【人妻編】AIに官能小説もどきを書かせてみた

通りすがりの

文字の大きさ
10 / 10

【10話】翌日の背徳:淫らな下着の誘惑

しおりを挟む
翌日の朝。夫は、いつも通り早朝に出社していった。
カチャリと玄関の鍵が閉まる音を聞き届け、有希乃は大きく息を吐き出す。
信二とのチャットの余韻が、昨夜からずっと身体にまとわりついている。
家事を手早く済ませ、まるで何かに引き寄せられるかのように、
彼女の足は自然と寝室のクローゼットへと向かっていた。

引き出しの一番奥。普段使いの下着の下に隠された、秘密の領域。
有希乃は、そこから数点の下着を取り出し、ベッドの上に丁寧に並べた。
昨日、信二に告白した「淫らな下着」。
黒いシースルーのTバック。ニップル部分だけがわずかに隠れる、
ワイヤーなしのブラ。肌に吸い付くようなヌードカラーのショーツに、
股間を飾る小さなリボン。改めてそれらの下着に目を落とすと、
信二の言葉が蘇る。
確かに、これらは「淫らな下着」という表現がぴったりだ。

「私、今、何してるんだろう……?」

有希乃は、自分の行動が信じられなかった。
まるで何かに憑りつかれたかのように、彼女は無意識のうちに
身につけていた服を脱ぎ始めていた。まずは、ゆったりとした
Tシャツの裾を掴み、ゆっくりと頭上へと引き上げる。
肌を滑る布の感触。次に、ウエストのゴムを掴み、
履いていたルームウェアのショートパンツを、ゆっくりと、
しかし容赦なく下へとずり下ろしていく。
太ももを滑り落ちる布地。やがて、有希乃の身体は、
完全に無防備な状態、つまり全裸になった。

そして、彼女の視線は、ベッドに広げられた淫らな下着へと落ちた。
今まで一度も袖を通したことのない下着。
それを、今、身につけようとしている自分がいる。
その事実に、有希乃の心臓は激しく高鳴った。

震える指で、まずは黒いシースルーのTバックを手に取る。
小さな布切れが、有希乃の女性器をかすめるように、
ゆっくりと身体を覆っていく。肌に吸い付くシースルーの感触。
次に、ニップル部分だけを覆うブラを身につける。
柔らかい生地が胸の形をそのまま露わにし、その先に、まるで肌に
吸い付くかのように乳首が透けて見えた。
有希乃は、思わず部屋の姿見に目をやった。鏡の中に映る自分は、
まさしく淫らな下着を身につけた、別人のようだった。
今まで見てきた自分の姿とはかけ離れた、大胆で、
そしてどこか自信に満ちた「女」の姿。その姿に、
有希乃は、背徳的な美しさを感じた。

その時、突然、インターホンが鳴り響いた。

「ピンポーン」

有希乃は、はっと我に返った。身体が飛び跳ねるほどの衝撃。
こんな姿で、誰が来たのだろう?焦って、ベッドに広げられた服を、
無意識のうちに手に取り、淫らな下着の上から素早く身につけた。
我ながら、素早い着替えだった。

「はい、どちら様ですか?」

インターホン越しに、有希乃はやや震える声で尋ねた。

「宅配便です。お荷物のお届けに参りました」

宅配業者の男性の声だ。有希乃は、いつものように玄関のドアを開け、
荷物を受け取り、機械的にサインをする。
宅配業者の男性は、いつも通りの事務的な表情で有希乃に一礼すると、
去っていった。
ガチャリと玄関の鍵を閉めるまで、有希乃は自分が淫らな下着を
身につけていることなど、すっかり頭から抜け落ちていた。

鍵を閉め終え、ふと、自分の身体に違和感を覚える。
服の下に、あの淫らな下着が、ぴったりと張り付いている。
その事実に、有希乃は全身の血が引いていくような感覚に襲われた。
羞恥心に、その場に腰がくだけ、へたり込んでしまう。
今、自分はあの下着を身につけて、宅配業者と対面していたのだ。
たとえ服を着ていたとしても、この下着を身につけていたという事実が、
有希乃の羞恥心をこれ以上ないほど刺激した。
「セクシーな下着」でもなく、「淫らな下着」でもなく、
彼に「エロい下着」と直接的に言われたような、生々しい感覚。
その言葉が、有希乃の脳裏に焼き付き、全身を熱くさせた。

自分自身を、有希乃は激しく責めた。なんてはしたないことを。
誰にも見られていないはずなのに、まるで自分の全てを
晒されたかのような、抗いようのない羞恥。
その一方で、彼女の心の奥底に眠る淫靡な部分が、その羞恥心を
快感へと変え、脳内で淫らな妄想を急速に展開し始めた。

妄想の中では、宅配業者の男性は、玄関を振り返り、
有希乃の頭からつま先の方へ、まるで獲物を品定めするかのように、
ねっとりと、いやらしく視線を這わせている。
彼の目は、有希乃のパジャマの隙間から、その下に隠された淫らな下着を、
そして有希乃の肌を、じっと見つめている。
彼の口角が、ゆっくりと吊り上がり、嫌らしい笑みを浮かべる。

「奥さん、普段からそんなエロい下着着けてるんですか?」

その言葉が、耳元で囁かれたかのように響く。
有希乃は、思わず後ずさるが、宅配業者はニヤニヤとしながら、
一歩、また一歩と近づいてくる。彼の視線は、有希乃の身体を、
まるで服の上からでも見透かすかのように、ゆっくりと舐め回す。
腰から、太ももへ。そして、股間へと、彼の視線が下りていく。
有希乃は、身体が震えるのを止められない。
怖い。
しかし、その恐怖の裏側で、自分自身がこの状況を、もしかして
望んでいるのではないかという、背徳的な快感が膨らんでいく。

「もっと見て。もっと私を辱めて」。

そんな声が、心の奥底から聞こえてくる。

いつの間にか、自分は2階の寝室にいる。なぜ?そんなことを考えていると、
有希乃の耳に、宅配業者の低く、しかしねっとりとした声が響いた。

「そんなに欲求不満なら、俺が満たしてあげますよ……。」

有希乃は、彼の言葉に抗うことができない。
まるで、彼の視線に絡め取られたかのように、身体が動かない。
そして、気がつくと、有希乃は、ベッドに横たわっていた。
もちろん、宅配業者は妄想だ。
だが、有希乃の下半身は、ぐっしょりと湿っていた。
しおりを挟む
感想 0

この作品の感想を投稿する

あなたにおすすめの小説

夫婦交換

山田森湖
恋愛
好奇心から始まった一週間の“夫婦交換”。そこで出会った新鮮なときめき

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

ちょっと大人な体験談はこちらです

神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない ちょっと大人な体験談です。 日常に突然訪れる刺激的な体験。 少し非日常を覗いてみませんか? あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ? ※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに  Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。 ※不定期更新です。 ※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。

あるフィギュアスケーターの性事情

蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。 しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。 何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。 この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。 そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。 この物語はフィクションです。 実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。

イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?

すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。 翔馬「俺、チャーハン。」 宏斗「俺もー。」 航平「俺、から揚げつけてー。」 優弥「俺はスープ付き。」 みんなガタイがよく、男前。 ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」 慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。 終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。 ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」 保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。 私は子供と一緒に・・・暮らしてる。 ーーーーーーーーーーーーーーーー 翔馬「おいおい嘘だろ?」 宏斗「子供・・・いたんだ・・。」 航平「いくつん時の子だよ・・・・。」 優弥「マジか・・・。」 消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。 太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。 「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」 「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」 ※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。 ※感想やコメントは受け付けることができません。 メンタルが薄氷なもので・・・すみません。 言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。 楽しんでいただけたら嬉しく思います。

危険な残業

詩織
恋愛
いつも残業の多い奈津美。そこにある人が現れいつもの残業でなくなる

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

上司、快楽に沈むまで

赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。 冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。 だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。 入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。 真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。 ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、 篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」 疲労で僅かに緩んだ榊の表情。 その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。 「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」 指先が榊のネクタイを掴む。 引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。 拒むことも、許すこともできないまま、 彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。 言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。 だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。 そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。 「俺、前から思ってたんです。  あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」 支配する側だったはずの男が、 支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。 上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。 秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。 快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。 ――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。

処理中です...