ドラゴンレディーの目覚め

莉絵流

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石のベッド

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はぁ~、良い目覚めだ!昨日とは、天と地ほど違うよ。
っていうか、昨日のことだっただよね?
なんか、ずいぶん前に起こったことみたいに感じる。
昨夜のアトランティーナとの時間、濃かったからなぁ(汗)
なんか、別次元に行ってたような気さえしちゃう。

クンツァイトも・・・うん、キラキラしてて、
今朝は、クイーンの輝きだね☆
ローズクォーツも相変わらず、キレイで可愛い♡
この子たちのために早めにベッド、用意してあげなくちゃね。
今日は、そんなに忙しくないはずだから、
会社でも探しちゃおうっと(苦笑)

今朝の電車は、平和な感じがする。
出かける前にアトランティーナに教わった
シールドを張って来たから余計にそう感じるのかもね。
だって、安心感が全然、違うんだもん!ビックリだよ。
こんな裏ワザ(?)があるんだね(笑)

乗った駅から座れたし、あとは、のんびり心と頭、
そして身体を休ませながら、会社に向かえば良いでしょう。

今朝は、大きな声で、元気に挨拶できるぞぉー!

「おはようございま~す!」

「今日も元気だね」

「はい!今日も一日よろしくお願いしま~す!」

みんなの笑顔、やっぱり、笑顔って良いなぁ♪
笑顔って、人を幸せにする力があるよね。
私もいつも笑顔でいるようにしよう!

一応、確認だけど、部長と高梨の電球は・・・はい、点いてません。
今日も快調な滑り出し。特に急ぎの仕事もないし、
石たちのベッドでも探そうかなぁ♪

でも、今日は今までとは、ちょっと違う感じがする。
変な意味じゃなくって、周りのことが気になるっていうか、
目に入るかも。みんな、何事もなく、仕事できてるかなって、感じ。
あっ、これがクンツァイトの女王目線?だとしたら・・・納得いくかも。
気になるっていうよりも見渡してるって感じなんだもん。
困っている人がいないか、疲れてる人がいないか、
私に出来ることはないか、そんな目線で見回してるような気がする。

なんか、お節介な人みたいで、ちょっとイヤかも(汗)
うん、極力、気にしないようにしよう!
そうだ!みんなに点いてるかもしれない電球を消せば良いんだ!
どうだろう?そ~っと、自分の内側を覗き込んでみる。
やっぱり・・・小さな明かりが点いてたわ(汗)
はい、消した!これで大丈夫。
自分のことに集中しよう。今日は、仕事じゃないけど(笑)

さすがに、お家に居る時みたいに大胆には見れないよね。
それにしても、ひと言でクリスタル・クラスターっていっても、
色々なのがあるんだぁ。大きさも形も色々だし、
アトランティーナが言ってた通り、透明感があって、キレイなのは、
小さくても高いんだね。
このアーカンソー産のクラスター、めっちゃキレイ☆
でも、めっちゃ高い(汗)もう少し、リーズナブルなものを探そうかな。
まだ、初心者なんだし。

なんか、午前中は、クラスター探しで終わっちゃった(苦笑)
ま、いつも一生懸命仕事してるんだし、
たまには、こういう日があっても良いんじゃないかな(汗)

今日のランチは、ちゃんと身体に聞いて、食べたいものにしよう。
昨日は、余裕がなくて、本当にごめんね。
何が食べたいかな?ん?今日のランチは・・・牛丼ですか!?
いいよ、いいよ、じゃ、牛丼食べに行こう!牛丼だけで良いの?
えっ、温玉乗せ?了解!だって、温玉乗せると美味しいもんね♪
牛丼だったら、早く食べ終われるから、その後、コーヒー飲みに行こうね。

ランチも充実してたぁ~。昨日と今日のギャップ!笑える。
でも、良かった。1日だけで済んで。
昨日は、本当にヤバかったけど、笑い話に出来てるもん。
アトランティーナも言ってたけど、先月の私と今の私とでは「別人?」
っていうくらい違うと思う。
もし、先月の私が今の私に会ったら、きっと腰抜かすと思うわ(笑)
アトランティーナとの出会い、本当に大きかったなぁ。
来月の私は、今の私より、もっと成長してるようにしたいなぁ。
あっ、私次第だね。
うん、来月の私は、今の私より、
もっと心に余裕がある人になってる、そう決めた!

