悪役令嬢の次は、召喚獣だなんて聞いていません!

月代 雪花菜

文字の大きさ
46 / 558
第二章 外堀はこうして埋められる

2-15 魔術師さんと後輩くん

しおりを挟む
   
 
 お弁当もできたことですし、そろそろ外出時間ですね。
 イーダ様に外出時には白い肌を保つよう、日焼け止めを塗りなさいと念を押されましたが、リュート様もそちらのほうが良いのでしょうか。

「リュート様」
「んー?」

 今まで軽装だったリュート様は、白い上着を羽織り、ベルトをギュッと締めていました。
 ぐっ……目眩を感じるほど格好良いですっ!
 しかし、本当に凄いですよね。
 膨張色である白を、全く感じさせない引き締まった体は!
 私の動悸を乱してしまうほど魅力的で、何て罪作りな方なのでしょう。
 しかも、その白い上着……白ベースに黒い部分も少しあって、オシャレですね。
 リュート様ってそういうセンス良すぎませんか?

 いえ、今はそれどころではありませんでした。

「白い肌はお好きですか?」

 ゴトンと重い音をさせて、剣を取り落としてしまったようです。
 だ、大丈夫ですか?
 足の上に落ちたら大事ですよ!?
 心配して見ていたら、ヒョイッと剣を拾い上げて腰に装着したリュート様は、錆びついたロボットの首を思わせるような動きで、私の方を硬い表情で見つめた。
 どうかしましたか?
 キョトンとして見つめていると、口元をわずかに引きつらせたあと、戸惑いつつも答えてくださいました。

「え、えっと……まあ……好き……かな?」
「では、念入りにしないといけませんね」

 ふむふむと頷いて、私は手にある日焼け止めクリームの入ったボトルから、クリームをたっぷりと取り出す。
 肌につけてみると、水のようにスーッと馴染んでいく感覚にビックリですね。
 うわ、軽いですねぇ……肌ももっちりしていい感じですし、花のような良い香りもします。
 さすがは、イーダ様オススメの品!

「今までは外に出る機会があまりなかったから肌が白かったのですが、これからはちゃんとお手入れしないとです」
「外出……あんまりしなかったんだよな」
「はい。ですから、今日はとても楽しみなんです。色々見れますよね? 昨日も少し町並みを歩きましたけど、雰囲気が良くてわくわくしましたもの!」
「そっか……いっぱい見ような」
「はいっ!」

 姿見でおかしなところがないか確認して、リュート様を見ると……
 すみません、目眩を起こしていいでしょうか、これは……いけません。
 こんなイケメンのリュート様を外に出したら……女性が群がりますよっ!?
 大丈夫ですか?
 本当に大丈夫ですかっ!?
 制服姿も凛々しくて大変格好良いと思いましたが、私服のリュート様はそこに色気を追加です!
 10人女性がいたら、10人振り返ります!
 絶対です!

「さて、行くか」
「は……はい」

 これは、私がおそばを離れず、リュート様をお守りしなくてはなりませんね!

「あ、ルナ。さっきおこしたレシピは入れたか?」
「テーブルの上に置きっぱなしでした!」

 慌てて【トマトソース】【小麦粉のトルティーヤ】【唐揚げ】【メレンゲ】【ロールケーキ】のレシピをポーチの中に入れる。

─────────
【トマトソース】
 少し酸味の強いトマトを砂糖やハーブソルトで味を調えることにより、程よい酸味のあるソースに仕上げられている。
 少し煮詰めて水分を飛ばしているので、何にでも応用がきく調味料。
─────────


 ハーブソルトを使っていたから、どうなるかと思っていましたが……普通すぎて反対にこちらがびっくりしました。
 もしかしたら、もともとこの世界にあるレシピのアレンジのような位置づけになったのではないかと、リュート様は考えたようです。


─────────
【小麦粉のトルティーヤ】
 小麦粉と塩とオリーブオイルとぬるま湯を練って伸ばして焼いた薄い生地に、好みの食材を巻いて食べる、携帯にもオススメの逸品。
 トマトソースや塩コショウで味付けして、沢山の野菜を挟んでいただきましょう。
 温かい内に食べるなら、とろとろチーズがオススメ。
 夫婦や恋人や親子で一緒に具材を巻いて、親睦を深めるのにも良いかもしれません。
 フライパンで生地を焼くときは、焼き上がったものの乾燥を防ぐため、布巾にくるむ事をおすすめする。
─────────


 リュート様と一緒に巻き巻きするときに、先に出しておいたレシピで、リュート様も習得済みなので、今後も一緒に作ることができますね。
 レシピの内容は、至って普通。
 あのオーブンレンジで焼くと、粗熱をとってもしっとりしていましたが、本来なら注意するべき点もしっかり記載されています。
 何事も無くて良かった……
 レシピを覚えたら一緒に巻き巻きすることができるので、とーっても楽しいから私もオススメです!


