30 / 34
29
しおりを挟む
「フェリシアさん~、迎えに来ちゃいました」
早朝。フェリシアが宿泊していた宿に訪ねてきたのは語尾に星が付きそうなくらいにテンションが高いロジーだった。迎えるフェリシアの方は一晩ぐっすりと休んで調子が良くなっていたのは良いが、少しボケッとしていたのもあり、無理矢理目を開いて来訪者に対応した。
「それで、ロジーは何処に私を連れて行こうとしてるの?」
市場が開いて沢山の人が物を売り買いしている賑やかな街の大通り。軽く着替えを済ませたは良いが、何の説明もないままにはぐれないように手を引かれながら歩く。
「何処って……ああ、言ってませんでしたね。ユリウスさん達のところです」
「へっ!?」
「昨日、責任取ってあげてくださいって言ったじゃないですか。もう忘れちゃったんですか?」
「いや、ちゃんと覚えてるわ。いきなりだったから驚いただけよ」
驚きはしたが、不思議と心の準備は既に出来ていた。特に何を話すかなどというのは相変わらず決まってはいないが、会ってみれば何とかなるだろうという心の余裕が何処かにあった。
***
久しぶりに歩く城内。やはりここも何処か浮足立っている気がした。既に見慣れた廊下をそのままの流れで手を引かれて歩いていると、一つの部屋の前でロジーが止まった。フェリシアは何度か書類を届けに来ていたので知っていた。ここはユリウスの私室だ。
「ユリウスさん……入りますよ」
ノックと共に部屋に入った……はいいが、室内は明かりが消され、カーテンも閉め切っており真っ暗で何も見えない状態だった。
「はー。ユリウスさん!いつまでウジウジしているんですかっ!フェリシアさんが来てるんですよ!?」
「フェリ……シア?」
「取り敢えず魔導灯勝手につけますね」
部屋の奥、闇の中で何かが動いた気がしたと同時に明かりが灯り、視界がハッキリとその姿を捉える。
「ユリウス」
いつも見かけていた姿とは違い、ラフな格好でベッドの上で蹲っていた彼の背中。声を掛けると肩がビクリと揺れた。彼は明らかに衰弱していて、フェリシアは本当に何があったんだと思ってしまう。
「もー!ユリウスさんいつまでウジウジしてるんですか!?わざわざ連れて来たのにそんな態度取るんだったら、もう連れて帰っちゃいますよ」
「っ待って――」
静止しようとしたのだろう。ベッドを超えて、フェリシアの腰に抱き付いて来た。見上げて、縋ってくる様な海を彷彿させるその瞳を見つめる。ここで今日初めて合った瞳は涙で濡れていた。いつもお兄ちゃんぶって揶揄ってくる時の余裕など微塵もない、彼の初めて見た弱気な瞳。こんな状況だというのに心が締められるような感覚に陥ってしまった。
「それじゃあ、僕は先に部屋出てるんで。二人共ちゃんとお話するんですよ?」
「ロジー!?って行っちゃった」
止める間もなく出て行ってしまったロジーの名前を呼ぶが、呼んだ瞬間手の拘束が強くなった気がした。
二人きりで残されてのは予想外だったが、フェリシアは元々ユリウスと話すことが目的だったのだ。問題ないだろうと思いなおす。来たからにはやるしかないと腹をくくった。
「……ユリウ――」
「言わないで!今は君の気持ちを聞きたくないっ!!」
ユリウスがこんな状況になっているのは自分の所為だと察することが出来たので、まずは謝罪をと考えて口を開いたのだが、それは彼の叫ぶような声によって遮られた。
そこからは言葉を発することが出来ずにどうすれば良いのか分からなかったが、少しの間待っているとポツリポツリとユリウスが言葉を零し始めた。
「行かないでくれ。俺を置いてどこかにいなくなったりしないでくれ。俺は君が隣にいないなんて嫌だ」
「え!?」
「知ってるさ。君が今までディランと一緒にいたことくらい。ディランは事情があるんだと言っていたが、君の心がディランに奪われている事なんて痛いくらいに分かってる。でも、それでも俺は君を諦めきれないんだ。お願いだ。君が俺の隣にいてくれるっていうなら、俺はなんだって差し出す。どんなことでもしてみせるよ。だから……お願いだ、俺を1人にしな――」
「ちょ、ちょっと待って!」
