ。


 『ヒマだから、寝てしまいそうだ。
 スピカにコーヒーの出前を頼むか?
 ちぃちゃんもいる?』

 『お願いします!

 …ミルク増量で、砂糖はいりませんから。』


 学園の騒ぎとは、随分と無縁な様だけど?

 程なく嵐がやって来る事を未だ知らない二人であった。





 

 

 そして、もう一人嵐に巻き込まれる人がいた。


 『…えっと、バリ、「アニサキスに負けない鋼の胃腸を持つ幼女…」っと、バリ、
 うーむ、コレだと灯火の事にしか思えないよね~。バリバリ』

 自室兼仕事場で、お煎餅を食べながら次の新作小説の構想中の「北代 綾乃」先生。

 舞斗たちの叔母である。


 北代さんちの綾乃さんは、北代家のに住んでいる。

 そしてその離れの一室には灯火が住み着いている、暫定的だけど…。


 『そうだ、「そんな鋼鉄の幼女も、お腹が空いたと鳴く子猫には敵わなかった。」ってのは、どうだろう?

 あの子、ルルちゃんがいなくなってから暫く荒れてたからなぁ~?

 てか、そろそろ帰ってくる頃合いかな?』


 まるで、わんぱく坊主の帰りを待つ母親か、ちょいちょい外に遊びに行ってしまう飼い猫を心配する飼い主の様…

 
 
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