ドラゴンレディーの目覚め

莉絵流

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やってみなきゃ分からない

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小さいお店なんだけど、いや、小さいお店だからなのかな?
なんか、落ち着くんだよね、この店。
ランチタイプだと、ランチの後でお茶に寄る人とかいるから、
ちょっと混雑してたりするけど、13時を回ると空いてるはずなんだけど・・・。
ほらね、ほとんどお客さんがいない。良かった。ここなら、落ち着けるね。

「いらっしゃいませ」

お水とメニューを持って来てくれたスタッフさんが、私の顔を見て、

「お久しぶりです!しばらくいらっしゃらなかったじゃないですか。
また来てくださって嬉しいです♪」

「えっ、覚えててくれたんですか?」

「はい。今日はっていうか、今くらいからは空いてる時間帯なので、
ゆっくりしてってくださいね。また後で、注文伺いに来ます」

「ありがとうございます」

なんでもない会話に救われる気がした。
それに、覚えていてくれたってことが、なんか嬉しかったのは事実。
張り詰めてたハートが少し、緩んだ気がして、それまで呼吸が
浅かったことに気がついた。たったそれだけのこと、
本当に些細なことで、人の気持ちって楽になったり、
救われたりってあるんだね。

自分の中で起こっていることをこうして客観的に観察することが
出来るようになったのって、やっぱり、アトランティーナのお陰なんだよね。
今、自分は何を思っていて、何を感じているのか。
そんなこと、あんまり考えないでしょ?イヤな気分になったとしても、
単に『イヤだ』って思うだけで、何がイヤなのかって、
原因を探ることはしなかったし、もしかしたら、今、自分が『イヤだ』
って思ってるってことさえ、気がつかないでいたのかもしれない。

でも、その時、その時、自分が何を思っているのか、
何を感じているのかに敏感になると、次に何をしたら良いのかも分かるから、
便利って言い方が合ってるかどうか、分からないけど、
確認するクセはつけた方が良いと思う。

私は、このクセがついて良かったって思ってるから♪
まぁ、クセって言って良いのかどうか、分かんないけどね(笑)
とりあえず、まずは注文しないとね。と思ったら、
さっきのスタッフさんと目が合っちゃった(苦笑)

「お決まりですか?」

「はい。え~っと、アプリコットタルトのセットで、
飲み物はアイスラテでお願いします」

「アプルコットタルトのセットで、飲み物はアイスラテですね。
ケーキと飲み物は一緒の方が良いですよね?」

「はい。それで、お願いします」

「かしこまりました。少しお待ちください。
メニューは置いておきますか?」

「あっ、下げちゃって大丈夫です」

メニューを小脇に抱えて、一礼してくれた。
ずっと笑顔なんだけど、商業スマイルって感じじゃなくて、感じ良いな。
それに・・・またもや、背が高くてイケメンさんだ。
前に来てた時も居たみたいだけど、あんな人、居たっけ?

あっ、もしかしたら、アトランティーナに、どんなタイプが好みか聞かれて、
改めて考えて、言葉にしたから、【好みのタイプ】情報が私の無意識下に
インプットされて、【好みのタイプ】ファイルが出来たのかもね。

それで、そのファイルにある情報とマッチする人が目の前に現れると、
無意識下から「この人は、情報とマッチしています」って、上がってきて、
気がつくようになったのかもしれない!
なんか、そう考えると面白いね。って、自分のことなんだけどね(笑)

もし、『好みのタイプがいない!』って思ってるなら、
一度、好みのタイプを書き出してみると良いかも。
そしたら、私みたいに、【好みのタイプ】ファイルが出来て、
目の前に現れた時には、たぶん、気がつくよ。
騙されたと思って、やってみて欲しいな。

ふぅ~。お水飲んでるだけだけど、なんか、少し落ち着いて来たかも。
私、何がイヤだったんだろう。ちょっと振り返ってみよう。

レオンくんとアトランティーナが知り合いだってことは、
最初から分かってたでしょ。だから、二人が知り合いだって
聞いたところで、驚くことでもないワケだよね。

レオンくんとアトランティーナが知り合いで、
アトランティーナが私の課題のためにレオンくんを遣わしたってことも薄々、
勘づいていたワケだから、そこも問題ない。

だから、レオンくんが私の課題が恋愛だって知ってたことも
当然っちゃあ当然のことなワケだよね。うん、うん、そうだね。

レオンくんがそもそも人間じゃないってことも
アトランティーナの知り合いなんだから、驚くことでもないし、
最初から分かってたことだから、問題ないよね?