半べそ状態で後半は少し早口に変化したユリウスの言葉を途中で遮り、静止をかける。今までユリウスに対しては丁寧な言葉で話していたが、そんなもの崩れ去るほどに動揺していた。フェリシアが言うのもなんだが、途轍もない誤解が生まれている気がするのだ。
「まず、私はディランの事は幼馴染としか思っていないわ。そういう目で見たことは今まで一度もない」
「でも――」
「でもじゃない!だって私、ずっとユリウスの事が好きだったんだもの!」
「は……?え??」
先程までは涙で目元が少し赤くなっている程度だったユリウスの顔が意味を理解した瞬間、茹蛸のように赤くなる。
「というかそんなことよりも指輪よ、指輪!ユリウスが誰かに翠色の石の指輪を渡そうとしてたから、私失恋したんだと思い込んで――」
「ちょっと待ってくれ」
まくし立てるようにユリウスに詰め寄るフェリシアに今度はユリウスが待ったをかける。そしてふらふらとした足取りで何かを机から取り出してきた。
「君が言っているのはコレかい?」
差し出され、丁寧に包装されたソレを見てみる。そこにあったのはあの日見たものと同じ……ではなかった。正確には色が違う。なにせその色は――。
「青、色?」
深海のような青だった。でもよく見慣れた色。いつもフェリシアが鏡で見つける青だった。
「でも、あの時、あの朝見た時は翠で……好きな彼女の色をあしらってって聞いたから、私は――」
「あー……なるほど」
混乱して取り乱すフェリシアに対して、今度は逆にユリウスの方は平静を取り戻していく。それどころか何かを納得したような素振りさえ見せた。どういう事だと見つめると、ユリウスは何も言わずに部屋の明かりを消す。再び戻った暗闇に目を瞬かせていると、魔法で軽く光源を作ったユリウスが笑顔で近づいて来た。指輪を差し出される。
今度はソレは淡い桃色に色を変化させていた。
「この石は護り石って言って、俺の魔力を石に吹き込んで創り出したんだ。俺は君の事も君が持つその色も全部大好きだからね。渡すものにもこだわって、光の加減で色が変わるようにしたんだよ」
心なしか少し誇らしげに語るユリウス。それがあまりにも可愛く見えて、好きという言葉も嬉しくて、フェリシアは思わず微笑んでしまう。もうお互いに誤解も後ろ暗い感情もなかった。
「俺はフェリシアに出会うまでずっと自分は兄のスペアで居場所なんてないと思っていた。俺が居たいと思える場所も、居る事を許してくれる場所も何処にもない、とそう思い込んでいた」
そう告げるユリウスは悲痛そうな顔でフェリシアまで悲しくなってしまう。けれど次の瞬間、その表情は真逆のものに変化する。
「でも君に出会って君と過ごして、君の強さに惹かれていくうちに生きたいと――君の隣に居たいと願うようになったんだ。俺をこんな風に変えてくれた君を愛してる……これ以上ない程に。君と一緒に存在するために君を一生懸けて護っていくと誓う。だから俺と結婚してくれませんか」
跪き、真っ直ぐに此方を見つめて言われたその求愛の言葉。それに対するフェリシアの答えは既に決まっていた――。
早朝。フェリシアが宿泊していた宿に訪ねてきたのは語尾に星が付きそうなくらいにテンションが高いロジーだった。迎えるフェリシアの方は一晩ぐっすりと休んで調子が良くなっていたのは良いが、少しボケッとしていたのもあり、無理矢理目を開いて来訪者に対応した。
「それで、ロジーは何処に私を連れて行こうとしてるの?」
市場が開いて沢山の人が物を売り買いしている賑やかな街の大通り。軽く着替えを済ませたは良いが、何の説明もないままにはぐれないように手を引かれながら歩く。
「何処って……ああ、言ってませんでしたね。ユリウスさん達のところです」
「へっ!?」
「昨日、責任取ってあげてくださいって言ったじゃないですか。もう忘れちゃったんですか?」
「いや、ちゃんと覚えてるわ。いきなりだったから驚いただけよ」
驚きはしたが、不思議と心の準備は既に出来ていた。特に何を話すかなどというのは相変わらず決まってはいないが、会ってみれば何とかなるだろうという心の余裕が何処かにあった。
***
久しぶりに歩く城内。やはりここも何処か浮足立っている気がした。既に見慣れた廊下をそのままの流れで手を引かれて歩いていると、一つの部屋の前でロジーが止まった。フェリシアは何度か書類を届けに来ていたので知っていた。ここはユリウスの私室だ。
