ドラゴンレディーの目覚め

莉絵流

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気になって仕方がない!

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今朝もスッキリ目が覚めた♪
朝の目覚めがスッキリしてるとそれだけで気分が良いよね。
さぁ~て、会社に行く準備しよっと。

昨日、あんなにイヤな一日だったのに、
その理由がアトランティーナのお陰で分かったから、
今日は、同じことはしないぞ!

今日もイヤなことがあるかもしれない。
でも、今日は、昨日より上手に過ごす!

あっ、『今日もイヤなことがあるかもしれない』
っていうのは、ナシにして!

「今日は、何が起こってもイライラしない、怒らない。
楽しい一日にする!」

これでよし!
ローズクォーツは・・・あっ、キラキラしてる♪
昨日、ケアしといて良かった。
今日もよろしくね、ローズクォーツさん♪

今日も電車、座れた。
幸先良いスタートを切ったけど、油断は禁物。
何が起こってもイライラしない、
怒らないって決めたのは良いけど、なんか緊張しちゃう(汗)
平常心、平常心。

会社に到着。
なんでなんだろう。会社に入っただけなのに、
さっきより緊張してる。ヤバッ。
とりあえず、この緊張感を取り除かなきゃっ!
やっぱり、基本は挨拶だよね、うん。

「おはようございま~す」
大きな声で挨拶してみた。
大きな声を出すとちょっとだけ緊張感も
一緒に出て行ってくれるような気がする(笑)

でもね、いくら大きな声で挨拶しても
同じように大きな声で「おはようございます」って
返してくれる人、居ないんだよね。
なんでだろう?
まっ、いっか。いつものことだしね。

あ~あ、部長は、今日も朝から苦虫を
噛み潰したような顔してる。
何もヘラヘラしてろとは言わないけど、
自分がこの部署のリーダーで、
この部署のカラーが自分で決まる
っていう自覚くらいはして欲しいよね。

高梨もスマホばっかり見てて・・・。
いったい何しに会社に来てるんだか・・・。
ホント、呆れるわ。

あ~、いけない。またグチっぽくなってるじゃん(汗)
これ、私のクセなのかなぁ?クセになっちゃった!?
これはマズイ。

でも、気づけただけ一歩前進だよね。
グチは私の周波数を下げて、またイヤなことが
起こっちゃうから気をつけないとね。

それにしても・・・
どうしても部長と高梨が気になるんだろう?
私のアンテナが部長と高梨に向かって、
立ってるみたいな感じ。
なんか、気持ち悪い。

いちいち、あの二人の言動が気になるって変だよね。
好きな人のことが気になって目で追うっていうなら、
まだ分かるんだけど、ホントにイヤ!!

でもね、気がつくとあの二人のこと見えるんだよね。
それで、私に関係ないことにもイライラしちゃう。
なんか、損してる気分だわ。

あ~、またやってるよ。
部長、暴言吐きまくってるわ。
誰に対しても同じ態度なら、そんなに腹も立たないんだけど、
自分より下の人間に対してだけ偉そうにするからイヤなんだよね。
ずっと席に居て、パソコンいじってるから
仕事してるのかなって思ったら、ゲームしてるし・・・。
部長だっていう自覚、あるのかねぇ。

でも、感心するのは、局長とか、たまにしか来ないのに、
誰よりも早く気がついて、せっせと近くまで行って、
滅多に見せない、ぎこちない笑顔でペコペコするんだよね。
マジで滑稽だわ。益々、呆れちゃう。

相手によって態度を変えるって、
人としてどうかと思うんだよね。あり得ないでしょ。
それが会社員なんだって言ったら、そうなのかもしれないけど、
私はそういうのが大っ嫌い!
だって、正社員だろうが、契約社員だろうが、派遣社員だろうが、
お掃除してくれてる人だろうが、みんなの力があって
会社って成り立ってるワケでしょ?

上司を敬うことは大切なのは分かってるけど、
敬うこととおべっか言うこととは違うと思うんだよね。
そんなに出世したいのかね。私には分かんないや。

そういえば、高梨も部長に似てるとこあるなぁ。
私とか、先輩に対しても態度悪いけど、契約社員とか、
派遣社員の人に対しては、もっと酷いもんなぁ。
みんな、よく我慢してるって思う。

私だったら、ブチ切れてると思う(苦笑)みんな、偉いよね。
それが大人ってことなのかもしれないけど、私には無理。
それが出来ないと大人じゃないって言うんだったら、
私は、一生大人になんてなれなくて良いかな(笑)

はぁ~、やっと終わった。今日は、残業しないで帰るんだ。
なんかね、一日中緊張してたみたいで、変な疲れ方してる(苦笑)
今日は、大声出して怒ってはいないけど、
やっぱりイライラしてたし、怒ってたような気がする。
これ、改善しないと、いつまで経っても私、変われないよね。
何か良い方法がないか、アトランティーナに相談しよう。
      