ただ、レオンくんが私の守護天使だってことは知らなかったんだ!
そこがショックだったのかな?

あっ、そういえば、レオンくん「僕ら」って言ってたよね?ってことは・・・
今後も私の前に私の守護天使が私の恋愛対象者として、目の前に現れるってこと?
あ~、ちゃんと聞いとけば良かったぁ・・・。
ま、これは、アトランティーナに聞くことも出来るし、いっか。
いや、よくないでしょ!だって、いちいち疑っちゃうよね。
『えっ、この人って、私の守護天使?』って。
それって、疲れそうだし、イヤだなぁ・・・。

あと、レオンくんに<騙されたような気分>って言ったんだよね、私。
でも、レオンくんもアトランティーナも私を騙してないよね?
じゃ、なんで、あんなこと言ったんだろう?っていうか、
なんで、そういう気分になったんだろう?

「う~ん・・・」

「あの・・・大丈夫ですか?」

「あっ、ごめんなさい(汗)大丈夫です」

「アプリコットタルトとアイスラテです。こちらに置きますね。
何か心配事ですか?」

「あ、いいえ。なんでもないんで(苦笑)」

「あの・・・もし、良かったら話、聞きますけど。
今日は、っていうか、今は、見ての通り、ヒマなんで(笑)」

「あっ、ありがとうございます。でも、もう少し自分で考えたいんで。
まだ、誰かに話せるほど、頭の中もまとまってないし・・・。
それに、めっちゃプライベートなことなんで(苦笑)」

「そうですよね!すみません。立ち入ってしまって。
僕は、以前、よくお見かけしていたので、知らない人っていう
感じがしなくって・・・。ほら、テレビでよく見る芸能人を
知っている人みたいに感じちゃうことってあるじゃないですか。
あれです、あれ(笑)じゃ、空いてるので、ゆっくりしていってくださいね」

「ありがとうございます!
芸能人っていうのは、ちょっと言い過ぎですけどね(笑)」

「いえ、芸能人って言っても良いくらい、ステキですから。
あっ、また、余計なことを・・・。すみません。気にしないでくださいね」

元気づけようとしてくれてるのかなぁ・・・。
私、そんなに元気なさそうなのかな?でも、まぁ、お世辞だと分かってても
一生懸命、褒めてくれようとしてることは通じたから、それは、ありがとうだね。

で?私は、なんで、こんなにモヤモヤしてるんだろう?
とりあえず、大好きなアプリコットタルトを先に食べようかな。
食べてから考えようっと。頭使う時って、糖分が必要だもんね。
ん!美味しい♪ここのアプリコットタルト、美味しいんだよね♪
味が変わってなくて良かった。ん~、癒されるぅ~。
なんか、少し元気になってきたぞ。美味しいものって、元気をくれるね。

さて、では再び、考察に入ります。
って、そんなに大袈裟なことじゃないんだけどね(笑)
うん、ちょっと気持ちに余裕が出て来た。

レオンくんのことについて、私が知らなかったことって、
レオンくんが実は、私の守護天使だったってことだけだったんだよ。
だったら、何も気分が悪くなるほどのことじゃないはず。

でも、実際、私の気分は、悪くなった。それって、どういうことなんだろう?
それに、レオンくんとアトランティーナが知り合いだったって
知ってたはずなのに、それも良い気がしなかったんだよ。えっ、なんで?

もしかして・・・私、レオンくんのこと、好きになりかけてたのかもしれない!
だから、私より先にアトランティーナとレオンくんが知り合いだったってことに
嫉妬したのかも!?

あと、私よりアトランティーナの方が魅力的だから、レオンくんの中で、
アトランティーナと私を比べてるんじゃないかって、勝手に思って、
それも気分が悪くなった原因なのかもしれない。

それと、レオンくんが私の守護天使だってことは、私が生まれた時から
レオンくんは、私の傍に居て、私を見ていたワケで、私の悪いとことかも
全部知ってるってことが、気まずかったっていうか、取り繕うことが
出来ないことに対する苛立ちみたいなもの?それが、イヤだったのかも。

レオンくんに対して、何の感情もなかったら、気にならないことが、
レオンくんに対して、好きっていう感情が芽生え始めていたから、
恥ずかしいのと、悔しいのと、いろんな感情が一気に押し寄せてきて、
自分の中で対処できなくなっちゃったのかも!?

あと、なんとなく、恋愛って頭の悪い女が夢中になるものって、
ずっと思っていたのかもしれない。だから、あえて恋愛を避けてきたし、
彼氏が出来ても、のめり込まないように、自分で制御していたのかも。

そんな私が今、自分の感情をコントロールできないくらいレオンくんのことが
気になっていることに嫌悪感を感じてる?恋愛ごときに惑わされて、
振り回されて、バカな女に成り下がったって、思っているのかも!?
それが、許せなくて、イライラしてるのかもしれない。

隣の部の女の子たちに、あんなこと言われたのも面白くなかったんだよね。
なんか、彼女たちから「アンタなんか、レオンくんに相応しくないんだから!」
って言われたような気がしたんだよね。
自分よりも年下で、若いことくらいしか取り柄のない、バカな女に
見下されたことが許せないって思ったんだよ、きっと。
完全な被害妄想なんだけど(苦笑)

あと、服装とか、メイクとか、そういう外見ばかりを気にして、
ろくに仕事もしないような女と同じ土俵の上に立たされたことも
気に入らないっていうか、ムカついたのかもしれない。
『アンタみたいなバカな女と私を一緒にしないでよ!』って、
心の奥深~いところで、叫んでいたのかもしれないね(苦笑)

あ~、あと、やっぱり私、アトランティーナに嫉妬してるんだ。
何をしても私より出来て、見た目もキレイで、そんなアトランティーナが
ずっとレオンくんのことを知っていて、アトランティーナのお願いを聞いて、
私の前に現れたことに苛立ちを感じたんだ!

でも、嫉妬するなんて、醜いってずっと思ってたから、その醜い感情を
抱いてしまった自分のことも許せなくて、自分に対して、
イライラして、ムカムカして・・・。自分に対する苛立ちだから、
どうすることも出来なくて、頭の中も心の中も
グチャグチャになっちゃったんだ、きっと。

う~ん、なんとなくだけど、私の心の中で何が起こったのかは、
見えてきた気がする。見えてきたのは良いことなんだろうけど、
知りたくなかったなぁ・・・。私の中に、こんなヘドロみたいな、
汚い感情が渦巻いていたなんて。めっちゃショック・・・。

こんな状態で、アトランティーナになんて会えないよ。自分が情けなくて、
アトランティーナに申し訳なくて、普通の顔して帰れるワケないじゃん!
それに・・・アトランティーナに、私がこんな感情を抱いていたなんて、
知られたくない!アトランティーナは、知ったとしても私のことを
怒ったりしないだろうし、嫌いにもならないと思う。
でも、自分で自分がイヤで、恥ずかしくて、いたたまれない。

それに明日、どんな顔して会社に行って、レオンくんと接したら良いのかも
分かんない。かといって、私がレオンくんを避けたら、
みんな、おかしく思うだろうし、だからといって、普通にしようと
思えば思うほど、逆にぎこちなくなりそうで、たぶん、周りも気づくよね。
もうっ、どうしたら良いの!?

いっそのこと、長期休暇でも取る!?
イヤ、ダメだ。だって、新規クライアントの案件があるもん。
でも、今の状態で、仕事に身が入るかって言われたら・・・。
ここは思い切って、体調不良を理由にして、休んじゃおうかな。

で、アトランティーナと顔を合わせてるのもキツいから、旅行とか行っちゃう?
でも、旅行に行くにしても荷造りしないとだから、一回は家に帰らなきゃだし、
それで、いきなり会社休んで旅行に行くなんて言ったら、
止められはしないかもしれないけど、理由は聞かれるよね?なんて答えるの、私?

っていうか、それって、ただの逃げじゃん。逃げても良いの、私?
ここで逃げて、後悔しない?いや、絶対するでしょ。
だったら今、しっかり自分の気持ちと向き合って、解決しなきゃなんじゃないの?
違う?これもまた課題なんだよ、きっと。
だから、ここで逃げちゃったら、前に進めないし、課題の意味がないでしょ!
だって、自分で、この課題に取り組むって決めたんだから。自分で決めたことは、
最後までやらないとっ!そうじゃなきゃ、私じゃないよ。

恥ずかしいことじゃないよ、きっと。気がつけただけ、「エライ!」って、
自分を褒めてあげなきゃ。学生時代に先生がこんなことを言ってたなぁ。

「勉強が苦手だっていう人は、何が分からないかが分からないから出来ないって
思うんですよ。でもね、分からないことが何かが分かれば、後は解くだけだから、
難しいことはないんです。なので、まずは、何が分からないのかを
考えてみてくださいね」

これって、勉強に限ったことじゃないよね。
だって、さっきレオンくんと一緒にランチしてた時は、
何がどうなっちゃってるのか分からなくて苦しかったけど、
今は、なんとなく原因が分かってきたお陰で、少しだけだけど
落ち着くことが出来てるじゃん。

頭の中も心の中もグチャグチャになってたさっきとは、全然違うよ。
だから、ここからは、一つずつクリアしていけば良いんだよ。っていっても、
言うは易しで、何を、どうしたら良いんだろう?全く分かんないや(苦笑)

でもまだ、時間はある。少しでもスッキリしてから、お家に帰りたい。
アトランティーナが待っているお家に・・・ね

「あのぅ・・・しつこくてすみません」

「あっ・・・」

「さっきから気になっちゃって仕方ないんですよ(笑)」

「えっ、そんなに深刻そうに見えます?」

「う~ん、っていうか、吐き出しちゃった方が楽になるかなと思って。
大きなお世話なんですけど」

「はぁ」

「いっつも笑顔で、その笑顔がとっても良くて、
元気をもらえるっていうか・・・。だから、塞ぎ込んでるのが、
気になっちゃうんですよね。すみません」

「いいえ、謝らないでください。なんか・・・ありがとうございます」

「僕じゃ、話し相手になれませんか?」

「だって今、仕事中じゃないですか。話し相手なんて・・・。
それに、お話したこともないし」

「あ~、僕、めちゃめちゃ怪しいですよね(笑)」

「いえ、怪しいとまでは言ってませんけど、いや、ちょっと怪しいかも(笑)」

「やっと笑ってくれた!(笑)やったー!(笑)」

「そんな・・・なんか、恥ずかしいじゃないですか(苦笑)」

「大丈夫ですよ。他にお客さん、いないですから」

「わっ、ホントだ!私、帰った方が良いですよね?」

「ううん、大丈夫。お店、ずっと開いてますから。気にしなくて良いですよ」

「ホントに?」

「はい。うちは、ブレイクタイムとかないんで、大丈夫です」

「なら、良かった」

「話してみませんか?気持ちがまとまってなくても、
話してるうちに気がつくこととか、あると思うんですよ。
僕で良かったら、吐き出してみませんか?」

「ここで?」

「別の場所でも良いですよ」

「だって、仕事中でしょ?」

「大丈夫ですよ。もし、良かったら、ですけど」

「まぁ、そうですね」

「OKですか?」

「あ、はい」

「この後って、何か予定あります?」

「いいえ、特には・・・」

「じゃ、ちょっと待っててもらえますか?すぐなんで!」

「あ、はい」

そう言うと、そそくさとお店の中に消えて行ったけど、
どういうつもりなんだろうね(苦笑)いつもの私だったら、
断固として断るところだけど、なんか、流されてしまった感がハンパない。
話し相手って言っても、何を、どう話せるっていうのよ。
いや、実は、好きになりかけた人が、実は、私の守護天使で、
とかって言っても「はぁ?」って感じだよね。やっぱり、断った方が良いよね。
って思いながらも、なんか、待ってる自分が居るんだよね。
どうしちゃったんだろうね、私?それだけ弱ってるってことなの?

「あっ、お待たせしました!じゃ、行きましょうか!」

本当に着替えて、出て来た!

「あの、仕事は?」

「店長に言って、上がらせてもらったから大丈夫です」

「それって、本当に大丈夫なんですか?」

「はい!僕が言うんだから、大丈夫です!」

「僕が言うんだからっていうのが、信用ならないんですけど(笑)」

「もっと、人のこと信じなきゃダメですよ!さぁ、行きましょう!」

なんか、勢いに押されるまま、お会計を済ませて、お店を出てしまった。
本当に大丈夫なんだろうか?ま、たまには、こんなことがあっても
良いのかもしれない。これも一つの冒険だと思えば良いのかな?
気分は勇者?そんなワケないかっ!(笑)

やってみなきゃ分からないことってあるもんね。グチャグチャ考えてたって、
答えが出るワケじゃあるまいし・・・。考えるより、まず行動!
それも、たまには良いかもしれない。なるようになる!
それに、もし行かない方が良いんだったら、私、分かると思うもん。
たまには自分を信じてみよう。
たぶん、これが、自分を信じるっていうことの初めの一歩になるんだよ、きっと。


<次回へ続く>
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