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第二章 外堀はこうして埋められる
2-15 魔術師さんと後輩くん
しおりを挟むお弁当もできたことですし、そろそろ外出時間ですね。
イーダ様に外出時には白い肌を保つよう、日焼け止めを塗りなさいと念を押されましたが、リュート様もそちらのほうが良いのでしょうか。
「リュート様」
「んー?」
今まで軽装だったリュート様は、白い上着を羽織り、ベルトをギュッと締めていました。
ぐっ……目眩を感じるほど格好良いですっ!
しかし、本当に凄いですよね。
膨張色である白を、全く感じさせない引き締まった体は!
私の動悸を乱してしまうほど魅力的で、何て罪作りな方なのでしょう。
しかも、その白い上着……白ベースに黒い部分も少しあって、オシャレですね。
リュート様ってそういうセンス良すぎませんか?
いえ、今はそれどころではありませんでした。
「白い肌はお好きですか?」
ゴトンと重い音をさせて、剣を取り落としてしまったようです。
だ、大丈夫ですか?
足の上に落ちたら大事ですよ!?
心配して見ていたら、ヒョイッと剣を拾い上げて腰に装着したリュート様は、錆びついたロボットの首を思わせるような動きで、私の方を硬い表情で見つめた。
どうかしましたか?
キョトンとして見つめていると、口元をわずかに引きつらせたあと、戸惑いつつも答えてくださいました。
「え、えっと……まあ……好き……かな?」
「では、念入りにしないといけませんね」
ふむふむと頷いて、私は手にある日焼け止めクリームの入ったボトルから、クリームをたっぷりと取り出す。
肌につけてみると、水のようにスーッと馴染んでいく感覚にビックリですね。
うわ、軽いですねぇ……肌ももっちりしていい感じですし、花のような良い香りもします。
さすがは、イーダ様オススメの品!
「今までは外に出る機会があまりなかったから肌が白かったのですが、これからはちゃんとお手入れしないとです」
「外出……あんまりしなかったんだよな」
「はい。ですから、今日はとても楽しみなんです。色々見れますよね? 昨日も少し町並みを歩きましたけど、雰囲気が良くてわくわくしましたもの!」
「そっか……いっぱい見ような」
「はいっ!」
姿見でおかしなところがないか確認して、リュート様を見ると……
すみません、目眩を起こしていいでしょうか、これは……いけません。
こんなイケメンのリュート様を外に出したら……女性が群がりますよっ!?
大丈夫ですか?
本当に大丈夫ですかっ!?
制服姿も凛々しくて大変格好良いと思いましたが、私服のリュート様はそこに色気を追加です!
10人女性がいたら、10人振り返ります!
絶対です!
「さて、行くか」
「は……はい」
これは、私がおそばを離れず、リュート様をお守りしなくてはなりませんね!
「あ、ルナ。さっきおこしたレシピは入れたか?」
「テーブルの上に置きっぱなしでした!」
慌てて【トマトソース】【小麦粉のトルティーヤ】【唐揚げ】【メレンゲ】【ロールケーキ】のレシピをポーチの中に入れる。
─────────
【トマトソース】
少し酸味の強いトマトを砂糖やハーブソルトで味を調えることにより、程よい酸味のあるソースに仕上げられている。
少し煮詰めて水分を飛ばしているので、何にでも応用がきく調味料。
─────────
ハーブソルトを使っていたから、どうなるかと思っていましたが……普通すぎて反対にこちらがびっくりしました。
もしかしたら、もともとこの世界にあるレシピのアレンジのような位置づけになったのではないかと、リュート様は考えたようです。
─────────
【小麦粉のトルティーヤ】
小麦粉と塩とオリーブオイルとぬるま湯を練って伸ばして焼いた薄い生地に、好みの食材を巻いて食べる、携帯にもオススメの逸品。
トマトソースや塩コショウで味付けして、沢山の野菜を挟んでいただきましょう。
温かい内に食べるなら、とろとろチーズがオススメ。
夫婦や恋人や親子で一緒に具材を巻いて、親睦を深めるのにも良いかもしれません。
フライパンで生地を焼くときは、焼き上がったものの乾燥を防ぐため、布巾にくるむ事をおすすめする。
─────────
リュート様と一緒に巻き巻きするときに、先に出しておいたレシピで、リュート様も習得済みなので、今後も一緒に作ることができますね。
レシピの内容は、至って普通。
あのオーブンレンジで焼くと、粗熱をとってもしっとりしていましたが、本来なら注意するべき点もしっかり記載されています。
何事も無くて良かった……
レシピを覚えたら一緒に巻き巻きすることができるので、とーっても楽しいから私もオススメです!
─────────
【鶏の唐揚げ】
ニンニクと生姜とハーブソルトで下味をつけ、小麦粉の衣をまとった肉を、たっぷりの油で揚げた、新時代の鶏肉料理。
カリッとした衣とジューシーな肉汁たっぷりの鶏肉は、食べ盛りのお子さんや酒呑みたちに受けること間違いなし。
油の音がカラカラという音に変わったときがあげ時サイン。
油をきりながら余熱で中まで火を通しましょう。
これは、これから出てくるであろう、油をたっぷり使った料理の先駆けである。
─────────
ちょ、ちょっとテンションが高くなりそうなのを抑えた感が伝わりそうな内容でしたけれど、レシピさん……自重したのでしょうか。
ハーブソルトを使っていたので、ドキドキしましたが、ナイス自重ですね!
そして、ワンポイントアドバイスが入った、わかりやすい説明文です。
あと、どういう人達に好まれるかって記載されていると、場面に合わせて作りやすいですよね。
─────────
【ふんわりメレンゲ】
卵の白身を冷たく冷やし、泡立て器や魔石ハンドミキサー等により空気を含ませながら撹拌した結果、ふわふわのクリームみたいなキメの細かい物が出来上がる。
鉄製のボウルよりも、ガラスや銅製のボウルのほうが色や匂い付きを防ぐ。
お菓子などの膨張剤代わりになり、お菓子の幅がぐんと広がる。
─────────
正直ドキドキした物の1つです。
でも、開けてビックリ……普通でした。
しかも、ワンポイントアドバイスがお役立ち情報で、助かります。
メレンゲがあれば、お菓子の幅が広がるのは確かですし、役立ってくれたら良いですよね。
─────────
【ベリリたっぷりロールケーキ】
ふんわりしたメレンゲと卵黄と小麦粉で作る、きめ細かくふんわりした生地を使って、濃厚な生クリームと甘酸っぱいベリリを巻いて仕上げた甘いお菓子。
ケーキはどっしり目の詰まった物という概念を覆す、柔らかくてふんわりした食感はあなたを虜にするでしょう。
今までとは一風変わった、お茶のお供にも良い、様々なアレンジがきくケーキ。
─────────
ラストのロールケーキ!
普通の文面ばかりで助かりましたーっ!
ふわぁ……リュート様、これなら何とか登録できそうですよ!
と、二人で喜びました。
本当に、ハーブソルトとマヨネーズは酷かったですからね……
これなら、本当に何とかなりそうです。
料理の紹介文の下には、材料が記載され、相変わらず可愛らしいイラストつきの手順が書き記されていた。
日本で見たレシピだと写真ですが、イラストというのも可愛らしいです。
上機嫌でレシピを携えて、いざ出陣っ!
玄関でブーツを履いて部屋を出ると、寮内は驚くほど静かでした。
どうやら、天気が良いので皆様お出かけのようですね。
「お、リュートじゃないか。召喚獣の彼女も一緒か」
「ああ、ボリスか……お前、また徹夜したんだろ。目の下のクマ、また濃くなってんぞ」
「せっかくの休みだから、ちょっとね」
「ちょっとじゃない、さっさと寝ろ。その分じゃ朝まで起きねーだろ……水分とって寝ろよ?」
「リュートって時々お母さんみたいだよね。わかったよ、あの甘塩っぱくて酸っぱい水を飲めば良いんでしょ?」
目の下のクマが凄いです……黒すぎてびっくりしますね。
見事な銀色の髪も、なんだかくすんで見えますし……緑の瞳も眠そうにぼんやりしています。
そんな彼の後ろから、ひょっこり顔を出したのは、白い布に、可愛らしい目がついた……おばけ?
イラストで描いたようなおばけですね……可愛い!
「…………?」
私の周りをくるりと回って、ふわふわ浮きながら小首を傾げているようです。
もう、おばけって怖いイメージなのに、可愛すぎます!
「驚いた……レイスは僕以外怖がるのに……まあ、リュートは魔力が強いから惹かれるってのはわかってるけど、この子もそうなのかな」
「どうだろう……ルナが召喚獣たちに好かれているのはわかる。構って欲しいみたいで、隙を見てすぐに絡んでくるからな」
「召喚獣の中にも序列とかがあるのかなぁ、まあ、そうなったら間違いなくこの子が一番だろうけど」
「いや、そんな話は聞いたことねーな。ルナ、紹介しよう。コイツはボリス・ウォーロック。『魔術師』の称号を持つ家の長男で、趣味は魔術書の解読。術式もそこそこわかってるが、色んな魔法に精通していて、術式発動の魔法よりも、魔法で錬成したゴーレムの研究を主にしている」
紹介されたボリス様に私も簡単に自己紹介すると、「本当に言葉がわかるんだな」って笑われました。
昨日言葉が聞こえたのは、夢か幻と思われたようです。
「まあ、出かけるなら今が良い。もう少ししたら、あの面倒なのがビルツ先生のところに来る予定だから」
「……エイリークか」
その名は、あの陰険エルフ教師ですね。
正直、会いたくないです。
あの方は教師でありながら、平気でリュート様を傷つけてきますから!
「アレとは相性最悪でしょ。ほら、行った行った」
「お前は本当に寝ろよ? 他の本を読むなよ? 水分補給もしろよ?」
「わかったよ、リュートお母さん」
「誰がお母さんだ!」
あはははっ! と笑ったボリス様には、年相応の笑みが宿り、先程までのぼんやり感が薄れました。
本来こういう方なのでしょう。
「じゃあ、楽しんでおいで」
ひらひらと手を振って部屋に戻るらしいボリス様と、ゆらりゆらりと体を揺らしてバイバイとしているらしいレイスに手を振って見送り、外に向かって歩きだそうとしたのですが、リュート様が私に向かってソッと手を差し出されました。
「手……よければ……繋いでいきませんか」
「よ、喜んで……」
手を壊れ物でも扱うかのように優しく握られ、胸がドキドキしはじめます。
デートという言葉が脳裏に蘇り、頬がかぁっと熱くなったのは錯覚ではないでしょう。
寮の外に出ると、雲ひとつ無い綺麗な青い空が広がり、どこからともなく甘い花の香がしてきます。
やわらかな風、小鳥の囀り。
光に溢れた世界……
リュート様に手を取られて進み、チラチラ向けられる視線を気にしながら歩いていると、リュート様が立ち止まる。
どうしたのでしょう。
「おい、コンラッド。お前、ペース配分間違えてんぞ。もうちょい落とせ」
「は、はいー!」
聞こえてきた、まだ声変わりもはじまっていないのだろう少年の声に驚き見ると、私達の歩いている通路の右側にある茂みの奥に、茶色い髪に鳶色の瞳をした愛嬌のある顔立ちの少年が巨大な槍を地面について、ぜーぜー息をきらしていました。
小柄であるのに身にまとう鎧は重厚感に溢れ、見た目のちぐはぐ感に驚いてしまう。
「リュート先輩が……いないと……配分……わかり……づらく……て!」
「アホ。それくらい自分で管理しろ。俺はもう騎士科ではなく、召喚術師科だ」
「き、聞きました! 人型の召喚獣を召喚したって! どんな召喚じゅ……」
息を整えて私達を見た少年は、鳶色の瞳をまんまるにしてリュート様と私を交互に見つめ、繋がれた手を見て合点がいったような顔をします。
「す、すみません……デートのお邪魔を……」
や、やっぱりそう見えますかっ!
デートですよね、そうですよね?
うぅ……リュート様と……デート!
全く知らない人からもそう見えると思うと、照れてしまいますね。
でも、う、嬉しいですっ!
「そう思うなら、お前はもうちょっとペース配分考えて鍛錬しろ。今日はあたたかいから、水分補給も忘れるなよ」
「はい! リュート先輩も彼女さんとデート頑張ってくださいね!」
大きな声でそう言われて、リュート様が言葉に詰まり、私も真っ赤になってしまいます。
あちらこちらから、「えっ」という声が聞こえてきて、そちらを見れば、突き刺さるような人の視線が……
な、なんか、すっごく上から下まで舐め回すように見られています!
こ、怖いですよっ!?
リュート様っ! 何だか絡みつく視線が怖いです!
慌てて彼の腕にしがみつくと、そこかしこから「ぐにゅって、か、形が変わる……だと!」「谷間に埋まる腕……くっ!」「なんつーエロイ」「うらやまけしからん!」「くそっ! 爆ぜろ!」「イケメン滅べ!」という……低く呟かれる呪いのような言葉が、あちらこちらから聞こえてきました。
しかし、リュート様がイケメンなのは、貴方達にもわかるのですね。
やっぱり、すっごく格好良いですものねっ!
「ルナ、大丈夫か?」
「は、はい……びっくり……してしまいました」
「大丈夫だ、俺がここにいるだろ?」
ふわりと甘く優しく微笑まれ、胸がきゅうぅぅんっとしてしまいます。
い、いけません、こんなに胸にくる笑顔をされては、顔の赤みが引きません。
ざわめく周囲に反して、コンラッド少年は嬉しそうに顔を綻ばせます。
少年らしい、爽やかな笑みですね。
「リュート先輩の笑顔、久しぶりに見た気がします。良かった! お嬢さんも、リュート先輩と楽しんできてくださいね」
「は、はい!」
では、僕はこれにて失礼します! と大きな槍を携えて、重い鎧を装着しているとは感じさせない軽やかな足取りで走り出す姿には絶句です。
あ、あれ……すっごく重いのでは……
「あいつ、また倒れるぞ……ったく、なんで鎧着込んだ上に大槍持って走り込みなんてするんだ? せめて、槍は置いていけよ」
まさしく、そのとおりですよね。
コンラッド少年……リュート様の後輩くんは、紛うことなき脳筋でした。
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