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今日も目覚めがスッキリ♪
今日は、昼間からアトランティーナとお話しするんだよね。
それだけで楽しみ♪今日も電車で座れたら良いな。
そしたら、早速、アトランティーナとお話ししよう!
アトランティーナに出会ってから、
電車で座れない日が無くなった。不思議だよね。
同じ時間だし、同じ駅から乗ってるのに。何が違うんだろうね。
でも、良い変化だから、このまま受け容れよう♪
ふぅ~、深呼吸して、身体の力抜いて・・・。
「アトランティーナ、聞こえる?」
「ミウ、ちゃんと深呼吸してるわね」
あっ、アトランティーナの声だ!
ちゃんと今は、力が抜けてるんだね。良かった。
なんか、それだけのことなのに、めっちゃ嬉しくて、
達成感まで感じてる。ホント、私って単純だ(汗)
「単純じゃなくて、ミウは素直なのよ」
「【単純じゃなくて、素直】って、
物は言いようだね。単純って言うより、
素直って言った方が聞こえが良いもんね」
「どんなことでも、色々な見方が出来るでしょ?
【単純】と【素直】もそう。
同じような意味でも捉え方を変えるだけで印象が変わるの。
「単純ね」って言われるとちょっとバカにされたように感じるけど、
「素直ね」って言われると褒められたように感じない?
こうやって、少しでも気分が良くなる捉え方をするように
心掛けてみて欲しいの。
それだけで、ミウに起こることが変わってくるから」
なるほど・・・。
そうだね、小さいことの積み重ねで一日が出来てるんだもんね。
今、この瞬間から、これもやってみよう!
忘れちゃいそうだから、メモっとかないとね。
1.深呼吸すること
2.気分が良くなる捉え方をすること
なんか、メモることが増えていきそう(汗)
でも、これでイヤなことがあったとしても、
そのイヤなこともラッキーなことに変わって、
ハッピーになって、私の周りに居る人達も
みんなハッピーになってくれるんだったら、
大変っていうより楽しみだから、楽しい努力になるね♪
「アトランティーナ、部長と高梨のことだけど、
電球を消すだけじゃなくて、
今、アトランティーナが言ったように捉え方を変えれば、
変わるのかなぁ?
でも、良い方に捉えるっていうのも難しいとは思うけど・・・。
あの二人が変わったら、私だけじゃなくて
救われる人がたくさん居ると思うんだけど、
あの二人の考え方とか態度とかって、
変えることが出来たりするのかなぁ?
ねぇ、アトランティーナ、どうなの?」
「まだ電球、点けっぱなしね(苦笑)まぁ、いいわ。
じゃ、これから大切な話をするわね」
「あはっ(笑)確かにそうだね。ごめんなさい。
大切な話、聞かせてください」
「はい、では始めます(笑)
まず伝えておきたいのは、
変えることが出来るのは自分のことだけで、
他の人のことを変えることは出来ないってこと。
だからミウが変えることが出来るのは、ミウのことだけ。
でも、ミウが変われば部長も高梨くんも変わる可能性があるわよ」
「それって、私が二人と親しくないから変えられないの?
家族とか恋人とか、近しい人なら変えられるってこと?」
「親しさとは無関係ね。
誰でも、どんな関係でも、自分以外を変えることは出来ないの。
変えることが出来るのは自分のことだけ。
これは、とっても大切なことだから忘れないでね」
「じゃ、これもメモっとかないとっ!」
1.深呼吸すること
2.気分が良くなる捉え方をすること
3.変えることが出来るのは自分のことだけ
「メモに残しておくというのは、とても良いことね。
考えたり、思ったりしても人はすぐに忘れてしまうけど、
書くことで記憶に残しやすくなるから。
それに、メモを何度も見ることで、
更に深く記憶に刻み込むことも出来るわ。
そうしている内に、それがだんだんミウの一部になって、
ミウにとっての当たり前になっていく。
そうやって、必要な新しい価値観が創られていくのよ」
「確かに・・・。書くと忘れにくくなるよね。
仕事でも【やることリスト】を作って、
片付いたものを消していくとミスを防ぐことも出来るし、
効率よく仕事を進められるもん。それと同じだよね」
「そうね。仕事でメモをする習慣があるから、
すぐにメモを残すことが出来たのね。素晴らしいわ、ミウ!」
「なんだか褒められると照れちゃう(汗)
褒められることに慣れてないから(苦笑)」
「そこも変えていくと良いわね。
特にミウが住んでいる日本という国は、
そういう傾向が強いみたいね。
謙虚さが美徳だっていう風習が残っている国だから。
確かに謙虚さは美徳だし、何かを、学ぶ上では
なくてはならないことだけど、日本の人は、
謙虚さと謙遜をごっちゃにしちゃってるの。
謙虚さは身につけた方が良いけど、謙遜は要らないのよ」
「えっ、謙虚と謙遜って違うの!?」
「ええ、全然違うわ。調べてみて。
人から聞くより自分で調べた方が記憶に残るから」
「分かった!調べてみる!
え~っと、まずは【謙虚】から調べよう。
【謙虚】控えめで、慎ましいこと。
素直に相手の意見などを受け容れること。
なるほどね。じゃ次は【謙遜】だね。
【謙遜】へりくだること。卑下すること。控えめにすること。
似てるけど、なんか違う気もする。何が違うんだろう???」
「ミウが調べた結果で覚えて欲しいのは・・・
【謙虚】は、【素直に相手の意見などを受け容れること】で、
【謙遜】は【卑下すること】。この違いは分かるでしょ?
【謙遜】は、自分の立ち位置を変えないのに対して、
【謙遜】は、自分の立ち位置を相手より低くしてるの。
【自己価値】の話をしたのを覚えてる?
自己価値を正しく認識するだけで、自信も湧いてくるし、
自分の可能性も信じられるようになるっていう話。覚えてるでしょ?」
「あ~、覚えてる!
自分に対する認識や価値が正しく修正されていくことで、
自信を持てるようになるって話だよね?」
「そう!その話よ。
だから【謙遜】ではなくて、【謙虚】であって欲しいのよ!
私の言ってること分かる?」
「う~ん・・・なんとなく」
「ミウは、褒められるのが苦手って言ったでしょ?
それが【謙遜】なの。
自分に対する認識が正しく修正されていけば、
自分に対する認識が変わって、自分の価値にも気づけるようになるの。
そうすると褒められたことを素直に喜べるようになるわ。
【謙虚】な気持ちでね。
日本の人は、自分を卑下して他の人に
“そんなことないですよ”って言って欲しい民族性があるみたいね。
自分で、自分の良い所を言ってはいけないって
思ってる人が多いって感じるけど、どうかしら?」
「確かに!自分のことをワザと悪く言うっていう習慣はあると思う。
それで、他の人に“そんなことないでしょ!
だってあなたは、こんなことも出来て、あんなことも出来るんだから!”
って言ってもらおうとしてる。
だから、もし相手が“そんなことないでしょ!”
って言ってくれない人だとその人のことを悪く言ったり、
思ったりするんだよね。
でも、こうやって考えてみるとヘンな話だね。
自分で自分のダメ出しをしておきながら、
人にそのダメ出しの否定と褒め言葉を
求めてるなんて笑っちゃうね」
「客観的に見たら、変なことをしているのが分かるわよね。
だから、これからは自分のダメ出しなんてしないでね。
考えてみて欲しいの。
もし、ミウが大切に思っている人がミウのダメ出しをしたら、
どんな気持ちになる?」
「めちゃめちゃ悲しいし、立ち上がれなくなると思う」
「そうよね。ミウがミウのダメ出しをするとミウの中に居る、
小さなミウが悲しくなって、前を向けなくなって、
『私はダメなんだ』って思うようになるの。
そうするとミウ自身も『私はダメなんだ』って思うようになって、
どんどん自信を失くして、自分の可能性も信じられなくなっていくの」
「えっ、私の中に小さな私が居るの?」
「そうよ。小さいけど、とってもパワフルで、
何でも出来るミウが居るの。
まだ怖いものを知らない、無邪気で、『何でも出来る!』って
ミウの可能性を信じている小さなミウが、いつもミウの中に居るの。
そのミウが、実は本当のミウで、
ミウが一番大切にする必要がある存在なんだけどね」
「へぇ~、そうなんだ・・・。
でも、そう考えた方が自分に優しくするっていうのも
分かりやすいし、しやすいかも。
だって、小さい子供に優しくする方が簡単に感じるもん。」
「そうね、小さい子には優しくするものね。
じゃ、これからは、自分に優しく出来るわね。
それに加えて、ダメ出しじゃなくて、
自分が何を言っているのかに意識を向けるクセをつけると良いわ。
何かを言う時、言う前に必ず考えてるでしょ?
無意識かもしれないけど。だから言葉を発するっていうのは、
まず頭を使うの。
つまり、頭の中に情報をインプットするのね。
次に声を出したことは現実になりやすいの。
なぜなら、声に出したことは宣言になるから。
だからね、後ろ向きなことや自分へのダメ出しをすると、
言った通りになりやすくなる。
そして、声に出したことは耳でも聞いてるでしょ?
そこで、最終確認が行われて、現実化へと進んで行くのよ。
整理すると、情報が頭の中にインプットされて、
声に出して宣言して、耳で聞いて最終確認が
行われて現実のことになって行くって感じかしらね。
ここまでは大丈夫?」
「【思ったこと、考えたことは、現実になる】ってことだよね?
確かに思ったり、考えたりするだけじゃなくて、
声に出すと取り消しが効かなくなるのは分かる。
だから、自分へのダメ出しがN Gっていうのも理解できるよ」
「よかったわ。じゃ、少しだけ続けるわね。
ミウ、思い出して欲しいんだけど、ミウも子供の頃は、
褒められた時、素直に喜んでいたと思うの。どうかしら?」
「そうだね。ちっちゃい頃は褒められると、
もっと褒められようとしてたかも(笑)
褒められること、大好きだった!
なんか、この感覚、聞かれるまで忘れてた!」
「ねっ、そうでしょ?
だから、さっき“褒められることに慣れてないから”
って言ってたけど、それって大人になってから
ミウが変わってしまったってことなの。
学校や会社で色々な経験をしている中で
学んだことなのかもしれないけど、
それはミウを幸せにしてくれる学びではないのよ」
「そうだね(苦笑)
アトランティーナの話を聞きながら、
なんで褒められるのが苦手になったのか思い出してたんだけど、
人が誰かを褒める時って、
なんか下心っていうか、裏があるような気がしちゃうんだよね。
例えば、何か無茶なお願いされるんじゃないかとか、
褒められて喜ぶと、後から陰で『本気にしてバカじゃない』って
思われるんじゃないか、陰口言われるんじゃないかとか、
なんか警戒しちゃうんじゃないかなって。
だから素直に喜べないんだって思った」
「なんか・・・哀しいわね。
でもね、いいじゃない!何を思われたって、何を言われたって。
褒められたことを素直に受け取って喜んだ方が絶対に良いから!
でも、無茶なお願いをされた時は断るのよ。
だって、無茶なお願いと褒めることはセットにはならないから。
褒められたことに対しては、素直に喜んで、
褒めてくれたことに感謝して終わり。
無茶なお願いに対しては“出来ません”って、ハッキリ言って終わり。
勇気の要ることかもしれないけど、
ミウがそういう姿を見せていくことで、必ず周りが変わっていくから。
だからといって、『周りを変えてやろう!』って思いながらはダメよ。
誰かを変えることは出来ないんだから。
変わる人も居るだろうし、変わらない人も居る
ということを忘れないでね。
だから、これから褒められた時は、
何も考えずに素直に喜んで、褒めてくれたことに
“ありがとう”って、感謝の気持ちを伝えるようにしてね」
「うん、分かった。やってみるね。
って、またメモっとかなきゃ忘れちゃう!
え~っと・・・
1.深呼吸すること
2.気分が良くなる捉え方をすること
3.変えることが出来るのは自分のことだけ
4. 自分が何を言っているのかに意識を向けるクセをつける
5. 褒められた時は、素直に喜んで、
褒めてくれたことに“ありがとう”って、感謝の気持ちを伝える
こんな感じかな?」
「とっても良いわね、ミウ。そろそろ降りる駅に着くわね。じゃ、またね」
やっぱりアトランティーナってスゴイや!電車に乗ってる時間内で
キレイにまとめてくれた。
電車に乗ってすぐに座れたのも、やっぱりアトランティーナが
助けてくれたからなんだね。
ってことは・・・アトランティーナに出会ってから
ずっと電車で座れてるってことは、もっと早く
アトランティーナとコンタクトが取れたってことだったんだ!