「ユリウスさん……入りますよ」
ノックと共に部屋に入った……はいいが、室内は明かりが消され、カーテンも閉め切っており真っ暗で何も見えない状態だった。
「はー。ユリウスさん!いつまでウジウジしているんですかっ!フェリシアさんが来てるんですよ!?」
「フェリ……シア?」
「取り敢えず魔導灯勝手につけますね」
部屋の奥、闇の中で何かが動いた気がしたと同時に明かりが灯り、視界がハッキリとその姿を捉える。
「ユリウス」
いつも見かけていた姿とは違い、ラフな格好でベッドの上で蹲っていた彼の背中。声を掛けると肩がビクリと揺れた。彼は明らかに衰弱していて、フェリシアは本当に何があったんだと思ってしまう。
「もー!ユリウスさんいつまでウジウジしてるんですか!?わざわざ連れて来たのにそんな態度取るんだったら、もう連れて帰っちゃいますよ」
「っ待って――」
静止しようとしたのだろう。ベッドを超えて、フェリシアの腰に抱き付いて来た。見上げて、縋ってくる様な海を彷彿させるその瞳を見つめる。ここで今日初めて合った瞳は涙で濡れていた。いつもお兄ちゃんぶって揶揄ってくる時の余裕など微塵もない、彼の初めて見た弱気な瞳。こんな状況だというのに心が締められるような感覚に陥ってしまった。
「それじゃあ、僕は先に部屋出てるんで。二人共ちゃんとお話するんですよ?」
「ロジー!?って行っちゃった」
止める間もなく出て行ってしまったロジーの名前を呼ぶが、呼んだ瞬間手の拘束が強くなった気がした。
二人きりで残されてのは予想外だったが、フェリシアは元々ユリウスと話すことが目的だったのだ。問題ないだろうと思いなおす。来たからにはやるしかないと腹をくくった。
「……ユリウ――」
「言わないで!今は君の気持ちを聞きたくないっ!!」
ユリウスがこんな状況になっているのは自分の所為だと察することが出来たので、まずは謝罪をと考えて口を開いたのだが、それは彼の叫ぶような声によって遮られた。
そこからは言葉を発することが出来ずにどうすれば良いのか分からなかったが、少しの間待っているとポツリポツリとユリウスが言葉を零し始めた。
「行かないでくれ。俺を置いてどこかにいなくなったりしないでくれ。俺は君が隣にいないなんて嫌だ」
「え!?」
「知ってるさ。君が今までディランと一緒にいたことくらい。ディランは事情があるんだと言っていたが、君の心がディランに奪われている事なんて痛いくらいに分かってる。でも、それでも俺は君を諦めきれないんだ。お願いだ。君が俺の隣にいてくれるっていうなら、俺はなんだって差し出す。どんなことでもしてみせるよ。だから……お願いだ、俺を1人にしな――」
「ちょ、ちょっと待って!」
半べそ状態で後半は少し早口に変化したユリウスの言葉を途中で遮り、静止をかける。今までユリウスに対しては丁寧な言葉で話していたが、そんなもの崩れ去るほどに動揺していた。フェリシアが言うのもなんだが、途轍もない誤解が生まれている気がするのだ。
「まず、私はディランの事は幼馴染としか思っていないわ。そういう目で見たことは今まで一度もない」
「でも――」
「でもじゃない!だって私、ずっとユリウスの事が好きだったんだもの!」
「は……?え??」
先程までは涙で目元が少し赤くなっている程度だったユリウスの顔が意味を理解した瞬間、茹蛸のように赤くなる。
「というかそんなことよりも指輪よ、指輪!ユリウスが誰かに翠色の石の指輪を渡そうとしてたから、私失恋したんだと思い込んで――」
「ちょっと待ってくれ」
まくし立てるようにユリウスに詰め寄るフェリシアに今度はユリウスが待ったをかける。そしてふらふらとした足取りで何かを机から取り出してきた。
「君が言っているのはコレかい?」
差し出され、丁寧に包装されたソレを見てみる。そこにあったのはあの日見たものと同じ……ではなかった。正確には色が違う。なにせその色は――。
「青、色?」
深海のような青だった。でもよく見慣れた色。いつもフェリシアが鏡で見つける青だった。
「でも、あの時、あの朝見た時は翠で……好きな彼女の色をあしらってって聞いたから、私は――」
「あー……なるほど」
混乱して取り乱すフェリシアに対して、今度は逆にユリウスの方は平静を取り戻していく。それどころか何かを納得したような素振りさえ見せた。どういう事だと見つめると、ユリウスは何も言わずに部屋の明かりを消す。再び戻った暗闇に目を瞬かせていると、魔法で軽く光源を作ったユリウスが笑顔で近づいて来た。指輪を差し出される。
今度はソレは淡い桃色に色を変化させていた。
「この石は護り石って言って、俺の魔力を石に吹き込んで創り出したんだ。俺は君の事も君が持つその色も全部大好きだからね。渡すものにもこだわって、光の加減で色が変わるようにしたんだよ」
心なしか少し誇らしげに語るユリウス。それがあまりにも可愛く見えて、好きという言葉も嬉しくて、フェリシアは思わず微笑んでしまう。もうお互いに誤解も後ろ暗い感情もなかった。
「俺はフェリシアに出会うまでずっと自分は兄のスペアで居場所なんてないと思っていた。俺が居たいと思える場所も、居る事を許してくれる場所も何処にもない、とそう思い込んでいた」
そう告げるユリウスは悲痛そうな顔でフェリシアまで悲しくなってしまう。けれど次の瞬間、その表情は真逆のものに変化する。
「でも君に出会って君と過ごして、君の強さに惹かれていくうちに生きたいと――君の隣に居たいと願うようになったんだ。俺をこんな風に変えてくれた君を愛してる……これ以上ない程に。君と一緒に存在するために君を一生懸けて護っていくと誓う。だから俺と結婚してくれませんか」
跪き、真っ直ぐに此方を見つめて言われたその求愛の言葉。それに対するフェリシアの答えは既に決まっていた――。
90
あなたにおすすめの小説
公爵令嬢になった私は、魔法学園の学園長である義兄に溺愛されているようです。
木山楽斗
恋愛
弱小貴族で、平民同然の暮らしをしていたルリアは、両親の死によって、遠縁の公爵家であるフォリシス家に引き取られることになった。位の高い貴族に引き取られることになり、怯えるルリアだったが、フォリシス家の人々はとても良くしてくれ、そんな家族をルリアは深く愛し、尊敬するようになっていた。その中でも、義兄であるリクルド・フォリシスには、特別である。気高く強い彼に、ルリアは強い憧れを抱いていくようになっていたのだ。
時は流れ、ルリアは十六歳になっていた。彼女の暮らす国では、その年で魔法学校に通うようになっている。そこで、ルリアは、兄の学園に通いたいと願っていた。しかし、リクルドはそれを認めてくれないのだ。なんとか理由を聞き、納得したルリアだったが、そこで義妹のレティが口を挟んできた。
「お兄様は、お姉様を共学の学園に通わせたくないだけです!」
「ほう?」
これは、ルリアと義理の家族の物語。
※基本的に主人公の視点で進みますが、時々視点が変わります。視点が変わる話には、()で誰視点かを記しています。
※同じ話を別視点でしている場合があります。
大好きだった旦那様に離縁され家を追い出されましたが、騎士団長様に拾われ溺愛されました
Karamimi
恋愛
2年前に両親を亡くしたスカーレットは、1年前幼馴染で3つ年上のデビッドと結婚した。両親が亡くなった時もずっと寄り添ってくれていたデビッドの為に、毎日家事や仕事をこなすスカーレット。
そんな中迎えた結婚1年記念の日。この日はデビッドの為に、沢山のご馳走を作って待っていた。そしていつもの様に帰ってくるデビッド。でもデビッドの隣には、美しい女性の姿が。
「俺は彼女の事を心から愛している。悪いがスカーレット、どうか俺と離縁して欲しい。そして今すぐ、この家から出て行ってくれるか?」
そうスカーレットに言い放ったのだ。何とか考え直して欲しいと訴えたが、全く聞く耳を持たないデビッド。それどころか、スカーレットに数々の暴言を吐き、ついにはスカーレットの荷物と共に、彼女を追い出してしまった。
荷物を持ち、泣きながら街を歩くスカーレットに声をかけて来たのは、この街の騎士団長だ。一旦騎士団長の家に保護してもらったスカーレットは、さっき起こった出来事を騎士団長に話した。
「なんてひどい男だ!とにかく落ち着くまで、ここにいるといい」
行く当てもないスカーレットは結局騎士団長の家にお世話になる事に
※他サイトにも投稿しています
よろしくお願いします
婚約者が他の女性に興味がある様なので旅に出たら彼が豹変しました
Karamimi
恋愛
9歳の時お互いの両親が仲良しという理由から、幼馴染で同じ年の侯爵令息、オスカーと婚約した伯爵令嬢のアメリア。容姿端麗、強くて優しいオスカーが大好きなアメリアは、この婚約を心から喜んだ。
順風満帆に見えた2人だったが、婚約から5年後、貴族学院に入学してから状況は少しずつ変化する。元々容姿端麗、騎士団でも一目置かれ勉学にも優れたオスカーを他の令嬢たちが放っておく訳もなく、毎日たくさんの令嬢に囲まれるオスカー。
特に最近は、侯爵令嬢のミアと一緒に居る事も多くなった。自分より身分が高く美しいミアと幸せそうに微笑むオスカーの姿を見たアメリアは、ある決意をする。
そんなアメリアに対し、オスカーは…
とても残念なヒーローと、行動派だが周りに流されやすいヒロインのお話です。
【完結】私たち白い結婚だったので、離婚してください
楠結衣
恋愛
田舎の薬屋に生まれたエリサは、薬草が大好き。薬草を摘みに出掛けると、怪我をした一匹の子犬を助ける。子犬だと思っていたら、領主の息子の狼獣人ヒューゴだった。
ヒューゴとエリサは、一緒に薬草採取に出掛ける日々を送る。そんなある日、魔王復活の知らせが世界を駆け抜け、神託によりヒューゴが勇者に選ばれることに。
ヒューゴが出立の日、エリサは自身の恋心に気づいてヒューゴに告白したところ二人は即結婚することに……!
「エリサを泣かせるなんて、絶対許さない」
「エリサ、愛してる!」
ちょっぴり鈍感で薬草を愛するヒロインが、一途で愛が重たい変態風味な勇者に溺愛されるお話です。
余命宣告を受けたので私を顧みない家族と婚約者に執着するのをやめる事にしました 〜once again〜
結城芙由奈@コミカライズ連載中
恋愛
【アゼリア亡き後、残された人々のその後の物語】
白血病で僅か20歳でこの世を去った前作のヒロイン、アゼリア。彼女を大切に思っていた人々のその後の物語
※他サイトでも投稿中
【完結】私を忘れてしまった貴方に、憎まれています
高瀬船
恋愛
夜会会場で突然意識を失うように倒れてしまった自分の旦那であるアーヴィング様を急いで邸へ連れて戻った。
そうして、医者の診察が終わり、体に異常は無い、と言われて安心したのも束の間。
最愛の旦那様は、目が覚めると綺麗さっぱりと私の事を忘れてしまっており、私と結婚した事も、お互い愛を育んだ事を忘れ。
何故か、私を憎しみの籠った瞳で見つめるのです。
優しかったアーヴィング様が、突然見知らぬ男性になってしまったかのようで、冷たくあしらわれ、憎まれ、私の心は日が経つにつれて疲弊して行く一方となってしまったのです。
婚約者が実は私を嫌っていたので、全て忘れる事にしました
Kouei
恋愛
私セイシェル・メルハーフェンは、
あこがれていたルパート・プレトリア伯爵令息と婚約できて幸せだった。
ルパート様も私に歩み寄ろうとして下さっている。
けれど私は聞いてしまった。ルパート様の本音を。
『我慢するしかない』
『彼女といると疲れる』
私はルパート様に嫌われていたの?
本当は厭わしく思っていたの?
だから私は決めました。
あなたを忘れようと…
※この作品は、他投稿サイトにも公開しています。
公爵家の隠し子だと判明した私は、いびられる所か溺愛されています。
木山楽斗
恋愛
実は、公爵家の隠し子だったルネリア・ラーデインは困惑していた。
なぜなら、ラーデイン公爵家の人々から溺愛されているからである。
普通に考えて、妾の子は疎まれる存在であるはずだ。それなのに、公爵家の人々は、ルネリアを受け入れて愛してくれている。
それに、彼女は疑問符を浮かべるしかなかった。一体、どうして彼らは自分を溺愛しているのか。もしかして、何か裏があるのではないだろうか。
そう思ったルネリアは、ラーデイン公爵家の人々のことを調べることにした。そこで、彼女は衝撃の真実を知ることになる。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる