34 / 297
より深く知るために
しおりを挟む
帰って来て、お腹空いてたけど、今日の新部長の報告がしたくて、
先に話しちゃった。アトランティーナも気になってたみたいだし。
う~、もうダメだぁ~。お腹空いたぁ~🌀
「ね、アトランティーナ、お腹減ったよぉ~」
「そうね、ごめん。食べてから聞くつもりだったのに・・・。
すぐ用意するね。もう出来てるから」
「ありがとう。いや、私も報告したくてウズウズしてたから、
アトランティーナのせいじゃないよ。でも・・・もう限界かも(笑)」
「そうよね。私もお腹空いてるもの。すぐだから、ちょっとだけ待ってて」
「うん、私も何かお手伝いする。ここにあるの、持ってって良いの?」
「あっ、お願い」
いつも平和な夕ご飯。アトランティーナが作る料理は、本当に美味しい。
そんなにお金かけてるワケじゃないのに、いっつも彩り鮮やかで、
味だけじゃなくて、見た目もキレイなんだよね。
私もこういう料理が作れるようになりたいなぁって、密かに思ってたりする。
今度、アトランティーナに教わろうかな♪
食事を終えて、コーヒー・ブレイクをしていた時、
急にアトランティーナの目が輝いた。イヤな予感しかない。
何言い出すんだろう?
出来れば、こういう時は流したいんだけど、流せないよねぇ・・・私じゃ(苦笑)
「ね、ミウ、聞きたいことがあるんだけど」
「アトランティーナの目が、さっきキラッと輝いたんだよね。
イヤな予感しかしないんだけど・・・聞きたいことって、な~に?」
「イヤだ、ミウ、鋭くなっちゃって(笑)大したことじゃないわよ。
あのね、ミウは、どういう男性が好みなのかなと思って。それが聞きたいの」
「えっ、なんで?」
「そろそろ次のステップに進もうかなって思っているから」
「次のステップと私の好みの男性と関係があるの?」
「ええ、大アリよ!だって、次のステップは恋愛だから♪」
「恋愛!恋愛が次のステップってどういうこと!?」
「ミウ、恋愛を軽んじていない?もしくは、バカにしてるっていうことはない?」
「バカにしてるワケじゃないけど、恋愛なんて意味があるのかなとは
思ってるかもしれない」
「それは困ったわね。恋愛でしか得られないこと、たくさんあるのに」
「恋愛から得られるものっていったら、キュンとか、ドキドキとか、
そういう類のやつだよね?」
「違うわよ!恋愛から得られるものは、
ミウが本当の意味でハッピー・タイフーンの目になることに
役立つものなのよ」
「どういうこと?全く分かんない」
「恋愛って、感情のぶつかり合いでしょ?エゴが出まくるのが恋愛。
その中で、自分が自分に対して、どう思っているのか、
どう感じているかということが如実に表れてしまうのが恋愛なの。
だから、恋愛を通して、愛についてはもちろんのこと、自分に対して、
どう向き合っているのかも分かってくるのよ」
「全然、分かんない」
「う~ん、そうね。例えば、今のミウは、あまり怒らなくなったでしょ?
怒りの裏側には恐れがあることも知っているから、腹が立った時、
『何を怖がっているの?』って聞く習慣もついたと思うの。
でもね、恋愛では、分かっていても自分を制御することが出来なくなるのよ。
そこで、もう一歩深く、自分と向き合う機会を得られるの。
だから、今よりももっと深く自分を知ることが出来るのよ」
「なるほど。確かに、私に彼氏がいたのって、もうずいぶん前のことで、
あの頃の私と今の私とでは別人くらい違うから、
今だったら、どうなるのかなっていう興味はあるかも」
「いいじゃない。まずは、その興味から始めてみない?」
「そうね・・・。イヤだって言っても始まるんでしょ?だって、課題だもんね」
「ま、そういうことね。で、どういう男性が好みなの?」
「誠実な人が良いかな。ウソつかない人。あと、経済的に自立してる人。
浮気しない人。あとは・・・何だろう?」
「見た目は?」
「背が高い人が良い!175cm以上で、痩せ型で、色白で、
お尻と顔は小さい人が良いな。あと、唇は薄めで、
目は切長じゃなくって、まん丸の人が良い!
あっ、あと、サラリーマンっぽくない人が良いかも。
会社の言うなりになってる人はイヤだね。それと趣味を持ってる人が良いなぁ」
「見た目って言ったら、色々出て来たわね。
ふぅ~ん、意外とイケメンが好みなのね。ミウも女の子ってことで、
ちょっと安心したわ」
「もう、女の子っていう歳じゃないけどね(苦笑)」
「ほら、もう出た!もう女の子っていう歳じゃないっていうのは、自虐よね?
前にも話したけど、肉体は借り物で、人の本当の姿はエネルギー体。
肉体は“物”だから時間が経てば、当然、劣化するもの。
だけど、エネルギー体が劣化することはないの。
なのに、年齢が若い方が価値があるという認識があるのよね。
ほら、ミウも一般的な価値観を受け容れてしまっているじゃない。
他のことでは、年齢で区別することなんてないはずなのに、恋愛となると
世の中の価値観に流されているってこと、今、気がついたんじゃない?」
「あっ、そっか。気がつかないうちに周りの価値観に流されてたんだね。
うわっ、こうやって、一つずつ見直していくんだ。
なんか、恋愛が怖くなってきたかも(汗)」
「怖いことはないでしょ。ただ、ミウの現状を知っていくことが大切。
そして、修正していくだけのこと。
今までだって取り組んできたじゃない?それと同じことよ」
「なんか、恋愛する意味が少しだけど、分かったような気がする」
「じゃ、前向きに取り組むってことで良いわね?」
「は、はい・・・。うわぁ~、なんかイヤな予感しかしないんですけど」
「大丈夫よ!私を信じて。いきなり、難しいことはしないから。
少しずつ、進めていきましょう」
「うん、分かった。で、私は何をしたら良いの?」
「何もしなくて良いわ。
ただ、自分の直感、感情に素直になるということだけ、
意識してくれていればOKよ」
「それは、いつもと変わらないよね?」
「そうね。でも、ちゃんと自分の直感や感情に素直に行動することは出来ている?
時には『違うなぁ』って思いながら、やっていることはない?」
「・・・あるかもしれないです」
「それをやめるということを約束してください」
「はい、分かりました」
「って言っても、きっとミウは、素直に動けないと思うけどね(笑)」
「やる前から、そういうこと言うのってダメなんじゃないの!?」
「そうね、ごめんなさい。じゃ、明日から始めるわよ。良い?
ミウが自分の直感と感情に素直に行動するということを忘れないでね」
「なんか、緊張してきた(汗)」
「緊張しちゃダメよ。緊張すると・・・」
「直感が閃かなくなるんでしょ?」
「そう。それに、感情も見失ってしまうから、
深呼吸することを忘れないで、いつでもリラックスよ」
「はい!しっかり取り組みたいと思います(笑)」
「良い心がけね。じゃ、今夜も早めに休みましょう」
「じゃ、シャワー浴びて来るね」
「お先にどうぞ」
「ありがとう」
<次回へ続く>
先に話しちゃった。アトランティーナも気になってたみたいだし。
う~、もうダメだぁ~。お腹空いたぁ~🌀
「ね、アトランティーナ、お腹減ったよぉ~」
「そうね、ごめん。食べてから聞くつもりだったのに・・・。
すぐ用意するね。もう出来てるから」
「ありがとう。いや、私も報告したくてウズウズしてたから、
アトランティーナのせいじゃないよ。でも・・・もう限界かも(笑)」
「そうよね。私もお腹空いてるもの。すぐだから、ちょっとだけ待ってて」
「うん、私も何かお手伝いする。ここにあるの、持ってって良いの?」
「あっ、お願い」
いつも平和な夕ご飯。アトランティーナが作る料理は、本当に美味しい。
そんなにお金かけてるワケじゃないのに、いっつも彩り鮮やかで、
味だけじゃなくて、見た目もキレイなんだよね。
私もこういう料理が作れるようになりたいなぁって、密かに思ってたりする。
今度、アトランティーナに教わろうかな♪
食事を終えて、コーヒー・ブレイクをしていた時、
急にアトランティーナの目が輝いた。イヤな予感しかない。
何言い出すんだろう?
出来れば、こういう時は流したいんだけど、流せないよねぇ・・・私じゃ(苦笑)
「ね、ミウ、聞きたいことがあるんだけど」
「アトランティーナの目が、さっきキラッと輝いたんだよね。
イヤな予感しかしないんだけど・・・聞きたいことって、な~に?」
「イヤだ、ミウ、鋭くなっちゃって(笑)大したことじゃないわよ。
あのね、ミウは、どういう男性が好みなのかなと思って。それが聞きたいの」
「えっ、なんで?」
「そろそろ次のステップに進もうかなって思っているから」
「次のステップと私の好みの男性と関係があるの?」
「ええ、大アリよ!だって、次のステップは恋愛だから♪」
「恋愛!恋愛が次のステップってどういうこと!?」
「ミウ、恋愛を軽んじていない?もしくは、バカにしてるっていうことはない?」
「バカにしてるワケじゃないけど、恋愛なんて意味があるのかなとは
思ってるかもしれない」
「それは困ったわね。恋愛でしか得られないこと、たくさんあるのに」
「恋愛から得られるものっていったら、キュンとか、ドキドキとか、
そういう類のやつだよね?」
「違うわよ!恋愛から得られるものは、
ミウが本当の意味でハッピー・タイフーンの目になることに
役立つものなのよ」
「どういうこと?全く分かんない」
「恋愛って、感情のぶつかり合いでしょ?エゴが出まくるのが恋愛。
その中で、自分が自分に対して、どう思っているのか、
どう感じているかということが如実に表れてしまうのが恋愛なの。
だから、恋愛を通して、愛についてはもちろんのこと、自分に対して、
どう向き合っているのかも分かってくるのよ」
「全然、分かんない」
「う~ん、そうね。例えば、今のミウは、あまり怒らなくなったでしょ?
怒りの裏側には恐れがあることも知っているから、腹が立った時、
『何を怖がっているの?』って聞く習慣もついたと思うの。
でもね、恋愛では、分かっていても自分を制御することが出来なくなるのよ。
そこで、もう一歩深く、自分と向き合う機会を得られるの。
だから、今よりももっと深く自分を知ることが出来るのよ」
「なるほど。確かに、私に彼氏がいたのって、もうずいぶん前のことで、
あの頃の私と今の私とでは別人くらい違うから、
今だったら、どうなるのかなっていう興味はあるかも」
「いいじゃない。まずは、その興味から始めてみない?」
「そうね・・・。イヤだって言っても始まるんでしょ?だって、課題だもんね」
「ま、そういうことね。で、どういう男性が好みなの?」
「誠実な人が良いかな。ウソつかない人。あと、経済的に自立してる人。
浮気しない人。あとは・・・何だろう?」
「見た目は?」
「背が高い人が良い!175cm以上で、痩せ型で、色白で、
お尻と顔は小さい人が良いな。あと、唇は薄めで、
目は切長じゃなくって、まん丸の人が良い!
あっ、あと、サラリーマンっぽくない人が良いかも。
会社の言うなりになってる人はイヤだね。それと趣味を持ってる人が良いなぁ」
「見た目って言ったら、色々出て来たわね。
ふぅ~ん、意外とイケメンが好みなのね。ミウも女の子ってことで、
ちょっと安心したわ」
「もう、女の子っていう歳じゃないけどね(苦笑)」
「ほら、もう出た!もう女の子っていう歳じゃないっていうのは、自虐よね?
