黎明の守護騎士

月代 雪花菜

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月と華

25.1つ確認したいことがある

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 リュートの人柄がわかっただろうと時空神があちらの世界の風景を消してしまうと同時に、ルナティエラ嬢が落ち込んだのがわかった。
 さすがに彼女が何に対し落ち込んでいるのか理解してしまった我々を代表し、時空神が口を開く。

「起きたら実物がいるんだから良いでしょ?俺なんて……起きて目の前にいるのは陽輝だよ……」
「僕の部屋に勝手に転がり込んできた人が何を言っているの?」

 どうやら時空神はハルキの部屋で世話になっているようであった。
 神を家に招き入れる度胸を持つハルキやその家族は、やはりルナティエラ嬢を育てた者たちだと感心してしまう。
 現在の彼女がシッカリした意見を持っているのは、ルナティエラ・クロイツェルとして育ったからというよりは、前世の記憶のおかげのように感じた。
 教育は一応受けていたし、王族の婚約者ということもあり教師もつけられていたので貴族社会に関しての知識を持ち合わせてはいただろう。
 しかし、外界と接触することを極力避けていた彼女は、本来ならもっと幼く考えることや意思表示すらまともに出来ない人間に育っていたとしても不思議ではない。
 今の彼女の人格構成に多大なる影響を与えていると考えても間違いはないだろう。
 記憶は封じられていたとしても主神オーディナルのことだ、その辺りは抜かり無くやっているにちがいない。

「とりあえず、リュートの人柄はわかったよ。人々を救う勇者になることはあっても、大量虐殺を行う魔王になることはないね」

 ハルキの言葉を聞いて、私は反射的に「そうだろうか」と疑問を投げかけてしまう。
 先程のリュートを見ていたら、私にはそう思えなかったのだ。
 彼にとってこの世界に執着や愛着など持てるはずがない。
 ルナティエラ嬢を苦しめてきた世界なのだ、それだけで毛嫌いすらしているのではないだろうか。
 彼はルナティエラ嬢をとても大切にしている。
 それは彼女が思っているような、召喚獣としてではない。
 それほど大切に想う女性が虐げられてきた世界に召喚された彼は、何を思うのだろうか。
 私なら間違いなく、彼女を虐げた者たちにどんな方法かは相手にもよるが確実に制裁を加えるだろう。
 いや、それよりも気になるのは……彼が召喚された周辺の状態だ。
 ミュリア・セルシア男爵令嬢は、ルナティエラ嬢を生贄にするようなことを言っていた。
 つまり、彼が召喚された周囲の状況は定かではないが……ルナティエラ嬢の亡骸がそばに存在する可能性だって捨てきれない。
 他の世界に召喚され、最初に目にしたのがおびただしい数の死体と、狂気の沙汰とも言える行為をいともたやすく行い、場違いなほど可憐に微笑むミュリア・セルシア男爵令嬢。
 そして、ルナティエラ嬢の無残な姿───
 それを目の当たりにした彼はどうなるだろうと考えるまでもない。

「もし、ヤツの考えているとおりにことが運び、聖杯に1万人の命を捧げられ召喚された彼が、貴女の亡骸を見て正気で居られると思うのか?」
「ちょ、ちょっ!ま、待った!ナニソレ!結月も含まれているって…… 」

 ヤツ……暗に『黒狼の主』のことを示し、私が危惧していることを語ると、ハルキは顔色を変えて拳を強く握りしめる。
 それから慌てた様子で本を手に取りページを忙しくめくりはじめた。
 どうやら詳細は書き記されていないらしく、力なくソファーの背もたれに全身を預ける。
 頼みの綱である情報が詰まっている本も役には立たなかったか……
 改めて情報が詰まっているゲームという物を急ぎどうにかしようと決意した様子のハルキを時空神が励ましているようだ。
 親友同士のようなやり取りを見て、あちらはこの調子であれば多少の無茶も大丈夫だろうと感じた。

「ごめんね……お兄ちゃん」
「謝らないの。妹を守るのはお兄ちゃんの役目だから、そこは気にしない」
「でも……」
「ソレを言ったら、血のつながらない兄のベオルフが頑張っていることに感謝しなさい。本来ならあり得ないよ?」
「私の方こそ必要ない。ルナティエラ嬢を守ることは私を守ることでもある」
「そうなの?」
「ルナティエラ嬢が死ねば、私も死ぬ。運命共同体なのだ」

 私達の関係は、正直に言うとかなり複雑である。
 我々では認識できない何かを循環させている……という言葉が一番シックリくるかもしれない。
 時空神の説明を聞きながら頷いているハルキを一度見てから、私は再び考えに集中した。