あ~、もっと早くアトランティーナに聞けば良かった!
でも、きっと今日だったんだよね。何事にもタイミングがある。
なんか、アトランティーナがそう言ってる気がする。
今日は、ずっと座りながら目を閉じて、ゆっくり呼吸しながら
アトランティーナと会話してた。
たまにメモしてたけど、こんなにゆったりした気分で
会社に向かったことはなかった。
アトランティーナに出会ってから、
ずっと朝、電車で座れてたんだけどね(苦笑)
いっぱい考えて、いっぱい思い出したのに、全然疲れてない。
疲れるどころか、気分スッキリ♪
やっぱり、アトランティーナって、スゴイ!出会えて本当に良かった♪
今日は部長と高梨に点いてる電球を消すところから始めてみよう!
なんか、楽しくなってきたぞ♪
会社に到着!
でも、今日は昨日と違って緊張してない。
それどころか、早く自分のフロアに行きたくてウズウズしてる(笑)
今日は楽しくなるし、会社を出る時には達成感に満ち溢れてる。
そんな気がする。
「おはようございま~す!」
まずは、大きな声で挨拶からスタート。
全ての基本だもんね。うん、相変わらず覇気がないね、みんな。
いいよ、いいよ、私は気にしない。
だって、人それぞれ価値観が違うんだもんね。
でも、声が小さいのは仕方がないとして、
目の前で挨拶してるのに無視っていうのは、どうなの?
私のことが嫌いなの?って思っちゃう。
いけない、いけない。気分が良くなる捉え方が大事なんだよね。
でも、挨拶を無視された時って、どんな捉え方をしたら、
気分が良くなるの?
はぁ~、やっぱりアトランティーナの声は聞こえないか・・・。
身体の力、抜け切れてないもんね。まだまだ修行が足りない。
っていうか、始めたばかりだから仕方ないよね。
責めたりしないよ。だって、自分に優しくするんだもん!
ほら、もう一歩前進してるじゃん、私♪
う~ん、部長は今日も安定の不機嫌顔だね。
いいよ、いいよ、いつもの光景だからね。
でも今日は、これで部長ウォッチは終了です。
はい、イメージしていくよ。
真っ暗な部屋にある、部長の所に点いてる電球。
あっ、見つけた!はい、消しま~す。完了しました!(笑)
消せたけど、目を開けたまま、イメージするのって、
結構、大変かも(汗)でも、これも慣れかもね。
これからイメージの中で何かをすることが増えそうだから、
そのうち慣れるんじゃないかな。
ま、重たく考えないで、気軽に、気楽に行こう!
はい、続いて、高梨。
今日も舐めてる感じ。いいよ、いいよ。
変わらない景色っていうのは、考えようによっては、ホッとするね(笑)
でも今日は、これで高梨ウォッチは終了です。
はい、またまたイメージしていくよ。
真っ暗な部屋にある、高梨の所に点いてる電球。
あっ、見つけた!はい、消しま~す。完了しました!(笑)
これでよし!今日の最初の仕事が完了だ。
さて、どんなふうに変わっていくのかな?楽しみだね。
えっ、もう、こんな時間!?
12時には少し早いけど、ランチ行っちゃおう♪
っていうか、午前中、全く部長と高梨のことが気にならなかった!
ビックリ!!電球消灯作戦、大成功だね♪
アトランティーナに報告できる!良かった。
午後もこの調子で、やって行こう!
ランチ明けは、眠気も襲ってくるけど、この眠気を利用して(?)
アトランティーナとお話しすることって出来たりするのかな?
「ね、アトランティーナ、どうなのかな?」
「・・・」
やっぱり無理か(苦笑)
そうだね、眠気は襲ってきてるけど、身体に力・・・入ってるもんね(汗)
眠いのと身体の力が抜けるのとはイコールじゃないんだね。
なんか、不思議な感じがする。
眠い時は、身体の力も自然と抜けるような気がしてたけど、
そうじゃないってこと、初めて気がついた!
これも私にとっては、大きな発見だ!また一つ賢くなったかな?(笑)
眠いけど、確認だけはしておこう。
部長と高梨の所に点いてる電球は・・・うん、大丈夫!消えてる♪
午後もこのまま電球は消しておこう!
でも、毎日、この確認しなきゃいけないのかな?
気にならなくなったのは、本当に良かったけど、
朝と午後イチにこの確認しなきゃいけないのは、ちょっと面倒かも(苦笑)
これもアトランティーナに相談しよう。
部長と高梨のことが気にならなかったから、
新しいアイデアも浮かんだし、仕事も進んだ。
こんなに時間と労力の無駄をしてたんだね。気がつかなかったわ(汗)
お陰で、定時になる前に帰る準備も整ったし、
後は終業のチャイムを待つだけ(笑)
気持ちが楽だと身体も楽になるんだ♪
もっと早く電球のことを気づけてたら良かったなぁ。
アトランティーナに感謝、感謝だよ。
「キンコーン、カンコーン」チャイムが鳴った!
「お先に失礼しま~す!」会社なんて長居は無用だよね。
サッサと帰るに越したことはない。
さて、今日の夕飯は何食べようかなぁ♪
久しぶりにデパートの地下で買い物してから帰ろう。
今日は、気分も良いし、ちょっと贅沢しちゃおうかな。
今日は、お惣菜買ってきたから作らなくてよし!っと。
時間もあるし、撮り溜めてたビデオを見ながら、ゆっくり食事して、
お風呂もお湯を溜めて、ゆっくり入ろう♪
部長と高梨の電球を消しただけで、こんなにハッピーになれるなんて驚き!