今日も簡単だけど、自炊しよっと。
今までならコンビニでお弁当買ってきて、
なんてしょっちゅうだったけど、
自分で作った方が絶対、自分に優しいもんね♪

小さなことから始めてみよう。
無理しない程度にね。
いきなり大きく変わろうとしても続かないと思うんだ。
たぶん、途中でイヤになっちゃうでしょ?
だから、小さなことからが良いよね。

今日はシャワーだけで済まそうと思ってたけど、
なんか、めっちゃ疲れてるからお湯に浸かった方が良いよね。
あ~、お風呂に入るの、面倒だぁ~。

でも、お風呂に入った方が疲れもとれるし、
サッパリして気持ち良い感じで
アトランティーナとお話ししたいからなぁ♪
サクッとお湯溜めて入ろうっと♪

なんか、アトランティーナのお陰で、
早くベッドに入る習慣がついたみたい。

これもまた小さいけど、良い変化だと思う。
こういう小さなことを積み重ねていくうちに
大きく変わっていくような気がする。
楽しみ~♪
じゃ、まだ10時前だけど、ベッドに入ろうっと♪

あ~、いけないって分かってるんだけど、
アトランティーナを待っちゃうな。
別にアトランティーナに恋してるワケじゃないんだけど、
アトランティーナとお話しする前って、
楽しみすぎてドキドキしちゃう♡
本当に待ち切れない感じ。

今まで、彼氏が居たこともあったけど、
デートで待ち合わせしても、
こんな気持ちになったことなかったなぁ・・・。

好きになったつもりだっただけで、
本気で好きじゃなかったってことなのかな!?
なんか、それって相手にも失礼だし、
自分が残念になっちゃうね(苦笑)

あ~、ダメダメ!全然、残念じゃないよ!
そこまで好きになれる相手に出会ってなかったって
ことかもしれないし、私の準備が整ってなかったって
ことなのかもしれない。

ごめんね、残念なんて言っちゃって。
今、楽しいことが見つかって、本当に良かったって思ってるよ。
なんか、新たな発見があって、ちょっとだけ後悔?
反省して、サクッと手放したお陰で、
また少し楽になった気がする。

もしかしたら、【自分では意識することが出来ない意識】の中に
今までの恋愛のことも残ってたのかもしれないね。
だから、それを手放したから、
少しだけ身軽になって楽になったのかも!?
なんか、スゴイじゃん。私、ちゃんと成長してるよ♪

そうだ!成長ついでにっていうのも変だけど、
私からアトランティーナを呼んでみよっ!

まずは、リラックスするんだよね。
ふぅ~、私の身体さん、力を抜いてくよ、
ほら、少しずつ抜けてきたよ、上手だね、
私の身体さん♪眠くなってきたぁ。

「ふわぁ~」ダメだぁ。眠い。
やっぱり、アトランティーナに呼んでもらおう。

「ミウ、チャレンジすることは良いことね。
それに、力の抜き方もマスターしたみたいね」

「あっ、アトランティーナ!今夜も会えて良かった♪」

「ミウ、私に恋してるの?嬉しいわ」

「なんか、照れちゃう。でも、変な意味じゃなくてね・・・」

「そんなに慌てて弁解する必要なんてないのよ。
恋するっていうのは、何も恋愛に限ったことじゃないの。

相手が人じゃなくても、例えば絵を描くこととか、
歌を歌うこと、踊ること、映画やお芝居を観ることとか、
何でも良いのよ。

自分が好きだ、楽しいって思うこと、
それが恋というものなのよ。
いつも何かに恋してるってステキなことよ」

「えっ、恋ってそういうものなの?
知らなかった!また一つ賢くなった♪
ありがとう、アトランティーナ!」

「いいえ、どういたしまして。
ところで今日は、違った意味で疲れたみたいね」

「そうなの!会社に着いた途端、緊張しちゃって・・・。
それとね、何も問題は起きなかったんだけど、
部長と高梨のことで無駄にイライラ、ムカムカしちゃって・・・。
どうにかなんないかなぁと思って」

「そうね、ミウは部長と高梨くんのこと、注目してるものね」

「えっ、私が!?部長と高梨に注目してるの!?」

「そうよ。
だから、つい見ちゃうし、気になってしまうんじゃないかしら?」

「確かに・・・。でも、注目してるって、なんかイヤかも・・・」

「人はね、好きな人にだけ関心を持つわけじゃないのよ。
好きと嫌いは同じ線上にあるの。

同じ線上で、左側が好きで右側が嫌いって感じかしら。
左右が逆でも良いんだけどね。
だから、嫌いな人にも関心を持ってしまうのよ」

「なんか、イヤな感じだね(苦笑)」
「ミウ、想像して欲しいんだけど、
真っ暗な場所があって、そこの床に電球が並んでいるの。
その電球が点いていたら、そこに目が行くでしょ?」

「そうだね。真っ暗だったら、そこに目が行くよね」

「その電球が点いている所が
ミウが関心を向けている所だと思えば、
なんとなく分かるかしら?

外に出れば、たくさんの人に会うでしょ?
道ですれ違うだけの人もいるだろうし、
同じ電車に乗っている人もいる。

会社に行っても話したこともない人もいるだろうし、
同じフロアにもたくさんの人が居ると思うんだけど、
ミウの印象に残っている人って、
意外と少ないんじゃないかしら?」

「確かに!道ですれ違った人とか、全然覚えてないし、
何人とすれ違ったのかも分かんないや。

同じ電車に乗ってる人もいつも会う人は、
顔くらいは覚えてるけど、その人がどの駅で
降りてるのかも分からない。

会社でもそうだね。
部長と高梨以外にも居るはずなのに、
誰が休んでたのかさえも覚えてないや。

うわっ、ってことは、やっぱり私、
部長と高梨に注目してるんだ!ショック・・・」

「だから、意識的に電球を消せば良いのよ」

「どうやって?」

「さっき想像した場所があるでしょ?
そこで、部長と高梨くんの所に点いていた電球を消すの。

自分で、この電球は部長だから、
今から消しますって思って消すのよ。
高梨くんの電球も同じ。
明日、やってみると良いわ」

「うん、分かった。早速やってみる!」

「きっと、気にならなくなると思うわよ」

「アトランティーナ、ありがとう!
あとね、こうして寝る前以外にも
アトランティーナとコンタクトを取ることって
出来るのかなって思ってて・・・」

「もちろん、出来るわよ」

「えっ、そうなの!?どうやって?」

「ミウがさっきやってたみたいに身体の力を抜けば良いのよ」

「えっ、だって、身体の力抜いたら眠くなっちゃうよ(笑)」

「それはベッドの中だからでしょ?
私とコンタクトを取る目的だけじゃなくても
身体の力を抜いて生活することは、
とっても大切なことなのよ」

「えっ、なんで!?」

「身体に力が入っていると視界が狭くなってしまうし、
無駄に疲れてしまうからよ」

「どういうこと?」

「空気の中に酸素があるでしょ?
人を車に例えるなら、酸素はガソリンと同じなの。
車は、最低限必要なガソリンがあれば走れるけど、
それは車に負担をかけてしまうわよね?

出来れば、ガソリンは満タンにした方が
車にかかる負担は軽減されるのは分かるでしょ?
それと同じで、人も生きるために必要な最低限の酸素だけで
生活していると身体への負担が大きくなるの。

だから、出来るだけたくさんの酸素を
日頃から意識的に取り入れるようにした方が良いのよ」

「酸素をたくさん取り入れたら疲れにくくなるってこと?」

「そう!それに頭も冴えるし、気分も良くなるわよ」

「どうやって、たくさんの酸素を取り入れたら良いの?」

「深呼吸する習慣をつけると良いのよ。
鼻からゆっくり息を吸って、口からゆっくり吐き出す。
これだけのことよ」

「え~、でも会社でそんなことしてたら変じゃない?」

「あら、なんで変なの?みんな呼吸してるでしょ?
何も変なことなんて無いじゃない」

「だって、そんなことしてる人、居ないよ」

「そうよ、だって他の人は、
必要最低限の酸素で生活してるんだもの。
居ないでしょうね。

でも、そこでミウが深呼吸していたら、
「何してるんですか?」って聞かれるでしょ?
そうしたら、今、私がした話をして欲しいのよ。

少しでも多くの人がたくさんの酸素を
身体に取り入れるようになったら、
それだけでちょっとは平和になるもの」

「そんなことで!?」

「そうよ。頭が冴えて、身体が楽になって、
気分が良くなったら誰だって嬉しいでしょ?
そうしたら、自分のことにも集中できるようになるじゃない」

「なるほどね。
私もハッピーになって、周りもハッピーにすることになるんだね!
しかも、アトランティーナとも
コンタクトが取れるようになって・・・一石二鳥だね」

「そういうこと!」

「早速、明日からやってみる!」

「じゃ、今夜はもうおやすみなさい」

「えっ、もう?」

「たまには、そういう日があっても良いでしょ」

「確かにね。じゃ、おやすみなさい。
明日は、昼間もアトランティーナと
お話しすることが出来るように深呼吸を忘れずにするね」

「そうね、楽しみにしてるわ。おやすみ、ミウ」

ふぅ~、ちょっと物足りないけど、
きっと、これもアトランティーナの意図なんだと思う。

もっと、お話ししたいって思えば、
私がちゃんと深呼吸することを忘れないって
思ってるんだろうな。

でも、当たりかも。
アトランティーナには敵わないな。

<次回へ続く>
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