 リュートの存在がルナティエラ嬢を救う鍵となることは明白だ。
 しかし、彼自身が危うくもある。
 あちらの世界で問題を抱え、それでも必死に努力している姿は好ましいが……
 彼自身の大いなる力は、人の身には余りあるようにも感じられた。
 力を持つ者は、それに伴う運命が存在するだろうと個人的には考えている。
 ルナティエラ嬢を守ることか……それとも、世界を壊す存在としてなのかはわからない。
 彼の性格も慮れば、後者である可能性は低いが全く無いというわけでもないだろう。

『まあ、アレの性格だと……僕の愛し子に何かあれば大暴れすること間違いなしだろう。国の1つや2つ、簡単に消し飛ばしてくれるだろうな』

 国の1つや……2つ……

『グレンドルグ王国とエスターテ王国は確実に滅ぶことになるだろう。それで落ち着きを取り戻してくれたら御の字だ』

 物騒な言葉が続き、彼の怒りが1つや2つで治まらないのだと感じている主神オーディナルの考えが正しければ、ただ事では済まない。
 いや……既に国が滅ぶ時点で物騒以外の何物でもないだろう。

『半分以上が消失するか、生命すら存在しなくなるか……星ごと全て消し飛ばすか……まあ、惑星……世界そのものが消えると考えたら早いだろう』

 その後、調べ物をしているから少しだけ待てと言われた私は、今の話だけでも頭痛を覚えずにはいられない。
 つまり、彼が万が一……こちらの世界を破壊する者へと転じた場合の対策も視野に入れなければならないということだ。
 主神オーディナルがいると安心はできない。
 ……しかし、そうなった場合、私は彼を冷静な心で止めることができるのだろうか。
 ルナティエラ嬢が無残な運命をたどってしまったら、彼のことを言えないのでは……と、不安がよぎる。
 客観的な視点から考えても、その時に私が正常であるとは思えない。
 いや……ルナティエラ嬢が亡くなった時点で私も終わるのだから、その後を考えても意味のないことか。
 深く考えること無くそういう結論に至り、ため息が出そうになった。

 ただ、そうなったとき、主神オーディナルはとても悲しむのだろうなということだけは理解できてしまう。
 そういうことが起こらないように、ルナティエラ嬢を全力で守ろうと誓った。

 しかし、黒狼の主を操っている黒幕は何を考えているのだろうか。
 あの者たちは、ルナティエラ嬢の死を望みながらも自らは手を出さない。
 大きな結晶であるから、失敗なく力を削ぐことを考えている……いや、現在取っている手法が一番効果的であると知っているのか?

 私がそう考えていると、その思考を遮るように戻ってきた主神オーディナルが声を発した。

「そちらの方は話がまとまったか?」

 こちらは話し合いらしいことをしていたようにも思えませんが……と、心のなかで呟く。
 すると、すぐさま「そういうことを言うな」と返答が来るのだが事実なのだから仕方がない。
 そんな私の心の声が聞こえているのかいないのか、少し思案している様子が伺えた。
 おそらく、調べ物をした際に、何らかの収穫があったのだろう。

 ハルキたちの方は、より一層素早くゲームの攻略を進めていきたいとのことで、そのための態勢を人員と時間を増やすことで強固なものにするという話であった。
 時空神もそのサポートをしつつ、消えてしまった本物であるミュリア・セルシア男爵令嬢の捜索を続けるとのことで、主神オーディナルはその話を聞きながら息子である時空神の方へ視線を向ける。

「お前にしか出来ないことだから任せたぞ」
「父上もそちらで?」
「しばらくはベオルフと行動を共にしながら世界の様子を見て回る。元ミュリアの捜索も同時進行だが……どうも、今のミュリアが気になる……良からぬ気配がするからな」

 私に同行する旨を、私自身が聞いておりません。
 まあ、言われなくても予測はしておりましたので大した問題ではないのですが、主神オーディナルが一緒に行動するとなると様々なことが起こりえますので一言欲しいところです。

 私の心の内の呟きがシッカリ聞こえたのだろう。
 主神オーディナルの視線が一瞬泳いだのを見逃さなかった。
 それは時空神も感じたらしく、口元がヒクヒク動いているのだが……こちらは見なかったことにしておこう。
 
「主神オーディナル……1つ確認したいことがある」

 私がそう言うと、やはりそうきたかと言わんばかりの表情で、主神オーディナルは「何だ」と言った。
 私が気づいていることを知っているような雰囲気であるが、これはルナティエラ嬢にも必要な情報であるとわかっているのだろう。
 彼女にとっても衝撃的な事実になるだろう……だが、致し方あるまい。

「外を巡る魂は倫理を犯せば輝きを失うと言っていたが……絶望して自ら死を選んだ場合はどうなるのだろうか」

 ルナティエラ嬢が一瞬震えたのを見逃さなかった。
 強く握りすぎて真っ白になっている彼女の手を包み込むように握り、心のなかで「大丈夫だ」と語りかける。
 それが功を奏したのか、彼女の手からゆっくりと力が抜けていった。

「絶望して自ら命を断つほど闇に染まった魂は、一瞬にして輝きを失いかねない。大きな結晶を持つ者であれば数回はそれでも輝きを保てるかもしれないが、基本的に一瞬にして力を失うと考えたほうが良いだろう」

 正直に言えば、予想していた内容である。
 私の考えに間違いは無かったと感じると同時に、ルナティエラ嬢が不憫でならない。
 輝きを失わせる一番効率が良い方法で狙われているという衝撃を、彼女はいま1人で耐えているのだ。
 手を握ることしか出来ない自分が不甲斐なく感じた。
 しかし、だからといって有耶無耶にするわけにもいかず、心のなかで彼女に侘びながら質問を重ねる。

「輝きを失った魂の核たる結晶は、何の目的で使われるとお考えですか」
「それはわからない。元々は神族のマナの輝きから誕生したものだ。それだけでも途方も無い力を秘めているが……輝きを失ったソレを使える者など存在するかどうかも定かではない」

 深い溜め息をつき目を閉じた主神オーディナルの考えはわからないが、再び調べ物を続行しているのかもしれない。
 ヒントらしき物を掴んだ様子であったから、それに関することをもう少し掘り下げて調べているのだろう。
 ならば、気にする必要もない。

 それよりも今は……ルナティエラ嬢の心が心配だ。
 必死に平静を装っているが、心が大きく乱れていることが伝わってくる。

「……すまない」

 そう謝罪して彼女の頭に頬を寄せた。
 柔らかな髪の感触と花のような良い香りがして、こちらが癒やされてどうするのだと溜息が出そうである。
 細く柔らかな髪質の彼女が、風の強い日に「猫っ毛ですからよく髪が絡まるのです」とぼやいていた学生時代を思い出し、それももう遠い記憶であるかのように懐かしい。

「知りたかったことです。どうしてって……そう言って困らせた私のために、いろいろ考えてくださったのでしょう?」
「困ってはいないが……」

 困ってはいない。
 あの時は、己の不甲斐なさを痛感しただけであった。
 守りたいのに守れていない己の非力さに、悔しさだけが残ったのだ。
 だからこそ、真実から目をそむけることなく、黒狼の主やその背後の者たちの狙いを知らなくてはならない。
 どれほど残酷で聞きたくない仕打ちを考えていたとしても、知らなければ守れないと感じたからだ。

「私とて疑問に感じていた。何故、貴女が狙われなければならないのか、何故……と」
「答えは……どうやら私の魂の中にあるようです。それがわかっただけでも、ちょっとは不気味さが薄れます」

 強いな……素直にそう思う。
 本来の彼女は、こんなにも強い。
 それを、セルフィス殿下はご存じないのだろう。
 甘い言葉だけを、自分に都合の良い耳に心地よい言葉だけを告げる偽りの仮面を被ったミュリア・セルシア男爵令嬢より、何倍も素晴らしい人物であるというのに……
 いずれ彼は、心から後悔することになるだろう。
 まあ、それを知ったところでルナティエラ嬢が戻ることはないし、無理にでも取り戻そうとするなら、私が全力で阻止する。
 ルナティエラ嬢のために国を捨てることくらい容易い話だ。
 きっと、アルベニーリの家の者たちも理解し、私との縁を切る道を選んでくれるだろう。
 まあ、表向き……だがな。
 そうなったとき、母がこっそり会いに来ることができるルートなどを確保しそうである。
 ある意味、アルベニーリの家で一番怖い人かもしれない。

 しかし……「よく言ってやったわ!さすがは我が息子!」と手放しで褒めてくださる予感しかしない上に、父とガイも良い笑顔で送り出してくれるだろうと思えた。

 現在の国王陛下と王太子殿下がいらっしゃるのだから、その心配も杞憂かもしれないな。
 そう考えられるグレンドルグ王国の未来は、国王陛下と王太子殿下に支えられているのだと強く感じた。

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