─────────
【鶏の唐揚げ】
 ニンニクと生姜とハーブソルトで下味をつけ、小麦粉の衣をまとった肉を、たっぷりの油で揚げた、新時代の鶏肉料理。
 カリッとした衣とジューシーな肉汁たっぷりの鶏肉は、食べ盛りのお子さんや酒呑みたちに受けること間違いなし。
 油の音がカラカラという音に変わったときがあげ時サイン。
 油をきりながら余熱で中まで火を通しましょう。
 これは、これから出てくるであろう、油をたっぷり使った料理の先駆けである。
─────────


 ちょ、ちょっとテンションが高くなりそうなのを抑えた感が伝わりそうな内容でしたけれど、レシピさん……自重したのでしょうか。
 ハーブソルトを使っていたので、ドキドキしましたが、ナイス自重ですね!
 そして、ワンポイントアドバイスが入った、わかりやすい説明文です。
 あと、どういう人達に好まれるかって記載されていると、場面に合わせて作りやすいですよね。


─────────
【ふんわりメレンゲ】
 卵の白身を冷たく冷やし、泡立て器や魔石ハンドミキサー等により空気を含ませながら撹拌した結果、ふわふわのクリームみたいなキメの細かい物が出来上がる。
 鉄製のボウルよりも、ガラスや銅製のボウルのほうが色や匂い付きを防ぐ。
 お菓子などの膨張剤代わりになり、お菓子の幅がぐんと広がる。
─────────


 正直ドキドキした物の1つです。
 でも、開けてビックリ……普通でした。
 しかも、ワンポイントアドバイスがお役立ち情報で、助かります。
 メレンゲがあれば、お菓子の幅が広がるのは確かですし、役立ってくれたら良いですよね。


─────────
【ベリリたっぷりロールケーキ】
 ふんわりしたメレンゲと卵黄と小麦粉で作る、きめ細かくふんわりした生地を使って、濃厚な生クリームと甘酸っぱいベリリを巻いて仕上げた甘いお菓子。
 ケーキはどっしり目の詰まった物という概念を覆す、柔らかくてふんわりした食感はあなたを虜にするでしょう。
 今までとは一風変わった、お茶のお供にも良い、様々なアレンジがきくケーキ。
─────────


 ラストのロールケーキ!
 普通の文面ばかりで助かりましたーっ!
 ふわぁ……リュート様、これなら何とか登録できそうですよ!
 と、二人で喜びました。
 本当に、ハーブソルトとマヨネーズは酷かったですからね……
 これなら、本当に何とかなりそうです。

 料理の紹介文の下には、材料が記載され、相変わらず可愛らしいイラストつきの手順が書き記されていた。
 日本で見たレシピだと写真ですが、イラストというのも可愛らしいです。

 上機嫌でレシピを携えて、いざ出陣っ!

 玄関でブーツを履いて部屋を出ると、寮内は驚くほど静かでした。
 どうやら、天気が良いので皆様お出かけのようですね。

「お、リュートじゃないか。召喚獣の彼女も一緒か」
「ああ、ボリスか……お前、また徹夜したんだろ。目の下のクマ、また濃くなってんぞ」
「せっかくの休みだから、ちょっとね」
「ちょっとじゃない、さっさと寝ろ。その分じゃ朝まで起きねーだろ……水分とって寝ろよ?」
「リュートって時々お母さんみたいだよね。わかったよ、あの甘塩っぱくて酸っぱい水を飲めば良いんでしょ?」

 目の下のクマが凄いです……黒すぎてびっくりしますね。
 見事な銀色の髪も、なんだかくすんで見えますし……緑の瞳も眠そうにぼんやりしています。
 そんな彼の後ろから、ひょっこり顔を出したのは、白い布に、可愛らしい目がついた……おばけ?
 イラストで描いたようなおばけですね……可愛い!

「…………?」

 私の周りをくるりと回って、ふわふわ浮きながら小首を傾げているようです。
 もう、おばけって怖いイメージなのに、可愛すぎます!

「驚いた……レイスは僕以外怖がるのに……まあ、リュートは魔力が強いから惹かれるってのはわかってるけど、この子もそうなのかな」
「どうだろう……ルナが召喚獣たちに好かれているのはわかる。構って欲しいみたいで、隙を見てすぐに絡んでくるからな」
「召喚獣の中にも序列とかがあるのかなぁ、まあ、そうなったら間違いなくこの子が一番だろうけど」
「いや、そんな話は聞いたことねーな。ルナ、紹介しよう。コイツはボリス・ウォーロック。『魔術師』の称号を持つ家の長男で、趣味は魔術書の解読。術式もそこそこわかってるが、色んな魔法に精通していて、術式発動の魔法よりも、魔法で錬成したゴーレムの研究を主にしている」

 紹介されたボリス様に私も簡単に自己紹介すると、「本当に言葉がわかるんだな」って笑われました。
 昨日言葉が聞こえたのは、夢か幻と思われたようです。

「まあ、出かけるなら今が良い。もう少ししたら、あの面倒なのがビルツ先生のところに来る予定だから」
「……エイリークか」

 その名は、あの陰険エルフ教師ですね。
 正直、会いたくないです。
 あの方は教師でありながら、平気でリュート様を傷つけてきますから!

「アレとは相性最悪でしょ。ほら、行った行った」
「お前は本当に寝ろよ? 他の本を読むなよ? 水分補給もしろよ?」
「わかったよ、リュートお母さん」
「誰がお母さんだ!」

 あはははっ! と笑ったボリス様には、年相応の笑みが宿り、先程までのぼんやり感が薄れました。
 本来こういう方なのでしょう。

「じゃあ、楽しんでおいで」

 ひらひらと手を振って部屋に戻るらしいボリス様と、ゆらりゆらりと体を揺らしてバイバイとしているらしいレイスに手を振って見送り、外に向かって歩きだそうとしたのですが、リュート様が私に向かってソッと手を差し出されました。

「手……よければ……繋いでいきませんか」
「よ、喜んで……」

 手を壊れ物でも扱うかのように優しく握られ、胸がドキドキしはじめます。
 デートという言葉が脳裏に蘇り、頬がかぁっと熱くなったのは錯覚ではないでしょう。

 寮の外に出ると、雲ひとつ無い綺麗な青い空が広がり、どこからともなく甘い花の香がしてきます。
 やわらかな風、小鳥の囀り。
 光に溢れた世界……

 リュート様に手を取られて進み、チラチラ向けられる視線を気にしながら歩いていると、リュート様が立ち止まる。
 どうしたのでしょう。

「おい、コンラッド。お前、ペース配分間違えてんぞ。もうちょい落とせ」
「は、はいー!」

 聞こえてきた、まだ声変わりもはじまっていないのだろう少年の声に驚き見ると、私達の歩いている通路の右側にある茂みの奥に、茶色い髪に鳶色の瞳をした愛嬌のある顔立ちの少年が巨大な槍を地面について、ぜーぜー息をきらしていました。
 小柄であるのに身にまとう鎧は重厚感に溢れ、見た目のちぐはぐ感に驚いてしまう。

「リュート先輩が……いないと……配分……わかり……づらく……て!」
「アホ。それくらい自分で管理しろ。俺はもう騎士科ではなく、召喚術師科だ」
「き、聞きました! 人型の召喚獣を召喚したって! どんな召喚じゅ……」

 息を整えて私達を見た少年は、鳶色の瞳をまんまるにしてリュート様と私を交互に見つめ、繋がれた手を見て合点がいったような顔をします。

「す、すみません……デートのお邪魔を……」

 や、やっぱりそう見えますかっ!
 デートですよね、そうですよね?
 うぅ……リュート様と……デート!
 全く知らない人からもそう見えると思うと、照れてしまいますね。
 でも、う、嬉しいですっ!

「そう思うなら、お前はもうちょっとペース配分考えて鍛錬しろ。今日はあたたかいから、水分補給も忘れるなよ」
「はい! リュート先輩も彼女さんとデート頑張ってくださいね!」

 大きな声でそう言われて、リュート様が言葉に詰まり、私も真っ赤になってしまいます。
 あちらこちらから、「えっ」という声が聞こえてきて、そちらを見れば、突き刺さるような人の視線が……
 な、なんか、すっごく上から下まで舐め回すように見られています!
 こ、怖いですよっ!?
 リュート様っ! 何だか絡みつく視線が怖いです!
 慌てて彼の腕にしがみつくと、そこかしこから「ぐにゅって、か、形が変わる……だと!」「谷間に埋まる腕……くっ!」「なんつーエロイ」「うらやまけしからん!」「くそっ! 爆ぜろ!」「イケメン滅べ!」という……低く呟かれる呪いのような言葉が、あちらこちらから聞こえてきました。
 しかし、リュート様がイケメンなのは、貴方達にもわかるのですね。
 やっぱり、すっごく格好良いですものねっ!

「ルナ、大丈夫か?」
「は、はい……びっくり……してしまいました」
「大丈夫だ、俺がここにいるだろ?」

 ふわりと甘く優しく微笑まれ、胸がきゅうぅぅんっとしてしまいます。
 い、いけません、こんなに胸にくる笑顔をされては、顔の赤みが引きません。
 ざわめく周囲に反して、コンラッド少年は嬉しそうに顔を綻ばせます。
 少年らしい、爽やかな笑みですね。

「リュート先輩の笑顔、久しぶりに見た気がします。良かった! お嬢さんも、リュート先輩と楽しんできてくださいね」
「は、はい!」

 では、僕はこれにて失礼します! と大きな槍を携えて、重い鎧を装着しているとは感じさせない軽やかな足取りで走り出す姿には絶句です。
 あ、あれ……すっごく重いのでは……

「あいつ、また倒れるぞ……ったく、なんで鎧着込んだ上に大槍持って走り込みなんてするんだ? せめて、槍は置いていけよ」

 まさしく、そのとおりですよね。
 コンラッド少年……リュート様の後輩くんは、紛うことなき脳筋でした。

しおりを挟む
感想 4,347

あなたにおすすめの小説

愛された側妃と、愛されなかった正妃

編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。 夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。 連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。 正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。 ※カクヨムさんにも掲載中 ※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります ※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。

白い結婚を捨てた王妃は、もう二度と振り向かない ――愛さぬと言った王子が全てを失うまで』

鍛高譚
恋愛
「私は王妃を愛さない。彼女とは白い結婚を誓う」 華やかな王宮の大聖堂で交わされたのは、愛の誓いではなく、冷たい拒絶の言葉だった。 王子アルフォンスの婚姻相手として選ばれたレイチェル・ウィンザー。しかし彼女は、王妃としての立場を与えられながらも、夫からも宮廷からも冷遇され、孤独な日々を強いられる。王の寵愛はすべて聖女ミレイユに注がれ、王宮の権力は彼女の手に落ちていった。侮蔑と屈辱に耐える中、レイチェルは誇りを失わず、密かに反撃の機会をうかがう。 そんな折、隣国の公爵アレクサンダーが彼女の前に現れる。「君の目はまだ死んでいないな」――その言葉に、彼女の中で何かが目覚める。彼はレイチェルに自由と新たな未来を提示し、密かに王宮からの脱出を計画する。 レイチェルが去ったことで、王宮は急速に崩壊していく。聖女ミレイユの策略が暴かれ、アルフォンスは自らの過ちに気づくも、時すでに遅し。彼が頼るべき王妃は、もはや遠く、隣国で新たな人生を歩んでいた。 「お願いだ……戻ってきてくれ……」 王国を失い、誇りを失い、全てを失った王子の懇願に、レイチェルはただ冷たく微笑む。 「もう遅いわ」 愛のない結婚を捨て、誇り高き未来へと進む王妃のざまぁ劇。 裏切りと策略が渦巻く宮廷で、彼女は己の運命を切り開く。 これは、偽りの婚姻から真の誓いへと至る、誇り高き王妃の物語。

【完結】20年後の真実

ゴールデンフィッシュメダル
恋愛
公爵令息のマリウスがが婚約者タチアナに婚約破棄を言い渡した。 マリウスは子爵令嬢のゾフィーとの恋に溺れ、婚約者を蔑ろにしていた。 それから20年。 マリウスはゾフィーと結婚し、タチアナは伯爵夫人となっていた。 そして、娘の恋愛を機にマリウスは婚約破棄騒動の真実を知る。 おじさんが昔を思い出しながらもだもだするだけのお話です。 全4話書き上げ済み。

夫と息子に邪険にされたので王太子妃の座を譲ります~死に戻ってから溺愛されても今更遅い

青の雀
恋愛
夫婦喧嘩の末に置き去りにされた妻は、旦那が若い愛人とイチャついている間に盗賊に襲われ、命を落とした。 神様の温情により、10日間だけこの世に戻った妻と護衛の騎士は、その10日間の間に心残りを処分する。それは、娘の行く末と……もし、来世があるならば、今度は政略といえども夫以外の人の妻になるということ。 もう二度と夫と出会いたくない彼女は、彼女を蔑ろにしてきた息子とも縁を切ることを決意する。 生まれかわった妻は、新しい人生を強く生きることを決意。 過去世と同じ轍を踏みたくない……

『白い結婚だったので、勝手に離婚しました。何か問題あります?』

夢窓(ゆめまど)
恋愛
「――離婚届、受理されました。お疲れさまでした」 教会の事務官がそう言ったとき、私は心の底からこう思った。 ああ、これでようやく三年分の無視に終止符を打てるわ。 王命による“形式結婚”。 夫の顔も知らず、手紙もなし、戦地から帰ってきたという噂すらない。 だから、はい、離婚。勝手に。 白い結婚だったので、勝手に離婚しました。 何か問題あります?

公女様は愛されたいと願うのやめました。~態度を変えた途端、家族が溺愛してくるのはなぜですか?~

谷 優
恋愛
公爵家の末娘として生まれた幼いティアナ。 お屋敷で働いている使用人に虐げられ『公爵家の汚点』と呼ばれる始末。 お父様やお兄様は私に関心がないみたい。 ただ、愛されたいと願った。 そんな中、夢の中の本を読むと自分の正体が明らかに。 ◆恋愛要素は前半はありませんが、後半になるにつれて発展していきますのでご了承ください。

【完結】留学先から戻って来た婚約者に存在を忘れられていました

山葵
恋愛
国王陛下の命により帝国に留学していた王太子に付いて行っていた婚約者のレイモンド様が帰国された。 王家主催で王太子達の帰国パーティーが執り行われる事が決まる。 レイモンド様の婚約者の私も勿論、従兄にエスコートされ出席させて頂きますわ。 3年ぶりに見るレイモンド様は、幼さもすっかり消え、美丈夫になっておりました。 将来の宰相の座も約束されており、婚約者の私も鼻高々ですわ! 「レイモンド様、お帰りなさいませ。留学中は、1度もお戻りにならず、便りも来ずで心配しておりましたのよ。元気そうで何よりで御座います」 ん?誰だっけ?みたいな顔をレイモンド様がされている? 婚約し顔を合わせでしか会っていませんけれど、まさか私を忘れているとかでは無いですよね!?

〈完結〉【書籍化&コミカライズ・取り下げ予定】記憶を失ったらあなたへの恋心も消えました。

ごろごろみかん。
恋愛
婚約者には、何よりも大切にしている義妹がいる、らしい。 ある日、私は階段から転がり落ち、目が覚めた時には全てを忘れていた。 対面した婚約者は、 「お前がどうしても、というからこの婚約を結んだ。そんなことも覚えていないのか」 ……とても偉そう。日記を見るに、以前の私は彼を慕っていたらしいけれど。 「階段から転げ落ちた衝撃であなたへの恋心もなくなったみたいです。ですから婚約は解消していただいて構いません。今まで無理を言って申し訳ありませんでした」 今の私はあなたを愛していません。 気弱令嬢(だった)シャーロットの逆襲が始まる。 ☆タイトルコロコロ変えてすみません、これで決定、のはず。 ☆商業化が決定したため取り下げ予定です(完結まで更新します)

処理中です...
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
番外編を閲覧することが出来ません。
過去1ヶ月以内にレジーナの小説・漫画を1話以上レンタルしている と、レジーナのすべての番外編を読むことができます。

このユーザをミュートしますか?

※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。