午後も・・・大丈夫そうだね。
今日は、月末なのに、いつもの慌ただしさがない。
これも先週、部長と高梨に点いてた電球を消して、
仕事に集中することが出来たお陰だね。
それと、昨日が月末じゃなくて良かった。
だって、1ヶ月の締めくくりの日があんな日だったら、やっぱりイヤだもん。
あっ、1ヶ月の始まりだったら、もっとイヤだったかも・・・。
やっぱり、知らないところで、ちゃんと考えられてるんだね。

さぁ~て、午後もクラスター探すぞ!(笑)
どこ産のクラスターが良いんだろう?
あっ、こういう探し方はN Gだったっけ。
私の目と心に留まったものを選ぶんだよね。それにしても色々あるなぁ・・・。
高いけど、やっぱりアーカンソー産のクラスター、キレイだよなぁ。
小さいのを買っちゃおうかな。
あと、お手頃価格の中で、少し大きめのを買って・・・。
って、私、2個も買うの!?ま、いっか。
そんなにしょっちゅう、クラスターを買うワケじゃないし。
アーカンソー産のクラスターは観賞用で、
もう1個の方を石たちのベッドにしたら良くない?
ね、そうしよっと♪

結局、少し小さめのアーカンソー産のキラキラなクラスターと
ヒマラヤ産の少しだけ大きめのクラスターにした。
注文も済んだから、後は届くのを待つだけ。
クンツァイトの時は日曜日指定にしたけど、
クラスターは早い方が良いから日付指定にはしなかった。
『早く届けば良いなぁ』クラスター注文したこと、
今夜、アトランティーナに報告しなきゃ。

今日も定時退勤だね。ホント、月末なのに、穏やかで、定時に帰れるとか、
今までだったらあり得なかった。
小さいかもしれないけど、これも私にとっては奇跡。
こういう小さい奇跡を積み重ねていったら、
大きな奇跡にも遭遇するかも!なんか、ロマンだよね(笑)

定時のチャイムが鳴り終わった。さて、帰るぞ!

「お先に失礼しま~す!」

「えっ、久遠さん、残業なしですか?良いなぁ~」

「いいでしょう♪だって、先週、集中して片付けたからね」

「確かに・・・先週の久遠さん、口数少なかったし、
黙々と仕事してましたもんね」

「それでも定時に帰ってたけどね」

「羨ましいです(涙)」

「じゃ、お先にね」

「はい、お疲れさまでした!」
私の変化、私が何も言わなくても周りは、見てるんだね。
だから、いつも私が笑顔で幸せそうにしてるって大事なんだなって思った。
そうすれば、みんなも引きずられて、引きずられてって表現は
良くないかもしれないけど、少なからず、私の影響で、
みんなもハッピーになってくれるかもしれない。
そうなったら、ホントに良いなぁって思う。

じゃ、今夜は何食べる?和食が良いんだ。何が良いかなぁ?和食ねぇ・・・。
これから帰って作るかな。和食だったら、何が良い?
切り干し大根は、どうかな?O K?じゃ、切り干し大根と人参、買って帰ろう!
あとは、お味噌汁で良いかな?あと、玉子焼きも作っちゃう?
だし巻き玉子に大根おろしを添えるなんてどう?ん?完璧?やったね!