たったそれだけのことで、こんなに気持ちに余裕が出来るんだね。
ホントに人の幸せって些細なことで決まるんだって改めて実感した。
今夜のお風呂は、ローズのバスソルトも入れちゃおう♡
あと、電気を消してキャンドルを灯したら、もっと気分上がるかも♪
足のマッサージもして、顔と髪にクレイパックもしちゃおっかな♪
今日のお風呂は、セルフ・エステだね。
はぁ~、スッキリした。
まだ10時前だけど、今夜もベッドに入ろう。
アトランティーナに報告したいし、相談もあるからね。
今夜もアトランティーナとお話し出来ると良いなぁ・・・。
「ふわぁ~」今夜は、いつもより眠くなるのが早いかも・・・。
「ミウ、お話し出来る?」
「・・・」
「今日は、止めておいた方が良いかしらね」
「あっ、アトランティーナ!ごめん、すっかり寝入ってたみたい。
お話ししたいから、待って!行かないで!」
「大丈夫よ、私はここに居るから。
今日は、いつもとは違う疲れを感じたのかもしれないわね」
「そうなのかなぁ?でも、気分はスッキリしてるよ♪
ちゃんと部長と高梨に点いてた電球消せたの!」
「良かったわね。効果も体感したみたいだし」
「そうなの!たったそれだけのことなのに、気持ちに余裕が出来て、
新しいアイデアも浮かんだし、仕事の進みも良くて、
いつもとは違う一日だったの。
今まで、どれだけ時間と労力を無駄に使ってたのかも分かったよ。
もっと早く知ってたら良かったのにって思った。
アトランティーナのお陰だよ。いつも本当にありがとう!」
「ミウが理解して、トライしたから得た結果なのよ。
自分のことも褒めてあげて欲しいな。
ちゃんと自分にも「ありがとう」って言ったの?」
「あっ、忘れてた!私、ありがとう。感謝してるよ」
「私に感謝してくれるのも嬉しいけど、
まずは自分に感謝することをこれからは忘れないでね」
「はい。あとね、相談っていうか、
聞きたいことがあるんだけど良いかな?」
「もちろんよ!相談?聞きたいこと?な~に?」
「午後ね、ランチの後、眠気に襲われたの。
いつもアトランティーナとお話ししてる時って寝てる時でしょ?
眠気に襲われた時もお話し出来るかなって思ったけど無理だったのね。
そしたら、眠いんだけど、身体の力は抜けてなくて・・・。
眠いのと身体の力が抜けるのとはイコールじゃないんだね。
ってことは、夜、ベッドで寝る時も
身体から力が抜けないってことがあるってこと?」
「そうよ。ミウだって、私と会う前は、
身体に力が入った状態で寝ていたことがあったのよ」
「えっ、そうなの!?」
「そうよ。でも、私と会うためには身体の力を抜いて、
リラックスする必要があるって分かったから、
ベッドに入った時、無意識かもしれないけど、
力を抜いて、リラックスしようとしてるでしょ?」
「あっ、そうかもしれない・・・」
「ミウ以外の人も身体に力が入ったままで眠ってしまっている人、
多いと思うわよ。
でもね、身体に力が入ったまま眠ってしまうと
何時間寝ても疲れが取れないのよ。
だから、疲れを残したまま、次の日を過ごすってことになってしまうの」
「それって、ずっと疲れが取れないってことになるよね?
めっちゃツライ・・・。
でもなんで、ベッドに入って、寝ようとしてるのに
身体に力が入ったままなの?」
「ベッドに入って、電気を消すと何も見えなくなるでしょ?
そうすると、色々なことを考えちゃうんじゃない?
ミウはどうだった?」
「確かに・・・腹が立ったこととか思い出して、
またムカムカしたりしてたかも(汗)
あと、次の日の仕事のこととかも考えてたと思う」
「ねっ、そうやって考えごとをしながら寝てしまうのよ。
考えごとをするっていうことは、どういうことだと思う?」
「自分の頭で考えてるワケだから・・・
あっ、もしかして【自分で意識することが出来る意識】が
優位に立ってるってことだ!
本当は、寝ている時は、【自分では意識することが出来ない意識】が
優位に立ってるはずなのに、起きている時に優位に立ってる
【自分で意識することが出来る意識】が寝ている間も
優位に立ってるから疲れが取れないんじゃない?」
「その通り!
寝ている時も内臓は動いてるでしょ?あと、体温も一定よね?
こういうことを調整してくれるのが自律神経なんだけど、
自律神経には2種類あるの。
それが交感神経と副交感神経。
交感神経は「興奮モード」の時に優位に働いて、
副交感神経は「お休みモード」の時に優位に働くの。
つまり、【自分で意識することが出来る意識】は交感神経、
【自分では意識することが出来ない意識】は副交感神経の時に
それぞれ発揮されるってことよね。
寝ている時にも「興奮モード」だったら、
疲れが取れなくて当たり前。
逆に活動する時間帯に「お休みモード」だったら困るわよね?
だから、どちらもバランス良く働いてもらう必要があるってことね」
「なるほどね。
交感神経と副交感神経のことは聞いたことあるけど、
意識したことなかったなぁ・・・。
これからは、頭の隅に置いて置くようにするね」
「そうね、何かあった時に思い出せるくらいには
しておいた方が良いかもしれないわね。
おそらく多くの人が交感神経と副交感神経については知っていると思うの。
それなのに、寝る前に考えごとをしてしまうことが止められない人も多い。
ミウもその一人だったじゃない?」
「そうですね(汗)
でも、やっぱり電気が消えると何も見えなくなるし、
静かだし、つい考えごとしちゃうよね」
「こう考えてみて欲しいの。
例えば、妙案が浮かんだとしても、
夜遅くにすぐ動くことは出来ないじゃない。
だったら、すぐに動くことが出来る時に
考えた方が効率的だと思うのよ。どうかしら?」
「確かにそうだね。分かった!何か考え出すことがあったら、
『今、考えて、めちゃくちゃ良いアイデアが浮かんだとしても
何も出来ないんだから明日考えよう』って思えば良いんだよね?」
「そう!そう考えたら、考えるのを止めようって思わない?」
「そうだね。もし、本当に良いアイデアが浮かんじゃったら、
ドキドキして眠れなくなりそうだし。
だからといって、朝までずっと起きていることも出来なくて、
結局、寝坊して大変なことになるもんね」
「だから、夜は早めにベッドに入って、
心と身体を休めることに集中して欲しいのよ。
そして、朝目が覚めたら、朝から良いパフォーマンスを
することに最善を尽くすの。
そうすれば、時間を有意義に使うことが出来るでしょ?」
「最近の私は、結構、それに近いと思うんだけど♪」
「そうね、最近のミウは、今、私が言った通りの生活を送っているわね。
とても良いことだと思っているわ」
「良かった♪前は、次の日、会社でも夜更かしすることが
当たり前で、いつも寝不足だったの。
そこに加えて、部長と高梨の電球が点き放しだったから
もう最悪だよね(苦笑)
ホント、アトランティーナには感謝してもし切れない!
ありがとう」
「いいえ。でもね、実際に行動しているのはミウなの。
だから、忘れずに自分にも感謝してね」
「はい!かしこまりました(笑)」
<次回へ続く>
今日は、昼間からアトランティーナとお話しするんだよね。
それだけで楽しみ♪今日も電車で座れたら良いな。
そしたら、早速、アトランティーナとお話ししよう!
アトランティーナに出会ってから、
電車で座れない日が無くなった。不思議だよね。
同じ時間だし、同じ駅から乗ってるのに。何が違うんだろうね。
でも、良い変化だから、このまま受け容れよう♪
ふぅ~、深呼吸して、身体の力抜いて・・・。
「アトランティーナ、聞こえる?」
「ミウ、ちゃんと深呼吸してるわね」
あっ、アトランティーナの声だ!
ちゃんと今は、力が抜けてるんだね。良かった。
なんか、それだけのことなのに、めっちゃ嬉しくて、
達成感まで感じてる。ホント、私って単純だ(汗)
「単純じゃなくて、ミウは素直なのよ」
「【単純じゃなくて、素直】って、
物は言いようだね。単純って言うより、
素直って言った方が聞こえが良いもんね」
「どんなことでも、色々な見方が出来るでしょ?
【単純】と【素直】もそう。
同じような意味でも捉え方を変えるだけで印象が変わるの。
「単純ね」って言われるとちょっとバカにされたように感じるけど、
「素直ね」って言われると褒められたように感じない?
こうやって、少しでも気分が良くなる捉え方をするように
心掛けてみて欲しいの。
それだけで、ミウに起こることが変わってくるから」
なるほど・・・。
そうだね、小さいことの積み重ねで一日が出来てるんだもんね。
今、この瞬間から、これもやってみよう!
忘れちゃいそうだから、メモっとかないとね。
1.深呼吸すること
2.気分が良くなる捉え方をすること
なんか、メモることが増えていきそう(汗)
でも、これでイヤなことがあったとしても、
そのイヤなこともラッキーなことに変わって、
ハッピーになって、私の周りに居る人達も
みんなハッピーになってくれるんだったら、
大変っていうより楽しみだから、楽しい努力になるね♪
「アトランティーナ、部長と高梨のことだけど、
電球を消すだけじゃなくて、
今、アトランティーナが言ったように捉え方を変えれば、
変わるのかなぁ?
でも、良い方に捉えるっていうのも難しいとは思うけど・・・。
あの二人が変わったら、私だけじゃなくて
救われる人がたくさん居ると思うんだけど、
あの二人の考え方とか態度とかって、
変えることが出来たりするのかなぁ?
ねぇ、アトランティーナ、どうなの?」
「まだ電球、点けっぱなしね(苦笑)まぁ、いいわ。
じゃ、これから大切な話をするわね」
「あはっ(笑)確かにそうだね。ごめんなさい。
大切な話、聞かせてください」
「はい、では始めます(笑)
まず伝えておきたいのは、
変えることが出来るのは自分のことだけで、
他の人のことを変えることは出来ないってこと。
だからミウが変えることが出来るのは、ミウのことだけ。
でも、ミウが変われば部長も高梨くんも変わる可能性があるわよ」
「それって、私が二人と親しくないから変えられないの?
家族とか恋人とか、近しい人なら変えられるってこと?」
「親しさとは無関係ね。
誰でも、どんな関係でも、自分以外を変えることは出来ないの。
変えることが出来るのは自分のことだけ。
これは、とっても大切なことだから忘れないでね」
「じゃ、これもメモっとかないとっ!」
1.深呼吸すること
2.気分が良くなる捉え方をすること
3.変えることが出来るのは自分のことだけ
「メモに残しておくというのは、とても良いことね。
考えたり、思ったりしても人はすぐに忘れてしまうけど、
書くことで記憶に残しやすくなるから。
それに、メモを何度も見ることで、
更に深く記憶に刻み込むことも出来るわ。
そうしている内に、それがだんだんミウの一部になって、
ミウにとっての当たり前になっていく。
そうやって、必要な新しい価値観が創られていくのよ」
「確かに・・・。書くと忘れにくくなるよね。
仕事でも【やることリスト】を作って、
片付いたものを消していくとミスを防ぐことも出来るし、
効率よく仕事を進められるもん。それと同じだよね」
「そうね。仕事でメモをする習慣があるから、
すぐにメモを残すことが出来たのね。素晴らしいわ、ミウ!」
「なんだか褒められると照れちゃう(汗)
褒められることに慣れてないから(苦笑)」
「そこも変えていくと良いわね。
特にミウが住んでいる日本という国は、
そういう傾向が強いみたいね。
謙虚さが美徳だっていう風習が残っている国だから。
確かに謙虚さは美徳だし、何かを、学ぶ上では
なくてはならないことだけど、日本の人は、
謙虚さと謙遜をごっちゃにしちゃってるの。
謙虚さは身につけた方が良いけど、謙遜は要らないのよ」
「えっ、謙虚と謙遜って違うの!?」
「ええ、全然違うわ。調べてみて。
人から聞くより自分で調べた方が記憶に残るから」
「分かった!調べてみる!
え~っと、まずは【謙虚】から調べよう。
【謙虚】控えめで、慎ましいこと。
素直に相手の意見などを受け容れること。
なるほどね。じゃ次は【謙遜】だね。
【謙遜】へりくだること。卑下すること。控えめにすること。
似てるけど、なんか違う気もする。何が違うんだろう???」
「ミウが調べた結果で覚えて欲しいのは・・・
【謙虚】は、【素直に相手の意見などを受け容れること】で、
【謙遜】は【卑下すること】。この違いは分かるでしょ?
【謙遜】は、自分の立ち位置を変えないのに対して、
【謙遜】は、自分の立ち位置を相手より低くしてるの。
【自己価値】の話をしたのを覚えてる?
自己価値を正しく認識するだけで、自信も湧いてくるし、
自分の可能性も信じられるようになるっていう話。覚えてるでしょ?」
「あ~、覚えてる!
自分に対する認識や価値が正しく修正されていくことで、
自信を持てるようになるって話だよね?」
「そう!その話よ。
だから【謙遜】ではなくて、【謙虚】であって欲しいのよ!
私の言ってること分かる?」
「う~ん・・・なんとなく」
「ミウは、褒められるのが苦手って言ったでしょ?
それが【謙遜】なの。
自分に対する認識が正しく修正されていけば、
自分に対する認識が変わって、自分の価値にも気づけるようになるの。
そうすると褒められたことを素直に喜べるようになるわ。
【謙虚】な気持ちでね。
日本の人は、自分を卑下して他の人に
“そんなことないですよ”って言って欲しい民族性があるみたいね。
自分で、自分の良い所を言ってはいけないって
思ってる人が多いって感じるけど、どうかしら?」
「確かに!自分のことをワザと悪く言うっていう習慣はあると思う。
それで、他の人に“そんなことないでしょ!
だってあなたは、こんなことも出来て、あんなことも出来るんだから!”
って言ってもらおうとしてる。
だから、もし相手が“そんなことないでしょ!”
って言ってくれない人だとその人のことを悪く言ったり、
思ったりするんだよね。
でも、こうやって考えてみるとヘンな話だね。
自分で自分のダメ出しをしておきながら、
人にそのダメ出しの否定と褒め言葉を
求めてるなんて笑っちゃうね」
「客観的に見たら、変なことをしているのが分かるわよね。
だから、これからは自分のダメ出しなんてしないでね。
考えてみて欲しいの。
もし、ミウが大切に思っている人がミウのダメ出しをしたら、
どんな気持ちになる?」
「めちゃめちゃ悲しいし、立ち上がれなくなると思う」
「そうよね。ミウがミウのダメ出しをするとミウの中に居る、
小さなミウが悲しくなって、前を向けなくなって、
『私はダメなんだ』って思うようになるの。
そうするとミウ自身も『私はダメなんだ』って思うようになって、
どんどん自信を失くして、自分の可能性も信じられなくなっていくの」
「えっ、私の中に小さな私が居るの?」
「そうよ。小さいけど、とってもパワフルで、
何でも出来るミウが居るの。
まだ怖いものを知らない、無邪気で、『何でも出来る!』って
ミウの可能性を信じている小さなミウが、いつもミウの中に居るの。
そのミウが、実は本当のミウで、
ミウが一番大切にする必要がある存在なんだけどね」
「へぇ~、そうなんだ・・・。
でも、そう考えた方が自分に優しくするっていうのも
分かりやすいし、しやすいかも。
だって、小さい子供に優しくする方が簡単に感じるもん。」
「そうね、小さい子には優しくするものね。
じゃ、これからは、自分に優しく出来るわね。
それに加えて、ダメ出しじゃなくて、
自分が何を言っているのかに意識を向けるクセをつけると良いわ。
何かを言う時、言う前に必ず考えてるでしょ?
無意識かもしれないけど。だから言葉を発するっていうのは、
まず頭を使うの。
つまり、頭の中に情報をインプットするのね。
次に声を出したことは現実になりやすいの。
なぜなら、声に出したことは宣言になるから。
だからね、後ろ向きなことや自分へのダメ出しをすると、
言った通りになりやすくなる。
そして、声に出したことは耳でも聞いてるでしょ?
そこで、最終確認が行われて、現実化へと進んで行くのよ。
整理すると、情報が頭の中にインプットされて、
声に出して宣言して、耳で聞いて最終確認が
行われて現実のことになって行くって感じかしらね。
ここまでは大丈夫?」
「【思ったこと、考えたことは、現実になる】ってことだよね?
確かに思ったり、考えたりするだけじゃなくて、
声に出すと取り消しが効かなくなるのは分かる。
だから、自分へのダメ出しがN Gっていうのも理解できるよ」
「よかったわ。じゃ、少しだけ続けるわね。
ミウ、思い出して欲しいんだけど、ミウも子供の頃は、
褒められた時、素直に喜んでいたと思うの。どうかしら?」
「そうだね。ちっちゃい頃は褒められると、
もっと褒められようとしてたかも(笑)
褒められること、大好きだった!
なんか、この感覚、聞かれるまで忘れてた!」
「ねっ、そうでしょ?
だから、さっき“褒められることに慣れてないから”
って言ってたけど、それって大人になってから
ミウが変わってしまったってことなの。
学校や会社で色々な経験をしている中で
学んだことなのかもしれないけど、
それはミウを幸せにしてくれる学びではないのよ」
「そうだね(苦笑)
アトランティーナの話を聞きながら、
なんで褒められるのが苦手になったのか思い出してたんだけど、
人が誰かを褒める時って、
なんか下心っていうか、裏があるような気がしちゃうんだよね。
例えば、何か無茶なお願いされるんじゃないかとか、
褒められて喜ぶと、後から陰で『本気にしてバカじゃない』って
思われるんじゃないか、陰口言われるんじゃないかとか、
なんか警戒しちゃうんじゃないかなって。
だから素直に喜べないんだって思った」
「なんか・・・哀しいわね。
でもね、いいじゃない!何を思われたって、何を言われたって。
褒められたことを素直に受け取って喜んだ方が絶対に良いから!
でも、無茶なお願いをされた時は断るのよ。
だって、無茶なお願いと褒めることはセットにはならないから。
褒められたことに対しては、素直に喜んで、
褒めてくれたことに感謝して終わり。
無茶なお願いに対しては“出来ません”って、ハッキリ言って終わり。
勇気の要ることかもしれないけど、
ミウがそういう姿を見せていくことで、必ず周りが変わっていくから。
だからといって、『周りを変えてやろう!』って思いながらはダメよ。
誰かを変えることは出来ないんだから。
変わる人も居るだろうし、変わらない人も居る
ということを忘れないでね。
だから、これから褒められた時は、
何も考えずに素直に喜んで、褒めてくれたことに
“ありがとう”って、感謝の気持ちを伝えるようにしてね」
「うん、分かった。やってみるね。
って、またメモっとかなきゃ忘れちゃう!
え~っと・・・
1.深呼吸すること
2.気分が良くなる捉え方をすること
3.変えることが出来るのは自分のことだけ
4. 自分が何を言っているのかに意識を向けるクセをつける
5. 褒められた時は、素直に喜んで、
褒めてくれたことに“ありがとう”って、感謝の気持ちを伝える
こんな感じかな?」
「とっても良いわね、ミウ。そろそろ降りる駅に着くわね。じゃ、またね」
やっぱりアトランティーナってスゴイや!電車に乗ってる時間内で
キレイにまとめてくれた。
電車に乗ってすぐに座れたのも、やっぱりアトランティーナが
助けてくれたからなんだね。
ってことは・・・アトランティーナに出会ってから
ずっと電車で座れてるってことは、もっと早く
アトランティーナとコンタクトが取れたってことだったんだ!
あ~、もっと早くアトランティーナに聞けば良かった!
でも、きっと今日だったんだよね。何事にもタイミングがある。
なんか、アトランティーナがそう言ってる気がする。
今日は、ずっと座りながら目を閉じて、ゆっくり呼吸しながら
アトランティーナと会話してた。
たまにメモしてたけど、こんなにゆったりした気分で
会社に向かったことはなかった。
アトランティーナに出会ってから、
ずっと朝、電車で座れてたんだけどね(苦笑)
いっぱい考えて、いっぱい思い出したのに、全然疲れてない。
疲れるどころか、気分スッキリ♪
やっぱり、アトランティーナって、スゴイ!出会えて本当に良かった♪
今日は部長と高梨に点いてる電球を消すところから始めてみよう!
なんか、楽しくなってきたぞ♪
会社に到着!
でも、今日は昨日と違って緊張してない。
それどころか、早く自分のフロアに行きたくてウズウズしてる(笑)
今日は楽しくなるし、会社を出る時には達成感に満ち溢れてる。
そんな気がする。
「おはようございま~す!」
まずは、大きな声で挨拶からスタート。
全ての基本だもんね。うん、相変わらず覇気がないね、みんな。
いいよ、いいよ、私は気にしない。
だって、人それぞれ価値観が違うんだもんね。
でも、声が小さいのは仕方がないとして、
目の前で挨拶してるのに無視っていうのは、どうなの?
私のことが嫌いなの?って思っちゃう。
いけない、いけない。気分が良くなる捉え方が大事なんだよね。
でも、挨拶を無視された時って、どんな捉え方をしたら、
気分が良くなるの?
はぁ~、やっぱりアトランティーナの声は聞こえないか・・・。
身体の力、抜け切れてないもんね。まだまだ修行が足りない。
っていうか、始めたばかりだから仕方ないよね。
責めたりしないよ。だって、自分に優しくするんだもん!
ほら、もう一歩前進してるじゃん、私♪
う~ん、部長は今日も安定の不機嫌顔だね。
いいよ、いいよ、いつもの光景だからね。
でも今日は、これで部長ウォッチは終了です。
はい、イメージしていくよ。
真っ暗な部屋にある、部長の所に点いてる電球。
あっ、見つけた!はい、消しま~す。完了しました!(笑)
消せたけど、目を開けたまま、イメージするのって、
結構、大変かも(汗)でも、これも慣れかもね。
これからイメージの中で何かをすることが増えそうだから、
そのうち慣れるんじゃないかな。
ま、重たく考えないで、気軽に、気楽に行こう!
はい、続いて、高梨。
今日も舐めてる感じ。いいよ、いいよ。
変わらない景色っていうのは、考えようによっては、ホッとするね(笑)
でも今日は、これで高梨ウォッチは終了です。
はい、またまたイメージしていくよ。
真っ暗な部屋にある、高梨の所に点いてる電球。
あっ、見つけた!はい、消しま~す。完了しました!(笑)
これでよし!今日の最初の仕事が完了だ。
さて、どんなふうに変わっていくのかな?楽しみだね。
えっ、もう、こんな時間!?
12時には少し早いけど、ランチ行っちゃおう♪
っていうか、午前中、全く部長と高梨のことが気にならなかった!
ビックリ!!電球消灯作戦、大成功だね♪
アトランティーナに報告できる!良かった。
午後もこの調子で、やって行こう!
ランチ明けは、眠気も襲ってくるけど、この眠気を利用して(?)
アトランティーナとお話しすることって出来たりするのかな?
「ね、アトランティーナ、どうなのかな?」
「・・・」
やっぱり無理か(苦笑)
そうだね、眠気は襲ってきてるけど、身体に力・・・入ってるもんね(汗)
眠いのと身体の力が抜けるのとはイコールじゃないんだね。
なんか、不思議な感じがする。
眠い時は、身体の力も自然と抜けるような気がしてたけど、
そうじゃないってこと、初めて気がついた!
これも私にとっては、大きな発見だ!また一つ賢くなったかな?(笑)
眠いけど、確認だけはしておこう。
部長と高梨の所に点いてる電球は・・・うん、大丈夫!消えてる♪
午後もこのまま電球は消しておこう!
でも、毎日、この確認しなきゃいけないのかな?
気にならなくなったのは、本当に良かったけど、
朝と午後イチにこの確認しなきゃいけないのは、ちょっと面倒かも(苦笑)
これもアトランティーナに相談しよう。
部長と高梨のことが気にならなかったから、
新しいアイデアも浮かんだし、仕事も進んだ。
こんなに時間と労力の無駄をしてたんだね。気がつかなかったわ(汗)
お陰で、定時になる前に帰る準備も整ったし、
後は終業のチャイムを待つだけ(笑)
気持ちが楽だと身体も楽になるんだ♪
もっと早く電球のことを気づけてたら良かったなぁ。
アトランティーナに感謝、感謝だよ。
「キンコーン、カンコーン」チャイムが鳴った!
「お先に失礼しま~す!」会社なんて長居は無用だよね。
サッサと帰るに越したことはない。
さて、今日の夕飯は何食べようかなぁ♪
久しぶりにデパートの地下で買い物してから帰ろう。
今日は、気分も良いし、ちょっと贅沢しちゃおうかな。
今日は、お惣菜買ってきたから作らなくてよし!っと。
時間もあるし、撮り溜めてたビデオを見ながら、ゆっくり食事して、
お風呂もお湯を溜めて、ゆっくり入ろう♪
部長と高梨の電球を消しただけで、こんなにハッピーになれるなんて驚き!
たったそれだけのことで、こんなに気持ちに余裕が出来るんだね。
ホントに人の幸せって些細なことで決まるんだって改めて実感した。
今夜のお風呂は、ローズのバスソルトも入れちゃおう♡
あと、電気を消してキャンドルを灯したら、もっと気分上がるかも♪
足のマッサージもして、顔と髪にクレイパックもしちゃおっかな♪
今日のお風呂は、セルフ・エステだね。
はぁ~、スッキリした。
まだ10時前だけど、今夜もベッドに入ろう。
アトランティーナに報告したいし、相談もあるからね。
今夜もアトランティーナとお話し出来ると良いなぁ・・・。
「ふわぁ~」今夜は、いつもより眠くなるのが早いかも・・・。
「ミウ、お話し出来る?」
「・・・」
「今日は、止めておいた方が良いかしらね」
「あっ、アトランティーナ!ごめん、すっかり寝入ってたみたい。
お話ししたいから、待って!行かないで!」
「大丈夫よ、私はここに居るから。
今日は、いつもとは違う疲れを感じたのかもしれないわね」
「そうなのかなぁ?でも、気分はスッキリしてるよ♪
ちゃんと部長と高梨に点いてた電球消せたの!」
「良かったわね。効果も体感したみたいだし」
「そうなの!たったそれだけのことなのに、気持ちに余裕が出来て、
新しいアイデアも浮かんだし、仕事の進みも良くて、
いつもとは違う一日だったの。
今まで、どれだけ時間と労力を無駄に使ってたのかも分かったよ。
もっと早く知ってたら良かったのにって思った。
アトランティーナのお陰だよ。いつも本当にありがとう!」
「ミウが理解して、トライしたから得た結果なのよ。
自分のことも褒めてあげて欲しいな。
ちゃんと自分にも「ありがとう」って言ったの?」
「あっ、忘れてた!私、ありがとう。感謝してるよ」
「私に感謝してくれるのも嬉しいけど、
まずは自分に感謝することをこれからは忘れないでね」
「はい。あとね、相談っていうか、
聞きたいことがあるんだけど良いかな?」
「もちろんよ!相談?聞きたいこと?な~に?」
「午後ね、ランチの後、眠気に襲われたの。
いつもアトランティーナとお話ししてる時って寝てる時でしょ?
眠気に襲われた時もお話し出来るかなって思ったけど無理だったのね。
そしたら、眠いんだけど、身体の力は抜けてなくて・・・。
眠いのと身体の力が抜けるのとはイコールじゃないんだね。
ってことは、夜、ベッドで寝る時も
身体から力が抜けないってことがあるってこと?」
「そうよ。ミウだって、私と会う前は、
身体に力が入った状態で寝ていたことがあったのよ」
「えっ、そうなの!?」
「そうよ。でも、私と会うためには身体の力を抜いて、
リラックスする必要があるって分かったから、
ベッドに入った時、無意識かもしれないけど、
力を抜いて、リラックスしようとしてるでしょ?」
「あっ、そうかもしれない・・・」
「ミウ以外の人も身体に力が入ったままで眠ってしまっている人、
多いと思うわよ。
でもね、身体に力が入ったまま眠ってしまうと
何時間寝ても疲れが取れないのよ。
だから、疲れを残したまま、次の日を過ごすってことになってしまうの」
「それって、ずっと疲れが取れないってことになるよね?
めっちゃツライ・・・。
でもなんで、ベッドに入って、寝ようとしてるのに
身体に力が入ったままなの?」
「ベッドに入って、電気を消すと何も見えなくなるでしょ?
そうすると、色々なことを考えちゃうんじゃない?
ミウはどうだった?」
「確かに・・・腹が立ったこととか思い出して、
またムカムカしたりしてたかも(汗)
あと、次の日の仕事のこととかも考えてたと思う」
「ねっ、そうやって考えごとをしながら寝てしまうのよ。
考えごとをするっていうことは、どういうことだと思う?」
「自分の頭で考えてるワケだから・・・
あっ、もしかして【自分で意識することが出来る意識】が
優位に立ってるってことだ!
本当は、寝ている時は、【自分では意識することが出来ない意識】が
優位に立ってるはずなのに、起きている時に優位に立ってる
【自分で意識することが出来る意識】が寝ている間も
優位に立ってるから疲れが取れないんじゃない?」
「その通り!
寝ている時も内臓は動いてるでしょ?あと、体温も一定よね?
こういうことを調整してくれるのが自律神経なんだけど、
自律神経には2種類あるの。
それが交感神経と副交感神経。
交感神経は「興奮モード」の時に優位に働いて、
副交感神経は「お休みモード」の時に優位に働くの。
つまり、【自分で意識することが出来る意識】は交感神経、
【自分では意識することが出来ない意識】は副交感神経の時に
それぞれ発揮されるってことよね。
寝ている時にも「興奮モード」だったら、
疲れが取れなくて当たり前。
逆に活動する時間帯に「お休みモード」だったら困るわよね?
だから、どちらもバランス良く働いてもらう必要があるってことね」
「なるほどね。
交感神経と副交感神経のことは聞いたことあるけど、
意識したことなかったなぁ・・・。
これからは、頭の隅に置いて置くようにするね」
「そうね、何かあった時に思い出せるくらいには
しておいた方が良いかもしれないわね。
おそらく多くの人が交感神経と副交感神経については知っていると思うの。
それなのに、寝る前に考えごとをしてしまうことが止められない人も多い。
ミウもその一人だったじゃない?」
「そうですね(汗)
でも、やっぱり電気が消えると何も見えなくなるし、
静かだし、つい考えごとしちゃうよね」
「こう考えてみて欲しいの。
例えば、妙案が浮かんだとしても、
夜遅くにすぐ動くことは出来ないじゃない。
だったら、すぐに動くことが出来る時に
考えた方が効率的だと思うのよ。どうかしら?」
「確かにそうだね。分かった!何か考え出すことがあったら、
『今、考えて、めちゃくちゃ良いアイデアが浮かんだとしても
何も出来ないんだから明日考えよう』って思えば良いんだよね?」
「そう!そう考えたら、考えるのを止めようって思わない?」
「そうだね。もし、本当に良いアイデアが浮かんじゃったら、
ドキドキして眠れなくなりそうだし。
だからといって、朝までずっと起きていることも出来なくて、
結局、寝坊して大変なことになるもんね」
「だから、夜は早めにベッドに入って、
心と身体を休めることに集中して欲しいのよ。
そして、朝目が覚めたら、朝から良いパフォーマンスを
することに最善を尽くすの。
そうすれば、時間を有意義に使うことが出来るでしょ?」
「最近の私は、結構、それに近いと思うんだけど♪」
「そうね、最近のミウは、今、私が言った通りの生活を送っているわね。
とても良いことだと思っているわ」
「良かった♪前は、次の日、会社でも夜更かしすることが
当たり前で、いつも寝不足だったの。
そこに加えて、部長と高梨の電球が点き放しだったから
もう最悪だよね(苦笑)
ホント、アトランティーナには感謝してもし切れない!
ありがとう」
「いいえ。でもね、実際に行動しているのはミウなの。
だから、忘れずに自分にも感謝してね」
「はい!かしこまりました(笑)」
<次回へ続く>
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