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01.
僕の日常
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ピピピピ
「……んぅ……。」
朝の6時丁度。無機質なアラームの音に叩き起される。
気だるさが残るからだにムチを打ちノソノソとベットから起きる。床から伝わる冷たさに身を震わせながら僕はいつもの支度をしにキッチンへと降りた。
カチッ
チッチッチッと何度かなった後にようやくコンロに火がついた。熱が伝わりやすいという理由で僕は未だにこの人世代前のガスコンロを愛用している。
棚からフライパンを取り冷蔵庫から卵、ウィンナー、ベーコンを取り出す。2人前とりだす。
朝から肉が多いって?やかましい。僕は食べ盛りだ。
DKの手料理なんてこんなものでいいのである。そう僕は言い聞かせて火が通ったのを確認して2枚用意したお皿それぞれに盛りつける。
1枚にはラップをした。あとで食べる人がいるかもしれないからだ。
そんなことを考え僕は朝食を済ませ学校に行く支度をすませる。玄関に行く前にラップをした朝ごはんを持ち2階の1番奥の部屋の前に行く。
コンコン
ノックの音のみ響く。
「母さん。朝ごはん作ったよ。今日は目玉焼きとウィンナーとベーコンだよ。手抜きかな。でもお腹に入れば問題ないよね。置いておくからちゃんと食べてね。行ってきます。」
答えさせる隙もなく一気に話終える。どうせ今日も答えてはくれないだろう。
いつもの事すぎて慣れてしまった。
もはや後ろ髪すら引かれない。
そんななんとも言えぬ気持ちを抱えたまま僕は家を後にし今日も集団生活の中に溶け込むべく学校へと向かった。
ーーーーーー
ガヤガヤガヤ
朝なのに賑やかなところだ。学校というのは。
ポケッとしながら自前の本のページのシワを伸ばしていると不意に肩に鈍く痛みが走った。
「おはよーさん!歩輝(あき)!」
「ってぇ……朝から元気だな大河」
手をヒラヒラさせながらヘラヘラとしているこいつは大河(たいが)。僕の前の席だからという理由だけで友達になってきたヘンテコだ。
「お前は今日もペラッペラな体してんな!もっと食え!ほれ!俺がかーちゃんから作ってもらったおにぎりやるよ!」
「…………。いらない。」
「あー?歩輝潔癖だっけ?」
「いや。今日は朝食ってきたんだ。だからおなかいっぱいなんだよ。」
「お腹いっぱいとか...。言い方可愛いな笑」
「だまれ」
なんとも生産性ない会話を続けているが実はこの時間が好きだったりもする。何も考えずにただ口から出てきた言葉だけで会話ができる。これ以上に楽なことは無い。
眠い時間難しい時間楽な時間。
あっという間のような長かったような一日が終わり僕は帰宅の準備をする。
部活?僕?
はは。僕が部活なんかやるわけないだろ。僕は忙しいんだ。
足早に大河に別れをつげ自宅へ直帰する。
あっという間の1日だったが実はいいこともあったんだ。
僕は絵を描くのが好きだ。だからちょっと有名な絵の大学に進もうと色々試行錯誤している。高校三年生なんだ。あたりまえだ。大学の模擬判定が来た。
A
上々だ。このまま維持すれば大学にはちゃんと入れるだろう。
シワがつかないようにファイルに入れて大事にリュックにしまってある。
いい話題だ。今日は見てくれるよね。
少し浮き足立って我が家に帰る。
「ただいまー!」
おっと。少し元気がすぎたか?
ーーーー
まぁ誰も返事なんてしないんだけどね。
「母さん。帰ってきたよ。部屋入るね。」
冷たいノブに手を乗せドアを開ける。
母さんはいつも窓の外見てるんだ。だからいつも話しかけても答えてくれない。今日もそうだろう。
「母さん。ただ…………いま……」
ドアを開けていつもの通りに話しかけた。
母さんと目があった。
あれ?母さん。何年ぶりなの?目が合ったの。僕を見てくれてるんだね!
「母さん!ただいま!今日は元気そうだね!」
母さんの元までかけよる。
「あ、そうだ!今日模擬試験の結果が出たんだよちょっと待ってね!」
どこだどこだどこだ。しわにならないように。ちゃんと……。あった!!