帰って来てから、サクサクっと作って、夕飯タイム♪
気持ちに余裕があるせいか、身体にも余裕があって、
前だったら仕事から帰って来て、ご飯作るとかって、考えられなかったけど、
今は全然、負担に感じなくなった。不思議だよね。

勤めてる会社も同じ部署の人も家も、何もかも前と一緒で変わらないのに、
私の日常は明らかに変わった。それも良い方に。
環境を変えるって、めっちゃ大変なことだと思ってたけど、
自分さえ変われば、何も変わらなくても変わるんだね。
ホントに不思議。みんなもこのことに気づけば、
毎日、もっと楽しくなるのにね。
あっ、それをみんなに広めるのが、私の役割かっ!(笑)

今夜は、シャワーだけで良いかな。たまには、お風呂もサクッと済ませよう。
シャワーの後は、のんびり録画してたビデオを観て、
それからベッドに入ろう。それでも10時前にはベッドに入れるしね。
今夜は、恋愛ものでも観ちゃおっかな♪
私は今、恋愛してないけど、ドラマを観て、疑似恋愛体験っていうの?
ちょっとワクワクしたり、ドキドキしたり、
キュンキュンしたりっていうのも楽しいんだよね♪

ドラマを「どうせ、作り物でしょ?」ってバカにする人もいるけど、
私は、そうは思わない。だって、一生で経験できることって
限られてるじゃない?だから、ドラマ観て、自分じゃ体験できないことを
疑似体験するって無駄じゃないと思うんだよね。
それに、学校も私が通ってた頃と今とでは違うっていうのも
ドラマ観て、知ったし。ドラマも観方次第で、
ためになったりするってことだよ。
私は、そう思ってるからドラマ観るの好きなんだよね♪

「ふわぁ~」まだ、何にもしてないのに、リラックスモードに突入してる(笑)
今夜もアトランティーナとお話しできるって思うと楽しさMAXになる♪
アトランティーナは、私にとって、
憧れの大好きなお姉ちゃんって感じなのかもしれないね。

「ミウ、嬉しいこと言ってくれるじゃない」

「あっ、アトランティーナ!」

「今日は穏やかに過ごせたみたいね」

「うん、とっても穏やかだった。それに昨日のことが、
もうずっと前のことみたいで、なんか不思議な感じだった」

「それだけミウにとっては一大事だったことよ。
でも、それを乗り越えて、更にステップアップしたってことね」

「先月の私が今の私を見たら、きっと腰抜かすと思う(笑)」

「確かに(笑)でもまだ、満足してないんでしょ?」

「うん、【来月の私は、今の私より、もっと心に余裕がある人になってる】
って決めたから」

「そう、心を決めるって大事なことよ。
どんなことでもスタートは、まず心を決めること。
よく分かってるわね、ミウ」

「やっぱり、そうだよね!だって、決めないと動き出せないもん」

「その通り!教えていないのに、よく自分でそこまで辿り着けたわね。
ミウは、やっぱりスゴイ子だわ」

「そっかなぁ♪」

「調子に乗らない!(笑)」

「冗談はさておき、今日も報告と聞きたいことがあるんだけど良い?」

「もちろんよ♪」

「今朝、早速、家を出る前にシールド張ったのね。
そしたら、電車に乗っても安心感が全然違って、
めっちゃ平和だったの、心が。こんなに効果があるものなんだね。
ビックリしちゃった」

「もうシールドの効果を体感したの?さすが、ミウ、センスが良いわね。
シールドを張っておくとイヤなことに巻き込まれなくて済む
ということもあるのよ。例えば、帰りが遅くなった時、
電車の中に酔っ払いがいることってあるでしょ?」

「あるある!『近づかないで!』っていつも心の中で叫んでるもん」

「そういう時にシールドを張っておくと、
不思議と近寄って来なかったりするの。
近くまで来たのに、なぜかクルッと向きを変えたりね」

「へぇ~、それってめっちゃ良いじゃん!
だって、目の前でリバースされたら困るもん。
友達のお母さんが仕事帰りに酔っ払いにリバースされて大変だったって
聞いたことがあったから、酔っ払いがいると変な意味でドキドキしちゃう」

「これからは、その変なドキドキを経験しなくても済むと思うわよ」

「良かった。シールドってスゴイね」

「そうよ、知ってると良いでしょ?あと、昨日、伝えた時は、両腕を伸ばして、
身体をなぞるって言ったけど、慣れてきたら、両腕を伸ばさなくても、
大体の大きさが分かると思うから、イメージだけで張ることも
出来るようになるわ。

そうしたら、外でもすぐにシールドを張ることが出来るでしょ?
そのためにも今は、お家を出る時に両腕を伸ばして、
しっかり感覚を身につけるようにしてね」

「は~い。ね、シールドの有効時間ってどのくらい?」

「12時間って言われてるけど、マメに張り直しても良いんじゃない?
一度張ったら、12時間以内は張ってはいけない、
なんてルールはないから」

「そうだね。今は、お家を出る時だけしか張れないけど、慣れてきたら、
帰りの電車に乗る時も張ろう。その方が安心だし」

「そうね」

「あとね、今日、会社で変な意味じゃなくって、周りのことが
気になるっていうか、目に入っちゃったのね。
これがクンツァイトの女王目線?って思ったりもしたんだけど・・・。

それで、出来るだけ客観的に自分を観察してたら、
気になるっていうよりも見渡してるって感じだったの。
困っている人はいない?疲れてる人はいない?私に出来ることはない?
そんな目線で見回してるような気がした。

なんか、お節介な人みたいで、ちょっとイヤだなって思ったから、
電球が点いてないか確認したの。そしたら、小さな明かりが点いてたのね。
だから、すぐに消したんだけど、それで良かったのかな?」

「ミウの対処法で良かったと思うわ。
クンツァイトの女王目線っていうことじゃなくて、
ミウ自身に余裕が出た証でもあると思うんだけど、
ちょっとエゴが出ちゃったかな(苦笑)」

「エゴ?」

「私は、みんなより色々なことを知ってるから、
あなたたちを助けてあげることが出来るけど、
私の助けは必要?みたいな感じかしら」

「なんか、感じ悪いね(苦笑)」

「ミウもイヤな感じがしたから電球を消したんでしょ?」

「あっ、そうだった(汗)」

「だから良かったって言ったの。あのね、ミウ。
誰かのことを助けたいって思うことは決して悪いことじゃない。
でも、相手が助けを求めていないのに、こちらから「助けようか?」
って声を掛けるのは、良いことではないの。

宇宙もそうなんだけど、こちらから助けを求めないと何もしてくれないのね。
理由は、大変な思いをするのも成長に必要な経験だから。
でも、本人が「助けて」って助けを求めれば、手を差し伸べてくれる。
これもまた、宇宙の法則の一つなのよ。
だからミウも助けを求められるまでは、放っておくしかないの。
これは覚えておいてね」

「でも、もし、そのまま突き進んだら、失敗することが分かっていても
教えてあげちゃいけないの?」

「失敗してから成功するというストーリーをその人が生まれて来る前に
決めていたかもしれないでしょ?
それを邪魔するのは、良いことではないって思わない?」

「そっか、そういう話も聞いてたね。忘れてた」

「忘れてても良いのよ。今、思い出したでしょ?それで、充分だわ。
この世には、短距離で進む人もいれば、たくさん回り道をしながら
進んで行く人もいる。どちらが正しくて、どちらが間違っている
ということではなくて、それが、その人の決めた進み方だから、
『このまま行ったら失敗しちゃう!』って、ミウが分かったとしても、
そのまま、その人の好きなようにさせておくことが
愛ということもあるの。ちょっと難しいわね。

だけど、途中で「助けて」って言われた時は、遠慮なく、
ミウに出来る限りのことで助ければ良いの。
ただし、絶対に無理はしないこと。ミウの出来る範囲に収めること。
これも忘れないでね。

だから、ミウが気にならないように彼らの電球を消したことは、
大正解だったってこと。
これは、ミウの【自分では意識することが出来ない意識】が
ミウを導いたってことになるわね」

「えっ、仕事してるじゃん!」

「前にも話したけど、私が話したことをミウは理解しているけど、
それは、ミウの【自分で意識することが出来る意識】の領域ではなくて、
【自分では意識することが出来ない意識】の領域だって言ったわよね?
だから、ミウは、私の話を理解しているけど、
誰かに説明することは出来ないって。思い出した?」

「あっ、思い出した!」

「だから、ミウには理由は分からないけど、なんかイヤな感じがしたから、
電球を消したのよ。
ちゃんとミウの中にある【自分では意識することが出来ない意識】の領域で
学習してるってことね」

「えっ、私、スゴイ!」

「だから、もっと自分に自信を持ちなさいって言ってるじゃない」

「は~い。あっ、あとね、今日、会社にいる時にクラスター、注文しちゃった」

「あらあら」

「だって、先週、仕事に集中できたから、今日は余裕があったんだもん。
いつもなら、月末は大忙しなんだけど、
今日はビックリするくらい余裕だったっていうか、ヒマだったの(苦笑)」

「それで、どんなクラスターにしたの?」

「2個注文しちゃった」

「なんで2個?」

「アトランティーナが言ってた通り、透明感があって、
キレイなのは、小さくても高いっていうのが分かったんだけど、
アーカンソー産のクラスターがめっちゃキレイで・・・。
だから、観賞用に小さいアーカンソー産のクラスターを注文して、
あと、石たちのベッド用にアーカンソー産のより、
少しだけ大きいヒマラヤ産のクラスターを注文した。どう思う?」

「どう思う?って、もう注文しちゃったんでしょ?
確かにアーカンソー産のクラスターはキレイよね。

それに、アーカンソーエリアは、磁場の発生が強いから、
そういう強い磁場が発生しているところで育ったクリスタルは、
強力なエネルギーがあるとも言われているのよ。

でも、もう採掘され切っていて、ほとんど残っていないと言われているから、
値段も高くなってしまうのよね。
ところで、もう1つをヒマラヤ産にしたのはどうして?」

「アーカンソー産以外で、目に留まったのがヒマラヤ産だったからなんだけど、
ヒマラヤ産ってダメだった?」

「ううん、その逆よ!ヒマラヤ産のクリスタルもとってもパワフルなのよ。
ブラジル産や中国産より数が少ないし、
ヒマラヤ産が他のクリスタルよりもパワフルだということを
ミウは知らないはずなのに、どうしてヒマラヤ産を選んだのかなと思って」

「そうだったんだ!良かった♪ヒマラヤエリアにも磁場が発生してるの?」

「ヒマラヤ産のクリスタルは、ヒマラヤ山脈で採れるクリスタルなの。
標高が高くて、地震も起きる山に登って、採掘しては下山してという
地道な作業で採られる石なの。しかも手掘りでね。

他の場所では、ダイナマイトを鉱山に仕掛けるという方法を取るのよ。
それにヒマラヤ山脈は、世界最高のパワースポットと
言われている場所でもあるから、強力なエネルギーを持っている
クリスタルということになるわね。

良い選択をしたわね、ミウ。あなたの石を見る目には、感服するわ。
ちゃんと【自分では意識することが出来ない意識】の領域に
アトラン国で過ごした記憶が残っているのね」

「何も知らないで、何も調べないで、目に留まった石を選んでるだけなのに、
いつも良い石を選べてるって、すっごく嬉しい♪」

「クラスターも日付指定したの?」

「ううん。石のベッドだから、早い方が良いと思って、日付指定はしてないの」

「じゃ、届いたら、紹介してね」

「もちろん!あっ、クラスターは、昨日、アトランティーナが教えてくれた
浄化はしなくても良いんだよね?」

「クラスターは、しなくても大丈夫よ。
でも、早く仲良しになりたかったら、流水で洗うという部分を除いて、
行っても良いと思うわよ」

「うん、分かった!じゃ、流水で洗った後のところからやってみる♪」

「また、楽しみが出来たわね」

「うん♪あとね、今日、会社を出る時、みんな残業で残ってたんだけど、
私だけ定時で会社を出たのね。
それで、帰る時、「残業しないんですか?」って聞かれたから、
先週、集中して片付けたからって言ったら、
「口数少なくて、黙々と仕事してましたもんね」って言われたの。
今まで、考えたこともなかったけど、みんな、何も言わないけど、
見てるんだなって思った。

だから、私がいつも笑顔でハッピーでいたら、私の影響で、
周りにいる人たちもハッピーになるっていうことも
あるのかもしれないって思ったの」

「そうよ。何も言わなくても、ミウの身体の周りにある
エネルギーが語っているのよ。エネルギーは、両腕を伸ばした
大きさだって言ったでしょ?ということは、ミウの身体には触れなくても、
ミウのエネルギーに触れることはあるということになるでしょ?」

「あっ、そうだよね!そこまで考えなかった!」

「特に電車の中は、誰かがミウのエネルギーに触れているし、
ミウも誰かのエネルギーに触れていることになる。
エネルギーの境界って、曖昧なの。
例えば、家で考えてみて欲しいんだけど、部屋のドアが開いていたら、
どこからどこまでが部屋の空気で、どこからどこまでが廊下の空気か、
分からないでしょ?エネルギーも同じなの。

だから、イライラしている人のエネルギーに触れたり、
ずっと、接触していると、そのイライラのエネルギーが伝播して、
こちらもイライラしてくるということが起こるの。その逆もあるし。

エネルギー体は、その人の感情を現しているから、
とても分かりやすいものなの。だから、イラついている人がいたら、
極力、近くには行かないようにした方が良いし、逆に穏やかで、
大らかな雰囲気の人がいたら、積極的に近づくようにすると良いのよ。

会社でもミウと話さなくても、ミウが話さなくても、
ミウのエネルギーがミウの心の状態を伝えているのね。
周りの人たちは、【自分では意識することが出来ない意識】の領域で、
その情報をキャッチしているから、ミウの状態を知ることが出来るの。

誰だって、イライラしている人より、いつも穏やかで、
幸せそうな人の傍にいた方が良いってことくらい分かるし、
自分もそうなりたいと思うもの。

だから、ミウが「そうなりたい」って思われる人になるのが、ミウの役割なの。
でも、無理して、そう思われようとすると、それもエネルギー体を通して、
伝わってしまうから、逆効果になってしまう。
だから、ミウは心の底から幸せを感じられる毎日を過ごす必要があるのよ」

「なんか、前よりも分かってきたような気がする」

「そうね、色々なことを経験して、学んだものね。
それにミウは吸収が早いから余計ね」

「そうなのかなぁ、私、覚えはそんなに良い方じゃないと思ってたんだけど、
アトランティーナは、優秀だって褒めてくれるよね。それも不思議なんだ」

「ミウが自分は、覚えはそんなに良い方じゃないって思ったのは、
誰かに言われたからよね?
そうやって、少しずつ、本来の姿から遠ざかって行ってしまうのよ。
だから、今すぐ、書き換えてね。ミウは、言われたことは、
ちゃんと覚えていて、すぐに行動に移せるフットワークの軽い人よ」

「そんなこと言われたの、初めてだよ!嬉しい♪」

「でも、それが本来のミウだから。覚えが良い方じゃないって
言われたことは、忘れてね」

「はい。分かりました」

「よろしい(笑)」

「こうやって、アトランティーナと話していると、
どんどん自分に対する考えっていうか、私ってこんな人って思ってたのが、
どんどん変わっていく。もちろん、良い方に。

アトランティーナに会う前は、なんの取り柄もない人間だって思ってたけど、
今は、ちょっと違う。それに、自分を大切にする重要性とかも少しだけど、
分かってきたような気がするし。アトランティーナと出会って、本当に良かった。
会いに来てくれたこと、めっちゃ感謝してる」

「ミウは、素晴らしい。私は、昔も今も、そう思っているわ。
それを信じても良いんじゃない?何が素晴らしいとか、理由なんて要らないのよ。
なんでも理由をつけたがるけど、本当は、理由なんて要らないものだし、
重要ではないのよ」

「そうなんだね。今なら、その意味が分かるような気がする」

「そう、それなら良かったわ。じゃ、今夜は、この辺で大丈夫かしら?」

「うん、大丈夫」

「じゃ、またね。おやすみなさい、ミウ」

「おやすみなさい、アトランティーナ」

<次回へ続く>
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