前にも話したけど、肉体は借り物で、人の本当の姿はエネルギー体。
肉体は“物”だから時間が経てば、当然、劣化するもの。
だけど、エネルギー体が劣化することはないの。
なのに、年齢が若い方が価値があるという認識があるのよね。
ほら、ミウも一般的な価値観を受け容れてしまっているじゃない。
他のことでは、年齢で区別することなんてないはずなのに、恋愛となると
世の中の価値観に流されているってこと、今、気がついたんじゃない?」
「あっ、そっか。気がつかないうちに周りの価値観に流されてたんだね。
うわっ、こうやって、一つずつ見直していくんだ。
なんか、恋愛が怖くなってきたかも(汗)」
「怖いことはないでしょ。ただ、ミウの現状を知っていくことが大切。
そして、修正していくだけのこと。
今までだって取り組んできたじゃない?それと同じことよ」
「なんか、恋愛する意味が少しだけど、分かったような気がする」
「じゃ、前向きに取り組むってことで良いわね?」
「は、はい・・・。うわぁ~、なんかイヤな予感しかしないんですけど」
「大丈夫よ!私を信じて。いきなり、難しいことはしないから。
少しずつ、進めていきましょう」
「うん、分かった。で、私は何をしたら良いの?」
「何もしなくて良いわ。
ただ、自分の直感、感情に素直になるということだけ、
意識してくれていればOKよ」
「それは、いつもと変わらないよね?」
「そうね。でも、ちゃんと自分の直感や感情に素直に行動することは出来ている?
時には『違うなぁ』って思いながら、やっていることはない?」
「・・・あるかもしれないです」
「それをやめるということを約束してください」
「はい、分かりました」
「って言っても、きっとミウは、素直に動けないと思うけどね(笑)」
「やる前から、そういうこと言うのってダメなんじゃないの!?」
「そうね、ごめんなさい。じゃ、明日から始めるわよ。良い?
ミウが自分の直感と感情に素直に行動するということを忘れないでね」
「なんか、緊張してきた(汗)」
「緊張しちゃダメよ。緊張すると・・・」
「直感が閃かなくなるんでしょ?」
「そう。それに、感情も見失ってしまうから、
深呼吸することを忘れないで、いつでもリラックスよ」
「はい!しっかり取り組みたいと思います(笑)」
「良い心がけね。じゃ、今夜も早めに休みましょう」
「じゃ、シャワー浴びて来るね」
「お先にどうぞ」
「ありがとう」
<次回へ続く>
0
あなたにおすすめの小説
私と子供より、夫は幼馴染とその子供のほうが大切でした。
小野 まい
恋愛
結婚記念日のディナーに夫のオスカーは現れない。
「マリアが熱を出したらしい」
駆けつけた先で、オスカーがマリアと息子カイルと楽しげに食事をする姿を妻のエリザが目撃する。
「また裏切られた……」
いつも幼馴染を優先するオスカーに、エリザの不満は限界に達していた。
「あなたは家族よりも幼馴染のほうが大事なのね」
離婚する気持ちが固まっていく。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
迎えに行ったら、すでに君は行方知れずになっていた
月山 歩
恋愛
孤児院で育った二人は彼が貴族の息子であることから、引き取られ離れ離れになる。好きだから、一緒に住むために準備を整え、迎えに行くと、少女はもういなくなっていた。事故に合い、行方知れずに。そして、時をかけて二人は再び巡り会う。
金の羊亭へようこそ! 〝元〟聖女様の宿屋経営物語
紗々置 遼嘉
ファンタジー
アルシャインは真面目な聖女だった。
しかし、神聖力が枯渇して〝偽聖女〟と罵られて国を追い出された。
郊外に館を貰ったアルシャインは、護衛騎士を付けられた。
そして、そこが酒場兼宿屋だと分かると、復活させようと決意した。
そこには戦争孤児もいて、アルシャインはその子達を養うと決める。
アルシャインの食事処兼、宿屋経営の夢がどんどん形になっていく。
そして、孤児達の成長と日常、たまに恋愛がある物語である。
女の子がほとんど産まれない国に転生しました。
さくらもち
恋愛
何番煎じかのお話です。
100人に3~5人しか産まれない女の子は大切にされ一妻多夫制の国に産まれたのは前世の記憶、日本で亭主関白の旦那に嫁いびりと男尊女卑な家に嫁いで挙句栄養失調と過労死と言う令和になってもまだ昭和な家庭!でありえない最後を迎えてしまった清水 理央、享年44歳
そんな彼女を不憫に思った女神が自身の世界の女性至上主義な国に転生させたお話。
当面は2日に1話更新予定!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる