ドラゴンレディーの目覚め

莉絵流

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第2章 守護天使!?

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アトランティーナが阿刀田 蘭子部長として、
私の部署に来てから、もう1年になる。
ってことは、出会ってからはもう1年以上も経ってるってことなんだ!
あっという間だったとも思うし、長かったとも思う。

私が思ってたことが、ことごとく覆されていった1年だったな。
例えば、大きく変わる時って、家も会社も何もかもを
入れ替えないと無理って思ってたの。

でもね、家も引っ越したワケじゃないし、会社も変わってないし、
部署もそのままなのに、私の日常は、めちゃめちゃ大きく変わったんだよ。
ホント不思議。気持ちが変わると環境が変わるって本当なんだね。
全ては、自分の内側でコントロールされてるんだって、
今は実感レベルで理解してる。

もっと驚きなのは、なんと、アトランティーナが、
私と同じマンションに住んでるってこと!
最初、聞いた時、冗談かと思ったから(笑)
しかも隣だよ!ビックリじゃない?(苦笑)

だから、ほとんど一緒に暮らしてるみたいな感じ(^^;;
夜ご飯は、お互いに予定がない限り、一緒だし、
週末もほとんど一緒に過ごしてる。
色々な話をして、相変わらず、色々なことを教わってるよ。

だけど、また、不思議なことがあって・・・。
それはね、私、誰かと一緒に住むとかって、あり得ないって、
ずっと思ってたの。どんなに親しくても、
絶対に気遣っちゃうタイプだから、疲れちゃうんじゃないかなって。
でも、違うんだってことに気づかせてもらった。

だって、アトランティーナとずっと一緒にいるけど、
全然、疲れないんだよね(笑)
私は、アトランティーナのこと、大好きなだけじゃなくて、
尊敬もしてるから、もしかしたら、一緒に居たら
疲れちゃうんじゃないかなって思ってたから、
めっちゃ不思議。アトランティーナに話したら、

「それは、相性の問題ね」

って言われた。好きな気持ちと相性の良し悪しは関係ないんだって。
逆に嫌いだと思ってても相性が良い相手とは、
いずれ気持ちが通じ合うこともあるんだってさ。へぇ~って感じだよね?

お陰さまで、アトラン国に居た頃の記憶も蘇りつつある。
今の生活とは、まるで違ってた。何が一番大きいかっていうと、
天使とか、女神とか、アセンデッド・マスターとか、精霊とか、
現代では、おとぎ話にしか登場しない存在が、
わんさか居たってこと。魔法もあったしね♪

でも、現代でも子供の頃には、天使や妖精が見えてた人もいるじゃない?
それが大人になると見えなくなっちゃう。
それは、社会がそういう存在は居ないって決めつけてるから、
見えちゃいけないっていう圧力っていうのかなぁ、
そういうのがあるから見える自分を否定していくうちに

本当に見えなくなっちゃうんだと思うんだよね。
別に見えても良いと思うんだ。
だって、見えたり、交流が持てた方が、もっと生きることが楽になるし、
楽しくなると思うんだよね。あなたは、どう思う?

でもね、朗報もあるの。アトランティーナが言うには、見えてなくても、
3人の守護天使が必ず生まれた時から死ぬまで、ずっと傍に居てくれるんだって!
しかも、天使とか、そういう目に見えない存在を信じてる人や好きな人には、
3人だけじゃなくて、もっと多くの守護天使が傍に居てくれるらしいよ。
ちなみに、私には7人の守護天使が傍に居るんだって♪

子供の頃から天使とか、神さまとか、妖精とか、大好きだったんだよね♡
だからかもしれないし、過去生で、慣れ親しんだ存在だから、
多めに付いてくれたのかも♪

守護天使って、アトランティーナみたいにエネルギー体だし、
男女の区別もないんだって。
だから、名前もないんだけど、名前があった方が仲良くなれるじゃない?
そういう場合は、「名前を教えて」って聞くと教えてくれるんだって。
スゴくない!?見たかったら、「姿を見せて」って言えば、現れてもくれるって!

しかも、こちらが見たいと思ってる姿で現れてくれるから、
ガッカリすることもないみたい。

頭の上に輪っかを乗っけてる姿をイメージしたら、
その通りの姿で現れてくれるし、めっちゃイケメンをイメージしたら、
その時もめっちゃイケメンの姿で現れてくれるらしいよ。
一度、試してみても良いかもね♪

ちなみに、私は、今のところ、アトランティーナやチェリーが
傍に居てくれるせいか、あんまり興味なくて(苦笑)

でも、アトランティーナやチェリーとは違ったところで、
フォローしてくれてるみたい。
私から言わせて貰えば、アトランティーナやチェリーも
守護天使みたいなもんだからね。
でも、超好みのイケメンだったら、ちょっと会ってみたいかもね(笑)

ところで、色々なことを教えてくれたアトランティーナだけど、
人間として留まるのは、もうお終いにするんだって(涙)
楽しかったんだけどなぁ・・・。
会社には、海外に行くことになったって言うらしい。

せっかく、部の雰囲気も良くなったし、新規クライアントも増えたし、
業務拡大にも繋がって、仕事のやり甲斐も感じ始めてたのに、
たった1年って・・・短過ぎるよね。

でもこれで、アトランティーナとの関係が
終わっちゃうワケではないみたいだから、それは安心。
これからは、前みたいにエネルギー体として、私の傍に居てくれるって。
ただ、毎晩、現れてってことはしないって言ってたけどね(苦笑)

実は、今日が阿刀田 蘭子部長の最終日なの。
泣いちゃうかもっていったら、大笑いしてたけど、
本当に泣いちゃうかも・・・(涙)

エネルギー体になっても、話は出来るんだけど、
やっぱり人として目の前に居てくれると安心するっていうか、
頼もしいっていうか・・・。

アトランティーナは、肉体を持っていない方が、
いつでも、どんな時でも私のフォローが出来るから良いって言うんだけどね。
確かにそうかもしれないけど、私は、人として傍に居て欲しかったなって、
まだ思ってる。

だから、今夜がアトランティーナとの最後の夜ご飯になるの。
もう、部屋は引き払っちゃったからね。
でも、イヤな予感もしてるんだよね(苦笑)
だって、最後の夜に何も言われずに去って行くって、ないと思わない?

まだ何も言われてないけど、何かしらの課題っていうか、
ミッションみたいなやつ、言われるような気がするの(汗)
もちろん、私がハッピー・タイフーンの目になるっていう課題は、
ずっと続いてるんだけど、それを補強するためっていうか、
より確実にクリアするために私が身につける必要があることを
得るためっていうか、私が今よりももっと成長するためっていうか、
あると思わない?

ま、なにはともあれ、とりあえず、会社に行って来ま~す。
あっ、そうだ!チェリーに聞いてみよっ!

会社に行く電車は、相変わらず座れて、
のんびり身体を休めながらの通勤が続いていて、とっても感謝してる。
この時間がチェリーとの会話タイムだしね♪

「チェリー、おはよう」

「おはよう、ミウ。今日も調子良さそうだね」

「うん、元気だよ。
ところで、チェリーはアトランティーナから何か聞いてない?」

「えっ、何を?」

「アトランティーナ、今日が人間最終日じゃない?
また、エネルギー体に戻るでしょ?
それに際して、私に新しい課題を与えるみたいな話、聞いてない?」

「う~ん、特には聞いてないけど・・・。どうして?」

「だって、あのアトランティーナが何も課題を出さずに、
このまま見えない存在になるって、あると思う?私はないと思うんだけどなぁ」

「まぁ、そう言われればって感じもするけど。何か問題でもあるの?」

「ううん、特に問題はないけど、言われるとしたら、どんな課題かな?と思って。
チェリーが知ってるなら、先に聞いて、心の準備をしておこうかなって思ったの」

「なるほどね。今のところ、私は何も聞いてないよ。
ただ、このまま私がミウの傍に残るかどうかも分からないかな」

「えっ、どういうこと!?」ヤバっ、声が出そうになっちゃった(汗)
声は、かろうじて抑えることが出来たけど、身体は確実に動いちゃった(苦笑)
隣の人が見てる(汗)寝たふりしとけばいっか(笑)

「ミウ、大丈夫?」

「うん、なんとか(汗)でも、なんでチェリーが居なくなっちゃうの?
アトランティーナが人じゃなくなっちゃうのと
チェリーが居なくなっちゃうのって、関係なくない!?」

「私が呼ばれたのは、アトランティーナが人間になることで、
フォロー出来ないところが増えてしまうからなの。
だから、アトランティーナがまたエネルギー体になれば、私の役目は終わるのよ」

「えっ、別にチェリーが傍に居ても良いじゃない!
チェリーに会えなくなるの、寂しいから、イヤだよ!」

「ミウ、ありがとう。でも、アトランティーナが決めることだから・・・」

「そうかもしれないけど・・・」

「大丈夫。アトランティーナは、とっても愛情深いし、
いつでもミウと私の最善を考えてくれるから、アトランティーナに任せよう」

「うん、そうだね」

「じゃ、ミウ、そろそろ着くでしょ?また、お話ししようね♪」

「うん、チェリー、ありがとう!またね♪」

<次回へ続く>
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