「母さん!み……て……」
母さんはまた窓の外を見ている。なんだ気まぐれか。
「母さん……。ぼく………………。なんでもない!今日は元気そうでよかったよ!またご飯作ったら来るから……」
結果用紙を握りしめ飛び出すような形で部屋を出る。
なんだよ。すぐそっぽ向いて。
まぁいいかこれにも慣れていけばいい。
目頭が熱いのはきっと気のせいだ。鼻もちょっと痛いけど出てくる時にぶつけたんだ。きっとそうだ。
足早にキッチンに向かう。
さて今日は何を作ろうか。冷蔵庫の中をチェックしてスマホでレシピを調べて僕はまた家事を始めた。これが僕の長い夜の始まりだ。
「……んぅ……。」
朝の6時丁度。無機質なアラームの音に叩き起される。
気だるさが残るからだにムチを打ちノソノソとベットから起きる。床から伝わる冷たさに身を震わせながら僕はいつもの支度をしにキッチンへと降りた。
カチッ
チッチッチッと何度かなった後にようやくコンロに火がついた。熱が伝わりやすいという理由で僕は未だにこの人世代前のガスコンロを愛用している。
棚からフライパンを取り冷蔵庫から卵、ウィンナー、ベーコンを取り出す。2人前とりだす。
朝から肉が多いって?やかましい。僕は食べ盛りだ。
DKの手料理なんてこんなものでいいのである。そう僕は言い聞かせて火が通ったのを確認して2枚用意したお皿それぞれに盛りつける。
1枚にはラップをした。あとで食べる人がいるかもしれないからだ。
そんなことを考え僕は朝食を済ませ学校に行く支度をすませる。玄関に行く前にラップをした朝ごはんを持ち2階の1番奥の部屋の前に行く。
コンコン
ノックの音のみ響く。
「母さん。朝ごはん作ったよ。今日は目玉焼きとウィンナーとベーコンだよ。手抜きかな。でもお腹に入れば問題ないよね。置いておくからちゃんと食べてね。行ってきます。」
答えさせる隙もなく一気に話終える。どうせ今日も答えてはくれないだろう。
いつもの事すぎて慣れてしまった。
もはや後ろ髪すら引かれない。
そんななんとも言えぬ気持ちを抱えたまま僕は家を後にし今日も集団生活の中に溶け込むべく学校へと向かった。
ーーーーーー
ガヤガヤガヤ
朝なのに賑やかなところだ。学校というのは。
ポケッとしながら自前の本のページのシワを伸ばしていると不意に肩に鈍く痛みが走った。
「おはよーさん!歩輝(あき)!」
「ってぇ……朝から元気だな大河」
手をヒラヒラさせながらヘラヘラとしているこいつは大河(たいが)。僕の前の席だからという理由だけで友達になってきたヘンテコだ。
「お前は今日もペラッペラな体してんな!もっと食え!ほれ!俺がかーちゃんから作ってもらったおにぎりやるよ!」
「…………。いらない。」
「あー?歩輝潔癖だっけ?」
「いや。今日は朝食ってきたんだ。だからおなかいっぱいなんだよ。」
「お腹いっぱいとか...。言い方可愛いな笑」
「だまれ」
なんとも生産性ない会話を続けているが実はこの時間が好きだったりもする。何も考えずにただ口から出てきた言葉だけで会話ができる。これ以上に楽なことは無い。
眠い時間難しい時間楽な時間。
あっという間のような長かったような一日が終わり僕は帰宅の準備をする。
部活?僕?
はは。僕が部活なんかやるわけないだろ。僕は忙しいんだ。
足早に大河に別れをつげ自宅へ直帰する。
あっという間の1日だったが実はいいこともあったんだ。
僕は絵を描くのが好きだ。だからちょっと有名な絵の大学に進もうと色々試行錯誤している。高校三年生なんだ。あたりまえだ。大学の模擬判定が来た。
A
上々だ。このまま維持すれば大学にはちゃんと入れるだろう。
シワがつかないようにファイルに入れて大事にリュックにしまってある。
いい話題だ。今日は見てくれるよね。
少し浮き足立って我が家に帰る。
「ただいまー!」
おっと。少し元気がすぎたか?
ーーーー
まぁ誰も返事なんてしないんだけどね。
「母さん。帰ってきたよ。部屋入るね。」
冷たいノブに手を乗せドアを開ける。
母さんはいつも窓の外見てるんだ。だからいつも話しかけても答えてくれない。今日もそうだろう。
「母さん。ただ…………いま……」
ドアを開けていつもの通りに話しかけた。
母さんと目があった。
あれ?母さん。何年ぶりなの?目が合ったの。僕を見てくれてるんだね!
「母さん!ただいま!今日は元気そうだね!」
母さんの元までかけよる。
「あ、そうだ!今日模擬試験の結果が出たんだよちょっと待ってね!」
どこだどこだどこだ。しわにならないように。ちゃんと……。あった!!
「母さん!み……て……」
母さんはまた窓の外を見ている。なんだ気まぐれか。
「母さん……。ぼく………………。なんでもない!今日は元気そうでよかったよ!またご飯作ったら来るから……」
結果用紙を握りしめ飛び出すような形で部屋を出る。
なんだよ。すぐそっぽ向いて。
まぁいいかこれにも慣れていけばいい。
目頭が熱いのはきっと気のせいだ。鼻もちょっと痛いけど出てくる時にぶつけたんだ。きっとそうだ。
足早にキッチンに向かう。
さて今日は何を作ろうか。冷蔵庫の中をチェックしてスマホでレシピを調べて僕はまた家事を始めた。これが僕の長い夜の始まりだ。
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